野洲川物語■南北両流跡探訪南流跡・3B |
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6.センター道路を遡る GoogleMap 普通、北流跡も南流跡も、左岸と右岸に旧堤防をトレースするように道路がついている。ところが、この区間はどういうわけか中央にも1本道路がついている。その意味はよく分からない。歩けば何か見えてくるかも分からないと、とにかく歩くことにする。 写真はJAおうみんちのメインの建物。この建物の反対側、駐車場をへだてて左岸跡。写真の左側、もう一つの駐車場をへだてて右岸跡ということになる。ちょうどカメラの後に、搬入業者の出入り口がある。手前斜めに見えているのが、これから歩くセンター道路ということになる。 おうみんち構内はずれから中央道路を見たところ。ビニールハウスの向こうに三上山が見えるという跡地なじみの風景ではあるが、この写真ではすでに画面の外。道はすぐに左へ曲がっていく。 道はすぐに直線になる。これは市道を越えるまで続く。両側は一応畑ということだが、実際には空き地としか見えない場所もある。 トラクターが農作業。奥には左岸沿いの桜並木。その向こうに三上山。日本の農作業も変わった。さほど広くないこの畑でもトラクター。中学生のころアメリカなどでは土地が広いからトラクターが必要だが、狭い日本では必要ないときいたことがある。いつのまにか時代が変わっていたことを実感する。 道路の左側(右岸側)を見たところである。広いクローバー畑の向こうに浜街道沿いの集落が見える。もちろんそれまでに、もう1本、右岸跡道路があるわけだが。 麦畑の向こうに守山北高校のトンガリ屋根が見える。このあたりのランドマークである。 写真46・市道?と交差 市道と交差する。車が走っているのが市道。左が浜街道、右が笠原町交差点である。 GoogleMap写真47・トンガリ屋根と三上山 市道を渡って、ナシ畑?の向こうにトンガリ屋根を見る。蛍の里と守山北高校。もう一つ校舎近くのメタセコイヤまでトンガリ屋根に見えるから面白い。 徐々に右へ曲がっていく。何でこんなところにこんなものがと思うような灯籠が建っている。 写真49・直線道路 振り返って右岸堤防跡を見る。ずーと続く森は旧右岸外側の堤防林かと思う。竹薮の下に続く低い堤防が旧右岸堤防だろう。もちろん高さは当時に較べてぐんと低くなっているはずだが。 新庄大橋畔から伸びてくる旧南流右岸堤防跡。道路の向こうに見える林は旧堤防林だろう。 写真52・側帯部にぶつかる 写真15で「川の底から・・・」と書いたところである。写真も同じもの。川の底からといえば、まさにいま歩いてきたこのセンター道路こそが、旧南流の川の底だったことになる。平坦化されてしまった今、どこを見ても川の底を想起するものはないが、たった一箇所、ここだけはそれが感じられるところである。旧南流の左右両岸を残して、その間を埋めた。その盛り土が眼前に見える。 写真53・側帯部新庄大橋畔 上の写真でバスが走っているところ、県道48号が坂を上り詰めて新庄大橋にさしかかるところである。盛り土は側帯部の右岸に当たる。 |
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