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付録:分水嶺総集編

南周りE・滝川流域/杉谷川流域

初稿UP:2022.02.25

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地図S05.滝川・杉谷川流域分水嶺地図
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 小野谷越え(写真左・国道307号)/(写真中・信楽高原鉄道)/(写真右・旧信楽道)
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  前ページの地図で、飯道山南斜面を下った分水嶺は、滝川と隼人川の間を通り抜けて小野谷越えに達する。ここは甲賀市水口町から同信楽町へ抜けるルートの峠で、旧信楽道、信楽高原鉄道、国道307号、新名神高速道路の4本がここを越えている(ただし、新名神はこの区間をトンネルで抜けるているため、風景としては表現されない)。
  分水嶺の東側を流れ下る滝川は、この小野谷越えで東へ向きを変え、甲賀市水口町と甲南町の境を流れて杣川に合流する。また、隼人川は西へ折れ、信楽町黄瀬で大戸川に合流する。前述の滝川は野洲川を経由して琵琶湖へそそぐが、大戸川は南郷洗堰の南で瀬田川へ注ぐ。行きつく先は同じだが、琵琶湖を経由するかしないか、そこのところが面白い。
  信楽道から見た滝川源流。右へ分かれていく滝川沿いの林道。ここを歩く予定をしていたが、通行止め。


  杉谷源流域へ

 小野谷越えを過ぎて杉谷源流域へ入る。単純に地図を見ると、東から杉谷川支流が、西から隼人川支流が伸びてきており、両者は手をつないでいるように見える。ここが塞がってしまうと分水嶺は袋小路に入ったことになり、飯道山頂上直下で滝川と隼人川との間に入ったことが間違いだったことになる。あーでもない、こーでもないと随分時間をとったが、万策尽きて、最後にもう一度その点を見直して、そこをつないでいるのは黒い一点鎖線(細い道)で、その線が川でないことに気がついた。現場地図拡大
  そのあともよく似た問題点が何箇所かあるが、注意して通過して三重県境(上の地図S05に示すP点)に達することができる。



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