top

N07.野洲川源流域

N0700A. 野洲川源流概観

取材:****.**
初稿UP:2016.08.20


前 項 次 項 中トビラへ


地図01 野洲川流域図  建設省近畿地方建設局琵琶湖工事事務所編 『野洲川改修計画概要』(S58.5)より
写真拡大

 野洲川を遡るとき、水口町酒人辺りで杣川を右に分ける。その後国道1号沿いに進み、土山町南土山、白川橋付近で田村川を右に分ける。そのあと青土ダム、野洲川ダムを越えて鈴鹿スカイライン沿いに御在所山の南西斜面に至る。
 このレポートでいう野洲川源流域とは、鈴鹿御在所山直下から発した流れが、国道1号白川橋付近で田村川と合流するまでの山間地域を指す。なお、あとで詳述するが、御在所山山頂は野洲川流域には含まれてはいない。北周り分水嶺は、在所山山頂から直線距離で170mほどの点で県境稜線に出合う。





地図702.野洲川源流域概念図 (国土地理院Web地図に加筆)
写真拡大

 野洲川上流部は大別して三つに分けられる。すなわち野洲川・田村川・杣川の三流である。上に述べたように、杣川は甲賀市南部の水を集め、湖南市との市境近くの酒人あたりで合流するためこの地図には現れない。したがって、左の地図は国道1号沿いを流れる田村川流域と甲賀市北部・野洲川最上部地域をまとめたものである。
 この地図に現れる峠道は全部で4つ、そのうち甲賀市から日野町へ市町境を越える峠として、県道41号が越える「頓宮越え」(私が勝手につけた名前)、それと御代参街道の「笹尾峠」、さらに甲賀市大河原から日野町平子へ抜ける「平子峠」の3本。残る1本は鈴鹿山系御在所山のすぐ南で三重県菰野町へ抜ける「武平峠」である。なお、頓宮越えと笹尾峠については、すでに前項大日川流域で取り上げている。また「武平峠」は鈴鹿山脈を越えて三重県へつながっているので、鈴鹿県境稜線の項で取り上げる。従って本項で取り上げる峠は「平子峠」のみということになる。




画面トップへ 中トビラへ