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N03.思川流域

N0300E. 思川を遡る・甲賀市域3

取材:2014.07
初稿UP:2014.12.31


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8.長徳橋から城之橋まで
地図105.高橋から長徳橋まで(国土地理院Web地図25000分の1)
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 長徳橋の坊谷川分岐(遡る立場から言っての分岐であって、実際の川の流れから言えば思川に坊谷川が合流する)に戻る。そこから県道178号沿いに約1Km、川の流れ沿いで約1,2Km上流の城之橋まで、比較的短い区間である。









写真261.坊谷川分岐
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 県道178号、長徳橋から坊谷川分岐点を見たところ。右側ヨシの向こうから流れてくるのが思川。川は右へ向かってカーブしていく。地図の「カーブ0」地点である。左、川幅いっぱいに草が生えているのが坊谷川。







写真262.右岸へ
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 GoogleMapによると左岸(県道178号側)に道があるように表現されているが、実際にははっきりしない。そこで県道を上流側へ歩き、右岸へ回ることにする。1つ上流側の橋に通ずる交差点。黒い軽が走っているのが県道、画面左端で信号待ちをしている黒のワンボックスが橋を渡ってきた車。この後信号を左折して思川へ。






写真263.橋の上から下流を見る
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 すぐに橋に出る。橋の上から下流を見たところ。左岸は新しい建物(体育館かと思われる)が建って、堤防上の道路はなくなっている。川の突き当りが0号カーブ。左へ曲がったところが長徳橋。







写真264.坊谷川合流点
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 坊谷川(右側から)との合流点である。奥に見えるのが長徳橋。カメラの左後ろが思川上流。画面奥が下流。画面右外が伴中山北交差点。白いクルマは県道178号を日野方面へ向かう。








写真265.合流点から上流を見る
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 上の写真の合流点から上流側を見たところ。奥に見える橋が先ほど渡ってきた橋。対岸(左岸)は歩けそうな雰囲気ではない。









写真266.比羅尾橋
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 先ほど渡った橋まで戻る。「ひらおばし」とのプレートがついている。ああそうか「平尾橋」かとひとり合点して他方のプレートを見ると、なに?、「比羅尾橋」だという。いつのころだったか、日本史の時間に出てきた「阿倍比羅夫」、”あべのひらお”だと思っていたら”ひらふ”だという。いくつになっても「比羅X」には泣かされる。





写真267.舗装道路
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 比羅尾橋から上流を見ると舗装道路が続いている。これなら楽勝やなと何も考えずにそのまま歩き始める。しかし、ガードレールが切れたところで舗装も切れる。舗装道路は何とかいう会社への進入路だった。






写真268.第2カーブ
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 まあそれはぼやいてもしゃーない。こんな道ならありがたい。何も文句言うことなし。対岸に伴谷幼稚園が見える。
 川の右左はややこしい。写真では左岸を歩いているように見える。実はこれが右岸。川の左右は流れの向きが基準になる。川をさかのぼる場合、左右が逆になる。





写真269.第3カーブ
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 上のカーブと同じに見えるが、こちらは第3カーブ。ダンプが走っているのが県道178号。当然その間が思川だけどヨシが茂って水面は見えない。前方に石が雑然と積み上げられている。








写真270.???
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 第3カーブを過ぎて第4カーブが近づく。と、???・・。考えてみれば当たり前だけど、今まで歩いてきたところはつい最近草刈りが行われたはず。それを何も考えずに当り前のようにして歩いてきた。しかし、人生そう甘くはない。未練たらしくさらに近づいてみたが、それで草がなくなるわけでなし。歩けといわれれば歩けないことはないが、トシもトシだし・・・・。





写真271.県道からの入り口
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 悩むほどではなかったけど、引き返すしか仕方がない。先ほどの第3カーブの石置き場のところまで戻ってきた。県道(赤いバスが走っている)から左岸への道が見える。これやなー。
 結局、比羅尾橋までの往復約1Kmロスしたことになったが、こういう現場歩きにはよくあること。





写真272.先ほど見た入り口
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 右岸をそのまま比羅尾橋までバックして、改めて県道を石置き場まで。先ほど下見してあるわけだから何の苦労もない。先ほど往復した道がすぐそこに見える。こんな念の入った探索はない。と調子にのって進むと・・・50mも行かない間に、再び草で通行止め。やっぱりあかんのか。右側に1mほど高くなっている部分がある。ここはどうなっているのかと駆け上ると、なーんや。別のしっかりした道がついていた。




写真273.県道から
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 しからばはっきりしたルートをと、いったん県道へ出て入り口の確認。手前の県道を左からやってきて、石置き場を過ぎてすぐを左へ折れればよかったわけ。それを対岸から見たものだから勇み足で手前を曲がってしまったから、一悶着が起きたということ。奥へ入っていくのが左岸ルートである。





写真274.左岸第4カーブ
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 改めて歩きなおす。すぐに対岸で引き返した点が見えてくる。対岸ほどではないけれど手前の道にも草が生えている。考えてみれば当たり前の話。人が歩かない道で対岸のように草が刈り取られている方がおかしい。







写真275.直線コース
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 第4カーブが終わって、このルート最長の直線部に入る。すぐに農業用水路に架かる簡易橋が見えてくる。
 さらに進んで橋の上から突き当りの森を見たところ。







写真276.農道合流
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 右から農道が合流してくる。T字路に立って合流して来る農道を見たところ。農道の突き当り、画面を左右に横切るのが県道178号。さらに奥へ坂を登っていくのが県道179号、水口町松尾につながる。







写真277.名無し橋近づく
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 名無し橋が近づいてくる。いわゆるネームプレートはついていない。簡易橋といったほうがいいかもしれない。次の写真に見るように、橋を渡った奥には2軒の家があるだけ。道はその奥へ続いているが、どこにつながっているかはわからない。







写真278.名無し橋
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 奥の二軒家につながる車1台分の橋である。橋を後ろにして県道178号(トラックが走っている)を見たところ。









写真279.名無し橋から上流を見る
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 名無し橋を渡って、二軒家の前から上流側を見る。堰が見えるが素人には働き読めず。ここのところ淡々と来たから絵になる風景である。長徳橋の下流にも同じような堰があったが・・・。








写真280.城之橋
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 きょうの終点は次の橋だが、堤防上は歩けそうにない。名無し橋につながる農道を経て県道を歩く。といっても大した距離ではない。たかだか200mちょっと。着いた橋が城之橋(見えている川は上流側)。「しろのはし」かと思っていたら、「じょうのはし」、下流側、先ほどの二軒家が見える。




写真281.XX川と合流
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 城之橋、カメラの後ろが伴中山交差点・長徳橋。走っているスカイブルーのクルマは日野方面へ。橋の下は思い川。右が上流、左下流。画面奥から流れてきたXX川(真正面に段差が見える)が橋の下流で思川と合流する。
 XX川の名称が分からない。この時点ではこの川に架かる橋を調べたら、川の名前はわかるとタカをくくっていたが、実際に確認した結果、橋そのものが見つからなかった。次項では「不詳川」として取り扱うことになる。





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