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1.概説 地図01.梅林越え周辺 さて「梅林越え」である。「西ゲート越え」と同様にこれも私がむりやり名付けた名称である。理由は、その横にある梅林に因む。
地図02.カシミール3D立体図 左の図は、三上山の北方、城山あたりの上空をポイントとして、西ゲート越えから梅林越えまでの間を中心に、その前後の分水界を見たところである。(分かりやすくするために、上下方向を1.5倍に拡大している)。
2.西ゲート越えから この項の本来の主旨は、分水嶺と交差する峠道を訪ねることである。しかし、もし可能なら分水嶺自体もたどってみよう。ということで、読んでくださる立場からすれば、何をやろうとしているのか分かりにくいと思う。そこはまあ、お許しいただいて、ここでは少しの間分水嶺探しをやったあと、「梅林越え」へ行くことにしよう。 写真01.里の家背後を登る 西ゲート越えを過ぎた分水嶺は、急に標高を上げる。それに沿う道はない。そんな状況を考えても、希望が丘道路を通すについて、「西ゲート越え」はかなり掘り下げられたではないかと推測できる。要するに切通しである。
写真02.里の家を振り返る 登りだしてすぐ右下に見える里の家を振り返ったところ。逆光なのと、手前の木が多いのとでわかりにくいが、瓦屋根の右に茅葺き屋根が見える。三上山は大きく指呼の間。 写真03.A峰・展望あずま屋さらに登ると、手前の林の向こうにA峰が見えてくる。左斜面を丹念に探すと小さく展望あずま屋が見える(下から3分の1ぐらいのところ。三角形の屋根)。こちらよりは高い位置に見える。 写真04.教育センター 木の段を上りきると、ほぼ水平な山道が下の県道と並行する形で続いている。どうもその上を通っている高圧線保守のための道らしい。林の向こうに教育センターのドームが見える。しかし、例によって視界は悪い。 写真05.ピークの岩 先ほど登りついたところまで引き返す。気にはなっていたがそのまま山道を進んでしまったのだ。改めてその岩を確かめる。無理すれば上れなくもないが、登っても視界は無理なようだ。地形的にはこれがこの小山のピークのようだ。道はその岩を巻くように、先ほどの山道とTの字をなすように続いている。 写真06.馬の背 岩のところまで行きその先はと見ると、見事な馬の背である。左は希望が丘、右は花緑公園・里の家側。これは間違いない。これをたどれば「梅林越え」へ出るはずだ。 3.梅林越えへ 写真07.里の家遠望 さて、改めて梅林越えへの道を歩いてみる。
写真08.里の家 県道へ下りて、「里の家」に近づいたところ。2台重なっているうちの前のクルマ、その右側が上で述べた小山への遊歩道入口。
写真09.里の家入口 里の家への入口である。地図1で標高155mとあるところ。左の石垣が約50cmほどの段差を見せているが、「梅林越え」までで、身体で勾配を感じる唯一のところである。 写真10.里の家 上の勾配を登りきったところである。「里の家」の標識があってすぐに中庭に続く。 写真11.里の家を振り返る 里の家の前からは体感的にはほとんど勾配は感じない。150mほど進んで振り返ると、自分の目の高さが、左流れの屋根のヒサシを超えているのが分かる。高さにして約1mぐらいは登っているのであろう。 写真12.梅林越え近づく 右奥に見える明るいところ、ここが梅林である。道奥の左、白い標識が立っているところが「梅林越え」。道の側溝は普段は水は流れていないが、雨の後などに見ると明らかに、歩いてきた向きと逆向き、すなわち里の家の方へ流れている。 4.梅林越え 写真13.梅林越え・里の家側 道がいったんとぎれるように見える。実は、その向こうの人物の様子で分かるように、「へ」の字状態で下り勾配で続いているのである。溝もそこのところでふさがれている。そこまでしなくても・・・とは思うのだが。と書くともっとものように思われるが、写真というのは難儀なもので、向こうの人物がいるところが水平で、手前がこちらに向かって下り勾配のようにも見える。そうなるとこの写真だけでは手の打ちようがない。ということで、左に見える岩の辺りからこの部分を撮った写真をご覧いただきたい。左が野球場、右が里の家である。
写真14.梅林越え・野球場側 野球場側から「梅林越え」を見たところ。先ほど登っていった人物が10mほど遠ざかった。足を注意してみると靴まで見える。カメラは人物のいる地面と同じ高さである。例のピンポイントの1点からの下り勾配で、私の身長分ぐらいは下っている、という勘定。片流れを実感してもらいたいがための1枚だが・・・。歩いている3人の場所に落ちた雨は花緑公園の桜池へ入り、小山川・大山川経由で野洲川へ、カメラの位置に落ちた雨は家棟川へ。次に出会うのは琵琶湖である。 写真15.つけ足し 野球場側の遊歩道からみたところ。2人組みの人物は野球場側から「梅林越え」へ向かって勾配を登っていくところ。 |
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