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秋 ICK
前回のIMGWさんとよく似た状況だが、日が違うのか時間が違うのか、光線がこちらの方が乏しい。曇ったのだろうか。いずれにしても巻きワラと、バックのワラ全体との区別がつきにくくなってしまった。一つにはバックに三上山を入れようとしたために、100%の順光線になってしまったためかと思われる。この絵は光線をよほどしっかり見極めないと難しいようだ。
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秋めく ND
カーブミラーのそばにコスモスが咲いていた。ミラーには色づいた田圃。面白い構成である。ミラーの写真はときどき見るが、コスモスを一緒に入れたのが成功した。ミラーの上半分をカットしたのもこの場合は正解だった。全部はいっていたら、野暮ったくなっていただろう。
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疾
走 IMGW
逆光での波の光ぐあいがいい。この場合望遠を使ったのが正解だった。荒波が圧縮されてより効果が出た。帆が半透明で完全なシルエットにならなかったのもよかった。とくに手前の帆の赤い色。モノクロームの中でこの色がきいた。バックの島影の濃淡の変化も望遠効果を助けた。いい写真である。
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取立山 TNK
怖い名前の山だ。借金があるものは行けない。岩の光具合、水の流れ、滝の写真としてはしっかり撮れている。葉の色が赤みがかってしまったが、オリジナルはもっと鮮やかな新緑。左に上下に並んでいる葉っぱが、右にあれば絵が安定したのだが、こればかりは思うようにはいかない。レンズの能力が許せば、上半分横位置でも絵になった。
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月下美人 KJM
月下美人 18 小嶋 伸治 月下美人をストロボ一発。中心部がやや飛びかげんなのがおしかった。ほんの少しストロボの光量を減らせるとよかったのだが。カメラによって光量を自動的に変化させるものや、手動で調節するものや、いろいろな手法がある。説明書を読むしか方法はない。デジタルは黒くつぶれた箇所は復活できるが、飛んでしまったものは処理のしようがない。飛ぶかな?と感じたら、その場で確認を。
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秋の花 NKMR-k
彼岸花半分だけで絵を作った。茎も見せていない。その昔ライフだったかTIMEだったか、女性の顔を半分だけで絵を作った有名な写真があった。それを思い出した。この場合、左上の花半分が主役だよということを理解さすために、右下に見える蕾はもうすこしぼけていた方がよかっただろう。
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八幡山より三上山 MTNM-0
八幡山からこのように見えますか。手前の山が結構目立つから、ロープウエーの中からか。その山の左半分が黄色くから見えるのは、ガラスによる不規則な反射か。左の方に見える4本柱。カントリーかな。隠れるようで隠れなかったのか。
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里 山 YMD
のどかな山村風景だ。光のぐあいも半逆光でうまくいった。とくに緑の美しさがいい。しかし、絵全体としてみると左と右に2軒ずつ別れてしまったのがちぐはぐだった。左下に人がいる。この絵の中ではちょっと小さい。ということで、左半分だけを縦位置にすると、人の大きさも生きてくるし、2つに別れた民家のアンバランスも解消される。結果として、両方の民家にこだわったことが無理の始まりだった。
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静 寂 ATRS
一歩、門を入れば時間が止まってしまったように…と表現される静寂。その感じ、いおうとしていることは分かる。と同時に絵を作るのに苦労したなという思いも強い。本当はもう少しカメラを下げて、屋根の先の鬼瓦まで入れたい。ところがそれをやると門の上の梁が入らなくなり、飛んだ空が広くなる。建物に対して庭も広い、これもカメラを下げた方がいい。ところがそれをやると、右の竹の柵が大きくなって邪魔をする。イヤハヤ難しいぞ。
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夜明け MRKM
夜明け、沖を行く船。空を飛ぶ鳥。材料は揃った。鳥はこの場合瞬間的に入ってきたもので、狙ったのではないと思うが、船は明らかに意識した。しかし船が沖を行くため、このように水面近くから見ると、ほとんどの場合水平線と重なってしまう。高いところから見ると、こういうことはないのだが、ここが難しいところ。船が港に出入りするときには何とかなるのだが。意地の悪いモンだ。
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朝日を浴びて TNZK
濃いブルーの水面に遠景の波が重なっている。そのところどころがピンク色に光る。TNZKさんは撮るときにその色を目で確かめたという。見事な観察眼だ。私などは、おそらく輪は見えても、色まで見極めることは出来ないだろう。手前に小さく飛び出しているレバーのようなものは、鮎の飛び跳ねたものというが、この場合はこれは不要ではないか。そこまで解説的にする必要はないだろう。明らかに鮎だと分かる場合は別だけど。
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岸 壁
YND
柱状節理で有名な兵庫県の玄武洞を思わせる。これはそこではないらしいが。ややアンダーぎみの露出にしたことで、ハイライトが生きた。暗いところに見える緑の草も生きている。いちばん下、細長く消えていくハイライトの面が黒に消えるまで見たかった。もうちょっとじゃないか。
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長浜城 HYS
城に大きな木をかぶせた。右下の桜は向こうにあるのだから、これは城の一部。だから、手前の木と城の建物だけの組み合わせだ。天守閣と枝との重なりを避ける。あと一歩前へ出るか、その場でカメラを下げるか、どちらでもよかったのではないか。
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夜景と花火 NKMR-m
まあなんと大正美人を見るようなか細い花火。下を見ると夜間空襲かと思わせる煙。題の「夜景・・」は花火も大事だけれどもそれ以上に夜景もという意味だろう。絵が先か題が先か分からないが、夜景が主になるにはちょっと荷が重すぎた。
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あひるの散歩 TKHT
アヒルとカモが波打ち際で遊ぶ。ここまで近づいても逃げないのは、なれているのだろう。カメラをアヒルの高さまで下げたのはOK。水平線を高く持っていったのもOK。おしかったのは、アヒルの首と重なった黒い何か。これは避けたかった。ということは、少し左へ回れば解決した。これによって、アヒルとカモも近づいて一挙両得。
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九月の広場 KDM
木がたばこを吸ってるぞ。この雲が右へ行くほど太くなって。木をもう少し大きくしてもいいのだが、葉っぱがあるからうっとうしいか。9月だから仕方がないが、木の葉がなかったら、それが自由になる。少々大きくしても絵としては耐えられる。その上、子供が2,3人駆けていくと絵になるぞ。
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初秋の水郷 NMR
いい光だ。とくに菅笠と櫓の線がいい。ただ、絵としては船の大きさも位置も平凡で、可もなく不可もなくというところ。とくに船の奥の水路に魅力がない。奥行きということで入れたのだろうが、むしろそれを捨てて、船から手前で絵を造った方がおさまりがよかったのではないか。
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睡蓮の花 YMMT-k
花一つだから、どこへ持っていくかで、ずいぶん迷ったのだろうな。初めての人はど真ん中に持ってくる。さすがそれは避けた。しかしまだおとなしすぎる。「花が一輪咲いていました。きれいでした」という感じを抜け出せない。たとえば、思い切って上と右をカットして、画面の右上の隅から花が画面を覗いているという絵にしてはどうだろう。
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光と草 MRSK
MRSKさん独特の感覚。たとえは悪いが、原爆実験の手前で頭をたれている野の草というイメージ。メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」(メシアンが第2次世界大戦の捕虜生活の中で作曲した作品)を思い出す。太陽が明るく本来生命につながるところが、飛んでしまったために死につながる。不思議なイメージである。
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高原の秋 KR
何とも不思議な写真である。高原には違いないし、秋であることも間違いないのだろうが、「高原の秋」というイメージは出てこない。静かに行く巡礼の行進のような、葬送行進曲でも聞こえてきそうな。不思議な写真である。
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日の出直前 TJMR
浮御堂から見た日の出前だとか。小さいプリントでは分からないが、大きく伸ばしてみると粒子が荒れているのが分かる。それが点描派の絵画を見るようで何ともいえず新鮮に見える。プロパティを調べてみれば、ISO3200、F141/2500秒 −1.3段階補正となっている。日の出前とはいえ、これだけの明るさだから普通に撮れば、あえて3200にしなくても撮れる明るさだと思うが、あえてそれをやって粒子を荒らした挑戦に拍手を送りたい。面白い意欲的な作品である。
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どこへ行く川蝉くん NGC
木に止まっていたのが、飛び立つ瞬間だという。目がきらっと光って生きている。今まさに振り下ろそうとする羽、それが微妙に振れて表情がある。羽に残っていた水分だろうか。わずかかだが、それが散っていくのまで見える。見事。
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映る INUE
「映る」という題だから、水に映っている竜のようなものがポイントだろうか。何かを狙った実験的な映像かとも思うが、この場合はちょっと邪魔なような気がする。折角花も葉も十分鑑賞に値するのだから、ここのところは常識的な水面の方がよかったのではないか。それとも何かの意図を私が理解できていないのだろうか。
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