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弁慶のかたうで NMR
「弁慶のかたうで」とは何かいわれでもあるのだろうか。見事なひかりの中で、上から1本の枝が下りて来る。なかなか味のある枝で見応えがある。と、ここまではいいのだが、バックの屋根が光を返して光っているのと、白っぽい空が、画面をぶちこわした。バックはこれしか手はなかったのかなー。 |
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根来寺の桜 HSMT
「根来寺の桜」ということだが、多宝塔がどっしりしていて、どう見ても桜は添え物。この絵で桜を主役にするにはちょっとしんどかった。しかし、題の云々さえなければ、かなり考えて桜を入れていることは感じられる。特に右上から来る枝は、軒の暗いところへ花をおいている。その計算は無駄ではない。
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桜
YMMT-k
琵琶湖岸の桜らしい。ヨットが一艘泊まっていて、その向こうにも何かが見える。岸から垂れ下がってきた枝を入れたのだろうか。この画面ではどちらが先かわかりにくいが、いずれにしても、横に寝てしまったのが苦しかった。もう少し斜めに入れたかった。ヨットがあるからカメラは傾けるわけには行かないから、斜めに下りてくる枝を探すしか手はない。 |
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AD’79年の轍 YMMT-j
どこか外国の古道らしい。一発で決めなければならない旅行写真で、これはうまくいった。この場合、白い石畳がメインである。それをドーンと大きくもってきた。多少の心得がないと一発ではここまでもってこれない。その道がわずかに右にカーブしていく、その暗いバックに白いシャツを着た人物がきいている。いい写真だ。
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馬に乗って MRSK
祭りの競馬神事らしい。見物人を前に若者が疾走する。バックの旗に「足伏走馬」とある。森の中での行事らしく、部分的に上から光が当たっている。どうも馬が陰に入ったところで、シャッターが切れたらしく、馬の表情が暗く砂ぼこりが白く飛んだのが惜しかった。 |
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桜の下で KR
花の下で語り合う和服の女性二人。二人の場所が陰の外だったのが幸いした。暗いバックからうまく浮き上がっている。画面全体を見ると左上の屋根らしい面が白いのが気にはなる。そこをカットすると絵としてのバランスが崩れるからしんどいところである。それともう一つ、カメラが傾いていたらしく、人物が左へ滑っていきそうなのが気にはなる。 |
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老木に華麗さ TJMR
暗い画面に桜の花が二輪。原画ではそれにつぼみらしきものがわずかに見えるのだが、小さなプリントでは無理かも知れない。手前、こちらを向いている花にピントがきっちり来ている。そういう点はいいのだが、全体としてみたときには、単純すぎたとの感がぬぐえない。 |
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花のゆり籠 NGC
青空をバックにメジロが一羽、あたかもブランコに乗ったように。さすが川蝉で鍛えた鳥の専門家。これぐらいは手慣れたものだろう。鳥が見つめている先が2本垂れ下がった枝なのも面白い。鳥がとまっている枝はどういう枝なのだろう。
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光射す INUE
フジか何かのつるが2本手前にあって、その向こうに光を受けた葉っぱがある。「光射す」という題は、わからなくはないがそれにしては2本のつるが強い。撮影時、対象物と光とがちぐはぐだったような感じがする。左を迂回している細いつるは味があるね。 |
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初春の日の出 ICK
野洲川の守山側。三上山と組み合わせてうまく撮れている。気になることをいくつか上げると、まず山のシルエットの下部が重い。左山裾のいちばん低いところで測って半分ぐらいまでカットする。右の葉をつけた木が邪魔。これをカットするのは難しい。左の木と山はもう少し近い方がいいか。いずれにしても再挑戦は来年だから、それまでに構図をチェックしておくとよい。 |
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桜 ND
なかなか味のある木だ。が、何となく絵が淡泊すぎる感じ。バックもブルー一色。もうちょっと変化がほしかった。贅沢をいうのではないが、どこかに白雲があってもよかったのに。
ということで、現状の絵で力を付けようとすれば、右の枝の先、花のない部分ぐらいをめどに、周囲をカットすると密度が上がる。
トリミング見本 |
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春らんまん IMGW
このパンフレットの小さい印刷でどこまで表現できるか分からないが、スクリーンに大伸ばしすると迫力が出るだろう。左斜めの幹がバックと重なって不明確にはなっているが、タテ1本がずばっと通って絵を支えている。 |
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私の散歩道 MTOK
きれいな小川の上、可憐に垂れ下がった桜の花。「私の散歩道」という題もいいね。川の水の美しさ、目で見るとよく分かっても、写真にすると難しい。それが水面の反射、水の透明感、底までの見通し、それらがすべてうまくいった。気になるのは、菜の花とのニアーミス。菜の花は左隅へ逃げた方がよかっただろう。黄色は結構強い。真ん中へもってくるとおかしなことになる。 |
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早朝の池 TNK
寒い朝、水面から湯気が立ち上る。手前、山の影がさざ波に揺れる。水鳥たちの航跡。全体をモノクローム調にまとめたのがよかった。いい写真だ。一つ気になることは、手前3羽の鳥の向こう、細い横一線の航跡。これが奥の湯気と組合わさって二の字構図になったこと。それ以外いうことなし。 |
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風 車 KJM
子供の表情がいい。特に右側の子。顔の表情はいうに及ばず、手の表情も。この場合の主役は子供たち。お孫さんかな。題は「姉妹」の方がよかっただろう。風車はこの場合アクセントでしかない。
これからおいおい勉強だが、山の上の白い空はシンドイ。 |
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春近し NKMR-k
季節はずれの淡雪か。陽が当たっている部分もあるのだが、ミカンは日陰にある。あえてそれを狙ったのだろうか。それとも陽の当たったミカンが見つからなかったのか。写真としては、手前のミカンと左上のミカンとでうまく絵が出来ているのだが、両者とも日陰だったのがつらかった。 |
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月ヶ瀬梅林 SRI
きれいな川面と梅の枝で絵を作った。川には波がなく、凍ったように単純なのだが、淡いブルーの反射で助かった。絵としては、左下の枝とバックの茶色が重なったところがややこしくなった。左と上をカットするといい絵になる。左上の枝が犠牲になって惜しいような気もするが、右上が結構強いから大きな支障はない。
トリミング見本 |
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ツツジ MTNM
これは「ワーきれい」の一発写真になってしまった。この場合、狙いは花か枝か。多分花だと思うが、写真で見るかぎり枝のほうがはるかに強い。といって枝がメインだとすると、花が邪魔をしていることになる。いずれにしてももう少しじっくり見直す必要があった。 |
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春うらら YMD
菜の花と桜の両岸、その中を行く手こぎの遊覧船。絵に描いたような春の風景だ。できすぎているといっていい。気になるのは色の多さ。特に下半分、黄色と緑。ここまでは計算されていただろう。そこへ船が来た。屋形の両側の赤提灯が目立つ。これで信号3色がそろったことになる。提灯は小さいけれども、写真を見たとたんに目につく。難儀やね。 |
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桜 ATRS
あーびっくりした。杉の木に桜の花が咲いているのかと思ったぞ。幹といい枝といい、こんなに直線的な桜があったのか。朝か夕方か、斜めの光で花はきれいに見える。黒い幹と光を受けた花、桜の写真の基本通りだが、度肝を抜かれてこれ以上書くことがでてこない。ゴメン。 |
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沖縄でのサイクリング
KBYS
影が短い南の島でのサイクリング。道は一直線、上からの太陽で白くまぶしい。
写真としては、カメラが一歩進んで、左からはみ出している大きな葉っぱを前ボケとして入れると絵になった。そのときは、自転車は右側を走っている方がいい。呼び戻してやり直し。 |
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咲き初めのころ MRKM
白いボケは空が抜けているのか、池の反射か。ちょっと状況が分かりにくい。分かったからといって状況が変わるわけではないのだが、この絵の中での白ぼけはきつい。これがなかったら、これはいい写真だった。細い枝に当たる光、花の美しさ。ウソだと思ったら、白ぼけ2つをカットして枝を中心に絵を作ってみればいい。
トリミング見本 |
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春の夕べ TNZK
駆けていく2人の子供がいい。左下の青い立て看板が邪魔だと思ってよく見ると、これも子供だった。子供のバランスとして入れたのか、たまたま入ったのか。この際、左の子供をカットしたらどうだろう。そうすると左の木も自動的にカットされる。中央の木が左へ来る。子供は右によってこれでバランスはとれる。ただし子供は画面外へ向いているから、題は「さあ、帰えろ」。
トリミング見本 |
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落下の庭に YND
置き石の上の赤い花がきいているが、狙いはその手前、地面に散った花びらだろう。その点では成功。問題は石の上面のてかり。そこにも花びらが散っていて、結構いい雰囲気のはずだがてかってしまった。多分PLで処理できると思うが、そんな悠長なことは無理だというなら、もう少しカメラを高くして狙ってみる。身長の関係でこれ以上無理だというなら、てかりが消えるまでカメラを前へ出す。てかりはちょっとした角度の違いで消えるはずだから。要は撮るときにそのてかりに気がつくかどうかの問題。 |
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さくら HYS
見事に咲いた。桜の定番もの。できあがった風景だから、これ以上いうことはないが、左の影との明るさの対比、やや日陰になりかけた奥の斜面との奥行き感、すべてうまくいった。時間が早かったら、奥の斜面も明るくなっていて、この対比は生きてこなかっただろう。 |
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月と桜花 NKMR-m
五分咲きの桜に夕方の月。花鳥風月の世界。一発撮影だと思うが、ピントに違和感はない。右下の陰りは建物の影だろうか。これはこれで一つの絵になった。
さて次の挑戦。もう少し暗くなるまで待つ。月が輝いてくる。月の露出は満月ならISO400でF8.0,1/400秒ぐらい。デジカメならその場でテストできる。そのままでは花は暗くて写らない。弱いストロボを当てる。ストロボが強すぎると、明るく写ってしまい雰囲気が出ない。ストロボの光量調整が出来るカメラと出来ないのとがある。ストロボとシャッタースピードとの制約もあるから、それは解説書で勉強。来年桜が咲くまでにテストしておくとよい。 |
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沖島たそがれ KDM
「沖島のたそがれ」でないのがよかった。演歌の題になりそうや。漁船か連絡船か、一艘の船が夕陽の中を沖島へ向かう。ドラマがありそうな写真だが、トリミングしたのかな。ピントがちょっと甘い。手前にハンカチを振る手が見えると涙を誘うぞ。涙の連絡船。
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