知らずに越えた大分水嶺--- 12.浅間山麓越え--- 初稿UP:2024.03.20 |
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00.このとき越えた大分水嶺 地図00-12 浅間山麓越え 上述したように、浅間山の東山麓、大分水嶺を”浅間白根火山ルート”、”国道144号”の2本の主要道路が越えている。この2本と、1960年(昭和35)年に廃線になった旧草軽電鉄の国境平駅付近の3地点を併せて、「浅間山麓越え」とした。前者2本の主要道路は実際に何度か越えているが、写真での記録は残っていない。”峠を越えた”草軽電鉄については、実際に運行されているのを見てはいない。書籍、インターネット等からの得たものをまとめただけである。 01.浅間山麓越え この項の対象は浅間山東面山麓。四阿山、鳥居峠と南下してきた大分水嶺が、湯の丸山で向きをクッと東に変え、浅間山主峰を越えて、東面山麓を流れ下ってきたところである。浅間山自体は、円錐形の成層火山だといわれる。その広い裾野を大分水嶺が通る不思議さ。 02.大分水嶺の流れ 地図0。浅間山麓越え1 浅間山を中心として”L字”を上下左右を逆して並べた形になっている。ちなみに鳥居峠から湯の丸山までが6Km強、そこから浅間山までが11Km強。それを上下逆にして左右を逆にした形になっている。浅間山から西へは湯の丸山、およびそのすぐ西の烏帽子山まで山がつついて浅間連山というイメージであるが、東にはそれはなく裾野が広がっている。浅間山の標高が2568m。浅間白根火山ルートの大分水嶺越えの地点での標高が1411mである。 03.草軽電鉄廃線跡地図 |