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地図N01.大山川流域分水嶺
地図の上で野洲川流域分水嶺をたどり、そこを越える峠を順に訪ねてみることを始めたのが2012年12月だった。それ始めるに当たって、その分水嶺に目を通し、峠のおよその数を勘定はした。しかしその大部分はまだ見ぬものばかり。何年かかるやら見当もつかなかった。2021年4月、とりあえず一周することができた。自分でやったことを振り返ってみて、分水嶺そのものの地図がその場その場に分散し、自分自身が振り返ってみて、それらがどこに挿入されているのか、それを見つけ出すのが困難なことに気がついた。それを解決する意味で、規格を統一した地図で、尋ね歩いた峠をまとめてみることとした。
花緑(かりょく)公園から妙光寺へ越える峠である。”東光寺越え”という名称は、その昔このあたりにあったという古寺の名に因む。峠からは、野洲市街地を前景に、遠く比叡山、その下に細く光る琵琶湖が見える。 希望が丘文化公園南ゲート駐車場である。ここから南に位置する菩提寺の里からここまで”甲賀坂”と称する道があった。もう1枚おまけ。現在の県道27号菩提寺からみどりの村・サイドタウンを経由して希望が丘南ゲートへ通じる道である。右の写真の駐車場がちょうど峠(南ゲート越)になっている。駐車場から甲賀坂を振り返ったところ。稜線を歩いてきた立場からすると、峠は坂を下った鞍部になっている。 中央道越え(地図・左) ”中央道”といっても、高速道路ではない。希望が丘の西ゲートと東ゲートを結ぶ公園の中心的な道路のことである。両ゲート間の距離は3.5Kmほど。西ゲートからは家棟川沿いのだらだら上り、ほとんど直線で2.1Kmほどで峠に達する。そこが”中央道越”である。家棟川は峠の手前で左へ折れる。次に流れが現れるのは峠を越えた向こう側、大山川が左から下ってくるところ。家棟川と別れてから180mほどの距離である。両者間の距離は想像以上に近く、生れて初めて、実際の分水嶺をこの目で見た思いだった。中央道越(標高194m)を越える2人。越えた2人。 東ゲート越え(写真・下) 道が上り坂になり駐車場が見えてくる。上り切ったところが”東ゲート越え”である。最高点に道路を横断する線が見える。さすが文化公園、分水嶺を示したものだろう。横に標識があって何か書いてある。しめしめ、喜び勇んで見に行ったら・・・。要するに500mごとに道路にこのマークがつけられているという。分水嶺とは何の関係もない、いわば現代版一里塚。 八重谷越(写真・右) 以上で分水嶺は、希望が丘ゾーンを抜けて名神高速道路の南側へ出る。感覚的に別の流域へ出たように感じるが、峠(八重谷越え、湖南市と竜王町の市町境)までは大山川流域である。峠の北側(竜王町側)は善光寺川流域(日野川流域)である。 |
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