SS・HN・m.m・marimari・S.T・JIJITKS・MO・森川・MRT・マミー・まさーき・ |
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■1.受胎告知:(倉敷)
喫茶店の名前が EL GRECO 太陽の光を入れて受胎告知を表現しようと無茶をしました。
◆難しい題がついた。倉敷、大原美術館、エル・グレコ、『受胎告知』というつながりらしい。一般に受胎告知というと、羽根をつけたエンゼルが現れて・・・というところだが、確かエル・グレコのは縦形で上から光が射しているのだったかな。
でもまた面白いところに太陽があったものだ。ゴーストがピンク色で店のスタイルにうまくマッチした。しかし上の白い空が強い。カットしたほうがよかっただろう。ゴーストを生かすためにも。トリミング見本。エル・グレコのイメージで縦にする手もあるか。このとき右手の窓に見える灯り。これを入れるかいれないか。とりあえず入れてみたが、思い切ってカットした方がいいという考え方もあるだろう。
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■2.窓:(倉敷)
同じ喫茶店の窓、本物のブドウの実が下がったままになっていて面白いと思いました。
◆ガラス窓とそれを通して見える灯りの勝負かな。「窓」という題は妥当だけど、「ブドウの実」云々のコメントで私の気持ちも振れた。ブドウの実ということなら、この絵では分かりにくい。もしそうだとすれば、窓際(壁際?)へ寄ってワイドでブドウの実に肉迫。それをアップしてその向こうに窓という絵になるのだろう。
ブドウは捨てて、窓だけで行くとすれば、まん中の柱を中心として完全な左右対称(傾きもなおして)の方がいいだろう。電灯の明かりだけがバランスを崩す(左右対称でない)という絵になるのだろう。それともSSさんは灯りを意識してあえて左を広くしたのかな。
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■3.ユキワリイチゲ:(土山町・瀧樹神社)
バックの葉の照りが気になりますが、木漏れ日を受けて綺麗でした。
◆この小さな花をほとんど真横から狙うのは大変だったろう。木漏れ日がよかった。SSさんがいうように、バックの葉が押さえられていたら、いい写真になっただろう。結局、木漏れ日というのは、左右もさることながら、バックも含めての調整ということになり、実際は難しい話だ。足も腰も痛くなるし。
この写真でいえば、右上にチラッと見える花はカットした方がいいのかな。
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■HN
着信:2012.03.31
柿の木や梅の木の下で草取りをしていた時、百舌鳥が来てうまく何かを捕っている。百舌鳥のひとつがいが何時までも仲良く、みみずか小さな生き物を上手に探している。柿の木や梅の木に止まってはでてくる虫を探している。私は直ぐにカメラをとって来た。それからは何度かこの百舌鳥を撮って楽しみました。 | |
■1.餌をとらえて
◆ヘー、これが百舌ですか。カメラを取りに帰っている間があるのだとか。鳥なんてものは、一所にじっとしていないものだと思っていたけれど。
なるほど、エサをくわえている。ピントもきっちり来ている。周囲の木が煩雑なのが、写真としては苦しいが、鳥としては餌を食べる時は外敵のこともあるから、余り開けっぴろげのところでははばかられるのだろう。写真も相手と相談だから難しいな。
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■2.見渡す
◆木の先端に止まって見張り番というところか。
暗めのバックで整理されて上のような煩わしさからは逃げることが出来た。しかし、その暗さが災いしたか。バックの暗さに影響されて鳥に対しては若干オーバーになった。
これぐらいなら、調整で逃げられないかとやってみたが、ほんの気持ち程度しか出来なかった。やっぱり撮影時にマイナス補正が必要だった。あまりうまくいかなかった調整見本。
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■3.もず
◆目玉ぱっちり、ピントもピシャリ。露出も適正だし、バックのボケもうまくいった。1のバックの煩雑さ、2の露出の難しさ、これらに較べると3は安定している。欲をいえば上の太い木の処理だが、相手が動くものだから口でいうほど簡単ではないのだろう。何度も来てくれるといいのにね。
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■1.きれい
こどものすなおな、言葉に、おもわずシャツターをきりました。
◆ということは、この題は子供の言葉ということか。花を手のひらにおいているのかと思ったら、そうではないらしい。右上から垂れてきている細い枝についた花の下に手をやっている。そこらのところが一見してわかりにくいところがこの写真の苦しいところ。肝心のところへワイドで切り込みたいところだが、相手が見ず知らずの子供では気が引ける。その結果がこの写真ということになる。顔と手、ギリギリまでレンズを伸ばしたらどうだったか。
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■2.水の輪
◆そういえば、このわいわい村、今回で100号になるが、ハトは初めてじゃなかったか。身近にいる鳥なのに・・・。
ところで題が「水ノ輪」、この写真を見てつけたのか、それとも撮るときに意識していたのが水ノ輪だったのか。いずれにしてもm.mさんは、ハトの首の動きによって出来る水面の波に引かれて撮ったのだろう。曲者は首の動きと水面の波の動き。どちらも「動き」である。人間、目の前でものが動くとそこへ目(意識)が行く。意識したものは大きく見える。
この場合も、この写真を見る人はハトを見る。首の動きも、波の動きも止まったままだから意識のしようがない。見る人の目をどうしてそこへ引っ張っていくか。難しいな。
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■3.息吹く葉芽
ときどき陽がさす、あいにくの天気でしたが
いろいろ収穫がありました。
◆花とバックの色彩の統一感がいい。要するに画面全体をピンクで統一した。これはうまくいった。そのバックが楕円形で周囲が暗くなっているのもなんともいえずいい。
惜しかったなと思われる点2つ。まず、木の枝が前へ来て花がうしろ向きになったこと。しかし、これは「私はそれを狙ったのです」ということならそれはそれでよし。それも一つの考え方だから。それよりも、いちばんの問題はピントが怪しいこと。ひょっとしたら振っているのかも知れない。
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■1.もうひとつの風景
雨上がりの歩道の水たまりが面白い形をしていて、その中に写りこんでいる
木立の様子を撮りました。
◆これが歩道なの? たとえは悪いが震災の跡のような。一見すると階段に見えたりもする。
曇り空だったのかな。光の状態がもう一つらしく、メリハリがきかない。調整してコントラストを上げることも考えられるが、一旦、このようなはっきりしない調子に上がってしまうと、やっぱり無理だろう。材料をもてあました感じ。光のとらえ方が甘かった。
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■2.春色に染まるA
ハツミヨザクラという品種の桜はほぼ満開で、時折射す春の陽に可愛く華やかに
咲いていました。 。
◆2と3は同じ狙いだが、できあがったものはかなり差がある。ひとことでいって3がいい。2はバックが若干騒がしいのと、全体に色が重い。ピントなど、基本的なことはうまくいっているが。
明るく調整すれば何とかなりそうだが、今度は花に白飛びが現れてくる。
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■3.春色に染まるB
房のようにかたまって咲く花の光を受ける部分を強調してみました。
◆2にくらべて色の鮮やかさが違う。こちらの爽やかな色がいい。ピントもOK。左端の前ボケが中途半端で気になるがこれはこれで仕方ないか。バックの黒みがかった部分が解決されていたらもっとよくなった。
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■S.T
着信:2012.04.04
■毎年建国記念の日に行われていましたMBSラジオウォークが31回めの今年は春分の日に県庁前の登大路園地をスタート、中間点、ゴールに奈良公園高畑の道午前の4キロ午後5`の約9`のラジオを聞き乍の歩きでした、参加者は1〜2万人それ以上?過去には3万ともあります。 | |
■1.仲良し:(奈良公園)
子供から三回お辞儀して貰った鹿せんべいを拾う。
◆可愛いいな、この子。うしろにいる人たちが整理されていたら、いい写真だったろう。それを多少なりとも解決できないかとタテにトリミングをしてみたが、今度はバックのオッチャンの足が子供の手のお化けのように見えて、やっぱり駄目か。もっとも今のままでも同じこと(オッチャンの足が子供の手に見えること)は起こっているが、アップされていないから目立たずに助かっている。ここらがとっさのスナップの難しいところ。
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■2.使用後:(二月堂の前)
お水取り行事に用いられた松明 。
◆お水取りのたいまつで、由緒のあるものだろうが、燃え残りをこうして見せられるとちょっとビックリする。そのビックリのいちばんの原因はうしろの庭園との違和感かな。それと黒の不気味さ。といって、これは燃え残りだから仕方ない。と考えてみると、結局はこのように真横から撮るのではなくて、斜めからたいまつそのものを主体に撮った方がまだ助かったか。
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■3.流れ:(東大寺鏡池)
鏡池への面の給水の補給方法。
◆滑らかな曲線が見事。手前の溝を水が流れており、それが撮影の目的だったらしい。と考えると左のカーブでちょん切れた部分が気になる。水路をテーマにするならば、水路全体がカーブしていくところを見せた方がよかっただろう。S.Tさんとしては絵が平凡になるのを防ぐためにあえてカットしたのかも知れないが。
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■1.すっきりラインと山肌と
富士の秀麗さは裾野へのライン。この反対側は宝永噴火の痘痕がある。中央は名高き大沢崩れ。一日28tの崩落があるとか。
◆前回の「雲かかる富士」の望遠アップ版。単なるトリミングと違って、描写はしっかりしている。右からの光線がうまく当たって、山の立体感が見事に捉えられた。
が、写真としてみると、「ふん、富士山ですね、それで・・・?」という感じ。一日28tの崩落を云々するならば、大沢崩れだけをアップした方がもっと迫力が出ただろう。トリミング見本。レンズがいうことをきけば、トリミングに頼らずその部分だけをアップするに越したことはない。私的に送られてきた写真にこれ(トリミング版)と略同一の作品があったが。
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■2.山影
大沢崩れを真ん中に、燃える山をイメージしました。
◆日の出前のアップだろう。これは大沢崩れはほとんど目立たない。あくまで稜線の勝負。有名な作品を見るとこれぐらいのアップには、必ず雲なり、月なり、太陽なりの脇役が控えている。今の場合も両側のうすい雲をそれに仕立てたかったのだろうが、ちょっと弱すぎた。さらにアップして3の構図ぐらいにすると、この雲も何とかなったのではないか。今の場合左側は大して意味がないように重う。ということでトリミングしてみたけど、やっぱり弱いか。無理やな。
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■3.頂上
足元の危うさ・・知らぬが・・・。
◆ということで、頂上のアップということになる。大沢崩れで頂上斜面の崩落の危うさをいいたいのだろう。そういわれてよく見ると確かにがさっと行きそうだ。反対側(写真では見えない向こう側)の斜面にいるとこれが案外分からないもので、雪庇の上に乗ってしまうなんて事故が起こる。
写真としてはレンズが長くなるほどコントラストが落ちていく。1に較べるとよく分かる。もちろんどちらも未調整という条件においてだが。ひょっとすると1は何らかの調整が行われたのかも知れない。3もちょっと調整すれば1と同じぐらいにはなる。
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■1.雪解け: (九品の滝)
飛沫だけで雪解けを表現することはできないと思いながら、流れ落ちる激しさに惹かれて撮りました。
◆これは何や! というのが正直な気持ち。こういうとき作者がコメントをつけてくれていると助かる。これがなかったら書きようがない。
大体こういうコメントは、事後の作文が多いが、これは現場でのホンマの思いだろう。でなかったら何の思いもなくこんな流れだけを撮るはずがない。MOさんとしてはこれで半分以上現部で感じたものは表現できたと考えているのだろう。でも現場にいなかったものはそのイメージがない。それがをこまで伝えるか。もうちょっと具体性のあるものと組み合わすことで、現場を感じさす必要があるのだろう。
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■2.紅梅香: (石山寺)
雨あがりで綺麗に咲いている紅梅からは、みずみずしさが感じられ、背景にもう一つの紅梅を持ってきて、あふれる香りが表現できればと撮った一枚です。
◆これも意図はよく分かる。ピントもしっかりしているし、狙いはある程度表現できている。しかし、肝心の花が左へ寄りすぎたのと、バックの右上の白く飛んだのが目障りだった。2つの問題点を含めて何かをいわんとする気持ちは分かる。そこから何かヒットにつながる予感もある。しかし今の場合はちょっとしんどかった。
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■3.一家揃って: (石山寺)
大家族を思わせる様子に心惹かれたのは、子どもの頃からの憧れか・・・。重く垂れ下がっているのもつらそうですが、一番前で咲く桜は、「ついておいで」とふんばっているようにも見えて、頼もしさを感じたりして・・・。
◆一番手前の花は確かにね。野外で風もあっただろうに、きっちり撮れている。花弁に当たるひかりもしい。しかしあとの花のほとんどがうしろから光を受けていて、全体としては日陰になってしまった。その上にたった一つ強い光を受けている左端の花の裏が、光ってとびかげんなのが気ななる。
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■森川邦昭
着信:2012.04.09
■撮影場所: 美濃のスキー場
■よく晴れた強風の朝を迎えました。早めにゲレンデに向かいます。今日は出番がないのか出場前か一台のブルが朝日を受けていました。前日気になっていたゲレンデに一番乗りして漏れ日が槍の穂先のようにゲレンデに射す光と樹氷を捉えました。 | |
■1.雪煙
強風に民家を巻いて雪煙が上がっていました。車を止めて長いレンズでの撮影となりました。
◆説明を読まずに写真を見たときは、モヤを通して奥の斜面の木々がキラキラ光っているのかと思った。その次に見たときは降っている雪が写ったのかとも。そうか、舞い上がった雪か。そういわれるとそういう雰囲気もある。なるほどね。最初モヤと見た雪煙は下が濃くて上がうすい。
いわれてみれば分かるが、一見したところ別の状況に見えてしまう。この場合撮影者もその強風の中にいるのだろうけど、できた写真は「あの家大変やな」と第三者的な眼になる。結局煎じ詰めれば望遠の難しさだろう。この雪煙は何やろうと思わすところで終わってしまったのが惜しい。
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■2.出動前
鉄の塊も光を受ければ見られるものだと光の偉大さを感じました。
◆朝の光だという。強い写真だ。説明を読む前は夜の水銀灯か何かのナイター設備の光かと思った。手前も奥も影になってブルの黄色い面(この面の正式名称は何だろう。S.Tさんにきけば分かるか)だけに光が当たっている。奥の影はともかくとして、この場合、手前の影が生きた。これによってブルの押し出し面にこびりついた雪も生きた。いい写真だ。
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■3.早朝のゲレンデ
撮影の前日にこの槍の穂先のような光を目にしておりました。樹氷もきれいでした。快晴を期しての当日、正面の空がもう少し青い方がいいのにと思いましたがこうして写真をみると下が青いのでこれでいいのかとも考えます。
◆最初見たとき撮影意図が分からなかった。題を見て、ますます分からなくなった。どこにゲレンデが写っているのか。中央にどーんとカラマツが写っていいるだけではないか。説明を読んで、やっと手前の光がポイントだったことが分かった。
結局、「樹氷もきれいでした」が失敗のもとだった。槍の光をメインにと考えながら樹氷にも目が移った。いわゆるスケベ根性やった。ごめん森川さんが助平だというのではない。
主役を主役にするには、しかるべき場所を与えてやらねばならない。もしこの光をメインにおくならば、下半分。トリミング見本。ということになる。・・のだが、やってみるとそう単純はない。ここまでやっても、やっぱり落葉松の下部がどーんと目立ってくる。槍が長刀になるかも知れないが、ここは涙を呑んで左へ回って落葉松を横へ移動させる。光は太くなってイメージが変わるだろうけれど。
どうしてもこの細い槍でなければ・・・というなら、絵そのものを白紙に戻して考えなおす。
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■MRT
着信:2012.04.12
先月28日、倉敷に行った時の写真です。 | |
■1.路地
歩いていると人家と人家の間の狭い道に眼が留まりました。
◆この通りとは限らないが、倉敷へ行ったら、この種の小路に目が行く。誰もがカメラを向けるところ。ここで写真を作ろうと思ったら、何かプラス1が必要だろう。左下にゴミ箱がチラッと見えているのは愛嬌だっだけど。これをアップして、塀と対比さしたらどないや。(半分冗談、半分本気だけど)。
ゴミ箱の話は別にして、こういう場所は清潔感がほしい。赤味を抜いた方がすかっとする。
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■2.楽しむ春
遊覧船に乗り倉敷の町をゆっくりと楽しんでいる旅人にカメラを向けました。
◆下半分が水面だけで、何でこんな絵になったのかな。いずれにしてもこれは横位置だった。とすればもうちょっと左へ寄って舟のスペースを確保したいところだが、寄れなかったのか、それとも橋のあたりがごちゃごちゃしているのを隠したかったのか。いずれにしても絵の作り方に無理がある。何か意図的なものがありながら、十分にこなれていない感じがする。橋の向こうの建物(蔵?)など立派なのに。
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■3.見張り番
風が吹いている中、身動きもせずに、旅行を楽しむ旅人に何もないようにと見守っていてくれました。
◆この鳥何かな。コメントを読んでも状況が分からない。こんな鳥が自然の状態でいるとも思えないし、飼育されているのだろうけれど、そこのところがよく分からない。見る立場としては、もうちょっと回りの状況を見せてほしかった。でないと、「この鳥何や?」で終わってしまう。
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■マミー
着信:2012.04.12
京都水族館へ行った時の写真です。 | |
■1.ダイナミック
◆京都の水族館が人気らしい。造るときはみんな反対したらしいが、一過性の加熱かな。この熱が冷めてからが勝負だろう。
さてイルカ
ショー。何匹でやっているのか分からないが、仮に2匹として、2匹とも全部見せるより、このように1匹を半分隠したのが面白い。と思ってよく見たら、右下にももう1匹、チラッと見える。いずれにしてもダイナミックにアップしたのが面白い。
なんだけれども、人間欲が出る。プールサイドの人物がもうちょっと目立ったら。いいかえたら、人物のバックの建物が邪魔だった。もっともそこにあるのだからどうしようもない話だけど。あとはイルカが水に首をつっこむ瞬間が見たかった。
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■2.なかよし
◆子供が2人、手をつないで歩いているような。あとの2匹は別々で知らぬ顔しているのに。(今ふと気になりだした。イルカは「匹」でいいのかな。「頭」だったかもしれないな。調べるのも面倒くさいこのままにしておく。ご賢察あれ)。
まあ、「水族館はこんな環境でした」、という写真と考えればこれでいいわけだが、2匹の醸し出す雰囲気から見ると、周囲がいかにも悲しいな。それが現実なんだろうけど。
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■3.憧れ
◆魚の群の中で人間がショーをやっている。ガラス越しの水槽だろうが、反射もなくうまく写った。こういう写真はともすると手前のものが反射して難儀するもの。最近はそれを考慮して、手前を暗くしているのだろう。下に見える枕の親分みたいなものが目立って仕方がない。これ何やろう?。写した側からすればこれが目玉だったのかも知れないが。せっかくその左に色がはっきり分かる魚がいてポイントになるところだったのに。
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■まさーき
着信:2012.04.13
■春になり、ようやく、カメラの出番が来ました。先日、不順な天候の合間をねらって、哲学の道と、二条城へ出かけてきました。
最後に、面識はありませんが、同じ写真を趣味とするものとして、故前田悦子さんに哀悼の意をささげます。 | |
■1.美女と野獣
世界遺産の二条城は、さすがに手入れが行き届いてます。剪定の終わった木の枝が、不気味な怪獣の手と爪のようで、隣の桜(美女)に襲いかかっているではありませんか。
◆解説を読めばまさにその通り。こんなものにポカンとやられたらひとたまりもない。これは題名があって初めて成り立つ写真。題名を見ずに写真を見たときには、「これは何じゃ」と思った。題名との組み合わせで、「これは面白い」という人と、何じゃこれはの二手に分かれるのかな。私としては、ちょっとこれはシンドイ。 |
■2.春爛漫
観光客は多いものの、宴会やドンチャン騒ぎもありませんし、広い城内には、多種にわたる桜が植えてあり、入場料600円はお値打ちでした。堂々とした、枝ぶりのいい木がありました。
◆立派な木だ。青い空をバックに堂々として。とくに木と花とのコントラストがいい。・・・のだが、問題はその左の電柱のような木?。何でこんな木が、こんなところにあるのかな。すべて命あるものは平等だとの精神か。
ぼやいていても仕方がないが、もう少し右へ寄れば、90%は隠せたのではないか。場合によっては桜の木に近づくことも考えられる。現場を知らないのでこれ以上のことはいえないが、写真を見る限りにおいては何とかなりそうだ。
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■3.疎水に桜咲く
毎度の定番スポットですが、撮らずにはいられませんでした。疎水の水面と、桜並木、石垣にレンギョウの黄色、そして春日和のてんこ盛りです。
◆うん、おっしゃると通りてんこ盛り。ちょっと大盤振る舞いをやりすぎた。レンギョウを入れると必然的に新しくなった石垣(この白さは風景になじまない)も入れなければならないし、右上の影になっている木も入って来るしで、画面がてんてこ舞い。右へ寄って、左側を中心にまとめた方が落ち着いただろう。
以下別の問題。この橋は右上がりの勾配がついているのだろうか。こんなことが気になったのは、上の「春爛漫」も右上がりになっている(現場を知らないから何ともいえないが)。人間みんなクセがあって、必ずどちらかへ傾く。とくに縦位置の場合にそれが顕著にでる。かく申す私なんかも、横位置でも必ず右が上がる。一度自分のクセを確かめてみる必要があろう。
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