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デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.36

2009年08月・前半

も ど る



森川 S.T ゆーさん SS HN SKI MRT m.m marimari

も ど る
■森川邦昭

■着信:2009.08.02
■撮影場所:箱館山ゆり園(滋賀県)
■薄日が差したり、時々小雨が降る天気。植えられた球根が3万個といわれるゆりの花が見ごろでした。20分から30分毎に変化する明るさに課題としてその場で十分時間をかけて露出を調整することに重きを置いた。帰宅後ソフトで露出自動調整にかけたが元デ−ターから殆んど動かなかったことが嬉しかった。
■題名:高原の夏(三枚共通)
■(1)人工的な花畑の形状と色の組み合わせに加え、観光客を左上に少し入れてゆり園の雰囲気を出した。
◆見事なユリだ。北海道を思わす。と見てから説明文を読むと左上に人物?。いわれてみればなるほど人物らしい。しかし、これはほとんど効果がなかった。通路がどのようになっているのか分からないから何ともいえないが、まん中の白いユリあたりのところに点々と人物hがいたら、よかったのだが。
■(2)後方のV字の傾斜とその向こう側の山の空間に二輪のゆりもっていった。左右にあった茎状の物とすすきの葉っぱらしきものは添え物としてそのまま入れました。
◆幾何学的な対称形という意味で、一つの絵にはなっている。どちらか(この場合は左の花か)を主役にして、対称形を崩す手もあったか。
■(3)このような風景写真は、観光ポスターとしては・・・、とも思ったが、島を配して琵琶湖の傍の高原にあるゆり園の雰囲気が出せるかとの構図を考えた。           
◆琵琶湖を見下ろすユリ園の雰囲気はよく出ている。カメラをわずかに下へ向けて、上の雲の白い部分を除き、手前に画面3分の1くらいの大きなユリを入れる(MRT調で)とさらに強くなった。背の高いユリを探さなければならないから大変だろうけど。   




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■S.T

■着信:2009.08.03
■尾鷲海上保安部主催巡視船「すずか」体験航海の抽選に当り雨降りの尾鷲に行きました、もとより海、島、青空は期待はできませんでしたが巡視艇「みえかぜ」本船の特別警備2艇によるデモで色を添えてくれました。
■場所:三重県尾鷲市尾鷲湾、第2桟橋〜外洋まで
■(1)巡視艇「みえかぜ」、追随する艇と標識。
◆いつもながらS.Tさんの水平感覚の見事さには感心する。水平線がピシャリと決まって寸分たりとも狂いがない。白い縦の線、これがうっかりすると写真を左右に2分するのだが、斜めの棒などがあって、船の構造物だということが分かるから、この場合はさして問題にはならないだろう。
■(2)特別警備艇、巡視船すずか特別警備隊のゴムボート。
◆上の写真の左端に見える機械がアップされている。うしろのボートを大きく撮りたいために、レンズを伸ばしたのだろう。意味は分かるのだが、見る立場からすると、この写真だけではちょっと理解しにくい。もう少し周囲の状況を取り込んだ方が分かりやすくなる。上の写真とセットでと考えれば別だけれども。
■(3)特別警備艇、スピードと小回りのデモンストレーション。
◆スピードと小回り、こんなことが出来るのか。写真を見ただけでは意味が分からなかった。これはびっくりしたなー。以上の写真3点とも、解説を付けての記事写真ということになるのだろうが、とくに3枚目は写真だけで理解せよということが無理な話で、解説を付けて初めて意味が読みとれる、そういう取り扱いになるのだろう。           




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■ゆーさん

■着信:2009.08.05
■撮影場所:屋久島
 皆既日食は雨で駄目でしたが、ツアーには屋久島観光も含まれていて少し回ってきました。来年の春に、縄文杉・白谷雲水峡のトレッキングを実現しょうという思いが強くなりました。
■@紀元杉
◆かなり暗いところなんだろうな。キハダの描写がなかなかいい。しかし、写真として、正直過ぎたためやや迫力に欠ける。画面の右下から、左斜め上に向かって、大きく傾けてやると迫力が出る。来年の春の課題やな。
■Aヤクスギランドにて
◆左側の明るい部分が写真を引っ張った。これは要らない。太い幹の左端までカットすると、写真が大きく変わる。トリミング見本。現場でそこまで見極めるのは難しいが、ファインダーを覗くのではなく、肉眼で対象を見る練習をすると分かるようになってくる。


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■SS

■着信:2009.08.06
■撮影場所:希望が丘および花緑公園。
■題名:雲の表情。
 同じ日なのに、場所と時間でこんなに雲の表情が変わりました。
◆(1) 青空と白雲がテーマで、それを大きく撮った。当然下の風物は付け足し、ということになるのだが、風景としてみた場合、存在感がある山は無視できない。それをどこへ置くかが問題になる。この場合、右手に見える飛行機雲、雲の中ではこれが目立つ。その目立つ雲と三上山をバランスよく配した。これは成功。ただし、山と体育館の赤い屋根が重なったのがしんどかった。
 体育館は、カメラ位置を少し変えれば、画面の外へ出すことは可能だが、芝生に水が浮いているあの状況で、簡単に動けなかったので、仕方ないことだったろう。
◆(2) 少し時間がたって場所を移動した。扇形の空に白雲が伸びてくる。これは右手の稲妻状に伸びてくる雲がポイントだろうから、縦位置で狙っても面白かった。
◆(3) 高原のシロクマという感じ。この一瞬前は、雲の縁がもっときっちり光っていたのだろう。雲を主役とするのだから、山はもっと小さくする。場合によっては、右下にちょっと見えるぐらいでよい。 




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■HN

■着信:2009.07.18
■撮影場所:草津水の森
■題名:観光地に鴨が
◆(1) オニバスだったか、たらいのような葉っぱの上で、カモが2羽休んでいる。そこへもう1羽のカモがやってきて・・・、何かドラマが始まりそうな写真である。黄色のハスの葉とバックの黄色の花とがうまくマッチした。これが赤だったら、ミスマッチになっただろう。そういう状況設定だったといえばそれまでだが、うまくいった。
◆(2) そして1羽が飛び立つところか、それとも単なる威嚇運動か、力一杯羽を広げた。コバルトブルーの羽は広げるとこのように見えるのか。瞬間的なことで、肉眼ではなかなか見ることがない。羽がぎゅっと引き締まって、身体全体が緊張しているのが分かる。一瞬の時を捉える写真ならではの画像である。(1)に対して、レンズを伸ばしながら右へ移動したことになるが、結果としてこれがうまくいった。奥の黄色の花が右端へ移動して、鳥のバックが単純化された。
◆(3) これはもうHNさんとしては、付け足しみたいなもので、別にあれこれいうほどのものではない。鳥の色と、水にうつるバックの色との調和、見事なピント、流石である。 




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■SKI

■着信:2009.
■撮影場所:希望ヶ丘、花緑公園
じゃじゃ降りの雨を覚悟で家を出ましたが、最近にない青空の下でウォーキング&撮影が楽しめました。3時間程の間の空模様、全く違った表情でした。
■三上山と夏雲 
◆(1) SSさんとほぼ同じ写真だが、山の位置が僅かに右へ寄っている。これは飛行機雲をあまり意識せず、むしろ左の白い大きな雲を意識したためだろう。そういう見方をすると、思い切って飛行器雲をカットした方が絵が安定する。体育館の屋根については、SSさんと同じことが言える。
◆(2) また雲の様子が変わっている。狭い木の間から、三上山を捉えた。山の左肩越しに木が伸びているのも変化があっていい。左側を少しカットすると雲がさらに生きてくる。トリミング見本。
◆(3) わき上がる白雲、夏山の午後などでよく見る雲だが動きがはやい。このように崩れ始める前、成長する雲の縁の線が、逆光に輝くことがある。この場合は一瞬遅かったのか。雲がテーマだだから、下の山は添え物でいい。もっと小さくてもいいから、雲を大きく撮るべきである。  




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■MRT

■着信:2009.08.10
■撮影場所:
■7月30日にゆり園に行った帰りに”生水の里”の梅花藻を見に行きました。その時の写真です。
■(1)流れに沿う藻(梅花藻)
 流れに沿って美しく列を作り見るものを引き寄せている藻を撮るのに苦労しました。
◆梅花藻の難しさは、あの無色透明の水をどう表現するかにある。この場合も水はほとんど見えない。かろうじて水らしいのは、右下の水面の反射。じゃ、もっと反射を入れたらいいのかというとそうでもない。入れると梅花藻の美しさが損なわれる。「ほなら、どないせえちゅうねん!」といいたくなるのが、この梅花藻。ボクもよくワカラン。川岸をほんのちょっと入れたり、藻が水面より上に出ているところを絡ませたり、みんな苦労しているようだ。しかし、この写真、藻自体はきれいに撮れている。
■(2)藻にキッス!
 藻の美しさにトンボもキッスしている。いつ飛んでいなくなるのか心配をしながら撮りました。
◆当然これも水があるはずだが、それが感じ取りにくい。上と同じ苦しさだ。
■(3)梅花藻
 梅花藻の美しさを…との思いで撮りました。
◆一転して、これは水はよく分かる。と、藻がほとんど分からない。イチャモンをつけられているように思うかも知れないが、「藻を見せながら水を感じさせる」という、相反する命題をクリヤーしなければかならない。これが梅花藻の写真の難しさ。1回目より2回目、3回目と目が冷静になっていく。そこで初めて解決できる問題だろう。
 




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■m.m

■着信:2009.08.11
■筏遊びをする子3人とちょっと年下の女の子が、上流から橋の下をくぐるまで流れに乗る。そこから上にあがり筏をかついで上流へと繰り返しておりました。
 写真を通して子供の世界をかいま見ることができました。
■(1)イカダ乗りの準備。年下の女の子は、こわごわ手伝いを。
■(2)本番。年下の子は、颯爽と先導を。
■(3)橋をくぐって下流へ。?、年下の子がいない。
■(4)やっぱり薄暗い橋をくぐるのは怖かった。 年下の子は、水をこわがつてるときは手が開いているのです。なにかにつかまろうとしている現れでしょうか。
◆m.mさんから送られて来た写真にストーリー性が感じられたので、八田が勝手に組み立てた。事実と違う面もあるかも知れない。ご容赦を。
◆(1)イカダ乗りの準備。年下の女の子は、お姉ちゃんのようには行かない。こわごわ、どうしたらいいのだろう。川岸の様子も分かって、いい画面だ。
◆(2)前後の人物をちょっとだけ入れて、イカダを大きく取り入れた。うまい処理だ。前後の人物全体が入っているより、この方がイカダに目がいく。乗っている子供の怖そうなポーズも面白い。
◆(3)橋下の暗渠を通り抜けたところ。リラックスしてイカダの上から振り向いた姿。最初と大きな違い。レンズがいうことをきけば、左上だけを狙った方がよかっただろう。トリミング見本。データが小さかったから、画像が荒れているが・・。
 一人になった年下の女の子の姿は上の(4)をクリックで。颯爽とした一人姿が、ラフォーレデジカメ教室作品集にあります。MTKWとあるのがm.mさんの作品です。
 




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■marimari

■着信:2009.08.14
■撮影場所:大津市
■琵琶湖花火大会
 慣れない一眼カメラで難しい花火撮影を試み、事前に娘婿から図解入りの説明メールまで貰ったので、とてもプレッシャーがかかり、パソコンで確認するまでドキドキでした。シャッターのタイミングの難しさを痛感しましたが、最初にしては何とかなってると家族からの「甘い評価」にほっとしました。
◆ウン、確かに何とかなっている。初めての挑戦としては大成功。花火の華やかさなどを考えて、(2)がいちばんいいように思うが、下の水面が寸詰まりなのが気になる。(1)も(3)も、水面に関してはうまくいっているのになぜだろう。あえてカットしたとも思えないし。
 花火は、「きれい」と思ってシャッターを押しても後の祭りだから、昇っていく光を見て山勘でシャッターを押すしか手はない。花火が明るく写るか暗く写るかは、シャッターを開けている時間(シャッター速度)とは無関係。花火の火は動くから、シャッターが長くなれば、一つの花火については、光の線が長くなる。長時間になれば、それに比例して写る花火の数が多くなるだけである。
 花火の明暗は、絞りに関係する。絞れば暗くなるし、開ければ明るくなる。当然花火の明暗は、花火までの距離に関係するから、実際に撮影して、適当な絞り値を確かめるのがいちばん早い。その点デジカメは有り難い。
 と同時に、バックの街の灯り、これは動かない。この明暗は、これは絞りとシャッタースピードとの両者に絡んでくる。花火の最適絞りの時に、何秒で適正露出になるか、これも気をつける必要がある。あまり時間をかけすぎると、街の灯りが白く飛んでしまう場合もあり得る。注意を要する。
 花火に対する露出は、(1)と(2)はうまくいった。(3)は中央部が若干オーバー。シャッターを早くしても中央部の露出は矢張りオーバーだったろう。絞るしか手はないが、そうすれば全体が暗くなるだろうし、結局は、この明暗差は、撮影すること自体無理だったことが分かる。





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