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ラフォーレ琵琶湖デジカメ教室
第3期作品集   NO.08
2009.08.10

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 希望のゆり  MRT  
★箱舘山のゆり園で。少雨の中、皆を楽しませてくれたゆりの中の一本です。
◆ピントもいいし、露出もうまくいっている。小雨の中ということで、光が乏しいのは仕方ないが、花そのものはうまく撮れている。問題はバックの処理だった。本体の花と他の花が重なって、ちょっとごちゃごちゃしてしまった。



 川遊び  SKI
★公民館前の川で。梅花藻が川幅一杯に咲くのですが、夏休みの間は、子供達の遊び場として川を提供するので、梅花藻を見ることは出来ません。
◆川遊びをする子供たち。帰りかけのようにも見えるが、写真全体としては、何となく「子供たちが遊んでいました」、ということで撮った感じ。このうちの誰かにポイントを定めて、動きを狙いたかった。



 夏 空  SSK  
★午後、束の間の晴れ間に出かけて来ました。入道雲は出ていませんでしたが、いい雰囲気の雲に出会えました。
◆空の表情がいい。こういう定点撮影は、そのときにそこにいなければ話にならない。他の場所で、いくら条件がよくてもそこへ行ってみなければ状況は分からない。結局、空振り覚悟で、足繁く通う以外に手はない。 



 トチノキに光がさして  TKMY  
★栗東市には全国で10か所しかない”自然観察の森”があります。その中に、山間には普通にあるが平地では珍しいトチノキがあります。そのトチノキに朝のひかりがさして生き生きと輝やきだしていました。 ◆左半分、バックの黄色い葉っぱに当たる光がいい。右半分の杉の木を入れたのは、何らかの意図があったのかも知れないが、この場合は、左半分縦位置でもよかったのではないか。



 清 涼  TNK
◆旅先のスナップらしい。右端に入った柵は邪魔だった。カメラをもう少し左へ振るなり、身体を乗り出すなりして、カットしておきたかった。それとかなり無理をしたアングルだったのかも知れない。カメラが傾いている。紙焼きの時点で、修正しておきたい。
 修正見本



 垂れる  TN
★ちょっとした不注意からDVDに残していた写真のデーターがすっかり白紙になってしまいました。かろうじて前回持参した紙焼きが残っており、これをスキャナーで取り込んでお送りします。強度の関係で橋は上に反っているものばかりと思っていましたが下に垂れてこれでいいのだそうです。その湾曲を横からねらってみました。
◆こういうことがあるから、みなさんご注意を。皆、自分にだけはタマは当たらないと思っているからなー。
 確かにたれていることはよく分かる。それを伝えるだけなら、これでいいと思うが、世の中には不思議な橋があるモノで…で終わってしまう。強度は十分だといわれても、渡るにはあまりいい気はしない。制作者側としてはこれでは困るわけで…。この後は立場によって表現が変わるのだろう。



 赤ちゃん  TD  
★午後の雨上がりに千日紅の葉の中ほどにカタツムリを発見カメラを手にし戻ると先端に移動し落ちそうなアカチャンです。
◆小さなカタツムリが葉っぱの先っちょに。相手はプロだから大丈夫なのだろうが、いまにも落ちそうだ。その現場の葉っぱとカタツムリとの関係が少しあいまいなのが惜しまれるが、面白さはある。この場合、相手は花だから、水平にこだわる必要はない。画面を傾けてカタツムリの危険度を演出する手もある。
 トリミング見本



 初夏の高原の花々   YG   
◆この場合の主役は白か黄か。量から見ると黄だし場所から見ると白だし。白が主役だとすると、黄が質量ともに強すぎる。オバマくんのように群衆の中で光る人もいるが、あれも矢張りカメラの演出。群衆の中からズームアップしたり、アップしておいて一転群衆に切り替えたり。一枚物ではそれが出来ない。そこのところが写真の難しさであり、面白さでもある。



 稲穂出始める棚田  FNHS  
★写真をやる前は気付かなかったこんな棚田が団地のすぐ近くにありました。
◆すぐ近くにこんな風景があった。いい光だ。とくに右側の竹の葉やイネの光がいい。夏の日中で太陽は高い。そういう意味で正直な光だ。おそらく朝夕の斜めからの光線なら、もっと表情が豊かだろう。それを狙ってまた行ける。これがご近所写真のいいところ。



 箱館山から  HND  
★噴水をバックに洋花(アリウムギガンチューム〕を撮りました。
◆夏の太陽は高い。紫色の坊主を見ると、ほとんど真上からきている様だ。これは行った時がそうだったのだから仕方ないのだが、出来ればもう少し斜めからの時に行ってほしかった。構図としては、もう少し左へ回って、花のいくつかを噴水と重ねてもよかっただろう。



 アゲハ蝶  HR
◆花にピントを合わせて待っていたのだろうか。浅いピントが頭部にピシャッと来ている。羽も僅かにぶれて、動きも感じられる。バックのぼけも見事。曇り空だったのだろうか、絵全体に陰影が乏しいのが惜しい。



 XXX  HTTR
★長野県にサクランボ狩りに行ったときの写真です。
◆道端に咲いているラベンダーかな?、それを素直に撮った。夏の日中だから、風景は表情に乏しい。たとえば、真上から根元に向かって撮る。自分の目に向かっている茎を中心として、周囲に茎が広がっていく。そんな写真もねらえそうな気がするが。



 ハス  KTMR  
★野洲銅鐸博物館のハスです。
◆手前に大きな花が2つ。うしろのつぼみとの遠近感がいい。バックが暗くてわかりにくいがバックの森の雰囲気がいい。なかなかいい写真だ。左半分が手持ちぶさただから、右半分で縦位置にする手もある。 トリミング見本



 ササユリ  KUC  
★トリミングなしで絵になる写真を目標にすべきでしょうが、ついトリミングに頼ってしまいます。とは言うもののトリミングもなかなか難しいものだと感じています。
◆バックを黒で押さえていい雰囲気だ。右上の原版も送られてきたが、トリミングに苦労していることが分かる。問題は右上の花をどう処理するかだ。このままだと矢張り不自然さが残る。右上の花とその右にある花とが妙な感じになっているわけだから、右の花の半分ぐらいでカットしたらどうだろう。
  トリミング見本



 浜辺のオブジェ  MED  
★倒れた木の根っこを曇りの日と晴れた日に撮ってみて、空の色が綺麗で、琵琶湖を入れました。
◆曇り、晴れ、一つの物を見つけたら何度も行ってみる。ご近所写真の有利さだ。これは晴れの日の日中で太陽が真上から来ている。これがシンドイ。今度は晴れの日の何時ごろと絞っていくと、本当の写真が撮れる。がんばれご近所写真。



 羽 衣  MEGW  
★風の揺れを手で押さえながら柔なかな白花の表情を撮ってみました。
◆ピントもきっちり来て、清楚ないい写真だ。これはこれで1つの写真といえるが、問題は左下に伸びている花びら。これをどう処理するかだ。できあがった写真を見ると、捨てきれなかったように感じられる。右、下、左をカットして、この花びらの半分ぐらいをカットしたらどうだろう。 トリミング見本



 薄暮の湖面  MTI  
★八幡方面に行った時、湖面に映る夕陽が淡く心魅かれたので撮りました。
◆穏やかな夕日の情景。入江の水の表情がいい。絵としては入江と本当の湖面との間の水平な黒線、これが気になるが、この場合はどうしようもなかっただろう。左へ伸びて、どこかで切れているのだろうが、そこまで入れたら多分絵にならなかったのだろう。



 夏休み   MTKW
★10分でこんなに、水に慣れました。箱館山の帰り道での一枚です。
◆この子の身体全体の表情が生きている。最初目が行ったのが帽子の赤、次にその下のサングラス。こまっしゃくれた子供が、左手で指し示しながら、右後ろへ振り返っているところだと思った。しかしよく見るとサングラスではなく髪の毛だった。もっと帽子を深くかぶって、顔を隠していてくれたら、サングラスで通ったかも知れない。いずれにしてもこの一人の演技がきいている。



 水遊び  MTST  
★私の半世紀前の光景です。いまどき、こんな遊びをしている子どもをみかけてとても懐かしい眺めでした。
◆これは3人。ボードに乗った子供の怖そうな表情がいい。ひっくり返っても大丈夫だとは分かっていても怖いわな。レンズがいうことをきけば、うんと伸ばして、3人だけをアップしたら、単なる「水遊び」でなく、「こわーい!」という写真になる。  トリミング見本



 暫しの休息  MRKW  
★排水路(と思います)で流れに向かって休んでいる鱒の群れと、縦の金属棒で流れに微妙な違いがあるのでしょうか、うまく縦に並んでいる様子を捉えました。水面の白い帯状の影は、撮影時は意識しておりませんでしたが、結果として脇役になったと思っていいでしょうか?
◆一見何が写っているのかと思う。よく見ると魚がきれいに並んでいるところ。うしろのゲートから出てきたところのようにも見える。マスの競馬か。イヤ日本語がオカシイ。「競鱒」だ。いずれにしても理解するまでに時間がかかる写真である。MRKWさんは水面の白い帯状の影を気にしているらしいが、それはいいとして、上のゲートの実体はカットしたらどうだろう。
トリミング見本



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