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2015年度
ぎおう写真同好会作品集
Bグループ  2015年06月19日

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独断と偏見  八田が選んだベスト5

松並

野口

小嶋

山田

白井か


==== BEST5寸評 ====

 松並さん 「ダムの水鱗の如く落ちており」
 写真と俳句のコラボレーション。アーチ式ダムだと水は直接空間中へ放出されるが、ロックフィルダムだとまさに俳句の通りの状況になる。うろこの如くという模様が生きている。下の方に見える裸木の枝も生きている。画面の上がどうなっているのかわからないが、水平の明線を余裕を持って見せればもっと良かった。

 野口さん「紅梅に小鳥」
 小鳥はシジュウカラだそうだ。まさに題の通り、見事に咲き誇った紅梅にシジュウカラが遊んでいる。目が黒羽の部分にあって目立たないのがつらいが、大きく伸ばすとキャッチライトが見えている。例によって見事なピントだ。

 小嶋さん 「さざなみ」
 琵琶湖の浅瀬に木が生えており、そこにシラサギがパトロール中。オリジナルでは樹木の葉が黒く生い茂り、黒くつぶれて重たかった。それをトリミングして湖面への反映が生きてきた。遠くに見えるエリが、琵琶湖のムードを演出している。

 山田さん 「水面の初夏」
 湖岸に咲く白い花を、うまく水面へ持ち出した。なるほど「水面の初夏」。初夏の水面ではない。題が写真に生きた。水面が白く光っていたら、ここまでの表情が出たかどうか。水面を暗色に抑えたのが生きた。光のコントロールの勝利。

 白井か さん 「砂浜の造形」
 大分県のどこかの海岸で、火山性の微細な砂が、水の流れによってこのような線を作るという。太古からの水の浸食作用によるV字渓谷を空中から見るよう。黒い線が谷筋だという。18mmのワイド。レンズの選択に間違いはないが、カメラをもっと砂に近づけて手前をアップすればもっと迫力が出たのではないか。

その他、今川さんの「耀き」、吉良さんの「巡礼」、白井と さんの「湖の揺らぎB」などを候補に考えたが、なにぶん枠があるもんで・・・。


全体作品



アルファベット順
今川 井上 吉良 小嶋 松並 村上 中村 野口 太田 白井か 白井と 田中や 辻村 山田



■今川

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光彩

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耀き



■井上

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夕暮れ時

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陽春



■吉良


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風薫る


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巡礼



■小嶋

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さざなみ

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余呉湖



■松並

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ダムの水鱗の如く落ちており

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橋にしだれる桜



■村上



■中村

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お腹すいたよー

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浮遊生物



■野口

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紅梅に小鳥

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船遊び



■太田



■白井か

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砂浜の造形

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自然の造形



■白井と

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湖の揺らぎA

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湖の揺らぎB



■田中や

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湖面

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初夏



■辻村

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竹林の小道

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竹林



■山田

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水面の初夏

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里は夏の気配



■林



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