野洲川物語

南北両流跡探訪

北流跡・5 吉川緑地

初稿UP:2011.11.30

写真撮影はすべて2011年11月
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地図01・公園全図

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 ドリームファームの下流側、旧北流跡地に造られた緑地である。現地の説明板によれば、・・・・平成13年度より、「ふるさとの自然」をテーマに、野洲川旧北流敷を湖岸緑地中主吉川地区として、多用な生き物が生息する水と風景のある公園を目指して整備を進めています。・・・・とある。説明板全文



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写真01・公園入口

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 上の地図で右端の縦の線が、私が旧川尻橋跡だと早合点した道路。右上角が旧川尻集落。道は道路から一端旧北流右岸堤防跡へ上り(前項旧川尻橋のところで、郵便屋さんのバイクの後に見えた坂道)を上り、すぐに左へ下る。写真はその入口である。「虫たちの森」をへて駐車場に至る。



写真02・進入路

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 綺麗なカーブを描く進入路。随所に見上げるばかりの巨木が立つ。5年や10年でこんな木が育つはずはないから、旧北流のころの河川敷から残されたものであろう。これだけでりっぱな文化財である。右の木の影になってわかりにくいが、木の向こうに竹薮が見える。これが旧堤防との境をなしている。



写真03・巨木に囲まれた若木

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 上の地図01でいう「虫たちの森」である。巨木に混じって新しい若木が植林されている。若木のうちはいいのだが、長い目で見るとこれがまた視界を悪くする。素人の私などはこれがコワイ。




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写真04・駐車場から見る三上山

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 堤防から300m足らず入ったところに広い駐車場がある。上の地図01ではP1とあるところである。その片隅から三上山が見える。当然ここまでは車で入れるわけだが、ウイークデーならいつ行っても車が止まっていることはほとんどない。




写真05・芝生広場から見る比良山系

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 上の地図01の芝生広場C。そこから見た比良山系である。木の向こうに柵があって、一見それが公園の境のように感じられるが、実際はその下の水路に対する柵。水路の向こうに、現在工事中の公園が続いている。




写真06・同じ広場から三上山

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 上と同じ場所から、三上山が見える。向こうに見える木々が処理されれば格好の三上山展望台になるところである。道の向こうに柵が見える。その向こうが残留水路。その向こうが公園内樹木である。
 それにしてもすっくと伸びたこの木の高さはどうだ。



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写真07・残留水路

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 ここは野洲川北流跡地。当然河川としての機能は有していないはずだが、それでも公園の中を川状の水路が残されている。水は流れている気配はないが、跡地でじわーと水がわき出てくるのだろうか。
 写真は広場から柵越に見下ろす残留水路。水は流れていない。左手前に青空を映している部分があるが、それ以外は茶色く濁っている。泥が混じっているならば、時間とともに沈殿して澄んで来るはずだが、その気配はない。前に見える橋は園内のもの。さらに向こうに拡張中の公園が見える。


写真08・残留水路沿いの遊歩道

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 広場から引き返し写真06に見える道を残留水路(私が勝手に決めた名前、正式名称は分からない)沿いに進む。右に折れると稲妻橋。






写真09・稲妻橋

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 上でチラッと見えていた稲妻橋(これも私が勝手に決めた名前、稲妻型に右左と折れ曲がっている)。夏だと足音に驚いたカメがどぼんと水に飛び込んだりする。
 遠くに三上山が頂上部だけを見せる。私としては手前の樹木を整理してもらいたいのだが。稲妻橋全景をどうぞ




写真10・残留水路沿いの遊歩道

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 稲妻橋は渡らずに直進する。










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写真11・入口近くへもどる

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 最初の出発点近くへもどってきたことになる。向こうに三上山が見える。柵越しに見えるビニールハウスは、道の向こうのものである。






写真12・水路の左岸へ

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 残留水路を渡って再び北へ向かう。水際(草が茂って、水面は見えないが)に1本足のあずま屋がある。遠景は比良山系。野洲市街地周辺から見るよりは高く大きく見える。






写真13・中央広場ランドマーク

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 私は勝手に中央広場と呼んでいるが、上の地図01の「芝生広場A」である。そこに立つ背の高いケヤキの木。公園の外側からも見えるりっぱなランドマークである。






写真14・ランドマークに夕日

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 同じ木にかかる夕日。










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写真15・竹垣の道

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 中央広場から稲妻橋に向かう竹垣の道。手前のT字路を直進し、突き当たり、日が当たっているところを右に曲がれば稲妻橋。両側は若竹の藪である。






写真16・稲妻橋から見た残留水路

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 稲妻橋から見た残留水路。このときは青空に映えて綺麗に見えたが、実際は茶色の濁水がたまっている。水は動いていない。
 対岸、陽が当たっているところを先ほど歩いた写真10の遊歩道が上っていく。




写真17・森影傾く木

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 稲妻橋からもどって、残留水路の左岸をさらに下流へ進む。1本の木がどうした加減か、随分傾いて生えている。かつて、ここが河川敷だったころに何らかの事情で傾かなければならなかったのだろう。
 右端、日の当たっているあたりまでは Google Map に遊歩道が詳細に表示されているが、あとは現在工事中、マップは白紙。上の地図01でもここからは管理区域外となっている。



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写真18・残留水路続く

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 残留水路は地図上ではとぎれてしまうが、実際にはさらに下流へ続いている。これはその部分。急にアオサギやカモが飛び立ったりして、こちらが驚かされる。アオサギはともかくとして、カモは羽が小さく必死で羽ばたく割にはスピードが出ない。見ているだけで面白い。写真に狙えば面白いだろうが、私にはその能力はない。



写真19・橋に近づく

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 上の写真18の橋に近づいたところ。










写真20・見返す森影

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 上の写真19の橋のたもとから、写真17の森を見返したところである。途中にあった1本の木が夕日を受けて見事だった。それにしてもどうしてこんな木ができたのか。強風で倒れなければいいが。





写真21・現在工事中

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 左端が、旧北流左岸堤防跡道路。路肩を挟んで一段低いところが、文字通り現在工事中の公園道路。その向こうが残留水路。水面は見えない。






写真22・旧北流河川敷跡

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 旧北流河川敷跡ということだが、現実はもっと密集して昼なお暗い様相だった。









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