八田正文デジカ日メ教室
やす教室作品集
２０１７年１１月２２日（水）

==== ＢＥＳＴ５寸評 ====

　蓑虫　　砂崎さん
　褐色で統一された色彩感。それともう一つ、中央の影の横線に続く右端のタテの線。これが効いている。このタテの線がなかったら（影の線が横線だけだったら）、おそらくこの写真を選ばなかっただろう。この線がこの写真に立体感をもたらした。不思議な線である。

こがね色　　國分さん
　ちょっと普通のいわゆる紅葉と異なる金色の葉っぱ、それとバックの黒に近い濃紺と、水面だというやや暗めの水色。これら３色の組み合わせ。色の対比の妙。右上と右端の白いボケは邪魔。　

　お座敷からの眺め　　小森さん
　室内でカメラを構えていたら、思いもかけずこの男性がスーと現れたという。偶然性の不思議。撮った写真ではなしに撮れた写真。　　

　出会い　　中島さん
　凝った題だけれども、中島さんにとってはまさに出会いだっただろう。虹は年間何回かは見る。しかしちゃんとした風景の中での虹はまれである。その上にコハクチョウが数羽餌をついばんでいる。１羽では気がつかない。こうして何羽か集まって存在感が示される。やはり出会いだった。　

　真玉浜の夕陽　　古澤さん
　これも虹と同じ。日の出や夕日は見ないわけではない。しかしちゃんとした絵になっているものとなると、そうたびたびで出会うものではない。いま夕日が干潟に落ちる。それを素直に撮った。そこで止まっている。やっぱり旅先の正直写真かな。　

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