八田正文デジカメ教室
やす教室作品集
　　２０１６年０５月１８日（ＡＢ合同）

==== ＢＥＳＴ５寸評 ====

　斜光　　田中さん
　斜光が差す板の間に置かれた土器にススキの枯れ葉。それをあえて左に置いて右の空間をあけた。その黒が効いた。普通は光が来る方を開けるのが常識。あえてそれの逆手を行った。その勇気の勝利。器（両方とも）に点々と見える星のような光は何だろう。　

　アオサギＡ　　大橋たさん
　これは霧か。場合によっては煙ということも考えられるが、それなら多少のムラがあるのが普通。霧だと思うか。その中に粛然と立つアオサギ。敏感な鳥だからちょっとのことで逃げるはず。かなり長いレンズを使ったのだろう。いいチャンスをものにできた。　

　里の家　　野口さん
　花緑公園にある観光民家。一般的な狙いでは三上山が左手に入ってくる。それを逆に入れ替えた。結果右流れの斜面が平行に。爽やかな絵になった。これは口で言うほど簡単ではない。右に山がありポジションに自由が利かない。かなり苦労して場所を探したはず。

　みんなで泳ごう　　大橋とさん
　横浜港だという。高層ビルと鯉のぼり。よく見ると、帆船のマストからつるされた鯉のぼり。私個人としては、初めて見る風景である。帆が巻き上げられているときで、鯉のぼりが生きた。帆が白かったら、それに負けただろう。

　夢見鳥Ａ　　前崎さん
　蝶なのになぜ鳥なのか。誤変換を疑ったが、蝶のことを「夢見鳥」と広辞苑にもあるとか。いやー、勉強になりました。黒いバックに白い光、そこに大きなアゲハが一匹。小さい画面で見ると花がセミの抜け殻に見える。適当な大きさにすれば花であることはわかるのだが。　

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