八田正文デジカメ教室
やす教室作品集
　２０１６年０３月
水曜コース　２３日（水）

==== ＢＥＳＴ５寸評 ====

　陽だまり　　今井さん
　お寺のお堂御一部かと思うが、柱を中心にして明暗に分かれている。一見して明暗の境が画面の中央に来ているのが気になるが、実際に左をカットしてみると、何本か並ぶ次の縦線が張り出してきて、ことが解決しない。単純な構図だけど味がある写真だ。

　ススキ提灯Ａ　　前崎さん
　平城京跡大極殿をバックに祭りのショー。提灯を回しているところだとか。シャッタースピードがぴしゃりと合って、回転のイメージが生きた。左の回し手のリズムが多少悪いのが残念。しかしそれは仕方がないこと。それよりもピントが若干苦しいのが気にはなる。

　祈り　　田中さん
　ご存じ菅原神社の火渡り神事。多少長めのレンズを使って、本当の炎の中を歩くような表現に仕立てた。残念だったことは、両足が地についた状態で動きが止まってしまったこと。足に動きが出ていたら、もっといい表現になっただろう。

　開花Ａ　　國分さん　
　やや冷たい色調とピシャリト来たピント。開花のイメージにぴったり。惜しかったのは、左の２輪が上下に並び、画面の上端と下端との間が等間隔にあいてしまったこと。建造物はないのだから、カメラを自由に動かして、画面に柔軟性を持たしたかった。

　春を待つ　　川本さん
　「輝き」とどちらをとろうかと思案したが、滝の水の表情がぎこちなかったので、「春を待つ」を選んだ。水面の明から暗への変化が生きた。左の方、長短２本の木がくっつきすぎているのが気になる。

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