SS・
まさーき・
マミー・
HN・
Chou・
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■SS
着信:2014.10.17
■撮影場所:米原市醒ヶ井園
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■1.曲線 葉の曲線と葉脈の曲線の美しさを写しました。
◆狙い通り、特に一番手前の葉の葉脈。茎から沸き立つ水蒸気のような。一か所気になる点。同じく一番手前の葉っぱ。茎から左に伸びる葉の裏側の線。これが画面の下端線と平行になった。場合によっては撮影後、傾きの調整で逃げることもできるが、画面が小さくなるから、やはり撮影時にカメラを傾けて逃げるのがベスト。
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■2.マントヒヒ 戸の木目がマントヒヒの顔に見えました。
◆木の節を目に仕立てて、マントヒヒの顔に云々というが、今の場合、木の面の灰色の部分と明るい黄色の部分との対比、これによって木の面に凹凸があるように見える。これによって歌舞伎役者の面のようにも見える。いずれにしても木目を抽象画のようにまとめた。目的はそれだけであって、手前の床を見せる必要があったかどうか。多少疑問が残る。
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■3.ヒトデ? なんの種かわかりませんが、まるでヒトデのようです。
◆形の面白さ、思い切った黒いバックとの明暗の対比、ぴしっと決まったピントの良さ、細い髭の1本1本まで見える。見る人がこれをどう見るかによって評価が変わってくるところだろうが、技術的なことはまず間違いなし。黒バックによる露出補正も的確。
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■まさーき
着信:2014.10.20
9月下旬からの、写真です。 | |
■1.堅田のコスモス 堅田湖岸にある、出島灯台から、対岸の三上山を背景に、撮りました。秋らしい景色に、なったと思います。
◆快晴の日、コスモスと三上山。コスモスがアップだったから三上山がアウトフォーカスになったが、これはやむを得まい。細かいことを言わなければこれはこれでOK。
以下、細かいこと2点。まず最初。右の色の濃い花とバックの蕾が妙な重なり方をしたこと。2点目。左の花と対岸の白建物がこれも妙な重なり方をしたこと。そして一番左と3番目とが同じ高さで対岸の線と妙な絡ま入り方をしたこと。いずれにしても撮影時に確認は無理だから、ある程度数を撮った上での選択になる。
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■2.空を磨く 大津プリンスホテルの、窓磨きです。ガラス全面に、空が反射して、ゴンドラが青空に舞っているようです。高所恐怖症では、勤まりません。
◆これでガラス磨き作業を主役にするのは無理。ガラス磨き作業はガラス面の付け足しにすぎない。何にもないので愛想がないから、何か付け足しておこうかというのなら話は分かる。だとすると自ずから別のタイトルになる。じゃ、アップしてガラス磨きで行こうかということになるが、アップすると今度は高さその他周囲の環境がわかりにくくなる。撮影すること自体が無理な材料ということになる。
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■3.祭り前夜 大津祭りの宵山です。夜のとばりが雑多な背景を消し去ってくれ、駒形チョウチンが見事です。年に一度、この地域が華やぐ瞬間です。
◆提灯その他、宵山の雰囲気が見事に描写された。手前の提灯、山車、奥の提灯など、組み合わせがぴしゃっと決まった。手前の提灯の空白部に奥の対象物をはめ込んだ。そして奥の提灯の右端と手前の提灯の一部をわずかに重ねた。意識しての結果か、無意識かどうかは分からないが、意識してなら見事。無意識なら幸運だった。
このように手前の空白部に奥のものをはめ込むとき、意識すると100%きっちりはめ込もうとする。そうなってしまうと絵がぎこちなくなってアウト。意識していながら無意識なように見せる。これが作画の技。そこまで行くと達人。
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■マミー
着信:2014.10.21 長野県の写真です。
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■1.秋を待つ
◆森の中の池らしい。岸辺には早くも秋の色。対岸の斜面と水に映った森と空と、3つの要素を組み合わせた正直な写真だ。小さい写真ではあまり気にならないが、拡大すると対岸の真ん中辺に白くゴミが浮いたようなのが見える。春先なら、桜の花びらが散ってこういう状態になることがあるが、今の季節では何だろう。土が裸になって草が生えていないようにも見えるし、何かが浮いているようにも見える。これが邪魔だけど、場所が場所だから隠すわけにもいかないし。
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■2.我が道を行く
◆池の上をカモが一羽、我が道を行く。曇り空だったのか、はっきりした光が不足。画面全体がもやがかかったような色調になった。で、ほんまにモヤかというとそうでもなさそう中途半端な色調。コントラストを上げてシャキッとした調子に変えたほうが見やすくなる。
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■3.蕎麦の花
◆ソバの花にしても、コスモスの花にしても、こうして広い場所に咲いていると、「ワーすごい」ということでカメラを向ける。しかし、結果は一面に花が咲いているだけで、それがなんですねや、ということになる。今の場合は、左端に前ボケがあって、多少なりとも変化があって助かるが、それがなかったら、本当に単調なものになっていただろう。「ワーすごい」でいったん立ち止まって、これどない撮ったらええのやろと考える。おそらくアカンわ、やめとこかということになるのではないか。
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■HN
着信:2014.10.22 撮影場所:岡山の湖岸台 風の去った後、お天気が良くて風が強く吹いてい琵琶湖で遊んでいるサーフインの練習をしている所でも撮って見ようと、午後湖岸に行ってきました。やはり湖岸では風が強く吹いていて岩に当って砕ける様が写真になりそうであったので、これと若者が遊んでいる帆かけの船を操る練習を大勢やっていたのでこれも撮って見ました。
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■1.砕け散る波A
◆1と2は、ほとんど同じ場所からレンズの長さを変えて狙ったらしい。1が望遠、2がワイドというところだろう。結果1は岩と波がクロースアップされ対岸との遠近感が弱くなった。その結果といえるかどうかはわからないが、手前の陰の部分と遠くの日向の部分がはっきりした。特に手前の暗い部分の波の表情が冷たく印象的。いい写真だ。
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■2.砕け散る波B
◆2の場合は、色彩的には手前も奥も大差なく、絵としては大きな岩から手前までの波の描写が主体になった。特に沖から波打ち際に向かって、スーッと滑るような波が、秋から冬にかけての琵琶湖特有の波の表情を示している。1と2と、どちらか一方をとれと言われたら、私は1の暗部の表情の鋭さをとる。
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■3.練習
◆若い男女がサーフィンの練習中。男性のほうが、おっかなびっくりの女性に指示を与えているところらしい。と、そこまでは読めるのだが、話がそこで止まってしまう。なぜかと考えると、この場合の主役と考えられる男性までの距離は結構遠い。女性まではさらに遠い。1,2でも見たように湖面の波は高いがそれ以上特に情報はない。一見、いろんな情報がありそうだが、絵としては意外と単純。
で、この2艘がお互いに接近するタイミングを狙って、両方のマストがX字型に重なり、その間から2人の顔がのぞく。それぐらいのことをやると、両者の表情が互いに読み撮れて、写真が生きてくるのではないか。もちろん僕自身、そんな粘りができるはずもないし、そんな長いレンズを振り回す能力もないのだが。
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■Chou
着信:2014.10.24 先日、信楽で登り窯の火入れをされるところに寄せて頂き、限られた時間ではありましたが撮らせていただきました。カメラの設定が解らないまま撮りました。時間帯は夕暮れでした。火入れは前日から始まっておりました。今回は初めての経験で写真は撮ると言うより説明になってしまったようです。でも見ていただきたくて送りました。
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■1.登り窯
◆「説明になった」というけれど、写真というのは誰かに見てもらって何ぼのものだから、まず説明、それがきっちり出来てからの話。だから、説明大いに結構。
初めての火入れ。夕方とのことだが、窯を照らしている光は外からの自然光か、それとも電球の光か。いずれにしても窯の光とは別のしっかりした光で、窯の外観をしっかり見せている。出来ればこの光が外からの光か、電球の光か、写真を見て区別ができるとぐっと説明の精度が上がる。光源の様子をちらと見せることで目的は果たせる。窯の光と光源を組合すと、もっと劇的な絵になっただろう。これも説明としては大事なこと。はじめてにしては3点とも結構いい線行っている。
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■2.窯にまきを
◆2人でマキを投じているところらしい。現実にはどうかわからないが、写真の上では左の人がイニシアティブをとっているように見える。胸に当たる光、頬を照らす光が強く生きている。右の人はハイライトが細い線となって、ゆっくり見るとその線が生きてくる。いいチャンスでとらえられている。惜しかったのは左が暗く余ってしまったこと。人物を中心にトリミングすると写真が生きてくる。
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■3.窯の中(約1200℃強)
◆中の作品は見えないが、黄色い炎が一番温度の高いところだろう。それがめらめらと燃え上っているところが印象的。周囲の黒枠が額縁のようになってしまった。火が囲まれて窮屈さを感じさすから、右を切っておくと黄色い炎が生きるだろう。
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