こんな デジカメわいわい村
 

デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.157
2014年08月・後半/9月前半合併号

 


YTK HN marimari マミー まさーき SS

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■YTK

着信:2014.08.16

 「よさこいとやま」の写真を送ります。1と2は、演技者と旗の共演を意識しました。

 

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■1.旗の元
◆YTKさんは「演技者と旗の共演」というけれど、これは難しいんだなー。いまの場合上のライトブルー系統の布はかろうじて旗とわかるし、その持ち手も画面右端の踊り手だということもわかる。しかし、その下に見えるダークグリーン系統のが旗なのか幟なのか、そこのところがはっきりしない。持ち手も左端の踊り手かとは思うが、もう一つはっきりしない。そこのところと演技者の関係がはっきりしない。
 僕自身、この種の祭りを見たこともないし、写真を撮ったこともないので、あまり大きなことは言えないが。こういう祭りでは撮影者は自由に動けないとも聞く。たとえば、位置を変えられるものなら、バックは右に見える木の暗色がベストあったろう。そうすれば旗は生きただろう。

 

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■2.よさこい
◆1に比べるとこちらの旗はよくわかる。踊り手は赤がちょっと強いが黄色とのコントラストもはっきりしている。踊り手の足場の中途半端ささえ処理されていたら、分かりやすい写真になったっていただろう。
 右端から男性が水を発射しているように見えるのは何だろう。

 

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■3.主役
◆気合入ってるねー。両手のブレもいいし。さすが主役というところ。しかし、バックの街並みについて無理がいえないのはわかるが、後に控える大勢の踊り手が意外とのんびりしているのが見る立場としては奇異に感じられる。どんな場面なのか。
 2でも若干感じたが、足元を詰めている。何か入れにくい条件でもあったのだろうか。





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■HN

着信:2014.08.29
撮影場所:私の畑

 毎日お天気が悪い日ばかりが続いて居ました。やはりお天気が悪いと写真を撮りに出るのが億劫になります。百日草に来る蝶も太陽の光がないと飛んでこない、そんなことも経験しました。

 

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■1.朝の蛙A
◆葉っぱの種類はわからないが、暗緑色の中にカエルが1匹。暗く沈む緑の中で浅緑のカエルが爽やか。この色調の統一はうまくいった。葉っぱの緑が暗すぎて不気味さを感じさせはするが・・・・。写真全体としては、カエルが1匹いるだけで話はそこで止まってしまう。もう少しストリーがほしい。

 

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■2.朝の蛙B
◆サトイモだろうか、緑の茎にカエルが1匹、こちらを凝視している。その指の長いこと。と、そこまでは読めるのだが、話はそこで止まってしまう。
 もうかなり以前になるが、カエルを専門に撮っている人から話を聞いたことがある。カエルに対してどういうことを仕掛けるとどういう反応をするということをいくつか持っていて、その時そのときに応じてカエルにしかけて芸をさせるのだという。そうするとうんと話が広がる。

 

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■3.花と蝶
◆花と蝶、上2点に比べると、こちらは手慣れたもの。HNさんは太陽の光がないとチョウも来ないという。そのチョウが来ているのだから、そこそこの光はあるのだろうけれど、写真としてはもうちょっとほしい(光が)。しゃきっとしたハイライトがあるともっと写真が生きただろう。今年の天気は悪かった。



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■marimari

着信:2011.12.19

 不安定な天候続きの中ようやく晴れ間が見えた8月24日、草津水生植物公園にて。
 水面上のハスやスイレンの花を撮ると水がベタッと澱んだ結果になることが多い上、何かプラスαがないときれいな花だけでは物足りないと感じていたところ、水面下に映りこんだ花が目に入り今回はそれをテーマに試行錯誤して撮ってみました。

 

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■1.熱帯スイレンA
 アトリウムでは見学通路が水槽より低くなっていて写りこみの姿が見やすく何よりでしたが、光と水の反射が問題でした。何枚も撮っりましたが結果は周囲の葉っぱが白っぽく浮き上がったり、汚い葉っぱが目立ったりでしたのでトリミングしています。
◆スイレンを上下反対に置いたように見える。実際には水面に映った上下倒立像を見ているのだけれど。室内の風がないところで水面は波立たない。だから鏡のように見える。それならば実態を上下逆に置いても同じことで、波を見せることで水面であることをはっきりさせた方が、写真として手は生きてくるのではないか。


 

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■2.熱帯スイレンB
 葉っぱの様子もほど良くて水の動き、表情が出ていて自分では気に入っています少し暗目でしたのでオリジナよりやや明るくしました。
◆これは水面に波が見える。そういう点では1の問題点は解決した。水に写ったスイレンの花も、色が暗いのが若干気にはなるが上品なたたずまいだ。問題は上に見える実体の葉っぱ。これが色もさえないし、形も大きく邪魔をしている。これを大きく見せる必然性はないはずだから、大半をカットしたほうが絵として落ち着くだろう。


 

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■3.清涼
 順番が逆になりましたがこちらは先に園内のスイレン池で撮ってみたもの。茶色の葉っぱが気になりますが二つの花の清らかな感じと水草の揺れ具合が気に入っています。
◆これはちょっとわからない。上にある実体としての花を隠すと、どうしてもこういう形になるのだろうが、その下に見える水面の間が持たないし、上の実体を見せない必然性も理解できない。映り込みにこだわった結果ということだろうが、これは失敗だった。




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■マミー

着信:2014.09.08

 去る6日、浅井町へ孫の出るよさこいを見に行きました。夜7時頃から雨が降ってきて散々でしたが、雨のよさこいは、撮る勇気ありませんでした(カメラ第一(笑))。

 

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■1.はつらつ
◆若い女性が手を広げてセーフ。周囲がカットされているからイベントのどういう部分だったのかわかりにくいが、致命傷は光が逆で顔が暗くなったこと。会場の設定がそうなっていてどうしようもなかったのだろうが。計画の段階で光のことまで考えていてくれるといいのだろうが、難しいことだ。それと人物が画面下半分に偏ってしまったこと。場合によってはそういうこともありうるだろうが、今の場合は上半分が木だからちょっとね…。会場の設定と光線状態、これはどうしようもないが、人物の取り入れ方、これは自分の自由になる。もうちょっと考えたほうがよかった。


 

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■2.色気
◆あーびっくりした。全身ならどうということはないが、この部分だけ見せられるとドキッとする。もっとも上半身は見ない方がいいのかもしれないが。この写真を批評せよといわれても書きようがないな。でもどんなおばちゃんなんやろね。そっちの方が気になる。


 

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■3.盛り上げ
◆これはまた、何や。裸で赤ふんどし。この中にお孫さんがいるかもしれないからあまり妙なことは書けないが、おじいの感覚ではお手上げやね。降参。マイッタ、マイッタ。


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■まさーき

着信:2014.09.09

 こんにちは、県立美術館の写真展を拝見しました。お会いできて良かったです。
 今年の夏は、天候不順でなかなか出かけることが出来ませんでした。つい最近の写真を投稿いたします。

 

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■1.もくもく
 湖西の今津より竹生島方向です。晴れていますが不安定な天気で、大きな入道雲が湧き上がってきました。なんとか帰宅するまで降られずに済みました。
◆これはすごい入道雲だ。例年の真夏の積乱雲は湧き上がるだけというイメージだが、今年の夏は何となく秋が混じっている気配で、水平に伸びる雲が重なり合っている。誰もいない桟橋が余計秋を感じさせる。
 というように絵としては夏から秋への変化を感じさせるが、画面全体が暗くそれが足を引っ張っている。カメラのオート露出は、このような明るい広い風景を撮ると、ちょうど真ん中の明るさに露出を合わす。結果的にはややアンダー気味に仕上がるようになっている。入道雲などは見ればまぶしいぐらいに明るいはず。絶対にこんな暗い感じではない。データから作品に仕上げるときには、その点を見極めて明るさを調整する必要がある。調整見本。これでもまだ暗い感じだが、無理に明るくすると飛んでしまうから要注意。




 

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■2.夏休み最後の日
 「もくもく」と同じ場所です。堤防の先で子供がつりをしている所です。夏休みのイメージがピッタリの景色です。
◆1にくらべて高い場所からやや俯瞰気味のアングルである。”「もくもく」と同じ場所です”と、安易に考えていると失敗する。子供が下に入り、水平線が上へ上がった。カメラが上へ上がると水平線も上がる。1では下4分の1ぐらいのところにあったのが、2では約半分ぐらいのところまで上がっている。2の場所で下から4分の1のところへ水平線を持って来ようとすると、子供は入らないことになる。子供ははずすわけにはいかないから、カメラをもっと下へ向けて上の青空を雲ぎりぎりまでにする。明るさの調整は1と同じ


 

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■3.夕月現る
 膳所から見た中秋の名月です。日暮れの中、川面にうつる月明かりと夕焼けが秋を感じます。
◆月そのものはうまく撮れている。もっともいまのカメラはこれぐらいの芸当は簡単にやるだろう。カメラがやることを一生懸命勉強しても大して意味はない。だから露出は任せておけばいい。それよりもカメラができないことを人間がやる。これが今のカメラを使う場合に大事なこと。カメラができないこととは何か。言うまでもない構図を決めることである。
 湖岸のちょっと高い所へ上がったか、湖岸に立ったままで撮ったか分からないが、いずれにしても投稿写真はカメラが高い。いまの場合、大事なのは空か湖面か。考え方によるが名月が主役だからやはり空だろう。だとしたら空を広くとらなければならない(水平線を下げる)。たとえばこの構図。右と下をカットした。これで水平線は下がる。月が真中へきてしまったことは目をつぶるとして、これで満足するかしないか。満足するならそれはそれでよい。しかしこれ以上写真は上達しない。
 満足できない場合はどうするか。これが一番難しいのだが、結論から先に行こう。カメラを下げればよい。たとえば投稿の写真をよく見ると月光の湖面での反射は手前ほど強い。トリミング版ではその反射の強いところをカットしてしまっている。同様に湖岸にヨシなどが生えていても、トリミング版では画面に入ってこない。カメラを下げればそれも入る。カメラの上げ下げだけなら月とは関係なし、昼間実験ができる。



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■SS

着信:2014.09.12
■撮影場所:野洲図書館近くの田

 写真の撮り方を忘れるくらい久しぶりに撮影にいきました。よろしくお願いします。

 

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■1.稔り
 なんということはない写真ですが、まだ稲穂を撮ったことがないので写してみました。
◆確かにね、「なんということはない」。でも稲穂に当たる左からの光がいい。なのに葉に当たる光は手前(カメラのほう)から奥向きに当たっているように見える。なんでかな。もっともこんな細かいこと言っても意味はないのだけど。ついでにもっと意味のないことを一つ。画面の右のほうに、どう考えても葉に着いたものとは思えない水滴が2つ3つ・・・とすれば上から落ちる途中となるのだが。それがしっかり見定めることはできない。SSさんの原版でぐっと拡大すれば見えるかもしれない。正直な写真だがいい写真だ。


 

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■2.真珠のなみだ
 水滴の影がなみだのようでした。
◆これには「なんということはない写真」とは書いてない。絵そのものはこちらの方が単純なのだが、実際にはこちらの方が複雑に見える。その意味は何かというと折り鶴のしっぽのような、高射砲のような葉か茎か、その根元に見える楕円を半分にしたような蔓。これが絵をややこしくした。
 SSさんが涙に見えたという水滴はどちらなのか。素直に白く光っているのと、黒縁で左下へ風で飛ばされそうになっているのと。白く光っているのはわかりやすいが、吹き飛ばされそうなのは何だろう。


 

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■3.みどり
 みどりの重なりが朝の光の中で爽やかでした。
◆これはSSさんのコメントに尽きる。何回か書いてきたが、緑色をさわやかに出すことは難しい。紫がかったり、どす黒くなったり、日向の部分も影の部分も気持ちのいい緑が出た。何気ない写真だけど気持ちいいね。



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