YTK・
SS・
HN・
MRT・
marimari・
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■YTK
着信:2014.06.19 長浜の黒壁ガラス館の写真です。 | |
■1.ステンドグラス窓越し
◆次の2の作品に見えるステンドグラスをアップしたところ。色はともかくとしてまずフレーミング。上はなりゆきとして、左右と下はきっちりフレーミングされている。こういう場合よほどしっかりとらえないと像はどちらかに傾いて、台形になってしまう。場内には人もいるわけだし、もしこれが一発で仕留められたとしたら見事なもの。
窓に大小の楕円形ステンドグラスがつりさげられている。窓ガラスの明るさはある程度犠牲にして、ステンドグラスの面に色調を合わした。これも正解。ただし普通は窓そのものがステンドグラスになっていて、周囲は壁などで暗い。その明暗がポイントになるわけだが、これは窓そのものの明るさがバックにある。現場の条件がちょっと妙なものだった。
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■2.黒壁ガラス館の光 室内は照明を落してあり窓からの西日を受けてガラス細工が色とりどりに輝いてとても綺麗でした。露出補正-1.0にしましたが、直接太陽の光があたる場所はまだ飛んでいます。更にアンダーに設定すると全体が真っ暗になるだろうし難しい。
◆「直接太陽の光があたる場所はまだ飛んでいます」というのは、太陽が差し込んでいる窓の面のことだろうが、これは仕方ないことだろう。それよりも、コメントにある「色とりどりに輝いてとても綺麗でした」ということが表現されていない。窓の下の小物や、右の陳列棚のものがそれに当たるのだろうが、写真としてはそれらが生かされていない。現場でそのような撮影が許されるのかどうかわからないが。
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■3.一服しよう
◆分福茶屋の建物を真正面から狙ったのがポイント。それにこだわったために、手前の生け垣や、荷物用の箱が全部マイナスに作用することになった。撮影者としてはそれを承知の上での撮影だとは思うが、マイナスを納得させるほどのプラス材料が見当たらない。暖簾をくぐる2人づれはいるが、ただそれだけの話で、特別プラスになるとも思えないし。
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■SS
着信:2014.06.20
■撮影場所:芦刈園
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■1.紫陽花A 雨が少なかったせいなのか、全体に紫陽花の元気がないように見えました。スプリンクラーで散水していたので、私も少し濡れながら撮りました。
◆なるほどねー、スプリンクラーの雨ねー、と思いながら、先ほどから何度も見直している。初めから種明かしされて入るから、そう思ってみているが、もし何もわからずに見たらどう見えるだろう。雨粒そのものはさして大きくはない。しかし数が多い。結構強い雨に見える。こんな雨の中で撮ったら、SSさん自身もぬれるだろうし、第一カメラが濡れるだろう。やっぱりカサをさして撮ったのかな。
と考えてきて、何か足りないと気になっていたのは、そうだ、自分のカサだ。傘の先が少し見えて、先端に水滴が(雨粒だとはあえて言わないが)が光っていたら・・・。スプリンクラーの雨を自分のカサで受けるのは難しいかな。
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■2.紫陽花B 紫陽花にはやっぱり雨が似合います(人工雨ですが)。
◆SSさんからすれば別の写真だろうけれど、見る側からすれば1と同じ写真だと感じる。きょうの雨はあくまで一定の雨だから、同じ撮り方をすれば同じように写る。早い話がライトアップの写真が下手をすれば全部同じように写るのとよく似ている。別の写真にするには雨の強さを変えたり、しかしそれはできないだろう。自分でスプリンクラーを調節するわけにはいかないから。で、シャッタースピードを変えて雨の写り方を変えるとか。
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■3.紫陽花C 雨傘ではなく日傘でしたが、傘をさした女性を入れてみました。
◆緑の葉っぱにブルーの花。色彩の統一がうまくいった。そのうえ人物のカサも花とよく似た色で違和感はない。もちろん傘だけ赤、橙など別系統の色にする手はあるが。これも相手があることで、自分で色を変えることはできないから、注文通りとはいかないだろう。
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■HN
着信:2014.06.22 6月8日守山芦刈園に紫陽花もう見ごろかもと出かけた。余り良いお天気ではなかった。まだ少し早すぎたのか全部が咲いては居なかった。今年は手入れが悪かったのか、また雨が少なかったのか、生育が悪かった。今回提出の写真の場所が一番に花が良かったかと思う。近江富士が格好良く柳の間から見える。この場所に人が良く見に来るようだった。暫く様子を見ていたら絵になる光景があり暫くはここで撮って見ました。
*八田注・写真仲間のTさんからの情報によると、「芦刈園は、昨年秋の台風で冠水し、ひどく痛めつけられた」という。そういえば、今の芦刈園の付近はかつて小津の船着場だったという。地形的にそういう被害を受けやすいのだろう。
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■1.親孝行:(守山バラ園)
◆なるほど親孝行、細かい関係はわからないけれど。バラ園の花をバックに行き来する来園者。ただ単に行き来する人物だけを配したのではなく、お年寄りの手をひく女性という、意味がはっきりしたシーンをきっちりととらえたのがよかった。写真のストーリー性というのか、物語が生まれて来る。中央の後ろ向きの女性の奥に人物が重なったのが惜しかった。
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■2.これも一枚:(守山芦刈園)
◆芦刈園の内部からこんなにすっきりと三上山が見える場所があったとは。これは気がつかなかった。芦刈園の前の道路から三上山を見ると、遠くに民家が2軒とその右に大きな森(小津神社の森らしい)が見えるだけで、それ以外は一面の田んぼという広い風景である。手前に何かがほしいと、芦刈園の中から場所探しをしたが、こんないい場所があったとは気がつかなかった。・・・・次に続く。
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■3.楽しそう:(守山芦刈園)
◆ということで、結局2,3は、手前に人物がいて、柳の木が両側に立ち、その間に三上山が見える。そういう意味で、いってみれば同じ写真である。煎じ詰めれば、人物がどうかかわってくるかということだけになる。
で、2については、柳の間に人物と三上山が入っている。人物が、三上山を背にして写真を撮っている。風景の中でも三上山は存在感があるから、人物の前に三上山があるほうが絵は安定するだろう。要するに人物と三上山を入れ替えたらいい。
3は、2人が左の柳のあたりを歩いているほうがいいだろう。人物の前に空間と三上山を置く。
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■1.宴息:(大津館) 5月29日、大津館に行った時、私が求めている風景に出合いました。
◆「私が求めている・・・」というのだから、早い話が「あこがれの人」と同じやからな、うっかりケチでもつけようものなら大変なことになりそう。だけれども、ボクにはそれがも一つよくわからない。そーか、MRTさんは昔のラフォーレ教室時代から、椅子だとかベンチだとかが好きだったものな。
しかし考えてみれば写真というものは、すべて「自分が求めている風景」にむかってシャッターを切っているわけだ。私なんかはそれをネタにいちゃもんをつけているわけで、罪深い話だ。それを言わなければこのわいわい村は成り立たない。あえて言えば、画面全体に対するベンチの割合が、ちょっと大きすぎるかな。あと若干小さめのほうがしゃれたイメージになっただろう。
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■2.ツルアジサイ:(小入谷)
◆前号のマミーちゃんへのコメントを読んだのかな。ツルアジサイのすごい生命力を見せるためには「根っこから花を見上げて」と書いたが、一応こういう画面をイメージしていた。ただこうして出来上がってみると、まだ客観的だなと思う。これらの生命同士の戦いを外から腕を組んでみている感じ。ワイドでもっと根っこに近づいて迫力を出すとよい。見上げる形がベストだけど、その時花がどのように写るか、それが問題だけど。
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■3.6月の平池:(今津) 6月10日近くになるともうカキツバタも終わりになっていました。花をアップにもできず平池の雰囲気を出すのに苦労しました。
◆これも前号のマミーちゃんの項で書いたが、ここのカキツバタは、誰が撮っても同じに写る。結局写真の対象になる範囲が狭いからだろう。バリエーションが限られる。人がびっくりするようなアングルを作り出さなければ、所詮は人まねに終わってしまう。
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■marimari
着信:2014.06.27
雨が降ればこの時期の定番ながらアジサイを撮りにと思っていましたが、中々イメージ通りの天候になりませず、時期を逃さずと近いところの撮影です。もっともアップで撮ればどこで撮っても同じですが。 | |
■1.梅雨の花:(逢坂山峠辺り) 山の斜面に色とりどりのアジサイがきれいでしたが、好みの青い花は向きが悪かったり傷み始めていたりでしたので、きれいな花を探して前後のボケを意識しました。
◆確かにアップすれば、どこで撮っても一緒。結局撮りやすい位置に好みの色の花を見つけること、これに尽きるのだろう。撮影時にどこまでボケの確認ができるのか、口で言うほど簡単ではない。一眼レフなどは、解放絞りでピントを確認し、撮影時には絞り込まれるという形になる。絞り込まれることによりファインダーをのぞいた時には見えなかったものがきっちり写るということも実際に起こる。
今の場合など左下の花にかかった薄い緑の前ボケなどはうまくいった。それに対して白い花のボケは、撮影時には気がつかず、後で見て「なにこれ?」驚いたのではなかったか。バックのボケはまあまあというところだろう。トータルとしては基本はOK,あとは数撮るしか仕方がないのだろう。
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■2.ジューンブライド:(大津館イングリッシュガーデン) 白い対象物には露出+にと教わりましたので+0.7設定でしたが取り込むとまだすっきりせず、編集時に彩度を下げるとかなりイメージに近くなりました。撮影時にもっと色々なプラス値で撮るべきだったと反省中です。
◆白い花を白バックで。なかなかいい。それにmarimariさんの自己評価も的を射ていてなかなか楽しい。
確かにこれぐらい白いと、プラス補正は正解。それでも足りずに、画像処理で彩度を下げたとか。プラス補正値が不足で明度が足りず色が濃くなったのを彩度を下げて逃げたということか。画像処理は変になぶりだすとわけがわからなくなるが、今の場合はうまくいった。ボケの黒い部分がもう少し明るかったら、もっと良かった。
marimariさんのイメージはわからないが、いただいたデータで僕なりの絵を作ってみた。思い切ってハイキーに仕上げたが、こういう場合、画面のどこかにしっかりした暗い点がほしい。今の場合は中央すぐ下の3本の茎だろう。これをもう少し暗くしたいが難しい。それともう一つ、今ピントが茎周辺の花びらに来ている。間違いではないが、ハイキーにすると花の外周部とバックとがあいまいになる。花の存在感をはっきりさすために、(画面右下角を要とした扇形の)外周部までしっかりピントを持っていきたい。それによってバックのボケがどう変わるか、難しいとことだけど。
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■3.夢見るトンボ 2と同じ時に池のそばで赤とんぼやシオカラトンボを発見。この赤とんぼは眠っているように中々動かなかったので慌てず狙えましたが、止まっているのが花後のハナショウブでイマイチでした。周りの浮草のぼかしで昼寝中の夢のようなイメージを。もう少し柔らかくぼかせればよかったのですが・・・
◆「もう少し柔らかくぼかせればよかった」、確かに自己評価の通りだけど、レンズも結構長くしているようだし、後ろをぼかすことにたいしては、それなりの努力の結果だろう。現場でどこまでボケが確認できるか、口で言うほど簡単な話ではない。
そこで、ということだが、これ以上のボケが無理だとわかれば、そのボケの中でのベストな絵を探す。今の場合だったら、トンボの一番大事な部分が後ろのスイレンの葉と葉の間の暗いところに入っている。これを上の葉か下の葉か、どちらかの部分へ入れると、大分絵が変わったのではないか。これは絞りとかシャッターだとか面倒なことはなしに、ちょっとカメラの位置をかえれば解決する話。ぼかすより楽である。
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