デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.149
2014年04月・後半

 

BEST

MEGW マミー MEGW HN JIJI


SS MEGW TNK YTK HN マミー YN JIJI MRT Chou

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■SS

着信:2014.04.16
撮影場所:マキノピックランド・湖北大浦港

 

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■1.大並木
 樹高が高く、並木もずっと続く。角度によって枝が空を覆う。大並木。
◆マキノのメタセコイヤ並木。撮りつくされた場所で、よほどの斬新な狙いをもっていかないと、「どこかで見た風景」ということになってしまう。今の場合の狙いは手前の木と向こう側の木の間の隙間あたりかと思うが、そういう狙いも今までにいくらもあっただろうし。




 

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■2.光る並木
 西日が枝に反射して光っていました。バスの中から。
◆幹の部分の黒に対して、枝の部分が光を受けて輝いていた。確かにその通りだし、おそらく現場ではもっと輝いて見えただろう。こういう写真で一番難しいことは、現場の風景が動いている(実際にはバスの中の自分が動いているわけだが)のに対し、出来上がった写真は止まっているということ。
 テレビカメラなどは、「こんなところ撮ってどないするねん」というような場所をばんばん撮る。出来上がった番組を見ると、それがちゃんとサマになっている。なぜか、テレビ画面が動いているからだと思う。車に乗っていていいなと思っても、いざ下りてみると電柱が邪魔をしていたらり、だめなことがほとんど。ことほど左様に動いている風景はよく見える。これが1つ。
 もう1つの問題は、フロントグラスを通した風景で、最前列に座っていたとしてもカメラは自由な方向を向けるわけではない。勢い前方を直視することになる。結局カメラは水平方向を向き、できた写真は消失点(道路・並木が無限の遠方で消える点)が画面の真ん中に来る。ポイントである光った枝と、道路の面積が同じになり、クルマなどが写っていると、枝はますます部が悪くなる。そうかといってカメラを上へ向けても、空の抜けが大きくなるだけで、どうにもならなかっただろう。


 

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■3.一休み
 海津の桜は満開。桜の下を走ってきたのかな、柳のそばで一休みする男性。
◆桜並木の切れ目に男性を置いて、左に柳の木。新芽をつけた枝が揺れる。男性があと車輪1個分ぐらい後に下がっていてもよかったか。そこまではいい。でも待てよ、題は「一休み」だけど男性は自転車の前輪を小石の上に載せて遊んでいるのと違うのか。でも、そんな緊張感は感じられないし。と、さらによく見ると左手と幹の間に、オットットという感じで、対岸から琵琶湖へ飛び込む男がいる。長い足なんか着水直前。水に手ェついてどないするねん。
 エエ写真なんだけど、でも、妙な写真を作りましたな。・・・「琵琶湖に飛び込む人なんか撮ってません。勝手に写ってたんです。知りません!」。



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■MEGW

着信:2014.04.17

 卯月の満月、月下の風見鶏と琵琶湖大橋の夜景。時期遅れですが氷柱から滴り落ちる雫をおくります。

 

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■1.狙い撃ち
 前夜に積もった雪が氷柱となり滴り落ちる水滴を高速で切り取りました。90°左に回転すると指先が狙っているようです。 ◆これはすごいな。何回シャッターを切ったかはわからないが、これを連写ではなく一発で仕留めたとすれば見事。球体に当たる光が、常識に反して下面が光っている。下から光が当たっていることになるが、下にそのような反射体があったのだろうか。しかし、そんな細かいことは別問題。落下の瞬間を仕留めたこと自体が見事。


 

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■2.十四夜の風見鶏
 日没1時間前に月の出、やや暗くなるのを待って、かざみ公園にて夜景を撮りました。
◆14日の月だから、日の前1時間前に昇ることは当然の話。大事なのは「やや暗くなる」こと。このタイミングで風景が変わる。対岸の山の稜線、三上山の姿など、これが見えるか見えないかで風景が変わる。今の場合、それがかろうじて写る時間帯に撮影した。おそらく日没後3,40分だろう。月の出からは1時間半ほどたっており、月自体の明るさが増し始めるころ。それを街灯の灯りとともにうまくまとめた。


 

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■3.十五夜の琵琶湖大橋
 15日は15夜の月、琵琶湖大橋の合間に揚がるのを狙っていきました。予想通りにセンターに揚がる月を撮りましたが、月の表情・色彩にに乏しく課題が残りました。
◆天空にかかった月の明るさはISO感度100で、絞りF=8〜11で、シャッターが120分の1ぐらいだという。それを地上の風物と合わせて同じ露出の上に載せること自体無理な話だ。「月の表情・色彩にに乏しく・・・」というが、これは仕方ない話だろう。
 こういう写真の場合、ボクはむしろ琵琶湖大橋という構造体をしっかりとらえることだと思う。月の明るさよりも琵琶湖大橋自体が右へ崩れていきそうなのが問題だと考える。要するに橋に対するカメラのセッティング。中心線をきっちり遠して対象的にとらえること。月はその対称軸上になければならない。月自体の明るさの問題は、これが解決してからの問題。カメラの水平保持などは目分量ではだめだろう。



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■TNK

着信:2014.04.19

 久しぶりの作品、行ってきました写真です。桜の花、目にはきれいなんですがカメラには思うように写っていません。どうすればきれいに撮れるのでしょうか?

 

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■1.船から花見
 花見もいろいろでヨットからスピードも楽しむのでしょう。水しぶきをあげて.......。
◆美空ひばりやね。「酒よ、桜よ、どうしてどうして あの桜を あきらめたらいいの・・、 あきらめたら・・いいの・・・・」。
 「どうすればきれいに撮れるのでしょうか?」といわれても、このままではあきらめるしかないな。子供は産みっぱなしではアカン。しっかり育てなあかん。写真も撮りっぱなしではアカン。カメラから出てきたデータはあくまで基礎データ。そのデータを作品にしてやるのは撮った人間の責任。
 3枚とも天気のほどはよくわからない。少なくても悪い天気ではなさそう。そういうとき、広い風景をオート(Mモード以外)で撮った場合に起こる現象だけど全体にアンダーになる。今回の3枚は一般的に起こるアンダーにさらにマイナス補正も加わっているらしい。とにかく最低限それに対する調整が必要。
 ということで調整してみた。どうだろう、多少はよくなった。でも、多分もうちょっと桜を明るくしたいという気持ちは残るはず。でもそれはできない。無理してやると、こんなことになる。桜の色としてはこれぐらいまで出したいところだが、ボートの波が言うことを聞かない。せいぜいがこんなところか。自分で調整して経験しないと、いつまでも「どうすれば・・・」で終わってしまう。ボートが来た時点で、「この波は飛ぶな」と感ずるかどうか。ほんまはその時に感じても処理のしようはないのだが、それでも感じるか感じないかではできた写真にそれなりの差があるはず。



 

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■2.花のサイクリング
 湖面からの風を受け花街道を楽しむ。
◆1で述べたアンダー現象だけではなさそう。マイナス補正も加わっているのかと思うが、いずれにしてもこれでは桜のほうが「どうしてどうし・・・」ということになる。最低限の調整見本



 

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■3.花と鳥の饗宴
 桜の花にこんなにも多くの鳥が戯れるさまを撮影できたことをうれしく思いました。
明るさの調整は言をまたない。TNKさんのコメントからみて、「鳥いる」ではなくて「鳥いる」のだから、とにかく鳥が見えなくては話にならない。ということでその気持ちをトリミング




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■YTK

着信:2014.04.19

 今回の水口岡山城はバル−ン一夜城で、文字通り毎日朝10時ごろに出現します。4/18〜20の3日間現れます。

 

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■1.バル−ン水口岡山城A
◆観光案内写真。水口岡山、かつて城があったところに城を建てる。前回は段ボール製。完成したその晩に台風が来てあえなく落城。今回はバルーンで、300余万の予算で云々と新聞に出ていた。甲賀市観光協会は金があるらしい。
 標高差100mそこそこの山の上に建つわけで平地からではあまり近づきすぎると見上げる形になって写真としてはつらい。これはいくらか遠いところから望遠レンズで狙っているらしい。そういう意味では成功。露出が若干アンダーか。



 

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■2.バル−ン水口岡山城B
◆2と3は縦位置と横位置の違いだけ。どちらかいいほうを選んでくれという意味だろうが、これは撮影者の判断で選んでほしい。現時点でいえば、観光用としては広さがある横位置だろう。縦位置では視界が狭く、仏像のほうがアウトフォーカスでありながら写真としては強い。それに2は若干暗い。






 

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■3.バル−ン水口岡山城C
◆2で述べたとおりである。3だけ見れば、もし可能なら右へ寄って、バル−ン城をあと少し右へ持って行ったほうがいい。






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■HN

着信:2014.04.20
場所:屋棟川比留田橋辺り

 「昔ながらの手こぎ舟に乗って、川から花見を楽しみます。また近州音頭を聞きながら琵琶湖の漁師料理が食べられま。4月5日(日)午前10時から」と、広報やすに載っていた。私のシギ撮りの場所の近くでもあったので、お天気は余り良くない日でしたが、年に一回この遊びをやられるので行ってきました。
 少し遅かったのでいいチャンスを逸したかもしれません。しかしいつも通ってない場所に人を乗せて土手に菜の花が咲き乱れ桜が見ごろに開いて居ましたので、のんびりとしたいい景色でした。空の色が悪いので、空を入れられないので注意して居ました。特に3番はどうしょうもなかったです。

 

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■1.船遊びA
◆ナノハナが咲く川沿いを行く手漕ぎ船。いいね。しかしどこかで見たような。この時ボクもここ(船遊びCの場所)へ行っていたぞ。ただ単に桜を撮りに行っただけで、広報のことは知らなかったけど。ボクが行ったときは船遊びBの桜の下で宴会中だったから、HNさんよりちょっと遅かったことになる。

 

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■2.船遊びB
◆船の上の芝生の小山が宴会会場だった。それはともかくとして、1と2はよく似た写真である。でも比べてみると1のほうがいい。1から2に進んできて、川に対するカメラの角度が大きくなる(川の流れに対する角度が大きくなる)。そのため遠近感が感じられなくなる。1は船はまだ下流にいて、カメラはさらにもっと下流の流れまでを収めている。遠近感がある。 

 

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■3.船遊びC
◆ボクの写真と同じポイントである。ボクが行ったときは、手漕ぎ船が2艘ならんでいたことと、三上山を大きくしたい思いでレンズを長くしている。HNさんの場合は、手前に1艘うしろの船がいる。そのためにレンズが短くなり、その結果視界が左へ広がった。いきおい川の上流まで見通すこととなり、ワイドレンズの遠近感を地で行く結果となった。水面の表情もワイドのほうが豊かである。HNさんが悩んだ空の色は、長いほうが楽に出ている。たぶんこれは撮影の時間帯によるのだろう。僕自身さほど苦しいと感じはしなかったから。



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■マミー

着信:2014.04.22

 

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■1.花盛り
◆満開の桜の下でカヌー教室。学校か社会教育かわからないけれど、毎年この時期に行われているらしい。時々類似の写真を見ることがある。
 出てくる写真のほとんどが陸地の岬状の場所から撮ったものだが、これは沖合から撮った。距離がどれぐらいか分からないが、長目のレンズだろう。その結果、カヌーや陸にいる人などが、ごちゃごちゃと圧縮されて写ってしまった。撮影する範囲を絞るためにレンズの長さを変えるわけだが、それによって写り方が変わることも頭の片隅に置いておく必要がある。


 

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■2.桜に誘われて
◆これはいい。桜並木を犬を連れて散歩する人らしいが、並木は写さず、弓なりに反った1本の桜を真横から撮った。並木道の方向から撮ったのではこの「反り」は写らない。このカメラアングルは初めから「反り」を意識していたはず。そこへ犬を連れた女性がやって来た。人物は最低限のハイライトだけで、主役は犬。その犬と桜の枝がつながったのがつらかった(犬全体を黒バックに置きたかった)が、致命傷というほどのことではない。右下の茶色のボックスかボードか、派手なものではないからこのままでも辛抱はできるが、カットしたほうが絵はさらによくなるから、やっぱりカットだろう。
 女性が右手に下げているらしいライトグリーンのバッグ?は、気にしだすと気になるかもしれない。


 

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■3.花の呟き "どう?"
◆道路の擁壁か何からしいから、コンクリートの向こうから出てきた花ではないのだろう。穴に詰まった土に根を下ろしたものか。それにしてもすごい生命力。今すぐどうしたらというアイディアは思い浮かばないが、何か考えたら力強い写真になる予感がする。
 2と3、特に2はいい写真だ。写真をやりだしたころの写真に比べると長足の進歩を感じる。



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■YN

着信:2014.04.28

 

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■1.海津大崎
 ゴムボートに乗っている人物と岩の背景をねらいました。
◆海津の桜もこれだけみんなが撮ると、ちょっとやそっとでは自分の写真にはならない。どう撮ってみても誰かが先に撮っている。だからこういう定番の場所では、よほど自分の意図をはっきり前に出さないと、皆似たりよったりの写真になってしまう。自分の意図はどこで撮るにしても大事なんだけど、特にこういうポピュラーな場所ではね。


 

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■2.家族でお花見
 ベビーカーや自転車で花見。
◆1に比べるとこれは意図がはっきりしている。そう、YNさんのコメントにあるように「ベビーカーや自転車」。海津の写真としては、意図がはっきりしていて面白い。
 そこまではいいのだけれど、その意図がきっちりカメラに伝わっていない。今のカメラは何でも写る。人間以上のことをやる。その何でもできるカメラが、自分(カメラ自身)でやれないことが2つある。「自分で自分自身を移動させること」と「レンズの長さを決めること」。撮影ポイントまで持っていくのは人間の仕事。カメラをそこへ持っていき、レンズの長さを決める、それさえやってやれば後はカメラ任せでいい。
 今の場合、太い木から右側はあまり意味がない。その分を捨てて、カメラを前へ連れていく。ベビーカーや自転車にうんと近づく。それがポイントなんだから。木の右側よりそれ(ベビーカーや自転車にうんと近づく)のほうがだいじ。あとはカメラに任せておけばいい。


 

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■3.メタセコイア
 車がよく通るので道路端から片側だけしか撮れませんでした。
◆これもまた1に戻ってしまった。YNさんはこの並木を何回見たか知らないが、一筋縄ではいかない。ちょっと行って、ひょいと撮れる場所ではない。初めて見た時の感動がカメラに伝わるといいのだが、そう簡単な話ではない。「お前撮ってみい」といわれても、ボクはしっぽを巻いて逃げて帰る。



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■JIJITKS

着信:2014.04.29

■4月中旬、大阪城・京洛の落花を見て、期待を胸に信州へ。高遠の桜以外は、何処も花は蕾ばかり、道路も閉鎖で山に入れず、の状況でした。7日間で1000枚ほど撮りましたが・・。多忙にして整理もつかず、提出遅れました。遅れ馳せの出席簿の押印用になりました。

 

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■1.氷の下に水の流るる
 乗鞍・一之瀬。昨秋の紅葉の人出が嘘の様に静まり返っていました。
◆かにかくに 乗鞍こひし寝るときも 枕のしたを水のながるる・・・。そうか、氷枕か。ちょっと頭を冷やそうという段取りか。
 雪解け時の山の静けさ。天気が良かったのだろう。この水の深いブルー。白樺が映る深い水面と手前の白い雪。それで絵を作ったのだから、あとは成り行きでということだろうが、ボクとしては手前の雪の向こうへ回り込んだ水面(川?)の奥をもう少し見せてほしかった。水面が川だとしたら、それで奥行きが出そうな気もするし。




 

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■2.ゲレンデの春
 雪質悪化でしょう、人影もなし。
◆どっちやねん。山と湖の風景写真だったら、スキー場が邪魔。しかしここでスキー場を外して写真は撮れんし。スキー場の写真だとしたら、山は余分。さりとて、この恰好のいい山を外す手はないし。結局、鼻の下の長さの問題やね。


 

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■3.伊那谷のミヨチャン
 見知らぬ子が指を折りながら歩く姿をパチリ。お母さんも美人でした。
どっちやねん。かわいいミヨチャンを狙いながら、横目で若いお母さんをちらちらと。これやからいまどきのじじい(JIJIさんのことではありません)はどもならん。そんな中途半端なこというとらんで、ここへ入ってもろたらよかったのに。それにしてもど真ん中にあるツツジかサツキか知らんけど、この灌木は邪魔やった。もうちょっと右へ回って、避けられなんだかなー。そうかそこにお母さんがいたか。JIJIさん、紳士やもんな。



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■MRT

着信:2011.12.21

 

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■1.踊る枝垂桜:(山科)
◆枝垂桜が見事である。「踊る」というのは、幹の姿のことか。そういえばそう見えないこともない。片足上げてね、ちょっと長いけれど。写真の立場で見れば、ベタ光線で影がほとんどないが、枝垂桜のようなものはこれ以上とやかく言うても仕方ないのだろう。右端に屋根瓦の一部が見えるが、切ってしまえば画面が単調になるし、遠近感を作る意味においても、むしろ屋根の一部だということをはっきり見せたたほうがよかったのではないか。



 

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■2.桜のバロック:(山科)
◆題の「バロック』はどういう意味だろうか。ボクなんかは、バロック音楽、イムジチ合奏団が演奏するビバルディーか何かの音楽ぐらいしか思い浮かばないが、この写真のバックにビバルディーやコレルリを流したら結構いけるかもしれない。もっともバロック音楽は八方美人的なところがあって、何にでも合いそうだけど。バロックの語源は「歪んだ真珠」という意味で、花の塊をそれに見立てたのかもしれないけれど。
 散り行く花びらが流れているのがきいている。シャッタースピードをもう1段長くできたら、流れる長さを2倍にできたのだが。



 

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■3.パワーの始まり:(比叡辻)
◆地上の風物は木の枝と葉っぱだけにして、あとは太陽だけ。今の場合、あえて輪郭のはっきりしない太陽を選んだのかもしれないが、地上の風物によっては、やはりはっきりした太陽がほしくなる。これだけ太陽が明るくなると、輪郭をはっきりさそうとすると、周囲の空が暗くなる。おそらく絵にならなくなるだろう。日の出から太陽が明るくなるまでの時間が勝負である。
 こういう写真は行き当たりばったりにはいかない。事前にしっかりとした設計図が必要である。


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■Chou

着信:2014.04.30

 今日少し時間がありましたので、信楽の畑まで行き山つつじを見てきました。美しさに見とれ、上ばかり見ていたら足元にタケノコが伸びていました。お天気はあまり良くなかったです。

 

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■1.山つつじ:(いまがみごろ)
◆写真は目で見たようには写らない。やり始めたころはそれで腹を立てていた。カメラが悪いんやと・・・。天気が悪かったという。でも山ツツジはきれいだったはず。そうでなかったら撮るはずがない。でもできた写真は何となく暗いし、色ももう一つさえない。緑なんか新緑が鮮やかだったはず。現場で確認して、露出補正をするのがベストだけど、そうはいかない場合もある。せっかくの作品だから、撮った後で調整して送り出したい。調整見本
 以上は明るさ調整の問題。あともう一つこれはもっと難しい問題。赤と緑、この2つの色は両方とも個性が強い。どうしても喧嘩しがち。この組み合わせは避けたほうがいい。といっても葉っぱは緑だし、花は赤だし。考えだしたら山で写真は撮れなくなる。最初のうちはあまり深く考えずに何でも撮ればいい。そのうちにうまいことこの組み合わせを避ける方法がわかってくる。とにかくのこ組み合わせは難しいということを頭へ置いておけばいい。


 

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■2.タケノコ:(すこしのびすぎかな?)
◆これは上とは逆で色が派手。特に緑が派手でタケノコがめまいを起こす。撮った後で調整をしたのか、それとも突然変異的にこのように写ったのか。調整をしたとすればやりすぎた。していないとすれば、ぜひ調整をしたい。タケノコは元から暗い色だからちょっとやそっとの調整では色はほとんど変わらない。だから周りの緑を目安に全体を暗くしてやればいい
 タケノコが1本、にょきっと出ているとびっくりする。できれば竹が2,3本横にあるとか。もうちょっと小さいタケノコがそばにあるとかすると絵が安定していくる。ないのなら仕方がないことだけど。その場合は何か相手になりそうなものでバランスをとる。




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