デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.142
2014年01月・前半

 

投稿者の皆さんへお願い

 

BEST

JIJI HN SS MO marimari


SS S.T マミー HN JIJI YN MEGW MO MRT marimari SKI

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■SS

着信:2014.01.03
■撮影場所: 広島県三原市、福山市

 明けましておめでとうございます。今年もよろしくご指導お願いします。わいわい村の写真を送ります。よろしくお願いします。

 

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■1.夜の漁港
 福山市鞆の浦の漁港。前回提出の写真と同じ場所。灯りがトン トントントンとリズムよく並んでいたら、と先生の評。これは、トントントントン トンと少々調子っぱずれですが。
◆リズムはね・・・、相手もあることだしなかなか思うようにはいかない。 現場を知らないから、想像するしか仕方がないわけだが、対岸から見ているのだろう。明かりが強いからどうしてもコントラストが強くなる。反射している水面を抑えようとすると全体が暗くなる。カメラ位置が若干高く見えるが、2階あたりからの撮影だろうか。手前の風物を入れて、とも考えてみるが、確か雨だったというし無理な相談なんだろう。

 

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■2.瀬戸内夜明前
 三原市筆影山から。早朝に海霧が見られる場所ということですが、気候次第。旅行者には厳しい。
◆『夜明け前』というと、藤村の「木曽路はすべて山の中・・・」が定番だけど、そうか、瀬戸内にも夜明け前はあるわけで・・・。若いころ緑川洋一の写真で憧れた。と言いながら、休みがあると山へ行っていて、結局瀬戸内へは一度も行かなかったけど。
 緑川写真では、30分、1時間と開けているわけで、写真に写っているような船の明かりが何本も横切っていく。当時フィルム感度が低く、ASA64、50、32などの値(ASAといまのJIS感度とは数値は同じ、ASA100がJIS100)だったことと、周辺の明かりが少なかったから長時間露出は楽だった。今のデジカメでは、どうして低感度を設定してくれないのか、いつも不満に思っている。
 今の状態は薄明の状態らしいから、べらぼーな長時間露出は無理なようだ。これでも遠くの明かりなどは若干オーバーなようだ。手前に木のシルエットがわずかに見えてこれはこれでなかなかいい写真だ。
オリジナルがどういう状態かわからないが、ピントが何となく心配。フルに伸ばした写真をディスプレーで見ることも大事だが、できればこれといったのを選んで、A4ぐらいに伸ばしてみる。こうして抽出テストをしておくといざというときに泣かなくて済むし、今後に向けての長時間露出に対する注意の目安にもなる。

 

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■3.早朝の港
 まだ眠っている港、静寂を破るように2隻の船が。港が賑わい始めるのももうまもなくだろう。
◆1,2,3と尻上がりに面白くなってきた。手前の道路には行きかう車のライト。それも赤いテールライトが流れる。それでいながらほとんど車そのものの姿が見えない。高低差がある橋など渡った光跡がはっきり見えるのに姿なし。まさかそのまま海に突っ込んだのではないだろうが。と、にぎやかな陸上に比べ、海上には2艘の船。航跡がはっきり見えて船が止まって見える。車は見えないのに船は見えるという手品のような面白さ。陸上だけでは物足りなかっただろう。よくぞ来てくれました2艘の船。感謝状贈呈。


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■S.T

着信:2014.01.03

 年末からPCを開くと黒画面に大きな白文字でHDD修繕又は交換の必要あり。F1 キーで起動してください。との文字が出るので恐る恐る新年のとれとれでなく昨年末の写真を急ぎ送ることにしました。

 

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■1.西日U:(東近江市杠葉尾 不老橋)
11月の16:25では日差弱く再度行きましたが? 
◆日差しを求めての再撮影。ゴーストも入って目に見えない画面外の太陽を見せている。そういう意味で再撮影の意図は生きた。しかし、なぜ構図を変えなければならなかったのか。その意図がわからない。とくに真ん中手前のどーんと出てきたガードレール。反射ミラー2個。これに何か意味があったのだろうか。それとも橋の裏側、右の杉の木に思いがあったのか。とにかくなぜこの構図なのか。わからない。


 

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■2.準備:(希望ヶ丘)
 全日本びわこクロスカントリー 完走後の表情をゴールで待ちましたが。表現乏しくレース前の準備運動の学生さん達。
◆狙いを換えての撮影らしい。見ての通りの準備運動中だが、「うん、それで、どうしたん?」という写真かな。特にポイントもないし、やっぱり作品にするには、何かしっかりした見方が必要だろう。


 

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■3.不休:(四日市市石原町)
 日頃は冷却塔の吹き上げる水蒸気はもっと多い?が年末休業のため少ないのか後日確認が必要。
◆S.Tさんの不夜城シリーズ。どれぐらいアングルの自由度があるのかわからないから、うかつなことは言えないが、出来上がったこの絵だけを見ていえることは、右半分を占める6本の冷却塔。これがどーんと大きすぎたか。S.Tさんからすれば、これから吹き出す蒸気がポイントで、できれば冷却塔だけで絵を作りたいとの思いがあるのではないか。その通りで、だからこそ、この絵のように、6基をどーんと持ってきたのだろう。これで大きいのなら、冷却塔だけで絵を作ればもっと大きくなるではないかと、矛盾したことを言いっているように受け取られるかもしれないが、そうじゃない。今の場合は、左半分の紅白のタワーや煙突にも片足の力はかかっている。
 事情が分からない外野席からのヤジぐらいに思って読んでほしいが、この画面の右4分の1ぐらいで絵を作れなかったか。冷却塔は3,4基まで、手前の電球奥の白いライト吹き出す水蒸気・・・。今の絵での長さがわからないが、今のレンズよりは長くなる。左へ寄ることができたら、塔の間隔は詰まって見える。新しい視覚が見えやしないか。



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■マミー

着信:2014.01.03
 正月早々、写真送らせて頂きます。よろしくお願いします。

 

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■1.語らい
◆2羽寄り添ってのひそひそ話。ポーズの面白さにひかれたのだろうが、鳥そのものにあまり魅力がないので、できた写真もそれ以上の話が出てこない。「鳥が2羽、顔を寄せ合って何かお話をしていました。おわり」という作文かな。
 なんでそうなったか。後にも先にも光の乏しさ、これしかないな。たとえばこれを逆光の中に置いたら、鳥そのものはシルエットになる。鳥自体の魅力とは別の写真になる。


 

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■2.初夢A
◆奥にライトアップされている建物が、京都の南座にも見えるし、王でないようにも見える。谷各どこかに設置されてイルミネーション。最近はこういうローカルなイルミネーションが増えてきた。ちゃんとトナカイまで登場しているというのに、全然人がいない。何とも不思議な状況設定だ。輪の奥に2,3人流れていたら、おもしろかったぞ。誰か連れて行くんやな。


 

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■3.初夢B
◆これも同じ。こんな強いライトがあるのなら、設定次第で、おもしろい絵が作れる。ハイヒールの女性、場合によってはブーツでもよい。顔はどうでもエエ、足さえしっかりしておれば。三脚でカメラを低く構える。ハイヒール嬢に光の線と直角方向から歩いてきてもらって、光の中へ片足だけ入れてもらう。スローシャッターで地面についている脚は止まる。動いている別の足、上半身は流れる。場合によっては写らないかもしれない。光の中に片足だけのシルエットが写る。面白いぞ。カメラから足までの距離は自由自在だから、いろんなところを何回も歩いてもらう。汗かくまでやる。市展県展クラスの写真になること請け合い。もし近くで、まだやっているとしたら、取り直し。その時はカメラの傾きはぜひ直してほしい。
 ナニ!、もう終わった?。そんなのんびりした顔しとるときか。役員さんに「来年もやって・・・」と頼みにいく。



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■HN

着信:2014.01.04

 新しい年を迎えおめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
 風景の写真が不得手で何とかいいのを撮りたいと、何時も散歩の時にはコンデジを持ってまわって居ますが、中々いい場面に出会えません。いつも小鳥を追いかけている私にはいい場所にも行けません。もう老いた私ですので近くの公園で小鳥を探しているのが合っているようです。何時も小鳥の写真ばかりで変化なく申しわけなく思っています。今回も小鳥の写真が主で申しわけありません。これを撮って居ると元気が出てきます。今後とも宜しくお願い致します。

 

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■1.霞のかかった山々:(散歩で歩く農道)
◆写真が好きで楽しんでいるわけですから、無理していやな対象物を撮る必要はありません。自分が撮りたいものを撮ればいいのです。鳥の写真で何の気兼ねも遠慮もいりません。みんなHNさんの鳥の写真を見て楽しんでいます。すごいなーと感心し、そしてトシを聞いてさらに驚きます。今までどおり好きなものを狙い続けてください。
 で、この写真だけど、このような遠い風景は、どうしても誰がとっても風景が平板になります。まあ要するに遠近感がなくなるわけ。今の場合も山が何層にも重なって、それで手前・奥と遠い近いを区別する。誰が撮ってもこうなる。ということで、木でも交通標識でも、ススキの穂でも、何かを探して手前に置く、それだけで絵が変わる。一度試してください。




 

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■2.飛ぶメジロ:(花緑公園)
◆鳥の写真は私よりもHNさんのほうが専門で、私がとやかく言う必要はない。しかし何か書かないとわいわい村がなりたたないから、・・・。
 これは飛びかけのところだろうな。止まる直前のブレーキをかけている姿ではない。それが冬の光に照らされて、まだ太陽が低かったのだろう、鳥の下から光が当たっている。木の枝のエッジに当たった光も見事。


 

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■3.松に止まった青い鳥:(花緑公園)
◆松の木に止まった鳥の姿て珍しいな。梅にウグイスとか桜にヒヨだとか、それぞれの組み合わせがあるわけだが、これはちょっと珍しい。それとも私が知らないだけなのか。
 鳥が若干暗いところにいるためか、バックの明るい面に負けそうなのが惜しかった。特に奥のY字型のとんだ木がしんどかった。



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■JIJI

着信:2014.01.05

 年末寒波襲来の中、本年、“喜寿”を迎える後期高齢者<JIJI>は湖西北部から師走の琵琶湖を撮ることを思い立ち、夜明け前から出かけました。
◆JIJITKSさんは、本年初頭をもってJIJIと改名されました。(カゲの声、「まあ妥当なとこやな。」)

 

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■1.明ける伊吹山
 伊吹山の南斜面に朝日が当たり、雪が黄色く映えていました。湖の水平線の波立ちに“淡海”と呼んだ古人の気持ちが伝わってきます。
◆ポイントは2つだという。金色に輝く伊吹山と波の水平線。夜明け前に出て金色の伊吹を見たら・・・気持ちはわかる。ところが金色を出すのは難しい。なかなか思った通りの色は出てくれない。おそらくJIJIさん自身、こんな色ではなかったという思いがあるのではないか。まあ、これは次への課題。
 波の水平線。望遠レンズをのぞいていると対岸の陸地のはるか手前の水平線を見ていることを実感する。湖岸に立って対岸を見るとき、水平線が対岸の波打ちぎわだと考えてしまいそうだが、実際はそうではない。水面からの高さを仮に2mとした場合、自分を中心とした半径約5.5Kmぐらいの水面を見ていることになる。だから今の画面で撮影位置が不明だから、伊吹山までの距離は分からないが、写っている水平面は約5Km先のものであり、ギザギザの線に見えているのはその波立ちが見えているのである。
 その点に関しては、JIJIさんの思いは確かに表現されている。問題はその線までの湖面が濃紺一色になってしまったこと。せめて波立つ白波が見えるなりすると画面がぐんと生きただろう。このままでは濃紺の紙を張りつけたようにしか見えない。




 

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■2.? のある景色
 その地点から南に眼を転ずると、岬の向こうに佇むような近江富士の姿が見え、赤く染まった湖面に“?”の杭が白く光っていました。
◆岬の向こうの三上山。左奥のほうに見える楯を伏せたような山(頂上にアンテナが何本か見える)が十二坊だから、撮影場所は和邇漁港近辺。白く見える杭は、やはりエリの何かだろう。
 上空の雲の色が水面に反映して、朝の情緒が出ている。JIJIさんのコメントからすると、上の伊吹もほぼ同じところかの撮影らしい。それでなんで1の写真は濃紺一色になったのだろう。
* もしここで再度撮り直しをしようとするのなら・・・。旧国道から港へ降りてすぐの細い道を左のほうへ進む。ちょっとした公園になっていて車は進入禁止。その道を進むと喜撰川の橋へ出る。その近辺からだと伊吹と組合す木などもあったような気がする。三上山は岬の先へ移動する。


 

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■3.跳ぶそして飛ぶ:(自宅から)
 正確な名前は不詳の水鳥が、20回を超える回数、湖面を叩きながら、離水する様を撮りました。高所にまでその音が飛び込んできます。跳ぶことを繰り返して、遂に飛ぶ、その意欲は脱帽ものです。
◆これはすごいな。鳥が飛び立つ跡にはこんな波が残るのか。そういえば、昨年の1月だったかに、marimariさんが同じ飛び立ちを撮っている。どうもこの時期JIJIさんやmarimariさんのご自宅近辺では、我われ地べた人間では見ることができない高所からのショーが見られるらしい。参考のためにmarimariさんの作品を引き出してきた。類似、といえるかどうか判断に迷うがmarimariさんは鳥を群れとしてとらえ、飛び立つときの足跡を面としてとらえた。JIJIさんは鳥を個とし足跡を線とした。表現方法の違いであって、どちらがいいか悪いかの問題ではない。しかし、どちらが分かりやすいかといえばこの直線的表現に軍配が上がる。
 水の輪もこのように並ぶと楔形に見える。ボートが走っても船が動いてもこの楔形の波はできる。動くものの速さが速いほど楔形の角度は狭くなる。今見えている楔形は船のそれよりはるかに鋭い。鳥が船より速いということである。先端の角度を測ることで、鳥の速さを調べることができる。高校の物理の問題に使えそうな題材である。物理の問題に使えたらエエ写真なのか・・・。そんなことを言っているわけではない。そんなことはどうでもええわけだが、水の色(ホワイトバランスを変えたのかもしれないが)、水面の光り具合、輪の明確さなどから、大きいほど力が出る写真だろう。全紙ぐらいに引き伸ばせば、表現力の強い写真になること間違いなし。



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■YN

着信:2013.01.08
撮影場所:なぎさ公園      

 

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■1.夕日A
イルミネーションを撮影する目的で行ったのですが         ライトアップの時間には早かったので三上山と夕日?を撮ったのですが・・・。
◆浜大津から対岸の三上山の夕景という意味だろう。琵琶湖東岸の宗教団体の建物が結構目立つ。建ってしまったものは仕方がないので、目立たないように隠すか、逆にそれを使って新しい風景を作るかというところだろうが、これは実際には簡単にいく話ではない。今の場合は、その後ろの高層建築と重なって余計目立っているようだ。
 たぶんオートで撮っているのではないかと思うが、若干暗かった感じだ。参考までに私のイメージで調整してみた。


 

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■2.夕日B
◆これは撮ったままだろうか。それともプラス補正をしたのだろうか。と思ってプロパティーをのぞくと+1.7ステップ補正。補正オーバーというところ。補正は一発で決めるのは難しいから、前後何種類か撮っておいて後で選択すればよい。現場でディスプレーで確認する手もあるが、現場そのものの明るさも影響するので結構見誤ることが多い
今の場合、三上山の左の日が当たっている山(鏡山)と、三上山山頂部の夕日に照らされた部分がポイントだから、それを重点視して調整してみた


 

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■3.琵琶湖大橋
こんな遠くからびわこ大橋が見えるとは思いませんでした。ポイントが何も有りませんが、レンズを通して車が通っているのが見えシャッターを切りました。
◆へー、ファインダーでは車が見えましたか。蜃気楼で凸レンズ状に見える琵琶湖大橋。冬場の風物詩である。そんなことで一つには記録ということも要素であるから、きっちり写すことが大事。それと天体現象でも、このような気象現象でも、どこから撮ったかが記録として大事になるから、何か撮影現場がわかるもの、それもできるだけ恒久的なものを写しこんでおくとよい。
 と同時に明確さも要求されるから、仕上げの段階でできるだけコントラストに配慮すること(悪影響が出ない範囲内で))。調整見本。あまり変わりがないようだが。



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■MEGW

着信:2014.01.11

 このところ天候不順が続く中、朝のすがすがしい出会いを求めて出来る限り出かけるように心がけていきます。

 

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■1.早春香
 蝋梅の一番咲を発見、アップで撮りました。
◆一番咲きを見つけた、というところに価値があるらしいが、写真としてはいわゆるアップものであって、「ああ、そう咲いてたの」で終わってしまいそう。ある程度アップしないとロウバイの花であることを伝えるのは難しいだろうし、おそらく一番咲きならたくさんは咲いてないだろう。結果このアップになったのだろう。が、だからこそ、この花と他のつぼみとを対比して一番咲き様子をわずかでも表現できなかっただろうか。


 

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■2.湖畔の朝
 湖岸の柳、メタセコイヤの樹勢を切取りました。
◆天神川河口の湖岸だと思うが、私がよく通ってから30年がたつ。最近の撮影だとしたら、太陽との関係から場所は多分間違いではないと思う。だとしたら、周囲の雰囲気、木の形など、30年間よく変わらずにいたと思う。後ろのテニスコートのネットが邪魔になり長いレンズは使えない。結局この構図にしかならない。変化するとしたら、三上山と太陽(雲)の芸に頼るしかない。しかしそれがどんなに素晴らしい芸であっても、大きくできないのだからしんどい場所だった。
 余談だけど、いちどTV局を案内したことがある。あれこれひねくり回して撮っていたが、編集された時にはきれいにカットされていた。


 

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■3.春の装い
 逆光でシクラメンの透過色を狙ってみました。
◆透過光を狙った。狙いは成功しているのだろうが、「うん、それがどうしたの?」ということで終わってしまう。何をどうしたらいいのか、私もよくはわからないが、このままでは透過光の練習課題で終わってしまう。





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■MO

着信:2014.01.12

 新年も明けて早半月を迎えようとしていますが、本年もよろしくお願いいたします。少しでもウマく表現できるようがんばりたいなぁ。

 

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■1.森の朝:(醍醐寺)
 昨年の晩秋にご指導いただいた紅葉をもう一度、UPしてみました。
◆「昨年の晩秋にご指導いただいた」なんて言われると、ワシなんか余計なこというたんと違うやろかとドキンとする。で、慌てて去年の暮れの写真を見直した。たぶんこの写真のことだろう。両者を比べてみて、間違いなくこちらがいい。木の整理がしっかりできている。特に2本の木の根元を1つにまとめた。絵が安定した。
 前の写真をわいわいに出して、ケチをつけられてからもう一度取り直しに行ったころにはモミジは終わっているはずだから、おそらくこれは前回の撮影時一緒に撮っていたものだろう。だとしたら、なぜそれを先に出さなかったのか。たぶん、Y字の木の左下、緑のさえない部分が気になったのだろう。確かにそれは問題として残る。しかし、写真は画面全面がびしっと決まっていなければならないわけではない。多少のゆるみがあってもいいだろうという考え方で逃げるか、一番いいのはこの下に道が奥に向かって通じているとするならば、それを入れて画面を締めるのが一番手っ取り早い。今の場合たぶんそういう状況ではなかったのだろう。


 

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■2.うねる秋:(醍醐寺)
 うねりの真ん中に縦線が入っているのが気がかりです・・・。
◆確かに真ん中に縦の線。でも影の部分でむちゃくちゃ目立つわけでもないから。それよりも、このように紅葉の葉っぱだけを表に出して、絵をまとめようとすることのほうがしんどい。上のように別の木の幹を手前にセットするのも一つの手だが、狙っているモミジの幹をもっと目立つようにセットする。そのほうが力の強い作品になる。このままでは何ぼうねっても作品になりにくい。





 

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■3.冬の美:(近江富士花緑公園)
 昨年の冬にも撮りましたが、なかなか美しい構図が見つけられずに・・・。初歩的ではありますが、ポイントを定めてみました。
◆去年の冬というから調べてみたが、類似の作品は残っていなかった。でも確かに見た記憶はあったから、ほかを調べてみたら、ぎおうの教室の分に残っていた。
 2点ともよく似た状況だったらしい。若干凍り方が昨冬のほうが厳しかったか。撮影条件の決定的な違いは、昨年版は氷面の反射をうまく使ったこと。今回はほとんど反射がなく、その代わり水面下の細部がしっかり写っている。蓮の葉の番傘のような線などが見えて面白い。これはこれで面白いと思う。今回版で気になることは、主役らしい葉っぱと茎が画面のど真ん中にあること。



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■MRT

着信:2014.01.13

 

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■1.道案内:(高島)
◆「道案内」というのはこの踏み跡のことかな。題をひねって考えることが悪いというわけではないが、あまり飛躍しすぎる意味が通らなくなる。写真を見れば誰かが通った跡で、その人物が同じ目的を持った人なら、それをトレースすれば目的地へつける。そういう意味なんだろうけれども、これだけでは結局そこで終わってしまう。「湖岸に雪が積もっていました。そこに踏み跡がついていました。おわり。」というところ。


 

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■2.雪解けの高島:(高島)
◆雪解け水にぬれる道、並木のケヤキが写っているところらしい。その写り具合が水の溜まり方で微妙に変わる。そこがこの写真の見せどころ。一部青空が写っているのもいい。雪の部分にでもブーツをはいた足が見えるといいのだが。







 

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■3.1月の朽木:(朽木)
◆さすが、1月の朽木は雪の中。それはいいんだけれど、主役にしようとした2本の木がごちゃごちゃ重なってどうもすっきりしない。雪を見慣れない人間が雪を見る。やっぱり珍しい。どんなところでもきれいに見える。それを通りこさなければ雪の写真はとれないんかな。ボクもその中の一人だけど。






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■marimari

着信:2014.01.13

 

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■1.新春の海
 お正月明けの快晴日、瀬戸内の島々が望める日生漁港を訪れて丘の上から穏やかな海を駆け抜ける船の航跡、海面の表情を撮りました。春めいた雰囲気はあっても新春・・・のタイトルは無理があるかもしれませんが。
◆穏やかな海にきれいな航跡が。「春の海」というと宮城道雄の筝曲を思い起こすが、この写真はピアノ曲か。それもグリーグかな。
 画面の左に太陽の光が見え始めている。これがうまい具合にここで収まった。これが強すぎると船も航跡もその光に食われてしまう。そうかといって海面に変化がないと単調に終わってしまう。いい条件に恵まれた。日生といえば、もう3,40年前に行った記憶がある。電車で行ったので、港周辺を歩いただけだったが、こんな高台からのアングルがあったかな。それとも新しくできたのか。


 

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■2.水凍る?
 ピンと張り詰めるような寒さの中、びわ湖ホールからの帰り道の浜大津港辺りで。
◆そうそう、浜大津港の近く。これはどちらから見ているのかわからないが、陸地側から湖側を見ると対岸に三上山が見える。寒さが厳しいいまの時期に見るとそれがかき氷を積み上げたように見える。でも、かき氷は夏のものだからどういえばいいのか。厳寒のこの時期にぴたりとくるイメージはないものかと一生懸命考えてはいるのだが。


 

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■3.おお寒〜い!
◆面白いね、これ。さぞかしにぎやかなことだろう。これを楽譜に直して、実際の雀のさえずりと組み合わせてミュージックコンクレート。黛敏郎が生きていたらやりそうなことだ。
 さて、写真としてみると考えてみたい点が2か所。まず第1点。バックのランプの柱の位置。今は左から3本目縦棒とほぼ一致している。これは重ねたのか重なったのか。偶然このようになったのなら何も考えていないわけで、初めから悩むことなし。一番気楽、幸せ。写真を撮るのに何の苦労もない。しかし、これをどこへ持っていこうかと考えだすと、さあまとまらない。もし現場でこれを考えたとして、どこへ持っていくか。ぼくなら3本目の棒のすぐ左へ持っていくかな。2本目と3本目の真ん中という意味ではない。3本目のほんのちょっと横。
 2番目は、スズメを山の稜線の上へ出したらどうだろうということ。言い換えたら山の稜線を下げたらどうだろうということ。ただし、これは一つの実験の提案であって、こうしたほうがよいというわけではない。そんなことを考えながら、毎日狙ってみたら面白いのではないか。「最近、mariさんの奥さんちょっとおかしいのと違う?」と言われるころには、傑作が生まれること疑いなし。



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■SKI

着信:2014.01.14
撮影場所:高島市朽木麻生くつきの森

 1月11日に、朽木の麻生里山センターでのイベントに参加しました。 朽木に入ると一面雪景色だったので、撮影をしながらイベント会場へ向かいました。当日は、高島市は一日中雪の予報でしたが、撮影時には弱い光が差し、青空も見えて来ました。

 

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■1.雪景色A
 木の枝の流れを考えると、もっと左に持ってきたかったが、右がゴチャゴチャしていたので、左の枯れ草を入れて構図を作りました。
◆ 「右がゴチャゴチャしていたので」・・・というから、うんその通りや。確かにごちゃごちゃしていると思って、もう一度文章をしっかり読み直すと、画面の右外がごちゃごちゃしていたという意味だった。今の画面の右半分でもごちゃごちゃしているのに、それよりさらにごちゃごちゃしていたら話にならん。
 この右半分、何でこんなものを入れたのかなー。なんかこの木の枝に義理でもあったのかな?。「左の枯れ草を入れて・・・」、そんな失礼なことをいうたらアカン。左の枯草だけで絵を作りました。ハイ。


 

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■2.雪景色B
 雪の張り付いている木の形が、人か何かが歩いているように見えました。
◆MRTさんのところでも書いたが、普段あまり雪に接していない人間が雪を見るとそれでけで舞い上がってしまう。私も経験があるからよくわかる。何を見ても立派な風景に見える。
 いまのこれだって、「人が歩いているように」見えるかもしれないけれど、その雪の枝より、バックの3本の黒い木のほうがよっぽど強い、目立つ。この3本をさておいて、「雪の枝を見てください」というほうが無理。やっぱり主役は立ててやらなアカン。
 その時は舞い上がっていても、帰ってパソコンの画面で冷静に見ればわかると思うが、今回はそうはいかなかった。よっぽど麻薬の効きがよかったらしい。


 

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■3.雪景色C
 太陽の光を木のV字のすぐ上に入れたいと思い、カメラを高い位置で構えられるように、自分の立つ位置を探したが、辺りは雪が結構積もっていて、危ないと思い残念ながらこの位置になりました。
◆これは正常な感覚だと思う。この時だけ魔法から解放されていたのだろう。どうりで雪が少ない。考えなければならないのは太陽と木の関係だけで、雪に関しては左下の積み上がったのと、木にへばりついたわずかなものだけ。カメラ位置に苦労したらしいが、木と太陽との関係はこれで別段不都合なことはない。ここで注意しなければならないのは、主役の木とバックの木々との妙な絡み合いだけ。今の場合も若干うるさいかとも思うが、森の中で独立した木はないわけだから仕方がないところだろう。





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