デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.135
2013年09月・後半

 
 

BEST

マミー JIJITKS m.m SS MRT

    

マミーJIJITKSMOMRTm.mSS

一覧表/目次へ
■マミー

着信:2013.09.22
風景画でないのですが、よろしくお願いします。

 

写真拡大

■1.青春A
◆状況はよく分からないが、提灯がぶら下がっているから、学校での行事ではないらしい。揃いのユニホームを着て演技中らしい。人工照明が当たっているのか、カメラのフラッシュかは分からないが、とにかくライトが当たっている。奥のほうが暗いから、もう少し明るく調整するとまた雰囲気が変わる。但しあまりやりすぎると白いパンツが飛んでしまうから、ほどほどにというところ。調整見本


 

写真拡大

■2.青春B
◆マスゲーム、体躯祭当日か、練習風景か。雲が多いが天気はいいらしい。こういう場面はやはり高いところから狙いたいが、その場所がなければ仕方がない。
 写真としての問題点は、画面が若干暗いこと。グランドの風景は、好天ならむちゃくちゃ明るい。全員が白いユニホームを着ると、眩しくて目が開けておれない。それぐらい明るい。それをAUTOで撮ると、カメラは画面全体を灰色(白と黒の中間の明るさ)になるように露出を設定する。結果このようにやや暗めの写真ができあがる。仕上げの段階で調整も出来るが、出来れば露出補正をしておきたい。
 露出補正のまじないは、「クロマイシロップ」。全体が黒(クロ)い場所を撮るときはマイナス、白(シロッ)い場面を撮るときはラス。だからいまのように全体が明るい場面はプラス補正。明るいところをプラスに補正したら、もっと明るくなるのと違うかと考えるかも知れないが、それは違う。カメラは明るいところは苦労して暗く撮ろうとする。そこで、いいんだよ無理しなくても、明るいところは明るいままでいいんだよ、というのがプラス補正。


 

写真拡大

■3.青春C
◆エエなー。男の子の顔が気合い入ってる。光線状態もいい。顔に彫りの深い影が入って表情が生きた。しかし、それだけだったらネットの白い帯が画面を2分してしんどいところだったが、いい具合にラケットと手が飛び出してきて苦境を救ってくれた。その手がアウトフォーカスになって、ラケットとともにややぶれている。欲をいえばもうちょっとぶれてもよかったが、欲はいわない。まさか計算して入れたとは思わないが、気がつけば入っていた。これは神さんの手やね。奥の男の子にもう少し動きのある場面をとの考えも出てきそうだが、これはこれでOK。顔の表情だけで全体が締まる。


一覧表/目次へ
■JIJITKS

着信:2013.09.23

 

写真拡大

■1.満月・安曇野
 満月の夜、宿泊地から安曇野を見下ろしながら、月の出を待っていると猿の群れが出てきて気味悪さも味わってきました。
◆サルというヤツは難儀なヤツで、志賀高原なんかでは、5階でも6階でも登ってくる。トユをつたってくるらしいけど、ロックを忘れた部屋の窓を開けて入ってくる。この写真はサルがシャッター切たんとちゃうやろな。
 いやいやほんと、きょうびの写真は、シャッターを切るということは、最後の御名御璽みたいなもんで、問題はそれまでの設定。構図を決めて、露出を合わせて・・・。かりにAUTOで撮るにしても、それを選択するのは人間様。これはサルでは無理だ。
  どうでもいいことは抜きにして、若干暗かった。もう少し明るくすれば、安曇野の表情も出たし、月も生きた。




 

写真拡大

■2.日の出・朝霧の安曇野
 同場所で、朝霧を撮りました。太陽も軽やかに上ってきました。
◆いいですねー、安曇野の上にうっすらとモヤがかかって、こういうのが場所によっては雲海になるんだろう。そういえば燕からの雲海・・・よかったなー。
 しかし、そんなことよりこのゴースト凄いなー。JIJIさんは、こんなの当たり前やといわんばかりにに、何のコメントもないが、このゴーストは凄い。自分のレンズがこういうゴーストを作ることを事前に知っていたのだろうか。もう30年以上も前の話だが、確かそのころあった『写真光学』だったか、『写真工学』だったかの表紙に、こんなゴーストが載った記憶がある。海の入り日だったか朝陽だったか、それを使ったゴーストが載った。但し、そのときはゴーストの中心に太陽があった。確かそのときのコメントに、自分のレンズにそういう癖があることを知っていて、どこかで使ってやろうと思っていた。水平線上の太陽を見て、いまこそそれを・・・と、一発勝負にいった。という意味のことが書いてあった。太陽をど真ん中に置いたら出ませんかネー、このゴースト。
 太陽をど真ん中に置いたら日の丸・・・。そんなこととは違う。これは天下の一大事や。それは太陽をそこに置くしかないのやから。そう、そういえばそのときの表紙の写真は正方形だった。サイコロの「1」の目にカサがかかる。これから毎朝テスト。ユタンポだいてるヒマはありませんぞ。
 ところでこの写真?。いいですよ、このシャッターは絶対サルでは切れん。現段階ではマミちゃんのラケット飛び出し写真とエエ勝負やな。

 

写真拡大

■3.月の入・横岳(八ヶ岳)
 八ヶ岳でであった十六夜の落月。静かでした。
 ポイント探しで徘徊。美鈴池の傍で、朝霧を撮っていた時、眼前の山頂に月の入り際を発見。胸躍らせ、撮りました。生まれて初めて月の落ち際を見ました。感動しました。人生の終焉を落日に例えることが多いですが、太陽は周りを赤く照らし、染めて、巻き込んで大騒ぎして往くが、月のそれは、一人静かに去っていく、まさに“逝く”ものだと感じました。斯く在りたいとも…。
◆満月が西の山に沈む。月の入り、ボクも草津の湖岸から、比叡山に沈む満月を見た記憶がある。たしかに、普段見る月とは違う。人間の意識の問題だろうけれど。「ポイント探しで徘徊中」、まあいってみれば出会い頭にこのシーンに出会った。「胸躍らせて」撮った。そのときのJIJIさんにとってはこの月はとてつもなく大きかったはず。ボクが見た比叡山への月も大きかった。でもこの写真は・・・?何かあるぞ、霧ヶ峰のレーダーか、ぐらいにしか見えない。もちろんレンズを伸ばせば月は大きくなる。その分、池の面も見えなくなるし、山の稜線は単なる地平線にしか見えなくなくなる。
 やっぱり月のようなものを撮るには出会い頭では難しい。事前に周到な絵を探しておいて、この絵のここに月を置くと決めておく。マッターホルンだとか、槍ヶ岳だとか、はたまた富士山、三上山にいたるまで、それ自体で主役を張れるものはいいとして、単なる山の稜線では、結果的には単なる凸凹の水平線に過ぎなくなってしまう。だからといって、富士山や、槍ヶ岳を月の見えるところへ持って歩く分けないは行かない。となると単なる水平線の凸凹だけでは絶対に持たない。事前にしっかり前景を計算しておく。ススキは月並みの最たるものだけど、そこへ何をもってくるかで勝負は決まる。月は誰が撮っても月なんだから。


一覧表/目次へ
■MO

着信:2013.09.27
 今回は、信楽の窯元散策路を訪れた時のフォトをUPしてみました。

 

写真拡大

■1.モニュメント
◆そういえばこんなモニュメントあったな、どのあたりか忘れたけど。
 道を挟んでモニュメントを狙っていた。ガードレールが邪魔だなーと思っていたら、運よくタクシーが来たというところだろう。だからそれをどこへ置こうということは事前に考えていない。とっさのシャッター。で、ちょうどモニュメントのいちばんでかいところとタクシーが重なった。もし、モニュメントをメインにするなら、通り過ぎたタクシーの後半分が残っているというところだろう。いずれにしてもガードレールはしんどいなー。

 

写真拡大

■2.ツルの館
◆題を見て「鶴の館」てどんなところかと期待したが・・・。これは参った。
 手前に垣根があって、両側に木がある。いやな条件のところで建物全体をワイドで見上げる形。
やっぱり抜けた空が苦しかった。これは部分を狙った方が成功する率が高かっただろう。とくに左半分の光はいい調子だったから。

 

写真拡大

■3.乗せて〜
◆題の意味が分からないが、スペアータイヤのことをいっているのだろう。それにしては上半分の出窓や垂れ下がった葉っぱにも意識がいっている。そういう意味でちょっと分かりにくい写真になった。スペアータイヤを見せるなら、本物の前輪をしっかり見せたかった。何か邪魔物があって、見にくくなっている。何となく全体に中途半端さが残る。







一覧表/目次へ
■MRT

着信:2013.09.28
撮影場所:花緑公園
9月15日、雨が降ったり止んだりの中の撮影でした。

 

写真拡大

■1.秋の足音
◆可愛いキノコが2つ。長いレンズで、遠くのものを狙ったらしい。かつての大判カメラであおりを使って手前と奥をぼかしたような効果が出た。それはいいのだが、せっかくのキノコなのに、左の枯葉の反射が強く、画面の邪魔をした。画面が若干暗いか。



 

写真拡大

■2.秋の気配
◆帽子をかぶったようなキノコがあって、それに木の葉が重なっている。画面の中での位置やその大きさなどから、葉っぱが主役に見える。題からはどちらが主役が分からないが、ひょっとしたら、葉っぱが主役と考えたのかも知れない。そうだとすると、今度はキノコが邪魔をする。そういう意味でどっちつかずになってしまった。


 

写真拡大

■3.雨の落し物
◆えらい凝った題がついた。まあ、要するに睡蓮のはっぱに乗った水滴だけど、手前に明るい葉っぱがあって、その奥に黒く汚れた葉っぱが水滴を乗せて主役を買って出ている。何故、汚れ役を主役にしたか、その意図が分かりにくい。いろんなものの配置が前後逆になった感じ。



一覧表/目次へ
■m.m

着信:2013.09.29

 日差しの方向が同じですが、気象条件の違いで異なる画になりました。太陽も雲も朝は早く流れるので、数値の設定は難しいです。

 

写真拡大

■1.波わたりA
◆大津湖岸のビルが朝陽を受けて輝いている。「波わたり」という題名の意味が私には分かりにくいが、風景全体が霧に包まれたようで、ターナーの絵を見るような作品に仕上がった。普通、霧というと画面全体が灰色の重たい色調を想起するが、いまの場合は霧というよりモヤといった方がいいのかも知れない。太陽の光がまぶしく、それが湖岸のビルを浮き立たせた。全体をハイキーに仕上げたのが生きた。



 

写真拡大

■2.波わたりB
◆雲が多く、空気が澄んでいる。のっぽビルを画面の中央にに置いた。意図して置いたとしたら、それはそれでとやかくいうことではない。問題は左下のヨット。これが苦しかった。もっと下まで取り入れて、ヨットの存在をはっきりさせたいところだが、それをやると水平線が上がり、肝心の雲があやしくなる。ということで下端ギリギリに置いた。どうにもしんどい。結局これはカメラの高さの問題。カメラ位置を低くすると自ずから解決する話である。


 

写真拡大

■3.波わたりC
◆湖面が朝陽に輝いて雲の動きも激しい。写真としては面白い条件だった。しかし、空か湖面か、ヨットもあることだしということで、結局は決断がつかず両方仲良くということでおちついた。最終的にはこれもがカメラの高さである。カメラが下がればヨットを含めて、水平線を下げることが出来る。





一覧表/目次へ
■SS

着信:2013.09.30
■撮影場所:淡路島松帆の浦

 

写真拡大

■1.日の出
 水平線近くに雲があって、日の出は見られないかと思っていましたが、オレンジ色の太陽が顔を覗かせました。
◆こういう太陽がぬーと水平線上に上がってきたら凄いだろうな。よく考えてみたら、海からの日の出はわたし自身ほとんど記憶がない。ホタテ貝状にはなったのだろうか。それとも水平線上に島でもあったのだろうか。これぐらいの明るさなら、いくらでも望遠が使えただろうから、タイミングさえ合えば船の一部と重ねて超望遠という手も。でもその場限りの遠征写真ではそれもままならないか。


 

写真拡大

■2.出漁
 漁に出て行く船を見ながら育ったので、スピードを上げて出てゆく船を見ると気持ちが高揚してきます。たぶん私だけの感じ方だと思いますが。
◆太陽がうまいこと雲と重なって、動きの早そうな船とでいい雰囲気である。問題は左の大きな船。事情が分からないから何ともいえないが、私などから見ると、船が2艘上下に重なっているようにも見える。いずれにしてもこの画面ではこれが大きく邪魔をしているように感じる。この絵だけしか見えない第三者の勝手な言い分だけど、左の船は捨てて、右の船と太陽とで縦位置の絵を作る。そうすると水平線が高く感じられるから、いまの状態からカメラを上へ振る。それで太陽の位置も安定する。今のままで太陽が若干上すぎる。とりあえずのサンプル


 

写真拡大

■3.釣り人
 日の出前から沢山の釣り人が釣りをしていました。小鯵を釣っているんだそうですが、釣り上げたのは見ませんでした。
◆そうか、・・・1匹も釣れないか。ボクには辛抱できないな。小学生のころ京都の疏水でちょっとやったけど性に合わないな。ということで問題は写真だ。
 単純な絵のようだけど結構材料の種類は多い。シルエットの少年(岩場も含めて)、大橋、水平線、太陽、それに伴う反映。左右に動くことで、少年と太陽の関係が変わる。もう少し太陽を左へおいた方が落ち着くだろう。自分が左へ動くわけで、太陽ほどではないにしても橋も少し左へ動く。
 と、書きながら先ほどから考えているのだが、写真がおとなしい。動きがないというのかな。閉塞感が強いというのかな。勘違いされると困るのだが、手がぶれているとか波がはねたとか、そういう動きではなくて、画面全体の躍動感がほしい。分かって貰えるかどうか分からないが、わたしなんかは中学・高時代を過ごした昭和20年代の躍動感が懐かしい。本当にひどい時代だったけど社会全体が動いていた。
 一言でいうと殻を破るのかな。で、少し前へ出て少年を大きくする。ボクはどうしても小鯵を釣るんやという意思表示をさせる。となるると橋のやり場に困る。カメラを下げて、水平線も橋も少年の膝あたりまで下げる。 少年の上半身は橋の上へ出る。これで画面が動き出す。橋が上にあるという固定観念を捨てる。この場合、橋は脇役なんだから。





このページのトップへ 一覧表/目次へ