HN・森川・マミー・SS・館長・TNK・S.T・MEGW・MO・JIJITKS・marimari・MRT・SKI・ |
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■HN
着信::2013.05.01
場所:比留田と上屋深沢
桜が咲くと浮かれるのか色々と撮って見たくなります。余り遠くに行くのはと、近くの桜から探して撮って見ました。 | |
■蜜吸う鳥
◆ヒヨが密を吸っている。鳥が適度の大きさで花とのバランスもいい。鳥がとまっている細い枝が、画面を斜めに横切っている。一直線だとしんどいが、途中で少し曲がってくれた。これなども小さいことだけど、絵全体としてみると大きなポイントになっている。
鳥の色について、いつもHNさんは苦労しているらしいが、花や空に調子を合わすと鳥が黒くなる。もともと全体の色が黒い鳥だからどうしても花が明るくなりすぎる。相手が生きている鳥だから、こちらの注文通りには動いてくれない。難しいところだ。、
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■2.桜の下から望む
◆何を望んだのかはっきりしないが、ようするに広い農地と遠くの山ということだろう。手前の岸と対岸との間の暗い陰、その向こうの田圃の暗い面が、広いこれが農地をしめた。遠くの高架橋が農地の広さを表現するのに役立った。何となく懐かしさを感じる素直ないい写真だ。
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■3.季節外れの雪
◆なるほど季節はずれ。桜が咲いて比良山に雪。高遠の桜に代表されるように、長野県へ行くと、桜の花と残雪の組み合わせが定番となるが、こちらは残雪ではなく新たに降った雪。今年の季節の推移を現して面白い。
絵としては野洲あたりから見ると比良山が真横に連なる。そこへ桜がまた横一線に並んだ。相手が山と道路だから、これを斜めから撮れといっても無理な話。そんな苦しいところへ白いガードレールがまた横一線と来る。道が横一線だから、これまたどうしようもない。これが右端まで続いていたら、仕方がないとはいうものの、しんどい話だった。多分意識して入れたのだと思うが、その右端に橋を持ってきた。これによって、ガードレールに変化が出た。今の場合、道路標識と傍らの立て看板も下面の変化に役立った。
もし、橋を入れない絵があったら、比較してみてほしい。
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■森川邦昭
着信:2013.05.01
■撮影場所:希望が丘文化公園周辺(野洲市)
「山笑う」を題材にした作品です。昨年も5月前半の作品として山笑うを提出させて頂きました。再挑戦となりました。反省の一点目は笑うだからやはり画面は若葉の木で一杯でないと賑やかな雰囲気が出ません。二点目は山笑うのとは?なんですが、妻が私の感覚に口を挟みます。そこで広辞苑なんかで調べますと、「春の芽吹きはじめた華やかな山の形容」とあります。どうやら好プレーに観覧席で沢山の顔が大きく口を開けて笑う、つまり若葉を付けた樹木の多くの塊りがもこもことしていることではないようです。
そこでこの際は軍門に下り、今年はこのような作品にしました。撮影はすべてお昼前の上からの光であり、影は捨てました。本当に山一面がベターとした絵です。大変な冒険となりました。 | |
■1.山笑うA
構図で右下がりの線を入れてやや変化させました。
◆あー。ビックリした。とろろ昆布が盛りつけてあるのかと思ったぞ。子供のころ、近所に昆布屋があった。オッチャンが日がな一日、昆布を削っていた。伸ばした右足で昆布の根もとを押さえ、反対側を手で引っ張って包丁のような器具で表面を削っていく。そのとき盛り上がっていくとろろ昆布がちょうどこの色だった。ごめんゴメン、こんな話を書くつもりではなかったのに。そうそう思い出した。削り終わって残った根っこを、じっと見ているガキどもに「これ食べ」と手渡してくれた。固い昆布をやっとの思いで細かくちぎって、口に入れているとじわーっとやわらかくなってきて・・・。今の若いお母ちゃんだったら、「足で踏んだものをなんですねん」と文句の一つもいいにいくところ。イヤイヤしょうもない話しを、まっぴらゴメン。
山笑うは昨年に続いての再挑戦だという。ということで。昨年の作品を。一言でいえば、昨年の作品の方がはるかにいい。新緑ももこが生きているもの。
水際線をほんの少し斜めにした。これは正解。
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■2.山笑うB
若干の奥行きを入れました。
◆「若干の奥行き」、手前に入れた枝のことだろう。下部中央の陰などのことだろう。それはいいとして肝心の新緑。新緑には違いがないのだろうが新緑に見えない。最大の問題は「山一面がベターとした」ということだろう。陰陽という。「陰と陽」という意味だろうが、写真をやる立場からすれば、「陰があってこそ陽がある」と解釈すべきだと重う。闇をついて光はますます光る。ロウソクの光も闇の中でこそ。全部が陽では陽にならない。それが証拠に全面白紙だけを撮っても、ネズミ色にしか写らない。
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■3.山笑うC
右に手前の山の一部を入れました。
◆全山新緑、当然秋になれば全山紅葉になるのだろうが、紅葉だけを撮っても写真にならないのと同じ。黒い広葉樹の中でもこもこと新録があって、初めて山笑うになる・・・と私は解釈している。みんなが同じ顔して笑っていても、気持ちの悪い薄っぺらなものにしかならない。人生は悲しくつらい。その中の笑いであってこそ奥行きになる。闇を通してこそ光はますます光る。
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■1.ねえだれかいる
◆ビックリしたな、これどういうこと? 白い大きな犬がオバチャンに抱きついているところらしいが、この題はどういう意味だろう。この抱擁がいつものことなのか、突発事件なのか。突発事件だったら、「誰か来て」とか、「誰か助けて」ということになるのだろうし。犬の人間語だとしてももう一つ意味が通らないし。
せめて前から撮って、オバチャンの表情が見えると解釈の仕方が変わってくるのだが。せっかくの面白い題材だから、もう少し分かりやすい題にした方がよかっただろう。それとも私の想像力不足なのか。
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■2.りんごの気持ち
◆これはリンゴの花ということらしい。花房が2つあって、手前の花にしっかりピントが来ている。奥の花房がもうすこしはなれていたら、もっときっちりぼけてくれたのだろう。
それと光が横から来ている感じで花が陰になっている。もうちょっとしっかりした光が当たっていたら・・・。
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■3.朝の油日神社
◆朝というのだから、太陽は余り高くはない。その光に八重桜が照らされている。小枝に当たる光のエッジがいい。お堂の木組みが細部まで見える。地面からの反射もあったのだろう、うまくいった。これも太陽が高くなると陰になって暗くなって見えにくくなる。
今の場合、空が白く目障りだから、お堂の陰だけをバックにした方がよかっただろう。レンズが長くなり、その分距離が必要になって難しいだろうけど。
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■SS
着信:2013.05.02
撮影場所:京都府 瑠璃渓
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■1.新緑
新緑に光が当たって綺麗でしたので、堰堤から流れ落ちる水をバックに入れて撮りました。
◆瑠璃渓へも何度か行ったが、こんな堰堤があったかな。遠い昔の記憶で怪しいことだけど。
新緑、紅葉というと暗いバックでというのが定番だが、これは逆手を突いて、比較的明るい水の流れをバックにした。場所によって流れが微妙に変わり、面全体が棒を並べたような表情を持ったのが面白かった。出来れば下の部分が、もうちょっと広く、滝壺?の表情が見えた方が絵が安定しただろう。もっとも、もう一度逆手を使って、下部をカットする手もある。その場合、流水だと分からせるか分からせないか、一つの賭けにもなる。
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■2.白い大蛇
白い浮きが2匹の大蛇が向かい合っているようでした。撮る時は気になりませんでしたが、曇っていたのに、池の白い反射が意外に強く気になります。
◆向こうの山ぎわが暗いから、水面は明るく写るだろう。大蛇2匹。手前はもう一つ迫力がないが、奥の方は迫力満点。今晩あたり夢に見そう。そういうことを考えると、右下の花は必要だったかどうか。そこにあったのだから仕方がないのだろうが。
空が明るく山ぎわが暗いから、左奥の山荘が生きてこない。水面の明るさは辛抱して、鞍部を明るく調整してみてはどうだろう。調整見本。ごくわずかの違いだけど。
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■3.ミツバツツジ
ミツバツツジが満開。縮緬皺のような池の面でミツバツツジのやさしさを表現できないかと思って撮りました。
◆池の面のさざ波。これがなかったら水面が単調になってしんどかったかも知れない。うまくいった。真ん中のまばらなのが主役で、右の2本の木はあくまで脇役。これははっきりしている。問題は左下、花の向こうの緑の木。そこにあるのだから仕方がないけれどこれが重たい。花を少し入れる程度の押さえかたが出来なかったか。
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■館 長
着信:2013.05.03
写真としては平凡ですが、シャッターチャンスに恵まれた2枚です。 | |
■1.空中採餌
ヒヨドリが桜の密を吸っている場面を撮影中、たまたまシャッターと、ヒヨドリが飛んだ瞬間が一致しました。
◆何と、これは見事な。飛んでいる鳥は羽が動くため必ずしも思うとおりの姿には写ってくれないが、これはいいチャンスに行き当たった。トリミングしてあるようだが、下の草の線が傾いているのもこの場合はOKだった。回転させて水平にする手もあるが、この場合はむしろ傾いている方がよかっただろう。若干のカメラブレがあるが、この場合はむしろそのブレがよかった。
題の「空中採餌」は、その通りだろうけど、ちょっとリアルすぎて味がない。もうちょっと何かないかな。
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■2.キジ
キジは竹藪や河川敷の雑草の中から殆ど出て来ません。時々出てきても、背景が雑然としていて作品にならないのですが、今日(5月3日)堤防を歩いていたら至近距離にキジを見つけました。欲を言うとタンポポが綺麗に咲いていたら良かったのですが。
◆キジはときどき思い出したように道を横断したりするが、アッという間に逃げ込んでしまう。これだけの姿を写し止めるにはよほどのチャンスに恵まれたのだろう。しかしのんびりはしておれない。慌てたと見えて下が切れた。草があって足までは見えないだろうが、その草を入れておきたかった。しかしここまでアップして撮れたのは見事。私の記憶にある限りでは、ワイワイ村では初めてのはず。
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■TNK
着信:2013.05.06
連休中も出かけることもなく近場での作品ばかりです。構図、露出、スピード等これでよいのか?宜しくお願いします。 | |
■1.春だ!!祭りだ
初めて見る祭り どう撮るのかもわからず写しました。
◆祭りはおよその全体図が分かっていないと撮れないという。どのタイミングで、どこに立つか。だから撮れるのは2年目からだとも。1年目はTNKさんがいうように、「どう撮るのかもわからずに」ということになる。
でも賑やかな雰囲気は出ている。シャッターを遅くして手前の人物を流したのが面白い。でもちょっと流れすぎたかな。流れるよりも「振れた」ぐらいの感覚の方が写真になりやすいだろう。シャッタースピードは、今の場合ちょっと遅すぎたようだ。相手が動く速さにもよるし、相手までの距離にもよるから、スピードはいくらと決められない。現物合わせしか仕方ないだろう。現場で写った像をすぐに見られるということは、神さんを一人見方につけたようなものだから。
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■2.紅白桜
一本の木なのに不思議に思いどう撮れば分かるかと位置を工夫したつもりです。
◆へー、珍しい。桜にこんな紅白があるのか。なるほど、枝分かれした先に赤と白の花がついている。理屈では分かる。でもこの写真は一見した場合、赤の花の写真だと思う。紅白をテーマにするとしたら、両者ほぼ同じ数、ないしは赤が若干少ないぐらいでないと具合が悪い。今の場合は赤の方が強い。
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■3.春満喫
田んぼ一面の蓮華 広角で写してみました。蓮華だけより山も空も欲張ってしまいました。
◆広角は正解。だけれど、「山も空も欲張ってしまいました」でただの写真になってしまった。山はともかく、空は雲が多く魅力はない。カメラを下へ向けて、レンゲ畑を主にしたい。人物が入っているけれども、このままでは小さくて弱い。知らない人ならこれぐらいしか仕方ないのかな。もし、無理をお願いできる人物ならば、もっと大きく強く持ってきたい。
花が何となく白っぽく写るのは、多分空の雲のせいだろう。青空だったらもっとしっとり写るはず。
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■S.T
着信:2013.05.06
4月後半は熟年大学22期会総会や作品展等で庭の葱坊主の写真しかなく、4月30日小雨降るお天気でしたが天龍峡に出かけました。 | |
■1.雨あがり:(天龍峡櫻街道)
歩道の水溜りに歩行者と桜の映込み。
◆これは設計ミスか、施行ミスか。それを逆手にとって写真にした。実物の上半分をカットしたのは正解。左と下をカットする手もある。トリミング見本。その意味は、この歩道の縁を無理に見せる必要はなかろうということと、左に写った木を全部見せる必要もないだろうということ。結果的に左上の小さい標識がカットされたが、これは副産物。カットされなくてもとくに支障ははないだろう。
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■2.揺れるワ:(ツツジ吊橋)
振れ止めワイヤーが横でなくかなり下向きのため揺れる。ビビルおばさんと対照のおじさんの表情。(約長さ70?b 高さ20?b 定員20名)
◆それはそうだ。振れ止めワイヤーが下向きでは(完全に下向きではないとしても)・・・。ゆれ止めワイヤーの向きを見極めるとは、さすがS.Tさん。
当然ゆれ止めワイヤーまで入れたくなるが、それを捨てて、橋上の人物を望遠で狙った。今の場合は正解。吊り橋になると、何でそんなに怖がるのかという人はたくさんいる。その表情を狙った。結果、前から4人ほどの人物の表情までキャッチできた。面白い写真になった。
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■3.陸に上がった和船:(JR飯田線天龍峡駅近く)
2011年の転覆事故か閑散期の為か廃船か。
◆いってる意味は分かるが、写真としては無理だった。下の3艘は分かる。それが窮屈に詰められている。で、何か上に意味があるのだろうことは分かる。でも上のひな壇のようなものの意味が分からない。何か意味があるのだろうと、だいぶ目を凝らしたが、「陸に上がった和船」とは、今このタイトルを見て初めて分かった。お前の勘が悪いのや、といわれたらごもっともという以外にないが。
旅行写真だから、もともと無理な話だが、現地のレポーターならば、(陸に上がった)船側からワイドで船を大きく、下に小さく流れを入れて撮る。旅行写真の限界。
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■MEGW
着信:2013.05.07
今回は琵琶湖大橋おぼろ月夜物語です。 | |
■1.おぼろ月夜A
琵琶湖大橋の合間にあがる十四夜の月を撮りに、生憎雲厚く待つこと40分、橋の上のおぼろ月です。橋脚の合間でなく右橋上にかかる構図になって、次回の課題になりました。
◆40分待つのはつらかった。私なら途中で止めて帰る。橋を左右対称、月を真ん中へという構図だったのだろうが、残念。でも、勉強にはなった。夏場の満月は低くなる(夏至前後の満月がいちばん低くなる)。その分長いレンズが使えるようになる。露出もうまくいった。
たまたまなのか、意識してのことか分からないが、月の近くのライトだけが消えているのが不思議。もっとも昔から、琵琶湖大橋のライトはよく切れていたから、案外よくある話ではあるが。
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■2.おぼろ月夜B
湖上の光の旋律とおぼろ月、春の宴が聞こえてきそうです。
◆MEGWさんのコメントが叙情的になってきた。この光の線から旋律を聞く。バッハの対位法というところか。そういえば湖面に映る光など、オルガン音楽の波形と読めないこともない。そこへ行くと橋上のライトはぽつんぽつんと芸がない。上を最小限にとどめ湖面の光でまとめる手もあった。しかし、月と琵琶湖大橋の習作としては成功。
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■3.おぼろ月夜C
穏やかな春の夜、湖面に映るおぼろ月と光の旋律です。
◆これはしんどかった。2に較べて、水面の波が弱くなったのだろう。湖面に映る姿が、実像に近くなった。結果、上下対称の絵になった。とくに湖面に映る月は邪魔をするだけ。トリミングして逃げる手もあるが、撮るときに逃げておきたい。
それと、とくに2・3にいえることだが画面全体の色調が何となく茶色がかっている。これは空気の状態などによって微妙に変化するが、こういう写真の場合は、ブルーをベースにした方が、安心してみられる。もし赤みがかるようだと、ホワイトバランスも考慮する必要があるだろう。
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■MO
着信:2013.05.07
鎌掛谷ホンシャクナゲ群落に訪れた時の3枚です。 | |
■1.初夏映える
心地よい風が水面を動かしてくれていて、新緑の緑に変化が見られ、惹きつけられました。
◆水面の変化がいい。奥の方は緑を映し手前はさざ波、気持ちがいい。左の岸から出てくる斜めの木がポイントになっている。その背後の新緑、「その変化」とMOさんはいうけれど、光が右後ろから来て、全体として正直な光になった。そこに陰影が見えたら、うんと見栄えのする風景になっただろう。
そういうこととは別にして、右のあずま屋が右へ傾いていて、右に地盤沈下しているように感じられる。水面のさざ波の線に惑わされてカメラが傾いたのか。
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■2.シャクナゲ渓
ダイナミックなシャクナゲ群落を撮りたいと思いましたが、なかなか難しかったです。
◆注意してみると広範囲に石楠花が咲いている。しかしこうして周囲の木々と一つの画面に入れてしまうといっこうに目立ってこない。撮影者は、現場のシーンが目に焼き付いているから画面の中からその部分を拡大して読みとることになる。しかし第三者はそれが出来ない。今の場合だと右上の新緑が強くそちらに先に目が行ってしまう。出来れば手前にポイントになる花を持ってきたい。それが可能か不可能か。わたし自身はずいぶん昔に行ったままで記憶が怪しいが。
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■3.ビュッフェ満喫
ミツバチがシャクナゲの蜜を求めて、夢中になって頭を突っ込んでいたので、後ろからの撮影になりました。ミツバチさん、ごめんね。
◆ミツバチ自体はきっちり撮れている。問題は蜜蜂と花との関係かな。といっても相手は動くものだし、石楠花の花も何となくごちゃごちゃとややこしいものだし、まあ、ここらで手を打つしか仕方がないか。
日向の花としては、若干暗いようだ。明るさを調整するともっと華やかさが出る。ヒストグラム(調整前・調整・調整後)
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■1.頂から
王が鼻から東方を望みました。編み笠山の右後方の富士山は雲に紛れました。
◆懐かしいなー。私と美ヶ原との出会いはまさにこの風景だった。昭和30年夏、三城牧場から百曲がり経由で美ヶ原牧場の方へ登っているから、王が鼻、王が頭とはかなり方向が違う。でも登りついた風景は岩が積み重なっていて、そう、この風景だった。美ヶ原の縁にはこのような溶岩台地が続いているのだろうか。
私が行ったときにはガスが巻いてこのような遠望はきかなかったが、それでもやっぱり「幾年ふるさと来てみれば」という思いで写真を見てしまう。そういう思い入れがあることを割り引いて読んでほしい。
山の写真は出来るだけ空を少なくというのが鉄則。しかし、今の場合はあえて上の青空を入れた。偶然入ったのではなく、しっかりした意図が感じられるから、これはこれでOK。手前に岩塊を大きく入れて、遠景の山を小さく入れた。遠近感ということで、これも成功。
あと一点。これはおそらく意図したことではないと思うが、カメラの傾き。この岩塊をどう切り取るか、ああでもない、こうでもないと迷ったのではないか。とくに岩の斜面。左上がポイントだが、右下も・・・。結果カメラが傾いてしまった。山では斜面につられて往々にしてカメラが傾く。とくに姿勢が不安定になったりした場合に傾くことが多い。意図して傾けた場合はそれはそれでとやかくいうことでもないが、今のように雲が写っている場合、それが目障りになる。右の山の上に横たわる霞。これは先ず水平だと考えていい。そう考えてみると、雲全体がそれにつられた右上がりになっている。
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■2.夕照北八
茅野の市街地・蓼科山・横岳が夕照の中でピンクに染まっています。
◆エエ題やなー。関西人のやせ我慢かも知れないが、私は、八ヶ岳は夕日がよく似合うと思っている。甲府盆地あたりからだと、おそらく朝陽がよく似合うというのだろう。
これは1のような悩みはなく、ゆったりとした気分でカメラが安定した。結果、普通の写真になった。・・・「おい、チョット待てよ。”安定したら、普通の写真になった”とはなんやねん」・・・と怒らないように。この写真の絵の構造は1とは全く違う。こちらが万人受けする。両方並べたら誰でもこちらをとる。でも1の方が力がある。2のようないわゆる大風景は、目で見たら感動する。今の場合、手前に市街地が入ってそれなりの遠近感はある。それが救いだが、それがないとただ山が並んでいるだけになる。・・・「こんな名峰を相手に、”ただ山が並んでいるだけ”て何やねん。それも注文通りの夕日やぞ」・・・とどならないように。いや本当ですよ。槍でも穂高でも、山だけ写せば、ただ並んでいるだけですよ。まあとにかく今の場合、茅野の市街地が絵を助けた。さらに念を押す意味で、前景に何かがほしい。
JIJIさんの 写真の魅力は ケンカ腰 ・・・マツヲ苦吟
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■3.柳が崎の晴嵐
GWのヨットの賑いも一夜明ければ静寂…晴朗なれど波高し。
◆いいですねーこの色。ホワイトバランスを細工したのかな。この間の強い風の日の撮影だろう。
浜へ下りて縦位置でカメラを低く構える。太陽を画面に入れるか、画面のすぐ外に置いてフレアー、ゴーストを入れるか。波しぶきの一つもかぶるぐらいに肉迫するといい写真になったぞ。
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■marimari
着信:2013.05.11
GW前にトルコに旅をしてきました。ツアーでしたのでいつも先生が仰るように落ち着いた気分で撮影は出来ず、殆ど「作品」作りは考えずに撮りました。「現場に居る者」が受けた強い印象や感動で思い入れだけが先行しているかという気もしていますがよろしくお願いいたします。 | |
■1.栄華のあと
立っている足元の下に埋もれている紀元前の繁栄都市。発掘調査が続くその広大な遺跡に咲くワイルドフラワーに、ふと「年年歳歳花相似 歳々年々人不同」のフレーズがしみじみ思われて撮ったのですが。
◆さー、これはどちらにピントを合わすか。悩んだはず。おそらく両方撮ってきただろう。奥の遺構に合わしたつもりだけれど、カメラが勝手に花に合わしたということではないはず。しかし、結局は中途半端だった。もし「・・花相似」で行くならば、花をもっと大きく、空まで持っていく。「誰が何といおうと、私はこの花を支持します」という意思表示が必要。ちょっと横目で見て、気持ちが半分遺構に行ってしまったのでは花も立つ瀬がない。
私も花が前にあった場合、必ず両方撮ってきた。ピントが手動だったから、撮り分けには苦労しなかった。しかし、結局選ぶのは、山にピントがあったものだった。どちらを選ぶかは撮影者の感覚だけど、結局は、奥の遺構にピントが合っていた方がすっきりしたのではないか。
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■2.変わらぬ時間
バスの車窓から何度も目にした羊飼い達にも通じる不思議な感覚にとらわれました。今、自分と同じ時を過ごしているにもかかわらず、まるで異なった時間を淡々と生きている様に感じさせる馬車の老人が印象的でカメラを向けました。
◆エエ風景やな、これは。何ともいえないクラシックな荷車に白い馬。私らの子供のころは、白い馬というと、天皇陛下が乗るものと相場が決まっていた。その白い馬がひく荷車が、広い舗装道路をことことと。ポプラが1本立っているのもきいた。そして広い地平線。バスの中かららしいが、まさに一瞬のタイミングだった。バスの速さによっては流れることが多いが、これは流してはいけない。馬車がスピードレースをしているようになる。これはあくまでコトコト。流さなかったのは正解。風景の明るさ、これでシャッタースピードが速くなった。これが幸いした。
左の白い丘がなく、地平線が続いていたらとも思うが、贅沢はいうまい。
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■3.時の造形
違った成分を持つ岩石が長い年月の隆起や浸食で異なる形を形成して出来た景観ですが、強い印象のスケールを出すには人が入り、トリミングすると窮屈で印象が弱まります。写真としてはバラバラした観光客の姿はカットすべきか何処かポイントを絞るべきか悩みます。
◆惜しかったなこれは。キノコが並んだような風景。バスの中からか地上からかよく分からないが、かなりのワイドで狙った。これであと少しカメラを下へ向けていたら成功だった。mariさんの文章からはトリミングしたのかどうか判断できないが、トリミングして、下を詰めたとしたら、それは間違い。とにかくこの写真には下がいる。なぜか。この奇岩までの距離感。その間に人物が点々と、出来ればうんと近くに2,3人いてもよい。これでこの岩の大きさが出てくる。中央の細い道に小さく人物がいる。それを手前から続く道だとすると、何と遠くにという驚きが出てくる。あとほんの少しカメラを下へ振ることで、それが表現できたはず。
あともう一つ別の見方。どれか一つ、たとえば今なら右から3分の1ぐらいのところに、キノコの影が写った岩がある。それに肉迫して、上いっぱいまで入れる。それをメインにして、他のキノコを小さくなるまで並べる。その場合、岩の間から空が見えるぐらいでよい。
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■1.森の花:(希望が丘)
4月27日、希望が丘青年の城に行った時、ミツバツツジが美しく咲き、森を明るくしているのに目が止まりました。
◆森の花、いうに及ばず立体だけど、それを平面として捉えた。しっかり光が当たっているのは、左下の花か葉っぱか、実際の色かそれとも飛んでいるのか簡単には判断しかねるが、とにかくはっきり光が分かるのはそこだけ。あとは光があるようなないような。よくMRTさんがつかう手だ。その部分は一応の目的は達している。
問題は左右に門型をなしている2本の木。これがケンカをした。ここで、しっかりした木を1本、しかるべきところに持っていっていたら成功しただろう。その場合、木は黒一色の方がよい。花の光があいまいなのに、木にしっかり光が当たっているのはおかしいし、中途半端な色を持っているよりしっかりした黒の方がよい。
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■2.おいでやす:(日野)
5月2日、日野の石楠花峡に行き、花に蟻のお客様が来ているところで、そっとシャッターを押しました。
◆よくある写真だけど、撮っている本人は、アリを相手に結構面白いのだが、写真を見る第三者には、ああ、アリか、ということで終わってしまう。こういう題材を作品にするには、花自体がきっちり撮れていることと、虫の居場所が見る人を驚かすぐらいの意表を突いたものでないとしんどいだろう。
今の場合、ピンクのつぼみが、何とも中途半端なのと、石楠花の花自体が、形としてはごちゃごちゃとややこしい。まとめるには難しい条件だった。
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■3.ウィーク・ディー:(丹後)
5月4日、孫達と丹後の鳴く砂浜に行った時、ウィークデーを楽しむ人達に出会いました。
◆あっち行ったり、こっち行ったり、オバチャン遊び回ってるな。ケッコウなことや。丹後の鳴き砂、残念ながら行ったことないけど、こんな子供が走っても鳴くのかな。
写真としては真ん中が抜けた。2人もうちょっとくっついて走ってほしかった。お孫さんだと思うから、注文すれば出来たのではないのか。
それと、この写真は大人の目の高さ。カメラのファインダーがいうことをきくかどうか分からないが、ローアングルで構えて、カメラを蹴飛ばすぐらいの近くを走らす。場合によっては飛び越えていく、そこを狙ったら迫力が出たぞ。
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■1.早春:(滋賀県高島市今津町)
◆早春の里山を行く登山者たち。谷の半分を埋める雪、落ち葉の道。後を振り仰ぐ女性の姿がいい。山を見ているのか、大きな木に鳥の鳴き声でもしたのか。柔らかい太陽の光もいい雰囲気。雪の部分に大きな木があって、根っこの周囲の雪が解けていたら、まさに早春だった。
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■2.パノラマ
富士見台高原・長野県阿智村と岐阜県中津川市の境界に位置する標高1739mの山です。神坂峠(1585m)付近からのハイキングです。山頂からは、恵那山、北アルプス、御嶽山、中央アルプスの360度の大パノラマを楽しみました。写真は、4:3で撮っていましたが、空が広すぎたので3:2にトリミングしました。
◆恵那山トンネルの真上。何かのときに展望がいいと読んで、行ってみたい場所の一つだったが、未だ行ったことなし。清内路峠は何度か越えたのだけど。
どちらの方が見えているのか分からないけど、これだけのクマザサだと展望はきく。これだけの大風景になると、左右に多少移動しても展望は変わらない。問題は手前に何を置くかで絵が決まる。今の場合は登山者が2人、展望盤を見ている。位置的には右か左かということになる。今の場合はこれでよしとしよう。問題は登山者の表情。もうちょっと待って、顔を上げたところを狙いたかった。出来れば山に向かって指さしていたら。
登山者の左の標識が山の稜線と重なった。そこまでいう必要はないかと思うが、カメラをちょっと下げて標識を空へ突きだしたら解決した。しかしそれをやると多分、ササがもっと目立つだろう。出来ればササの面積を抑えたいところで、それと矛盾する。ササがあるから展望がきく、そのササが絵作りの邪魔をする。難しいところ。
4:3では空が広くなるかな。ボクは昔の紙サイズの感覚が残っていて、4:3でいっこうに気にならないが。
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■3.天高く:(長野県阿智村)
花桃の里・長野県阿智村(昼神温泉郷)。南信州の伊那谷と木曽谷を結ぶ国道256号線沿い(本谷川沿い)に、多くの花桃が植えられていて圧巻でした。観光客が多くて、写真撮影は難しかったです。
◆何といい天気。順光だったから、文句なしの青空。鯉のぼり、花、観光客と無難な絵になった。と同時に、手前のポールが花と観光客とを分ける結果になった。この構図では解決のしようがない。結果、一般的な旅行写真で止まってしまった。
この際、花にぐっと近づいてカメラを上へ向けて、鯉のぼりを天空で捉えるという、ちょっとあくどい撮り方はどうだったか。
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