SS・HN・JIJITKS・MO・森川・館長・S.T・marimari・MRT・ |
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■1.一雨ごとに:(自宅の庭)
白梅はまだつぼみがかたいけれど、一雨ごとに暖かくなり開花ももうすぐの気配。バックが汚かったので、椿の葉を持ってきて撮りました。
◆梅のつぼみに水滴が光っている。SSさん得意の接写もの。ピントもしっかりしているし、うまい具合に、うしろにでかい葉っぱがあったんやなと思っていたら、・・・そうか・・・持ってきたのか。そうだわなー、こんなうまい具合に緑の葉っぱが、真後ろにあることなどまずない。で、このつぎやるときは2,3枚を組み合わせて遠くを見通せる部分も作って、レンズから離して・・・と考えていたら出来なくなるんだな。助手が要るな。
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■2.花一輪に:(自宅の庭)
紅梅が一輪だけ咲きました。曇り空を入れたくなかったので、脚立に乗ってバックに夏ミカンの木が入るようにしました。
◆今度は脚立に乗って・・・。やる気マンマンやね。枝の先の水滴は意識したのだろう。無理して入れた、と見えるが。その結果、花一輪がちょっと右上に押し上げられた。写真を見た第一印象は、アレッぼけてる、何を撮ったのだろう。と、目を動かして右上の花に気がついた。やっぱり水滴は捨てて、花をそこそこのところへ持ってきて、右の枝と花で絵を組み立てた方が安定しただろう。
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■3.青に染まって:(烏丸半島)
烏丸半島のモニュメントに、青空の色が写っていました。2月にしては珍しく湖も空も青々していました。
◆烏丸半島にこんなモニュメントあったかな。左半分を入れたのは、雪の比良山を意識したのかも知れない(そこのところがはっきり分からないが)。モニュメントだけだと、右半分タテでもいいような気がする。「青に染まって」という題から見ても、タテの方が強いが、それをやるとコンクリートの台がのさばってくる。これを設置するについて、そこまで考えて置くべきだと思うが。これは設計者の問題で、SSさんの責任ではない。たとえば、望遠で「へ」の字型を圧縮してみてはどうだろう。その場合この台座がどうなるか、やってみなければ分からないが。
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■HN
着信::2013.03.01
場所:花緑公園
昨日もお天気が良くなったので花緑公園に小鳥撮り行ってきました。しかし、暖かったのに今日はどうしたのでしょう、友達になったYさんにも出会いましたが、小鳥さん全く姿を見せてくれませんでした。暖かいので散歩に来ている人たちが多すぎたためかも分かりませんが、私の遊ぶ良い処がなくなったのではないだろうかと心配しています。今日の写真は22日に撮れた写真です。 | |
■1.公園の青い鳥
◆そうか、鳥はいつでもというわけではなんだ。いいところに止まってくれた。バックの濃淡がちょっとやかましいが、木の枝は文句なし。といって、こういう屋外で、鳥がいつもバックが整理されたところに止まるわけでなし、出たとこ勝負だから、口でいうほど簡単なものではないだろう。私なんかは、鳥をこのようにファインダーの中に入れるだけで大仕事だ。
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■2.見渡す
◆鳥そのものは小さくなったが、バックが安定しているので、安心してみられる。左の枯れた草むらも絵になっている。3本の杭と枯れ草の空間のバランスを考えると、左を詰めたい気がするが、鳥の向きが左向きだから、無理にやれば妙なことになるだろう。これはこれでヨシということだろう。上の暗い部分は、空間の奥行きを見せるためにこれはこれでよかったと思う。何となく物語を感じさせる写真だ。
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■3.公園の小鳥
◆鳥が近かったのか、アップしたのか分からないが、バックからすかっと浮き上がっている。目にきっちりキャッチライトが入って見事。羽の細部もしっかり見える。
とくにお尻のあたりの茶色の部分、何本かの線が気持ちいい。
ただ、物語という点では、2の方が面白く感じられる。そこのところが写真の難しさかな。
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■JIJITKS
着信:2013.03.02
寒さを厭い、瀬戸内へ出ました。やはり山陽の日差しは明るくホッコリしました。でも、朝陽はやっぱり琵琶湖が一番と感じました。 | |
■1.夕色 岬の分教場
木造の古びた教室に、幼き日々を重ね、歪んだガラスを透した影が懐かしい。
◆小豆島だとか。ありましたなー、『二十四の瞳』。私らのころは、海軍帰りの先生がいて、さあ、甲板掃除をやるぞ・・・。と、よく見たら、この廊下、木材を横に使ってる。だいたい廊下というものは、木材は廊下の方向と一致しているのが当たり前だが、これは廊下と直角方向。どないしてぞうきんがけしたのかな。
まあ、とにかくこの写真のポイントは窓から射し込む光。これがきいた。手の込んだ人だと、手なずけたネコを連れて行そうだが、そこまでとはいわないが、遠くに人影でも見えれば・・・。
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■2.冬の日差 掬月亭
常緑樹に覆われた周辺に、”今は、冬だよ”と日向ぼっこの茶室でした。
◆これは難しい撮り方をしたなー。早い話が、右の1枚ものの障子。これに正対しているわけで、この白い面が強い。屋根の上の空間(山、空の隙間)、これがどうにも落ちつかない。その部分をカットすると、今度は左の部分(樋の外、山の部分)が目立ってくる。それをカットする。と、白い障子がますます目立ってくる。JIJIさんの意図はとっくにどこかへ行ってしまったと思うが、この際勘弁してもらうとして、障子をちょっとカットする。結果、こないなってしまったけれど。こんな無茶なことしたらアカンわな。
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■3.日時計 夢舞台
全く、正確に11時を示した針が嘘っぽい。(左の出窓の影の方向と異なるのはCPで角度が操作されたに違いない・・・誰でもわかる物理学の問題だ)
◆さーてね、この写真に何をどのように応えたらいいのか。JIJIさんは「正確に11時を示した針が嘘っぽい」という。ということは撮影時刻が11時だったということだろう。お立ち台と針では影の向きが違うという。お立ち台は壁に垂直だし、針は天文学的に意味がある角度を持っているのだろう。それにこの壁面自体が曲面だし。面そのものが真南に正対してるわけでもなさそうで、午後2時ごろには影が伸びて、3時にもなると壁全体が影になるのだろう。
写真の狙いは、お立ち台と針の影の向きが異なるということだろうが、見た人がそれに気づいてくれるかどうか。見る人にもよるだろうし、一般的な写真としては、この下で自分の腕時計をかざして、不思議そうに上を見上げている人物でも置けば面白かったかも知れない。
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■1.すずめのお宿
久しぶりの晴れ間に、朝日を受けて賑やかに鳴いているすずめの集団に出会って、心なごやかに・・・。 逃げないように、そっとそっと撮るのに夢中で、結果、周囲は雑然としてしまいました。
◆カメラを持っているものなら、見たら必ず撮りたくなる風景。ちょっとでも大きく、と近づきながら望遠で・・・。花なんかだったら、これと決めたものに近づいて、ワイドでアップする。その花を他より大きく撮ることが可能になる。ところがスズメにはそれは出来ない。望遠で遠近感がなくなり、皆同じ大きさに写ってしまう。キャプテンが指名できない。そこがつらいところ。結局どれかが飛び立つのを待つぐらいかなー。どれか特定のところに光が当たるなどの幸運があればいいが、それも先ず不可能だろうし。
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■2.雨の贈り物
道端・田んぼの畦・堤防などに群生しているお馴染みのホトケノザ。雨上がりの水滴に囲まれて、2cm位の小さな花も生き生きとしていました。
◆もうこんな時期になったのか。拡大するとコメントにあるように、「雨上がりの水滴に囲まれて」いるのだが、それがもう一つ目立たない。せめて2つでも3つでも、光らせたかった。と書いてもう一度見直すと、確かに光ってはいる。しかしそれがしっかりアピールできていないというのかな。花との関係で、上からカメラが覗いた角度になっているようだ。水滴の光が弱いのはこのためか。
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■3.ふるさと情景
高速バスに乗って、伊勢に行く途中に車中から無理な条件だけれど撮影。電信柱と延々と続く田舎道に、懐かしさを憶えてホットな気持ちになりました。
◆確かにね。こうしてみると電柱も一つのポイント。道だけではねーというところ。でも、この山の荒れ方はどうしたのだろう。水害の後遺症ででもあるのだろうか。どのあたりか分からないが、この山肌の方が気になる。
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■森川邦昭
着信:2013.03.05
■撮影場所: 今庄365スキー場
スキー場でリフトに乗っていますと、私はやりませんが冬山登山では入れないと思われる山腹の雪面をスクリーンにして、まだ日が低い間はきれいな影の素晴らしい景色を楽しめます。合わせて目に入る足跡を、なんの動物かなどと穿鑿するのも一興です。
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■1.雪面をスクリーンにA
うねるように折れ曲がったスクリーンに何本かの樹木の影が重なって映っていました。
◆そうか、これらは全部影か。1本ぐらい実体があるのかと思ったら、確かに影だ。影が出来ているのだから、光はあるはずだが、それが雪面自体に対して単調だったのか。面の表情がB,Cに較べると表情に乏しい。それを助けるための手前の小さな枝ということだろうが、ちょっと力不足だった。雪の面への光の角度のミスマッチかな。
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■2.雪面をスクリーンにB
生い茂った樹木の隙間から光が射しています。その雪面にある影が回転しながら流れているように見えました。
◆これは雪の面の表情がいい。おそらく木がなくても雪面だけでも絵になっただろう。しかし、出来た絵は左上の実物の木がちょっとうるさい。左半分を捨てた方がよくはなかったか。そのほうが「回転しながら流れている」影が生きていくる。トリミング見本。画像が小さくなってしまったが。
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■3.雪面をスクリーンにC
その日の早朝に餌を求めて歩いたのでしょうか、このような足跡がいたる所にあります。この足跡はちょっと珍しいものでした。
◆雪面の表情がいい。大きく見ると左上の暗から右下の明へのグラデーション。細かく見ると雪の面に見える細かい凹凸。右上の小山から窪地への変化。その中を何がどう歩いたのか、想像できかねる足跡。四つ足ではなさそうだし、かといってかなりの歩幅で人間サマでもなさそうだし。・・・そういうことは別にして、この雪の表情が写真を決めた。
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■1.メルヘンの中の語らい
神戸のイルミネーションです。あいにくの天気だと思っていましたが、結果的に幸運な雨になった気がします。
◆人が少なく、カサの2人のシルエットに巡り会った幸運ということだろう。確かにそういうことは言えそうだ。こういうイルミネーションやライトアップの類は、光源が一定だから、夜になってしまえば、いつ誰が撮っても同じに写る。違いが出るとすればこのような人為的な特殊な状況でしかない。雨の日に神戸まで出かけたご褒美というところか。
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■2.眼底検査
野洲川の木陰に沈む夕陽です。トリミングなしの原版ですが、少しグロテスク過ぎたでしょうか。
◆超望遠を使って、太陽だけを撮っても仕方がないので、血管のような裸の木を前に置いた。アイディアとしては面白い。といって、太陽がどーんと丸っぽ画面に出てくるとちょっと芸がないなという気もする。右下の葉っぱが見えているあたりが、山の稜線だったりした方が、絵になる率は高かった。山がどの程度山らしく入って来るかはやってみなければ分からない、「当たるも八卦」というところだが。館長さんとしては、「それに代わる裸の木だ」ということだろうが。まあ、要するにこの楕円のどこかに変化をつけたいんだなー。
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■3.冬・春折衷
3月2日積雪の朝の野洲川です。天気が回復して陽射しが出てきた瞬間です。
◆これも望遠らしい。「積雪の野洲川」ということだが、画面からはどうも積雪が感じられない。上の方で2箇所ほど雪が光っているらしいところは見えるが、それ以外は木にくっついているのだろうか。ちょっと分かりにくい写真になってしまった。
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■S.T
着信:2013.03.07
2月後半は日本列島大荒れ続き。当地3月2日も終日小雪が舞いましたが、新聞等で各地の梅まつりの報じ有るも自宅近場の丘陵公園の梅は?「末だかいな」と3日(日)シャレ込みましたが、西斜面の為か蕾ほころぶ程度でまだ早し。お天気番組ではどちらも何度も啓蟄と繰り返され、ならば此方もと6日出かけました。 | |
■1.梅花
南部丘陵公園 梅林。此処の開花は白梅が先の様でした。
◆ピントは真ん中の花にきっちり来ている。ただし、当たる光が、半影に入った感じで、他の2輪の方が明るい。そこのところが微妙な関係で、主役になる花がもう一つ盛り上がらない。
それともう1つ、この暖色のバックは何だったのだろう。白は緑のバックがいちばん清楚に見えるが、今の時期それは無理だろう。実際には、そこにあったものをバックにするしか仕方がないわけで、自由に取り替えられない。そこに写真の難しさがあるんだが。
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■2.グリップ
南部丘陵公園 遊技場。ジャングルジム?(ワイヤーローフ製)での真剣な少女の手。
◆題名の意味が分からなかった。こういうジャングルジムを「グリップ」というのかと思ったり。「真剣な少女の手」とのコメントを読んで、?、手が何か意味があるの?。このコメントは撮ったときの印象だろうか、それとも事後の作文か、何ともいえないところだけど、出来た結果から見ると、この程度ではこのコメントは無理だ。何が無理かというと、手より前にロープが嫌というほど目に入るし、男の子の背中が強いし・・・。
ぐんと近寄ってワイドでのアップがベストだけど、さすがにそれは無理だろう。となれば望遠でのアップということになる。結局手をアップするしかない。トリミング見本。但し、トリミング見本としているが、実際には望遠でここまでアップしてみたらという意味である。ホンマは背中をもっと狭くしたかったのだけど。
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■3.給水
南部丘陵公園 水飲場。お天気良く水欲しくも飲めず噛む犬。
◆犬のことはよく分からないけれど、水をがぶがぶ飲むことは出来ないのか。舌ですくうだけなのか。
夕方の斜光線がきいている。子供のズボンに当たる光がいい。この場合お目当ては犬だと分かるが、出来ればもっとはっきりさせた方がいい。右の女性は上半身カットされているから、これははっきり分かる。子供は後ろ向きで、まさかこれがポイントだとは思わないが、念を押す意味で、子供の頭をカットしておいた方がよりはっきりする。トリミング見本。
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■marimari
着信:2013.03.09
■先月末伊豆の河津へ桜見物に出かけ、ひと足早く春を感じてきました。望遠レンズで前後のボケを作って撮ることを意識しての花撮影です。 | |
■1.はんなりと
◆左下の前ボケから花への変化がいい。それに対してその花をつけた枝が、水平になってしまったのが、絵を固くしてしまった。建造物と違って、こういう対象はカメラの水平保持はとくにこだわる必要がないわけだから、ちょっとカメラを傾けることで解決できた。この絵を回転させても同じだとも考えられるが、それをやると傾いた分だけトリミングしなければならないから絵が狭くなってしまう。そんなことで今の場合は、傾きはそのままにして、上と右をちょっと詰めておけばどうだろう。
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■2.陽を受けて
◆ポイントになる花は逆光を受けて非常にいいイメージだ。花びらが重なって色が濃くなっている五角形なども捨てがたい。が、惜しいことに周囲がやかましすぎた。よく似た枝が3本並んだのも絵を単調にしてしまったし、右下の花も落ちつかない並び方をしてしまった。もっとも好き勝手に並んでいる花を適当に切り取って落ち着けということ自体が、どだい無理な話ではあるが。
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■3.春が来た
◆春恒例のというか、春の定番というか、ナノハナのアップ。きっちり目的を持っての撮影ということで、ただやみくもに長いレンズを振り回したのでないことはよく分かる。右下にもピントが来ている部分があって、やや絵を複雑にしてしまったが、とくに致命傷というわけではない。
それよりも気になるのは、色の重たさ。何となく絵がどたーっとして重い。赤色の重たさかな。夕方の撮影かと思ったがそうではないらしい。去年だったか、一昨年だったか、守山のナノハナにも同じような色があった記憶がある。全体を少し明るくし、赤を抜いたら、もっと春らしい爽やかな色になる。これをやることで後のぼけが力を持ち直してくるのが、やや困りものだが。
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■MRT
着信:2013.03.15
黄砂、PM2.5、花粉と一番外に出てはいけない時に琵琶湖の辺に行った時の写真です。 | |
■1.琵琶湖の朝A
◆最近は外出するのも命がけやからな、写真撮るのも大変。
釣り船のシルエット。1にも2にも言えることだけど、このように明るい面が多い写真は、カメラは控えめに露出を計算してしまう。結果、暗めの風景ができあがる。今の場合は、手前の船と沖の船との対比で絵が出来ている。その両方を合わせて考えて、回りを少しカットして、明るい目にコントラストを上げたらいいだろう。調整見本。これぐらいの大きさにすると、船の横のカモメも効いてくる。
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■2.琵琶湖の朝B
◆ちょっと意識が散らばった。メインはエリだと思うけど、手前の水鳥にも、奥の釣り船にも意識が残っている。結果、何となく中途半端な絵になった。それは出来てしまったもので仕方がない。右の方がちょっと間が抜けているから。そこを詰めてコントラストを上げる。調整見本。
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■3.朝のひととき
◆なんぼ可愛い鳥でもこれだけ正面にどたーと置かれるとちょっと面食らう。この場合はやっぱり上半身、首から頭にかけてが勝負だから、そこをメインに絵を作る。今の場合はトリミングするしかないが、本来ならば撮影の時点で配慮しておきたい。トリミング見本。
うしろに浮いているゴミはつらいね。といって、除けるわけにもいかないし。鳥がゴミのないところへ動いていくれるのを待つしか手はないわけで、ちょっと簡単にはいかない。
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