デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.120
2013年02月・前半

 
 

BEST

JIJITKS  SS HN MO マミー
  

森川HNS.TMOSSJIJITKSTNKマミー

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■森川邦昭

着信:2013.02.01
■撮影場所: 栂池高原、妙高高原

■スキーの町での風景です。いつものことながらスキーとカメラ半々で時間を過ごします。従って、天気は多様であるほうが私にとっては有難いというか、吹雪の日があっても構わないのです。   

 

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■1.スキーの町の風景A
 雪国の夜明けは除雪車が吹かすエンジンとタイヤチエーンの音で始まります。音を立てずにそっーと部屋を出て廊下の窓から通過して行く車を狙います。なぜか何度も往復してくれるのが有難いです。回転する安全灯の光とその光線が照らす降りしきる厳しい雪国の風物詩を表しました。
◆廊下の窓が開くのか開かないのか分からないが、開けば寒いし、開かなければガラスの反射があるし、どっちにしても苦労なはなし。
 最初見たとき、どこかの溶鉱炉かと思った。よーく見れば雪が降っているし、クルマの上の波のような線が木の枝だと分かるのだが、一見して状況がつかめない苦しさがあった。撮影者はそのときの状況が全部分かるわけで、記憶が残っている。それを組む合わせて見るので、かなり見方が変わるはず。第三者に見せるためには、もっとワイドで、周辺の状況も合わせて見せたほうがよかったのではないか。

 

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■2.スキーの町の風景B
 晴れた朝、旅館の前にある木に朝日が射してきました。
◆これはまた単純明快、何の説明も要らない。となると、ああそうですかで終わってしまう。難儀なもんだ、写真というのは。どうしたらいいのやろうね。
 推測するに、この情景は現地へ着いて初めての朝か、そうでなければ何日か続いた悪天候が回復した日の朝か。いずれにしても、森川さんとしては、あっ朝日だ!、という感激の一瞬ではなかったか。そういう日は風景が目新しく、ついそのまま単純にカメラを向けてしまう。何となくそういう状況が感じられる。


 

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■3.スキーの町の風景C
 その日は朝から絶え間なく雪が降っていました。ボードを楽しんで止めてある駐車場に戻ってきた若者、この後車を出すための雪との戦いがあるためか前方を眺める姿に元気がありません。
◆クルマの列がポイントかと思ったが、森川さんのコメントによれば、若者の身体が醸し出す表情がテーマのようだ。しかし、この距離では無理だ。そこまでは読みとれない。となれば、もっと近づいてワイドでアップしてという段取りになるのだが、アカの他人となればそれも無理。だから、実際問題としてはこれか仕方がないのだろうが、もし、今後こういう条件でトライするとしたら・・・・、こんな手はどうだろう。
 まず、もっと左(クルマの列の延長線上に近い位置で)へ寄って待つ。望遠で狙う。クルマは圧縮され詰まって見える。そこへ若者が近寄ってくる。ピントは若者に。あーァ、この雪どうせいちゅうねんという表情が見えたらしめたもの。しかし雪の中で待つことなど実際は無理だろう。あーァ、ゴメン無責任発言で。


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■HN

着信::2013.02.03
場所:花緑公園

 いつも今頃は琵琶湖に通っている頃ですが、今年はどうしてか草津に白鳥が来てくれないのです。そんな時、友達が公園に青い小鳥が来ていますと言ってくれたので行ってみると、面白いぐらい小鳥が来ています、中でもルビタキという小鳥は美しくてみんなが、狙っています。行きかけると面白くなって暇さえあれば通うようになってきました、今回はルビタキ♀ですが♂はほんとに綺麗です。今回のは全部ルビタキの♀です。

 

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■1.枝の小鳥
◆そう、今年は草津が全然らしい。でもこんな可愛い小鳥に出会えた。
 まん悪く影の中へ入って止まった。これは自分が動けば解決する話ではない。どうしようもない。結局半分シルエットでまとめた。くちばしのところが明るいバックに入ってしっかり見える。2に較べると1はくちばしがはっきり見える。これはこれでよかった。


 

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■2.説明役
◆題だけ見て、これは何かと思って写真を見ると、なるほど、これは面白い。鳥ばかりはどこへ行くか分からないから、光を選べない。1は半木陰で苦しかったが、今度は正直に当たりすぎて苦労する。トリミングしたのかな、きっちり撮れている。プレートの下があと少し余裕があった方が落ち着くような気がするが。ちょっと下を向いて思案気な表情が可愛いな。

 

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■3.近くに来た小鳥
◆ルビタキという鳥、私なども見ているのだろうが、しっかりした記憶はない。いずれにしても小さな鳥だろう。これでどのぐらいの距離か、こちらがじっとしていると警戒心を解いて近くへ来るのだろうか。上2つに較べると鳥の見え方が群を抜いてシャープ。近いせいだろう。ピントが浅く、ごちゃごちゃした落ち葉などもうまくぼけた。


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■S.T

着信:2013.02.04
撮影場所:鈴鹿市山本町 椿大神社

 今日は立春で雨 昨日は節分 鈴鹿の椿大神社(椿神社)の節分祭は天気良く神社発表参拝者約5000人との事でした。福豆まき神事と1700人への福引が有りました。

 

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■1.満足
 帰途家族連れをと振り返り撮りましたが隅にオバサンの満面笑みが有りました。
◆周囲に白線がついて送られてきた。多分周囲が暗いので、区分を明確にと意図してつけたものだろう。
 「隅にオバサンの満面笑み」というから、どこに?と拡大してみたら、確かに右下の陰の部分に・・・。でも無理だ、これは。単純に意識をせずに見た場合、目が行くのは中央の背の高いおじさんと、後の子供をだ女性。満面の笑みは探さなければ見えない。回りが暗くて、あえて白線をつけたその暗い部分にいるのだから、ちょっと無理やった。


 

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■2.福豆撒きA
 ステージAには佐渡ヶ嶽親方はじめ氏子年男たちの豆撒き神事。
◆「佐渡ヶ嶽親方」というのだから、どこかにいるのだろうと、画面を拡大して探してみたが、よく分からなかった。最も私自身、相撲オンチで佐渡ヶ嶽親方なる人物の顔が分からないから、身体の大きさで探すしか手の打ちようがないのだが。
 たとえば、こういう状況で「椿神社に渡ヶ嶽親方が来て豆まきをやった」という新聞記事ではどんな写真がつくのだろうと、改めて新聞を取りだして探したら、京都新聞には多賀大社の様子が載っていた。舞台横に接近して、上の人物の顔と下の群衆とが・・・。とにかく舞台上の人物の顔ははっきり見えた。


 

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■3.豪快に
 ステージBにはお目当ての大関 琴奨菊関 目を開けて。 
◆琴奨菊、名前は聞いたことがあるが、顔をまじまじと見るのはこれが初めて。しかし、これが相撲取りだと言うことは分かる。上を大きく開けたのは、撒かれた何かを入れるためか。人物はアップしたいし、飛行物体も入れたいしで大変だった。
しかし、これだけのものが飛べば入れたくなる。節分のイベントとしてはこれでいいのだろう。左の人物は必要があったのかな?


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■MO

着信:2013.02.04

■今回は、初めてテレプラスを使って撮りました。レンズは、55mm−300mm。志那浜に訪れた時間が10:30頃で、波に漂うコハクチョウたちに気品を感じ見惚れていましたが、隣にいたおじさんが、「もう、居眠りの時間みたいやから、あかんなぁ。プカプカしとるだけや」・・・。次回は、早朝の仕事がない時に訪れたいと想います。コハクチョウを撮るのも初めてでした。

 

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■1.なごやかに
 いろんな鴨が周囲にたくさんいて、重ならないように撮るには大変でした。
◆ボクはこういう種類の写真を撮ったことがないのでよく分からないが、いままで皆さんからの写真を見る範囲では、コハクチョウの入門編というところだろう。天気がよかったのが何より。水の青、空の青にも・・・、若山牧水だったか。これだけいたら、重ならないようにというのが無理な話。まずは白鳥デビューおめでとうございますというところ。


 

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■2.品格あるね
 気性は荒いようですが、お顔からは想像できません。
◆確かに凛として気位が高そう。ここまでアップすると、カモとの重なりを注意しなければならないが、これはうまくいった。完全な順光線で太陽がカメラの真後ろにある。そんなこともあって白鳥に対してはこれでいっぱい。飛ぶか飛ばないかの限界。鳥を追っかけるだけでせいいっぱい。太陽のことなど気にしてられるか・・・というところだろうが、白飛びにはくれぐれも注意を。

 

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■3.こっちに来て〜
 工事の音に驚いたのか、どんどん遠くに行ってしまいました。200mぐらい先でしたが、羽ばたいてくれたので撮りましたが、いくらテレプラスでも無理でした。
◆200mぐらい先でここまでアップできたら大したもの。HNさんにいわすとテレプラスを使うとピントはオートでは合わないということだが、これを撮るときはうまくいったのだろうか。ピントもしっかりしているようだ。デビュー記念の羽ばたきとしては光線も斜めから来て先ずは成功というところ。とにかく天気がいいのが幸いした。青と白。清潔な色がいい。


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■SS

着信:2013.02.05
■撮影場所:花緑公園

 

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■1.さきがけ
 春とは名ばかり、寒い。それでも春の兆しを見つけに出かけました。春のさきがけ、マンサクの花が咲いていました。
◆天気がよかったのだろう、いい光だ。マンサクの花に透き通るような光が気持ちよい。バックもうまくぼけた。何となく円いボケなどがかさなっているのもいい。右上からの強い光が枝にびしっと決まっていたらもっとよかっただろう。


 

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■2.小さな煙突
 がまの穂の先、綿毛が風になびく煙のようでした。 ◆確かに風の強い日に煙突から出る煙のようだ。
そうかガマの穂はこうしてほぐれて、最後は訳のわからん形になっていくのか。我が身を見ているようで・・・。
 しかし、小さな煙突はそれでイイのけれど、この写真は細い葉の線もいいね。これが光を受けて放物線を描くような線がいい。1も3も花自体をきっちり撮れているとは思うが、そこで止まっている。これは小さな煙突を越えた何かが見える。ガマの葉てどんなものか意識して見たことなかったけれど、こんな線を持っていたのかと思う。いいよ、これは。


 

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■3.蝋梅の花
 蝋細工のような花びら。そばに寄るといい香りがします。
◆ということで、狼狽(おかしいな蝋梅と打ったはずなのに)だけど、たしかに蝋細工のように見える。バックのぼけもいいし、きっちり撮れている。直接光を反射しているところもてからず丁寧に撮れている。でもこれは写実の範囲かな。写真としては2の方が面白い。
 余談だけど、ロウバイには「蝋梅」と「臘梅」の2つの字が用いられる。前者は「蝋細工のような」という意味かららしいが、後者は旧暦の「臘月(12月)…太陽暦の今ごろ…」のころに咲くことから、この名があるという。ボクは後者の解釈の方に興味を感じる。


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■JIJITKS

着信:2013.02.07

■4輪駆動車を駆って、湖北へ厳冬を求めて行きました。強風と寒さあり、雪なし、夕日なし・・・まさに徒労。期待外れの天候はロケハンなのだと諦め、”乱写”の中から提出します。

 

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■1.雁行
 小白鳥でも”雁行”で良いのでしょうか。観察していると派閥の厳しさなど、人間社会を垣間見るようでした。
◆さーてねー。ハクチョウの雁行。悩むなー。たしか、偽物のことを「がんさく」といったぞとたたいてみたら、「贋作」と出た。こんな字、雁にはエエ迷惑。まあエエでしょう。ウナギもミミズも蛇行するのやから。まてよ、ミミズは伸縮かな。ヤメタ、深入りするとろくなことはない。
 しかしいいところを飛んでくれた。こんな見事に飛んでくれることなどそうはないのだから。光線がよかった。下の木もいい。鳥どうしの息が合ってくると羽のピッチが合うんだが。もっともこれはJIJIさんの責任ではない。


 

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■2.朝陽を受けて飛翔
◆これは見事な航空ショー。こういう姿を見ていると、現代の飛行機はハクチョウに似ているなと思う。戦争中のB29なんかは、まだ主翼が機体の真ん中より前に着いていて、このハクチョウ・スタイルではなかった。
 せっかくの大航空ショーだから、下から見上げて拍手を送るしかないが、1と較べて、写真としてどちらを取るかと問われたら、私は1をとる。飛んでいる鳥だけというのがいかにもしんどい。それとハクチョウと朝日(ないしは夕日)との食い合わせ。朝夕はどうしても全体が黄色になる。仕方がないといえば仕方がないのだけれど。それに加えて、2の場合は上の列の左の羽が、おそらくピカッと光る状態だったのだろう。全部見事に飛んでしまった(とくに後の2羽)。大きく(たとえば半切・全紙等に)伸ばしてみるとこれが結構邪魔をするはず。そういう意味で、一見、ごちゃごちゃしているようだが、木が見えて、白飛びがほとんど気にならない1を取る。


 
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■3.廃船
 2年半ほど前の新緑溢れる湖水に、今回は冬景色を求めました。廃船の老爺の風情に心が痛みます。
◆確かに以前見た記憶がある。調べてみたら出てきた(2011年7月前半)。前回は空中につり下げられていたが、今回はお辞儀をして中に水が入り空を写している。そういう違いはある。でもいちばん大きな違いは水面に立つ杭の表情。これは以前の方が抜群にいい。水面に映るかげが生きている。今回のは邪魔をしている。もう一度前回のを見てほしい。対岸の木が伸びたわけではない。カメラ位置、高さ、それにレンズの長さの違いである。
 ボクは以前、自分が撮った写真をプリントして現場へ持っていき、本当の意味の原点(空間中の1点・レンズの長さを含めて)を見極めることをやっていたことがある。自分が撮ったところなら分かるはずだが、それがどうしてどうして、簡単な話じゃない。とくにレンズの長さが曲者。昔は固定焦点で、広角・標準・望遠と相場が決まっていた。ズームになってから、ひょいとひねる。これで簡単に絵が変わる。
 杭を生かすのはどの位置か。もう一度現場に立つと分かるはず。これをやらないとクイが残る。



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■TNK

着信:2013.02.10
■。

 

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■1.石窯の準備
 森のBe Cafeのところで、石窯の準備をされていたのでお姉さんをモデルに写しました。
◆説明されると分かるのだが、一見したところ、うちわだけをクローズアップしたように見える。奥に火が見えるのがポイントらしいが、うちわが強すぎて目がそこまで行かない。画面が暗いのでそのせいかとおもい、明るく調整してみたが、かえってウチワが強くなりあまり変わらない。ちょっとバックして、周囲の状況などを見せたほうがよかっただろう。
 うちわのような往復運動では、運動の両端でいったん止まる。いくらシャッターを遅くしてもぶれない。


 

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■2.冬枯れの野原
 冬枯れの野原に薄い日が差しているところをねらってみました。
◆今度は上と逆で、冬枯れの野原だとはすぐに分かるが、右に見える白いものの意味が分からない。大きな白い鳥の羽のようにも見えるが、大きさから考えてそういうことはなさそうだし。ボクの想像力不足なのかも知れないが、そこのところが解決しないと絵が読めない。明るく調整したら分かるかとやってみたが一緒だった。



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■マミー

着信:2013.02.12
■グアムに行ってきました。よろしくお願いします。

 

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■1.南国A
◆そうか、マミーちゃん、グアムへ行って来たか。よかったなー。ワシらがガキのころは戦争の激戦地だった。世の中平和でないとアカン。
 さて写真、多分夕方だろう。池かプールかわからないが、その向こうへ夕日が沈んでいく。誰でも撮りたくなる風景だ。空の露出が難しいところだが、うまくいっている。
  問題点が2つある。一つは手前の人物。入れば邪魔だけど、いなければ入れたくなるというところ。頭の部分が向こう岸に同化してしまったのがつらかった。もう少し遠くにいてくれたらよかったのだけど。
 もう1つは、カメラの高さ。これは立ったまま撮った。少ししゃがむと風景が変わる。向こう岸が下がって、空が高くなる。このとき上空はもっと青く綺麗だったはず。空を広く撮った方がよかった。


 

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■2.南国B
◆ショーの一部だろう。うまくいった。火を回しているところらしいが、2本あるのだから、半回転ごとに持ち換えるのか。露出がピシャリだ。舞台の雰囲気も出ているし。Mモード露出ならマミーちゃんの勝ち。オートならカメラの勝ち。ひょっとしたら、舞台の主催者が、火の明るさに対して、オートで撮ればうまく写るように、舞台照明を調整しているかも知れない。せっかくうまく写ってるのに、そこまで考えんでもええわね。うまく撮れたのだから素直に喜ぼう。いずれにしてもフラッシュを飛ばさなかったのはよかった。
 以下参考のために、「フラッシュとスローシャッター」。これは現場ではすぐには無理で、事前に学習しておくことが必要だけど、またこんな場面にぶつかったら、スローシャッターで弱いフラッシュを飛ばす手もある。そうするとフラッシュが飛んだ瞬間の人物や手が止まって写る。スローシャッターだから、火は流れて写る。フラッシュが強すぎると人物が白くなってアウトになる。カメラによってはフラッシュとスローシャッターのタイミングを選択できる。スローシャッターが開いた直後に飛ばすか、閉まる直前に飛ばすかで絵が変わる。いうている意味が分からないかも知れないが。経験していくと分かるようになる。



 

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■3.南国C
◆南国独特の風景。大きな屋根と遠くの海。椰子の木。いまの場合は、白雲が主役。いい風景だ。
 問題は、このままではちょっと暗い。南国の空はもっと明るいはず。画面の大部分が白雲、こういう風景の場合は、カメラは若干アンダーに露出を決める。白い雪がネズミ色に写るのと同じ理屈。プラス補正をしておきたいところだけど、現場ではなかなか難しい。事後に調整しておくとよい。調整見本




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