森川・S.T・SS・館長・HN・MEDW・SKI・JIJITKS・まさーき・HND・森田・MO・marimari・ |
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■森川邦昭
着信:2012.08.02
■撮影場所:大笹原神社(野洲市)
■三上山山頂で山談義中、仲間が「おおしの、なんとか」と云う国宝の神社(本殿)があると情報をくれました。下山後早速現地に向かいました。大笹原神社でした。日頃登山道で木漏れ日を楽しんでいることもあり国宝よりもこの光りに興味が移り今まで学んだことを思い出しながら樹木が作る影、余分なものを除くことをも含めて絵を作ろうと時間を取りました。
表現:
昼下りなので太陽はほぼ真上にありますがこの撮影場所は森の中なので明暗があり生かすことが出来ました。 | |
■1.昼下りの境内A
PC画面で写真を見て気が付きましたが光が左右から交差しているような作品になりました。地面に両方から伸びた影の効果なのでしょうか。その奥の滋賀県では珍しい赤い鳥居、そして光と緑を捉えました。
◆真夏の日中という写真として一年中でいちばん苦しい時間帯を逆手に使った面白さ。「光が左右から交差している」、確かにそんな感じがある。交差はしていないのだろうが、真上から来ているためにそれぞれの木が真下に影を落としている。それが何となく交差しているように見える。当然、鳥居にも真上から光が当たっているわけで、その結果、柱のカゲが見えない。これも絵を整理するのに好結果をもたらした。
光が真上から来ると、風景は静かになる。真夏の昼下がりなど、街角が静かに感じられるのはそのためだという。おそらく蝉の鳴き声ぐらいはしただろうけれど、杜は静か、そのイメージがうまく出た。一人明るい石灯籠も利いている。和服の女性が日傘をさして・・・。
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■2.昼下りの境内B
光と影の配分、空が写る水面の三つのバランスの問題で何処に立つかだけでした。
◆「何処に立つかだけ」、味のある言葉。確かに写真はイメージさえ出来れば、あとはどこに立つかだけ。5cm、10cmの差が写真のできを左右する。だから写真はおもしろいし、怖いところでもある。
左から入ってきた光の筋が奥へ続く。その後でよく見ると、そうか、池は右にも広がっていたんや、と気がつく。手前の空がきつかったのと、スイレンが葉っぱが一般的すぎて、物足りないという問題点さえ処理されていたらと思う。光の使い方はうまくいった。
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■3.昼下りの境内C
樹木が作るくねった日陰を出来るだけ遠くまで入れて遠近感を出しました。
◆サムライが馬をとばして、時代劇の撮影に使えそうな場所だ。「日陰を出来るだけ遠くまで入れて遠近感を・・・」、その撮影意図は生きた。狙い通りの絵になっている。木陰で光る屋根も生きている。一乗谷の朝倉氏遺跡の武家屋敷を思い出した。もっとも遺跡の方は映画のセットのイメージだけれど。
人物なり、犬なりがいたらもっと生きただろう。でも人物としたら、どんな人物か?。
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■S.T
着信:2012.08.01
■JPS展・大臣賞の「竜宮への入口」をみて足元のボケ(長時間露出?)は別として平行透視図法の作品に私も恥ず意を強くしました。早速猿真似をして8月前半の写真とします。 | |
■1.アプローチ:四日市港ポートビル
開港100年事業として管理港組合が高さ100?bの建物上部には展望室「海テラス」があります。
◆「平行透視図法」ということだが、相手はシュロ軒らしい。葉っぱがごちゃごちゃして絵を分かりにくくした。球を頭に載せたポールだけだと生きただろう。対象物の選択を誤った。
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■2.通行止め:カスミガウラガーデンブリッジ
(赤白の標識(煙突)と黄色のゲートで通行止め?)。橋梁幅と道路センターが(歩道有)同じでないのでずれる。
◆これも対象物として、基本的に無理だった。センターラインがアーチと路面とでずれており、どう気張っても無理だろう。
「通行止め」というタイトルも、見る人は理解しにくい。黄色いゲートが橋の手前に見えれば、すぐに理解できるが、このままだと、何が通行止め?ということで終わってしまう。
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■3.オイルフェンス:霞埠頭 小型ケミカルタンカー群
◆オイルフェンスを巻き上げたものらしい。撮影者としては何か意味があるのかも知れないが、見る側とすると、何か、異様なものを目の前に突きつけられた感じで、これ何?で終わってしまう。これをでかくアップされた意味がよく分からない。添景物として
右端ぐらいに半分ほど見せる程度だと気にもならないが。当然そのとき題名は別のものになる。
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■SS
着信:2012.08.02
■撮影場所:希望ヶ丘文化公園 | |
■1.小望月
14日の月を撮りに行きました。昨年も撮りましたが、その時できるだけ遠くから望遠で撮ると月が大きくなると先生にアドバイスをいただきました。この写真は、これ以上バック出来ない位置からの写真です。月を大きく写すと木が入りません。それで、2と3で遊びました。
◆木と月とを離したのには何か理由があるのだろうか。バックできないということだが、右へも行けなかったのだろうか。もし右へ行けないのなら、月が右へ行く日を探すしかない。画面上に山があればカシミールで探せるが、ここは山もないのでそれは出来ない。
満月が出る位置は太陽の逆。
6月の満月が出るのは12月の太陽が出る位置(真東から南へ約30度振る)。
7月の満月は11月の太陽。
8月の満月は10月の太陽。
9月の満月は9月の太陽(秋分前後に月も太陽も真東から)。
・・・・
・・・・
12月の満月は6月の太陽(真東から北へ約30度振るか)。真冬の満月は高い。
もちろん、右へ行ければこんな面倒くさいことを考える必要はない。木と月をくっつければレンズを長くすることは可能になる。但しこの場所は木の下半分が隠れてしまう。せっかくのスタイルが生きてこない。一考を要するところ。
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■2.小望月 遊び1
月と木 それぞれ写真を撮り、月を貼り付けました。
◆どういう方法で貼り付けたのか分からないが、うまくいくと楽しいもので・・・。この場合は月がちょっと暗かったか。この空の明るさなら、月はあるのかないのか分からない。気がついたら、「あー、あそこに月が」という感じだから、空の明るさとほとんど同じ明るさでいいのだろう。いまの場合はちょっと暗かった。
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■3.小望月 遊び2
昨年の写真に、月を貼り付けました。
◆これはうまくいった。空の明るさ、月の明るさ、ほとんど違和感はない。おそらく黙っていたら、見破られることはないだろう。左にある地上の灯りも利いた。いい雰囲気だ。遊び、成功!。
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■館 長
着信:2012.08.02
■7月29日の深夜から、飛騨の乗鞍岳まで行って来ました。出来るなら10月の写真展の作品を撮りたいと意欲的に行ったのですが、残念ながら数百枚の駄作を集めるだけになってしました。自己評価は、空の面積が大きすぎたことと、全体的に暗いと思っています。空の広さは気になっていましたが、写真に入れたくない部分を避けようとして、ぎりぎりの妥協の結果です。 | |
■1.下界:(乗鞍岳畳平)
ご来光を撮影したくて午前4時30分に畳平に行ってきました。残念ながら曇天のため、ご来光もどきというより、解説がなければ夕暮れと間違われるような暗さになってしまいました。
◆山の天気は、当たるも八卦だからなー。暗さ(明るさ)のほうはある程度は事後調整で何とかなるからそれはいいとして、狙いとしては前回の空気遠近法ということになる。・・・のだが、今回はそれもあいまいになった。何故か。ご来光にこだわったから。どうしても朝の雲を入れたくなる。結果手前の山並みの重なりは二の次にという勘定。
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■2.山上の鏡:(乗鞍岳畳平)
ご来光の撮影が出来なかったので、せめて池を使って高地の日の出の雰囲気だけでもと思って撮りました。
◆朝日が強いと手前は当然黒くつぶれてしまう。いまの場合は、それを承知で稜線のカーブと手前の池面で絵を作ったが、何となくまとまらないという感じ。道標をシルエットで入れるとか、カメラを低く構えてケルンを空へ出すとか、何か細工がほしかった。
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■3.蛇行:(乗鞍 スカイライン)
それでも諦めきれずに、帰りの乗鞍スカイラインです。
◆こんな斜めの光の時にもう帰りですか。これはもったいない。これは右から左へ道は続いているわけで、全部見えたかどうかは別にして、カメラをもっと下へ向けて、道を狙ったことをアピールした方がよかっただろう。少なくともこの場合、空は余り意味がない。いまの場合だと、漠然と中央の山を狙った感じ。
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■HN
着信:2012.08.03
■撮影場所:木の浜駐車場から雄琴を眺める。
8月1日、好きなのも同士雄琴の花火を撮影に行きました。木の浜の駐車場からは大分離れているから長いレンズでの撮影になります。200MM〜250MMぐらいでの撮影でした。強かった風も花火の上がる頃には治まり琵琶湖に映る様になって綺麗でした。 | |
■1.湖に光を
◆湖上の花火は、湖面がどう表情を示してくれるかで出来合いが左右される。HNさんによると風が強くて、湖面が波立つと光が反射しにくくなるという。いまの場合、沖合い2箇所ほど湖面が静かなところがあったのだろう。それが反射して2本の横線になった。まずそれがきいた。
花火の光跡の太さは絞りによる。いまの場合、あと少し開けてもよかったかも知れない。余り開けすぎると光跡が飛んでしまうので、そのあたりのさじ加減が難しいが。
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■2.夜空でおどる
◆左右にはねた光の面白さか。確かにそれは分かるが、画面全体で見るとどうも落ちつかない。花火というのは、どう写っているかは明けてみなければ分からないわけで、撮るときは当たるも八卦。撮る立場からすると、それがおもしろいわけだが、逆にいうとほとんどの場合、普通に撮れば誰が撮っても同じように写る。
露出間ズーム(シャッターを開けている間にズームする)や意図的なカメラ振れ等を使って、挑戦的な絵を作ったらどうだろう。
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■3.豪華
◆湖面の状態は時間とともに変化しているようで、この場合は1のような反射は見られない。風によって波の様子が変わっているのだろう。
今回の3点の場合、カメラは三脚に固定して、雄琴の夜景を含めて撮影している。花火の数はシャッターを開けている時間によるわけで、たくさん写し込もうとすると長く開ける。すると、街の灯りが明るくなりすぎる。その兼ね合いを考えながらでは、どうしても限界がある。
ということで、こんな手はどうだろう。花火のない夜に夜景だけを写しておく。花火の日には夜景を入れずに花火だけを撮る。カメラを動かしながら、いろんな花火を撮っておく。(夜景の部分に花火が入り込まないように注意が必要だが)。キクチマジックを使って、それを夜景とともに合成する。
KikuchiMagick
の使い方。
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■MEGW
着信:2012.08.06
■連日の猛暑、日中の外出はままならぬ、朝夕の涼しいころと思い出かけた葉月十五夜、ハス花をおくります。
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■1.葉月十五夜1
雄琴北かざみ公園から、雲の上に出るのを待ち切取りました。
◆結局、問題は風景の中の月の位置かな。かざみ公園から撮るとしたら、三上山は無視できない。それを無理して入れるとこのような構図になる。月と三上山の位置関係が間延びして落ちつかない。三上山をはずして左側の木と組み合わすとか、街灯とセットするとか。いまの月の位置で三上山と組み合わすこと自体無理だろう。
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■2.葉月十五夜2
雄琴北かざみ公園から、東屋と月の構図ですが、最大限バックして撮影してみました。
◆最大限バックしてこれだからしんどい場所だ。このあずま屋は全体像にこだわるのは無理なような気がする。といって部分だけとなるとどこを入れるかがまた難しいし。結局MEGWさんは、あずま屋と街灯との空間のまん中に月をおいたが、やっぱり落ちつかないな。
それと、2枚とも湖面に月の光が反映していない。これは月の明るさにもよるのだろうが、一つには湖面に対するカメラの高さにもよるはず。湖面に近いほど(低いほど)光りやすい。それを考えると、もう少し右に寄った湖岸付近で場所を設定した方がよかったのではないか。
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■3.朝陽に映える
草津水の森から、朝の光の中に映える遠目のハスを、バックのハスの葉で強調、対岸の木立をシルエットに構成してみました。
◆バックが「ハスの葉」までは分かるが、なぜ「対岸の木立」なのかが分からない。結果的にごちゃごちゃと花をくってしまった。もしこの場所で絵を作るとしたら、月並みだけど花とつぼみで行くしか仕方がないだろう。トリミング見本。
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■SKI
着信:2012.08.07
撮影場所:伊吹山山頂 | |
■1.パノラマ
シモツケソウが咲き乱れるお花畑を想像して登りましたが、強い生命力で地下茎を伸ばし、シモツケソウ群落を脅かすアカソ(赤麻)が山頂に広がってました。昨年見たお花畑とは景色が違っていました。
◆何回か書いたが、私は皆さんからのコメントを読む前に写真を見る。いまの場合は山岳大景観かなと思った。そのあとこの文を書く段になってコメントを読んでいるが、どうも大景観ではないらしい。斜面に広がっているアカソがポイントらしい。空と一緒くたにしたから、肝心の花の部分が暗くなった。このままではコメントをつけられても意味が分かりにくい。狙いを絞りきれなかった。
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■2.凛として
今年の猛暑には、高山植物も影響を受けて、「百花咲き乱れ・・・」とは行かないようです。中でもこの花は、精一杯頑張っているように見えました。
◆1に較べるとこれは分かりやすい。少なくとも狙いと結果がはっきりしている。もし可能ならば、背の高い2本をもう少し空へ出したかった。一番簡単なのはカメラ位置を下げることだが、それをやると奥の緑の稜線も沈む。それはやりたくない。となると、背の高い2本に接近することだが、多分、規制があるだろうし、これで辛抱しなければならないところか。
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■1.日本海の落日
水平線に沈む太陽。変わる空の色、黒くなる水平線。美しさと哀しさと。
◆うーんと大きく伸ばすと水平線が出てくるかも知れないが、少なくともコンピュータの画面で見る限りにおいては、ほとんど水平線は見えない。撮影者自身は、肉眼では見えているのだろう。うつろう変化の中の一こまとしてみるわけで、心理的にも、生理的(目が暗さになれる)にも、一つの風景として違和感はない。
ところが第三者から見ると、単なる「落日」だと、水平線にこだわる必要はないからああそうかと気楽に見られるが、「日本海の」との枕詞がつくと、海に限定されるから、どこに水平線があるのということになる。第三者に写真として見せるためには、やはり水平線、海面での反射、そういったものが必要だったろう。
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■2.牧場の朝
立ち込めた朝霧もはれ、柔らかい北国の太陽が花をつつむ。静寂と安らぎと。
◆JIJIさんもかなりのロマンチストですなー。写真といい、コメントといい。顔に似合わん・・・とまではいわないけれど。写真としてはきっちり撮れている。手前の花にピントが来て、バックのサイロに当たる光がいい。
と書いて、ふと錯覚した。夕日を見ているつもりになっていた。風景で、朝日と夕日の難しさ。時間を軸とした何枚か並んだ中での朝日、夕日は間違うことはないが、1枚ものでは難しい。区別しろというのが無理かなとも思う。しかし何か違いはあるはず。今すぐ、これですよという解決策は持ち合わせないが。たとえば霧が晴れる直前の状態とか。
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■3.湖北の夕間暮れ
遠く伊吹に陽が残り、海津の里は暮れなずむ。まどろみを誘う心地よい倦怠感。
◆自然の色か、ホワイトバランスを変えたのか。よく似たイメージの写真があったぞ。もうちょっと近い湖面をアップしたものだったが、と、探してみた。去年か、一昨年だったかと思ったが、結構新しく今年の5月だった。当該写真をどうぞ。BEST5入りの写真ですぞ。
較べてみると今回の方がはるかにおとなしい。
当たり前すぎる。一つには大景観だということか。これは箱館山あたりらしいが、かなりの高所から撮っている。こういう風景は、早い話が誰が撮っても同じに写ってしまう。20mや30m離れて撮っても同じになる。かく申す私も、20歳代のころ、山へ行って大景観ばかり撮っていた。撮ったときは全部ヒットのつもりだったが、フタを開けると全部空振りだった。と、書くといまでは打率10割のように聞こえるが、実はいまでも同じこと。
やっぱりイメージが先かな。行き当たりばったりではアカンということ。こんなイメージの写真が撮りたい。そのためには何月何日の何時ごろ、どこへ行けばいいか。一回でうまくいったためしはない。それを何回繰り返すか。何回繰り返しても駄目なことの方が多い。難儀なものです。人生短いのに。
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■まさーき
着信:2012.08.10
■8日のびわこ花火大会です。大津市内某所の高台より、町並ごしによく見えました。花火の開くタイミング合わせが難しかったです。 | |
■1.花火散る
夜空は、みごとに火玉に覆われました。感動の一瞬です。
◆夜空いっぱいの花火。それはそれでいいのだが、やはり地上の風物がほしい。このままでは、「花火が上がりました。とてもきれいでした」という作文で終わってしまう。
せっかくの花火に生気がなく、全体がくすんだ感じがする。事後処理で明るく処理したい。調整見本。
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■2.歓声
大きな花火のたびに、あたりから、ワー、キャー、歓声が沸きあがります。開いた後のキラメキが綺麗でした。
◆戦争だ。大きな砲弾が落下して、火花が飛び散っている。下半分の建物のシルエットが余計にその感を強くする。しかし、本当の戦争ならビルの窓の明かりは点ってないけれど。
「歓声」という題だが、もしそれで行くとしたら、人物像がいるだろう。このままだとしたら、音響は聞こえても歓声は聞こえない。
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■3.フィナーレ
プログラムも大詰めになり、あちこちに花が開きます。息をも着かせない演出です。
◆これは残念ながら失敗。露出オーバーで飛んでしまった。これは事後処理で暗くしようとしても不可能。一旦飛んでしまったものはどうしようもない。暗くしても飛んだところは飛んだまま残る。
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■HND
着信:2012.08.10
■先日高山に行ってきました。旧市街を歩いて昔の街並みに感心しましたが、合わせて屋内の調度品にも興味を持ちました。 | |
■1.囲炉裏と土瓶
4畳半の和室に天井から吊るされた土瓶と飾り物に興味を持ちました。
◆障子のそばの灯りが不思議。炎のように見えていながら、体積が感じられない。写真かなと思うとそうでもないらしい。周囲が照らされている。障子にも上向きの光が当たっている。ということでHNDさんがいう「飾り物」はこのことだろう。
で、その灯りと自在鈎の組み合わせに苦労したのだろう。その二つは間違いなくうまくいった。結果、皮肉なことに自在鈎の縦の線と角の柱が重なった。カメラが右へ移動すると自在鈎は左へ動く。ところがそれをやると灯りは右へ、自在鈎からは離れる。二次方程式やな。
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■2.天井のスポット
酒屋の天井に「まっすぐ並んだレトルト調の電球と笠を撮ってみました。
◆UHOが飛んでるような。おもしろい構図になった。・・・写真をやり始めたころには絶対撮らなかったものだろう。そこへカメラを向けた。目が養われた証拠。ご同慶。・・・邪魔物は撮らない。これもずーっと意識し続けてきた。左下のブルーを入れるか入れないか。迷った。結果ギリギリのところで入れたのか、入ったのか。・・・ということできっちりした写真が出来た。
さあ、そこでや。何となく余裕がないというか、面白さがないというか。もういちど枠をはずして組み立て直したらどうだそう。早い話が、もうちょっと下を見せる。そうすることで、うんと話題が増えそうな気がする。
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■3.表通
格子戸に合うような和服を着た人を探しましたが見つからず、通りがかりの人力車を入れてみました。
◆なるほどそういうことか。和服を着た人ね。京都あたりだと探せばいるかも知れないけれど、偶然には滅多に出くわさないだろう。人力車をどこまで入れるかが難しいところだけれど、これだけ入れるにも勇気がいる。これで辛抱せんならんところかな。でも、それ以外には人間が誰もいないのがまた不思議。
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■MRT
着信:2012.08.10
7月30日、朝早く。草津の水の森にハスを撮りに行きました。 | |
■1.光線
池の水に朝日が当たり美しい光線が目に入りました。
◆朝早くで太陽が低かったのだろう。池に映り込んだ太陽から強いゴーストが。偶然でたのか、フィルターをつけたのか。池の面が傾いている。水平方向のゴーストを意識したため、カメラが傾いたのだろう。そうかといって、傾きをただして、ゴーストが真上を向いて出ていたら、また妙なものだし。いま場合、蓮の茎と並行なので線が生きている。もしフィルターを使ったのなら、光の出る方向は調整できるが。
縦の線のすぐ右に、小さな冠のような光が見える。これを生かすことも考えられる。基本的に別の構図でないと無理だけど。
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■2.白無垢の花嫁
白いハスの花が、今、朝陽に見送られながら白無垢の衣装をまとい式場に向う姿が私の心を打ちました。
◆白無垢の衣装、MRTさん独特の見方らしい。私なんかには、顔の上半分を隠した魔法使いの婆さんぐらいにしか見えないが。まあ、そんなことどうでもヨロシイ。白い花びらに当たるハイライトはきれいにきいている。けど全体としては落ちつかない形になった。
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■3.朝陽に声かける
ハスの葉に囲まれている一本のハスが少しのすき間から朝陽に声をかけて挨拶をしているようでした。
◆葉の隙間から狙った。蓮の花はいくらでもあるが、なかなかこれといったものはない。葉で隠したり、光で隠したりしながら、絵を作るのだが、それも面倒な話で・・・。いまの場合も左の暗い所が妙に不気味で。花びらの色などはうまいこといった。しかし、ハスの花一輪で絵を作るのは、どこかに限界があるのかな。
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■1.あこがれ:
(三室戸寺)
あまり咲いていない頃でしたが、左の蓮をポイントに撮りました。バックの塔や背景は、絞り調整した方が良かったのか・・・。
◆これはいい。きっちり撮れている。
咲いた花とつぼみ。うまい具合につぼみの方が背が高かった。それを塔の近くおいて、左下に大きな花。花に対する露出もピシャリ。バックの塔も大きからず小さからず。傾きもなくすっくと立っている。屋根が光って白く飛ぶとアウトだったが、適度な明るさで、暗くもなく明るくもなく、花を喰うようなことはない。これもうまくいった。
バックのボケかげんもこれでOK。出来れば絞りを変えて前後2,3枚ずつ撮っておいてもいいだろうが、結局はこれで落ち着いただろう。端正ないい写真だ。
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■2.後ろの正面:(三千院)
三千院の滝をめざして歩いていたら、目にとまりました。バイクのミラーに写っている木々が、もう少し鮮明に撮れれば・・・。
バイクも、もう少し見えている方が良かったかと・・・。
◆この暑いのに滝を目指して・・・イヤハヤ、お疲れさまで。その努力は必ず生きます(これは中高生へのアドバイスやな。立派なオバチャンに説教たれてゴメンネ)。
さて、この写真の問題点はすべてMOさんのコメントにある。
A.ミラーに写っている木々が、もう少し鮮明に撮れれば・・・。
B.バイクも、もう少し見えている方が良かったか。
A,Bは、相反する条件。
ミラーの風景を分かりやすくする。そのためにはミラーに近づかなければならない。
バイクをもう少し見せる。そのためにはバイクから離れなければならない。
2つを同時に満足させることは不可能。どちらを採るかは現場での自分の判断。
Aの条件は、トリミングで模擬的に作れる。ミラーの中の像のピントが怪しいことが露見したが。(もう少し鮮明に撮れれば・・・というのはこのことだったのかも知れないが)。
しかし、これをやっても大しておもしろい写真にはならない。バックしてバイクを撮っても、「バイクが止まっていました」という写真になるだけだし。
で、たとえばこんなことはどうだろう。いわゆるバックミラーは凸面鏡で、レンズでいえばワイドレンズの働きがある。カメラもワイドにしてミラーにむちゃくちゃ肉迫する。ミラー内に遠近感が強いバイクが歪んで写るはず。と同時にバイクの北山杉も写るのではないか。別に北山杉にこだわる必要もないわけで、町の風景でもOK。
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■3. 目から汗:
(長命寺)
猛暑の中、訪れた長命寺。服も顔も、汗ぐっしょりになり清掃活動に勤しんでおられる姿に、ただただ感謝。年配のおじさんが冷たい水を汲んでサービス(手元が見えない・・・)。でも、微笑ましくて、とてもいい光景でした。
◆雰囲気は出ている。ホウキの線がいい。でも前のおじさんの手元がほしかった。なんでこれ入らなかったのかな。ひょっとしたらごちゃごちゃしていたか。後のおじさんの肩のハイライトなどよかったのにね。惜しかった。
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■marimari
着信:2012.08.13
■7月30日、烏丸半島で初めての撮影が実現したのですが、ハスの花撮影の難しさを実感しました。どうしても「どこかでよく見る写真」といった感じになるので、それなりに工夫してみましたが、パソコンで見ると花に虫がくっついていたり汚いしみがあったりで残念な結果となり、結局ありきたりになりましたが・・・。 | |
■1.凛と
朝露をまとってまだ固そうなつぼみでしたがすがすがしさを感じました。
◆なるほど、すがすがしさ。それは感じられる。光も横からつぼみに当たって、バックの葉は影になっている。うまくつぼみが浮き立った。但し、朝露が思ったほど目立たないのと、(つぼみに対して小さかったのか)、つぼみをぽんと1つだけ持ってきた単純さが、やや物足りなかった。右下にでも、もう少し小さいつぼみが出ていたら絵になっただろう。あれば入れてるのだろうが。
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■2.輝いて
朝陽を受けて晴れやかに咲く雰囲気を。
◆これも最終的には「花一輪」の難しさだが、それは仕方ないとして、花自体はきれいに撮れた。とくに花びらの光と影。
あと気になるのが光の色。画面全体が赤みがかっている。とくに葉の部分。朝陽そのものの色もあるが、花の色が葉に反射して赤みがかっていることも考えられる。とにかく蓮の葉の色は難しい。だから、仕上げの段階で調整すると多少は助かる。調整見本。
絵としては、やはり右下当たりにもう1つつぼみか何か。
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■3.はじらい
タイトルからは本来花開く前の様子が当てはまるかと思いますが、こちらは「旬」を過ぎつつある花の少し寂しさを含んだ「はじらい」というところでしょうか?
◆これはややこしくなってしまった。「はじらい」は通り越したな。「ワシがハスじゃ、文句あっか」というところ。
これは推察するに、左上の水滴に目が行った。それを狙ってカメラを向けた。どうしたら水滴が目立つやろ、で、あっち向けたりこっち向けたり、あっちへまわり、こっちへ寄り、ひねくりまわした。その結果がこれ。最初の狙いは決して間違ってはいなかった。でもひねくり回しているうちの得体の知れない怪物になってしまう。よくあること。人間こだわり出すと他のものが見えなくなる。
訳が分からなくなったな、ひねくり回し始めたなと感じたら、いったん止める。他のものを撮って頭を冷やす。それで忘れてしまったら、それだけのものだったのだから、きれいさっぱり止めたらいい。どうしてというのなら、いままでのメモリーはクリアーして、改めて見直す。
この絵を生かしてというのなら、左の水滴を中心にトリミングする。見本は多少明るく調整した。
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