森川・HN・S.T・IZUTON・SS・marimari・JIJITKS・MRT・MO・ |
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■森川邦昭
着信:2012.03.15
撮影場所:信州のスキー場
■よく晴れた朝を迎えました。朝日が山の頂に当たりはじめ、ゲレンデの最上部に着いた頃には斜からの光に樹氷が輝き、雪面には帯状の影がいたるところに出来ていました。今までは目に入る多くの物を絵に入れていましたが今回は特に表現したい物を残して引き算をし、せいぜい3つぐらいに絞りました。 | |
■1.朝日を受けてA
宿舎の傍に形のよいメタセコイヤがありました。本来の木の色は消えてしまい黒っぽくなりますが遠方にある朝日の当たった山を敢えてバックに入れて絵を作りました。
◆宿舎のそばのメタセコイヤ。現場に立てばカメラを向けたくなるのは分かる。最初写真を見たとき、どっちを撮ったのかと思ったが、やっぱりメタセコイヤだろう(バックの明るい山は添え物)と合点した。
画面を編集して、森川さんのコメントをはめ込んだ。なに?・・・「朝日を受けて」とある。ということは奥の明るい山が主役やったんか。コメントを読み進むと、・・・朝日の当たった山を敢えてバックに・・・。やっぱり主役はメタセコイヤだったらしい。ねじれたな。
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■2.朝日を受けてB
周囲が暗くなり光が当たる部分が輝くと予想しての撮影でした。実際は他にも周囲に若干の枝と堤の上部、その向こうにある枝なども入っていましたがトリミングしました。ピントが甘かったです。
◆写真のイメージからしてバックは青空で、雪の枝の向こうに太陽がある、それにしても太陽が小さいから、よっぽどのワイドかと
早合点した。しかしよく見ると木が生えていたりして雪の斜面だった。なるほどスポットライト風に朝日が当たっているところか。朝日が当たると、黄色くなるものだが、これは見事な白。雪原の中での朝日のイメージがぴしゃりとキャッチできた。成功。
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■3.朝日を受けてC
帯状の影がオーロラのように揺れ動いている雰囲気を出しました。下のざらざらした雪の盛り上がりは雪面を強調するために敢えて入れました。
◆以前、よく似たイメージの写真があったと調べてみたら、昨年3月の作品だった。昨年のは木の根っこが画面にあり影も下半身のものだった。今年のは影が斜面に長く伸び、オーロラがゆれるようだったという。斜面が下り坂だったのが幸いしたのだろう。木の影が長く見える。雪の色もおそらくイメージ通りだったのだろう。いい作品に仕上がった。
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■1.雪の朝:(柳川緑地)
いつも歩いている散歩道です。朝起きてみると雪が降って太陽が照らしている綺麗な朝。枯れ木に花が咲いたように桜並木の桜が美しく、近江富士も美しく見えていました。上屋地先で撮りました。
◆見事な雪景色。まさに花咲か爺さんの心境だったろう。あとは目の前の対象物をどのように組み合わすかにかかってくる。今の場合、左上から伸びてくる枝で雪がついた状況を示し、右端の木を中景として、遠景が奥の山々という構成。ここまでは正直で教科書通り。
あと1つ気になるのが手前の川。これが左へカーブしていく。カメラが前へ出ると川はさらに奥へと続くように見え方が変わっていくはず。どこまで見せるかが絵の奥行きのポイントになる。私の感覚ではもう少し奥まで、すなわち三上山、田中山の下あたりへ導いたほうがよかった気がする。すなわちあと少しカメラを前へという勘定。とはいえこのままでも気持ちのいい写真であることには違いない。
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■2.白鳥の遊ぶ琵琶湖:(湖北野鳥センター手前)
14日久しぶりのいいお天気でしたので湖北まで白鳥に出会いに行ってきました。いつものところには居ませんでしたが野鳥センターの少し手前の琵琶湖に20羽余りの白鳥を見つけて撮影。ここは小さな島が多くて景色の美しいところです。遠くで遊んでいるので一杯レンズを短くして風景写真を撮って見ました。
◆「一杯レンズを短くして・・・」というコメントが、普通の感覚ではわかりにくいと思う。普通のカメラではとくに短いというほどではないと思うが、NHさんが使っている望遠系ズームではこれで「短い」ということになるのだろう。要するに1羽を狙ってアップするのではなく、周囲の風物も入れて絵を作ったということ。北帰行間近の穏やかな風景である。写真としては左の木がちょっと大きすぎたか。
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■3.白鳥の泳ぐ琵琶湖:(湖北野鳥センター手前)
◆竹生島をバックに穏やかに泳ぐ2羽。細いヨシを
手前に入れたのはこの場合成功。とくに2羽をさりげなく長い2本の間に置いた。右端に小さく株全体が見える。さりげない入れ方だが、手前のヨシの下が見えないから、これが一つの遠近感を示している。これはよかった。
あとは2羽の白鳥を如何に強くアピールするか。もう少しコントラストを上げた方がはっきりするだろう。水平線の傾きもなおして。調整見本。
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■S.T
着信:2012.03.16
3月11日の鎮魂の日に配慮ない自治会行事の日帰りバスハイク(浜名湖舘山寺)に参加しました、14時46分皆でも黙祷したので許せました。 | |
■1.半旗:(大草山かんざんじ荘)
フラワーパークから臥竜梅林の香りで一息いれ山頂近くの坂を上りきったら目に飛び込んできました、皆気がつかない様でした。
◆写真だけ見たとき、旗は見えたが、何故半旗なのか分からなかった。何かの行事なら、横断幕などの表示で意味が分かるがそれもないし。S.Tさんのコメントを読んで、やっと3.11への思いだと分かった。たとえば雑誌などで鎮魂特集の1枚として見ればすぐに思いは通じるが、単純に1枚を見せられた場合は難しい。
そういうことを考えると、このわいわい村で、1枚の写真を云々することがなになのか、果たして意味があるのかとも思う。1枚としては大して意味がない写真が、特集記事の中で俄然意味を持ってくるということもあるわけで。
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■2.東名高速道路:(大草山)
東名高速道浜名湖橋で区分された。左・浜名湖、右・細江湖。
◆懐かしい。30年ほど前にここへ行ったことがある。北陸道は全通していなかったし、東海北陸道など影も形もなかった。そんなころ浜名湖をまたぐ東名は印象的だった。
うまいこと船が通り過ぎてくれた。それも適度な大きさで。琵琶湖のミシガンやビアンカなどだと大きすぎてもてあましてしまうのだが。左上の空はもう少しきっちり見せた方がよかっただろう。今のままでは中途半端。切れば風景がふさがってしまうから。
薄暮時、対岸の明かりと高速道の光跡でとも思うが、日帰りでは無理な話で。
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■3.鳴るぞ:
(屋上展望台・オルゴール・ミュージアム)
毎時0分に鐘が打ち鳴らす美しい音。カリヨン(組鐘)はまだか?。どの様にして鳴るのか? 興味あるオジサン達。
◆こういうのをカリオンというのですか。鐘に絡まる話だとまでは分かるが、これも写真としてはいちばん難しい材料だ。何せ音が聞こえないのだから。
真剣に見つめる2人に何となく面白さを感じるが、本当の意味が分からない。せめて、どちらかが、時計でも見る仕草があれば、それらしい雰囲気が感じられたかも知れないが。
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■IZUTON
着信:2012.03.20
■近くのお寺の祭り(寝釈迦祭り)が終わると此方では春が来ます。祭りと前後して、伊勢湾では小女子漁が解禁になり、生の小女子が店頭に並ぶ様になります。バルーン(熱気球)は大会に向けての練習と思います。 | |
■1.目隠し:(甲賀市田村神社)
小雪日で曇天だが厄除け祭で、たくさんの人出でした。
◆雪の田村神社。狛犬らしい。雪をかぶっているためもう一つ正体がはっきりしない。「目隠し」という題は、多分撮影後につけたものだろう。もしここで本気で目隠しとして撮ろうとすれば、脚立でも持ってきて、顔に近づいてその部分をアップしなければ無理だ。空の白飛びと雪の白とが混じり合ったのもしんどかった。これはアングルを変えることで解決できたのではないか。このままでは正体不明の怪物で終わってしまう。
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■2.春の訪れ:(近くの菅原神社)
枝垂れ梅を主体に、約350本の梅が今、満開で。
◆青空をバックにした梅の花。よく見かけるテーマだが、そこのところで終わってしまうのがつらいところ。梅の場合は、花そのものよりは枝振りが第一だろう。この絵でいえば右下に見える枝、左下の光っている枝など、これと幹でしっかりした絵を作る。花はそれに見合うだけあればいい。今の場合、全体がやかましすぎた。
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■3.綱渡り:(近くの県営公園)
バルーンが風を捉えて飛んでいたので追いかけましたが、風任せなので、どこへ行くのか・・。手前の黄色はサンシュユの花です。
◆バルーンが電線に沿って飛ぶ。これは初めから綱渡りの意識で撮ったのだろうか。ひょっとしたらそうかも知れないが、動くものを止めて見る難しさ。現場で見たら確かに綱渡りに見えたかも知れない。TVカメラなら結構面白いショーだったろうが、止まってしまうと難しい。それよりも、今の場合は、バルーンの上の空白がもったいない。カメラをすこし下へ振って、屋根や木などを見せた方が臨場感が出ただろう。
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■1.霜の花:(自宅の庭)
3月20日の朝、ヒメオドリコソウの葉の縁に霜がついて花のようにきれいでした。
◆霜というものは葉っぱのふちから着いていくのがよく分かる。霜が着かなかったらただの葉っぱが、しっかり縁取りされて見事な模様になった。霜の着いた部分が浮かび上がり、着かない部分との間に立体感まで感じさせる。これはいい。
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■2.雪景色A:(野洲市中の池川・西祇王井川)
3月13日 春の雪が桜並木に積もって、一足早く桜が咲いているようでした。同じ場所から、上流側と下流側を撮りました。
◆橋の上から上流向きと下流向き。現場の川は南から北へ流れている。朝の光は上流向きのときは左から、下流向きでは右から来るはず。3の幹に当たる光が左から来ているので、3が上流向きで、2が下流向きかと思うが、現場の土地勘不足でもう一つよく分からない。
いずれにしてもこれは空気が異様に冷たく感じられる。青い雪のせいだろう。手前、左側にある日の当たっている枝、これをあと少し強く出してもよかったか。
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■3.雪景色B:(野洲市中の池川・西祇王井川)
◆2に較べてこちらは花が咲いたよう。光が変わるとこれだけ雰囲気が変わる。右の斜面の雪など、すでに解け出しているのか、それとも積もらなかったのか。川面の雰囲気も全く違う。これは面白い実験だった。橋の欄干をチラッと見せるのも一つの手か。
本物の桜もぜひ。今度は提灯を避けるのが仕事になる。
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■marimari
着信:2012.03.23
■春到来に先駆けて咲き始める花々、スプリング・エフェメラルの季節になり、私もこの地に住むようになって以来、毎年その出会いを期待してソワソワするこの頃です。今年はカメラ仲間からの情報を得てフクジュソウのスポットにもトライしました。 | |
■1.誕生:(多賀町宗願寺付近)
明るい陽射しの中、雪解けの地面にほころび始めた姿からつけたタイトルです。
◆福寿草が半分開いたところらしい。かなりのアップかと思うが、ピントもしっかりしている。咲いている場所にもよるが、随分しんどい姿勢だったろう。
左の氷のかたまりのようなのは雪が残ったものか。よく見ると手前にもかたまりが2つほどある。周囲がどういう状況だったか分からないが、もしもっとあったのならそれを入れた方が季節的な意味から面白かったのでは。光の関係で、花の左のブロックだけが明るく(白く)なった。カメラの位置を少し変えるだけで光の状態が変わる。
もう一つ、太陽の光のせいかもしれないし、私のパソコンの画面だけかも知れないが、赤味が強いように感じる。赤を抜いた調整見本。
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■2.歓び:(多賀町宗願寺付近)
同じく陽を受けて花開いた様子から。
◆太陽の光も変わってきたのだろう。全開した。花びらの黄色が気持ちよい。あと少し上から狙った方が花の全体がしっかり捉えられただろう。このように横から狙うには何か意味がったのか。
花とは別だが、周囲の緑色の難しさ。ハスの葉っぱなども同じだが、緑を綺麗に出すのは難しい。どんな条件の時に緑が綺麗に出るか、これを意識しているだけで勉強になる。
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■3.春のあいさつ:(伊吹山麓大久保地区)
一番思い入れ強いセツブンソウの群落を昨年に続いて再訪出来ました。愛おしくてたまらない可憐な姿の中からの一枚です。
◆図鑑によると直径2cmだという。物差しで2cmというと、あーそうかと思うが、実際の花では小さいものだろう。いちばん手前の花にきっちりピントが来た。バックも適当にぼけて、しっかり撮れている
。これはこれでOKだが、次への課題。主役の花の後の葉っぱのてかり(葉の表面が光っている状態)、これが結構強い。葉っぱはそこにあるのだから避けることは出来ないが、てかりはカメラの位置を少しずらすと消える。(1の氷のかたまりと同じ)。その位置の確認はファインダー内では無理で、肉眼で自分の身体を動かして見極める。光らないのを見定めてそこへカメラを持っていく。花の見え方と葉のてかりの二次方程式。
といいながら、私も口でいっているだけで、それならお前やれといわれたら・・・・。
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■JIJITKS
着信:2012.03.25
■3月後半のテーマは「富嶽3景」です。19日、田貫湖から見て、丁度、太陽の出る位置に雲の塊が入り、日の出はその上から、のっそりと顔を出しました。
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■1.日の出直前
雲に散らされた光が八方に拡がります。
◆どこから見ても絵になって、どこから撮っても写真にならんのが湖を前にした富士山。
ゴメン、脱線する。
見よ東海の空明けて 旭日高く輝けば
天地の正気溌溂と 希望は踊る大八洲
おお晴朗の朝雲に 聳ゆる富士の姿こそ
金甌無欠揺るぎなき わが日本の誇りなれ
ご存じ、『愛国行進曲』の一節。といっても、JIJIさんなどはお若いからご存じないだろうが、私なんかはこの歌をメシ代わりに喰わされて育ったから、骨の髄までしみこんでいる。本当の富士山から特急「富士」の展望車に至るまで、富士は特別なものだった。だから140Kmも離れた北アルプスからでも「見えた、見えた」と大騒ぎした。
見えただけで絵になる。さて問題はここから。1も2も、結局は上下対称。見えたときはそれだけで感動しているからそんなもの関係ない。必死に立ち向かう。でもできた写真は上下対称。嫌なヤツだぞ、富士山は。
じゃ、どうするか。レンズを少し短くして水平線を上げる(水面を広する)か、下げる(空の広くする)か、ぐらいしか考えられない。それをやってみても所詮はたかが知れている。風景の構造がそのように出来ているのだから。解決するとしたら、水面に映らない前景をドカンと持ってくるしか手はないだろう。しかし、それも下手すると、いつかの北海道の岩みたいになるし。
ちなみに、この画面で水に映っていないものは、鳥とそのなみ、左に見える水面に生えている草(木の影とは別)。
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■2.暁富士
雲の上から太陽が覗くと富士は暗く、控えます。
◆よりにもよって日の出の時に雲が出てきて・・・。自分の意識が太陽にあるから、そればかりが気になる。本当はしっかり絵を作らなければならないのだが、見ただけで絵が出来ているように錯覚するから、雲と太陽にばかり意識が行く。難儀やね、富士山は。ちょっと見で勝負できる相手ではない。
北斎なんて怪物は毎日歩き回って、手前に樽を置いたり、舟を置いたりして死ぬほど見たのだろう。その割には長生きしたけど。
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■3.雲かかる富士
少々刻を経ても、雲は居すわっていました。
◆アー助かった。やっと上下対称から開放された。
爽快富士。これこそ、聳ゆる富士の姿こそだ。JIJIさんは雲があることにこだわっているが、この場合は多少の雲はあった方がいいだろう。
上2枚に較べて水平線があるようでないような。これが助かった一因。それと水面が波打って影が消えた。この2つだろう。あとは、黒い5本の木をどこへ持っていくか。これは自分の位置の問題。左右に動けなければ。、これはこれでどうしようもない。もし左右に動けるとしたら、さあ、とっちへ動かすか。いずれにしてもこのままでは山との重なりがあくどい。何枚か撮って見比べるしか仕方がないだろうが、とりあえずもう少し右かな。左端へとも思うが、左斜面も捨てがたいし。
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■MRT
着信:2012.03.28
■27日に安曇川の河川敷に行った時に、眼にしたものです。 | |
■1.牽制しあう:(安曇川)
お互いが牽制しあいながら自分の道を探している姿が何ともいえなくてカメラを向けました。
◆虫の世界も左側通行らしい。コメントを読むと最近の撮影らしい。今ごろ何でこんな虫がいるのか。まずそれが不思議だが・・・、鈴虫ではなさそうだし。
2匹の昆虫を無造作に撮っているように見えるが、互いの触角に浅いピントがしっかり来ている。このピントは見事。題の意味がはっきりしてくる。あと2,3mm、互いの触角が触れあっていたら・・・。
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■2.みちつくり:(安曇川)
大きい木の株で、造った道は誰が利用するのか・・と思いながらシャッターを押しました。 。
◆大木の切り株を断崖絶壁の道路工事現場に見立てたところか・・・というところだが、これは題はあとからつけたのだろう。最初からその意図があるなら、右の外側が切れないだろう。
しかし、普通こういう対象物は上から見下ろすアングルで撮ってしまう。それをこのようにいかにも切り株が道に見えるように撮ったところがMRTさんらしい。ゴザかムシロを運ぶ助手がほしいな。ビニールシートなんて上品なやつは駄目。ゴザかムシロ。
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■3.雀の宿
竹薮の中の小屋や竹輪がまるで雀の家を思いださせられました。
◆雀のお宿といえば竹薮が定番。それは分かるが、小屋といわれても軒先がちょっと見えるだけだし、主役はあくまで竹の輪。それを前へ持ってきて、奥の竹林を見よというのは、ちょっと無理だった。
と書くと題にこだわっているように聞こえるかも知れないが、この竹の輪をどーんと前に大きくもってくることが無理だった。見せるとすればせめて半分ぐらいかな。縦横比から見て、トリミングをしていると思われる。他に何が写っていたのか分からないが、切ったことで逆に話がややこしくなったのではないか。
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■1. 雨あがり:(近江富士花緑公園)
雨の日も、左右上下をキョロキョロとしていると、ステキな被写体を提供してくれるものですね。濡れた階段に映りこんだ情景が心に残りました。踏んで歩くのも憚れたので遠回り・・・。自然の恵みをいただきました。
◆木製階段の雨のあと。いわゆる道路の水たまりとはちょっと違う風景。向こうの手すりを入れたことで、階段ということがよく分かる。「踏んで歩くのもはばかられた」とか、そんな気持ちもよく分かる。と同時にへそ曲がりな見方をすると、白いブーツを履いた子供の足が、画面左下角にバチャとしぶきを上げて、右上の白い椅子がもうちょっと見えたら、また別の写真になっただろう。そんな思いも多少はあるが、これは演出でしかできないことだから、今のままでもいい写真だといえる。 もう少し明るく仕上げてもよかったか。
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■2.清楚に・・・でも痛い〜:(石山寺)
自分らしく梅の花を撮るには・・・と、ここ数日間ずっと悩みっ放しです。
◆そうか、悩みっぱなしか。人間悩みも大切だが、悩み過ぎるのも・・・ね。ボクはこの題の「でも痛い〜」の意味が分からず悩んでいる。なにが痛いのかな。トゲがあるわけでもなし。ここまで悩んで、そうかこの花が自分の枝と別の枝にはさまれて・・・ということかと思い至ったが、この解釈でいいのかな。
花そのものはきっちり撮れているし、枝に当たる上からの光もいい。バックのボケも花に合わせて清潔に仕上がった。枝が2本平行なのが若干気にはなるが。ボクの解釈でいいのだとすれば、箸で挟まれたようにというのがポイントになるわけで、それが気になるというのは矛盾やね。
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■3.未来に向かって:(フィリピン)
坂道を大人の自転車で登っていく子どもの後姿をみていると、お国事情が浮かんできて、この少年が光の向こうにある未来に向かって前進してくれることを思わず願って撮っていました。決して霞ではない・・・と。
◆カメラが立っている道は水平なのか下りなのか。私にはゆるい下りに見えるが。これは撮影者にきいてみなければ分からない。そして石段か何かの下りになって、子供のいるところは上りだという。いずれにしても面(道)の組み合わせが一見複雑に見えて、セザンヌの絵を思わせる。そして暗くつぶれた木陰と左の大きな白飛び。写真としてはいちばん苦しい条件、失敗覚悟の(事実失敗といえる)のシャッターだった。でもその悪条件でありながら、見ているとすーっと引き込まれる。不思議な魅力のある写真に仕上がった。つかみ所のない白抜けがこの場合は生きた。
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