デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.87

2011年09月・後半

BEST
確 定

森川 SS m.m MEGW MRT


森川SSHNm.mマミーMEGWMOHNDMRTS.T

も ど る
■森川邦昭

着信:2011.09.15
■撮影場所:団地の電車通り

 JRの線路脇、風もなく夕日にねこじゃらしが静かに輝いています。やがて電車の接近とともにそのねこじゃらしの乱舞が始まります。提出作品の一枚が気に入らずあと二日を要しました。比叡山に雲が立ち込めていると全く違う写真になること、踏切ではいくらでも来る電車が待つ身ではなんと少ない本数かと、また9月半ばと云うのにこの猛暑を思い知らされました。

写真拡大

■1.輝くねこじゃらし
  輝く主役の被写体と光る線路を添えました。
◆ホント、車で踏切にさしかかると、いつも遮断機が下りているような気がするのに。
 線路より若干高い位置からの撮影のようだ。いい場所が見つかった。ネコジャラシの向こうに光る線路。なかなか面白い。
 ネコジャラシが半分ぐらい振れて、上をもう少し入れる。レールのハイライトをもう少し右へ。向こうの線路を走ってきた電車の連結器あたりから下を画面左から4分の1ぐらいまで入れて流す。これが名人芸ですぞ、電車が画面に入る直前ぐらいのシャッターか。シャッターは電車1本につき1回。電車の間隔にもよるけれども、次の電車が来たときは太陽も動いているから要注意。ネコジャラシが揺れるシャッタースピードをテストして、それで電車がどれぐらい流れるか。
 といっても明るいところで揺れるぐらいの遅いシャッターを切ることはむずかしいかな。カメラメーカーはなぜISO50,25,10などを造ってくれないのかなー。

写真拡大

■2.風圧に踊るねこじゃらし:A
 電車をどの程度入れるかで作品を選びました。線路は消えてしまいますがねこじゃらしが沢山入るように低い位置から撮りました。
◆そうか、線路に近いから電車が大きく写る。いわれてみれば電車だとわかるが、黙ってみせられたら、よほどの電車好きでないとすぐには読み切れない。電車の大きさをどの程度に設定するか、別の問題になりそう。ボクのイメージとしては電車を真横から、連結器のシルエットで電車に見せる。1と2は絵としては1枚に統合されそうな気がする。
 

写真拡大

■3.風圧に踊るねこじゃらし:B
線路を入れる構図にしました。
◆アー、ビックリした。人間魚雷回転の出動かと思った。電車の床下を絵にする発想。1,2,3と見てきたから、すぐに分かるが、1枚単発で来るとちょっとシンドイかな。車輪の光の一部が見えるとか(1以上の名人芸が要求されるが)・・何か仕掛けがいるだろう。それと遠景の処理。森川さんがいうように、遠くの比叡山がくっきりと見えていたら、面白かっただろう。挑戦的な発想、敢闘精神に脱帽。
 1〜3,どれを選ぼうかと迷ったが、2,3はまだ挑戦の余地あり、というところで1を選んだ。 



も ど る
■SS

着信:2011.09.15
■撮影場所:和歌山県串本海岸
3枚とも初めて暗い時の撮影に挑戦したものです。

   
写真拡大

■1.月の光
 雲の隙間から遠くと近くに光がさしていたのが面白いと思って撮りました。
◆いいですね、暗い海。「冥い海」、「昏い海」などの字も使いたくなる。右に見える船の明かりは、岩と岩との間からちょっと見えただけなのか、それともレンズが開いていた間にこれだけしか移動しなかったのか。これが中央の水面に堂々と見えたらきいただろうな。
 海面のの反映が凍ったようにつるっと流れて写っている。私としては、波模様が見えたらと思うが、プロパティを見ると、無理な要求らしい。ISO800で2.5秒。たとえば一番下の3はISO100,1/20秒。2.5秒だと海面はつるっと凍ったように写る。1/20秒だと、波が波として写る(レンズの焦点距離にもよるけれども。1は55mm、3は18mm。レンズは長いほど、波が流れやすい)。
 1か3か、どちらかと考えたが、より困難な状況に挑戦ということで1を選んだ。

写真拡大

■2.夜明け前
 星が写るかどうか半信半疑で写しましたが、よーく見たら写っていた。それだけの写真です。
◆「よーく見たら写っていた」、ホンマかなー。しかしSSさんはホラを吹くようなお人ではないし。拡大写真を見た。ほんまやようけ写ってる、と思ったのはみんなディスプレーに付着したホコリだった。しかし、SSさんの名誉のために申し上げます。確かに写っています。さあ、星空探検に出かけましょう。その前にディスプレーの掃除を・・・。そんな面倒くさいことやれますかいな。星より大きなホコリがゴマンと着いてるんやから。そういう渡る世間でご苦労なさっているぐーたらオジサンのために仕掛けがしてあります。
 信ずるものは救われる。とにかく上の写真を拡大してください。いつものサイズより若干大きめに設定してあります。画面右端にスクロールバーが出てるはずですから、それで写真を上下に動かしながら画面を見ます。動かないホコリ(画面のホコリ)の中で上下に動くホコリが有名なSSボシです。絵の中の星は絵とともに動くという仕掛け。私が発見したのは、右端の上から3分の1あたりに1個と中央付近の上の方に斜めに並んで3つ。他にもあるかも知れません。ぐいぐいと画面を上下させても動かないのはホコリですぞ。以上ホコリ高き話でした。
 写真を拡大してもスクロールバーが出ない場合は、画面解像度を800X600に変更してください。(その方がもっと面倒くさいがな)。ごもっとも。
 ついでに昔話を。いまは滅多にない話だが、フィルムのころには、フィルム自体にゴミがついた。これを除去するのが大変だった。十二坊から撮った薄暮の三上山に金星が写っていた。それを全紙に伸ばした。上がってきた紙焼きに星が写っていない。よーく見るとゴミと間違えられてご丁寧に修正されたあとが見えた。ハイハイ。

写真拡大

■3.一刷毛
 夜明け前の空に、ブルーの絵の具で一刷毛したような不思議な色が現れました。
◆この線は何やろね。雲の影ではなさそうだし。太陽の方から放射状に出ているから何かの影だとは思うが。日の出前の一番きれいな瞬間かな。絵全体としては常識的なところを青い線で助けられたというところか。


も ど る
■HN

着信:2011.09.15


■暑い日が続いています。もう秋たけなわというのに真夏の暑さが家を出て行くのを妨げています。思い切って遅い朝からではあったが、琵琶湖を回って見たい気になって出かけてみました。4,5、個所目的を持っていましたが、好きな野鳥はもちろんのこと写真の題材になるところでも真昼間ではなかなかいいのは望めませんでした。波の穏やかな一日でした。その中からの写真です。3番の場所は夕日で有名になっていると言われています場所の様です。

写真拡大

■1.縄張り:(私の畑)
◆これはクモの城の建設作業中かな。上半分は未完成のようだ。それとも光の関係で見えないのか。逆光の中でクモの巣をうまく光らせた。これはOK。クモの足あたりが逆光で光るのも見事。あとはこれにプラスして何かドラマがほしい。というとこの巣に何かが引っかかるところということになるのだろうが、それでなくても糸が別の色に光る部分を探すとか。

写真拡大

■2.静かな湖:(八幡国民休暇村付近)
◆休暇村へ行く途中の喫茶店あたり。地元で写真を撮っている人ならよく知っているところ。当たり前の風景の所に赤い花をアウトフォーカスで持ってきた。前ボケとまではいかない。花の実体が明らかに分かる。さあ、これをどう解釈するか。これがなかったら、平凡な当たり前の風景だし、あったらあったで邪魔になるような、ならないような。入れ方が中途半端だったのか。自分が少し左へ移動してカメラをもう少し下げる。右の木の部分に花を空へつきだす。出来れば2輪ほど、ということでどうだろう。


写真拡大

■3.秋の琵琶湖:(湖北の湖岸)
◆例の夕日ポイント。赤い風景がウリだが、いまは青い風景。そこへ青い船を持ってきた。横からぬーと出てきた。これがなければまたごく普通の琵琶湖になってしまう。所が真横向きに船があるものだから、処理に困った。前から半分ほど入れて手を打った。それでもまだもてあまし気味というところ。せめてあと5,60度右へ首を振っていてくれたら落ち着いた絵になったんだが。


も ど る
■m.m

着信:2011.09.16

 画像100%でピント確認、とてもとてもまともな写真がありません。息をころしてシャツターをきるのですが・・。前の2枚は、それなら初めから「ぶらしちゃえ」そんな恐ろしいこと・・・。カメラに慣れるために、遊んでみました。まともな絵もできないのにお笑いください。
 噴水をきちんと残して光を手前に引き寄せたい。前2秒、あと2秒で広角からズームで写したのですが、わからないままの撮影です。噴水の色が多くて高くあがつているときがきれいですが節電の時期であまりあがりません。思う絵に近づけたらと思いおります。

写真拡大

■1.大津港噴水A
◆明らかなイメージを持ってm.mさんは挑戦した。見た感想。一言でいうと挑戦的な意欲的な写真だと感じた。これが「カメラに慣れるために、遊んでみました」というのだから、m.mさん若い!。
 「噴水をきちんと残して光を手前に引き寄せたい」。現場がよく分からないが、中央に点々と並んでいるのが噴水か。これをきっちり残して、街の光を手前に引き寄せたいということだろうか。それへの手段が、「前2秒、あと2秒で広角からズーム」という意味らしい。なるほど、前2秒は広角であけたまま、それから2秒かけてレンズを伸ばし街の光(もちろん噴水の光も)を引っ張ったということらしい。 結構手が込んでいる。結果できあがった写真がこれだ。画面下半分が湖面で暗く沈み、手持ちぶさただった。最初のセットのとき、噴水をもう少し下においたほうがよかっただろう。
 上5分の1ほど、水面に映った光が蜃気楼のように見える。これがまた面白い。この意味が分かるまで時間がかかる。失礼だが、なんぼ考えても分からない人もおられるかも知れない。レンズを伸ばしきったあと、若干シャッターが開いていたことによる。要するに伸ばしきった時、噴水は画面の上外にある。画面にはそのしたの反映だけが写ったという勘定。計算してやったのではないと思うが…、いや、テストを重ねたら計算できるから、ひょっとしたら…、負けた。

◆追記:本号UP後、m.mさんからいろんな作例が送られてきた。それを見て、上で述べた 「最初のセットのとき、噴水をもう少し下においたほうがよかっただろう」 と書いたことが、私の基本的な間違いであることに気がついた。放射状の線はレンズの中心(ファインダー画面ど真ん中のピントマーク・画面対角線の交点)から外側へ向かって出る。だから噴水を中心から下へ持ってくると、線は下向きに広がる。上の作品で線が上へ伸びたということは、噴水が中心より上にあったということになる。下向きの線を出すには中心より下に強い光が必要だということになる。説明画面をどうぞ
 m.mさんの作品例:下向き放射A下向き放射B上下に分かれて放射(レンズの中心が光を上下に分離する位置にある)

写真拡大

■2.大津港噴水B
◆レンズを伸ばして同じ手を使ったらしい。噴水そのものが大きく写っている。右端に出ているのは隣の噴水か。光がぐーんと伸びてきて、最後で光のタマになっているのは、レンズが伸びたところで手を離すときにカメラが振れたのだろう。普通は失敗だが、この場合はそれが一つのポイントになった。花火のタマが飛んでくるように見える。見る人に「これはなんや」と思わしたら勝ちやから。面白い写真になった。 1と2どちらを撮るかは個人の好みだろう。


写真拡大

■3.大津港噴水C
◆これはなんにもせんとまじめに撮りました。出来た写真も教科書通りです、というところ。こうして較べてみると明らかに面白さが違う。
私は、上の挑戦的なのに魅力を感じる。3は、いまのカメラだったら、普通に撮れる写真だから。


も ど る
■マミー

着信:2011.06.27

写真拡大

■1.十五夜
◆でかい月だ。かなり長いレンズを使ったのだろう。右下は山、左は木らしい。ピントは月に合わしたはずだから、 山や木にもビシット来ていいはず。それがぼけているのは、レンズが長かったので、ぶれたのかも知れない。
 月が明るすぎて、月面の模様が飛んでしまった。露出は多分オートだろう。カメラは画面上の暗い部分と月の明るい部分を平均して、全体としてネズミ色に写るように露出を設定する。空、山、木の暗い部分の面積が大きいから平均してネズミにするためには、面積の小さい月の部分をうーんと明るくしなければならない。ということで月が明るく兎が飛んでしまった。
 マイナス補正して、月のウサギ模様が出るように調整する。ところがこれがうまくいくと今度は月以外が暗くなる。そこの所をうまくやるにはどうするか。まだきっちり暮れきらない薄暮時に撮るとか、色々考える必要が生じてくる。まあ、とにかく月のウサギをしっかり写せるようになることだ。

写真拡大

■2.十五夜の祭典
◆十五夜というから、右上のあかりも月かなと思ったが、どうもそうではないらしい。ということで、右上の明かりが大して意味を持たないようだから(仮にそれが月だったとしても、全体のバランス上、右と上はカットした方がいい)。トリミング見本


写真拡大

■3.雨降りの運動会
◆題名を見ずに写真だけを見たとき、舞台の上で子供が2人、トランペットを吹いているのかと思った。しかし、横断幕を見ると運動会らしい。でもまだ意味が分からなかった。ということで、もう一度しっかり見直して、2人が、組み立て体操のいちばん上に乗っていることが分かった。
 横断幕の字に合わせて、レンズを調整したのだろうが、それを辛抱してもう少し広く、せめてすぐ下の段の子供まで入れたかった。そうすれば見てすぐ運動会と分かるはず。それにしてもいまのお父ちゃんは若いね。(お前がトシいったということやろう)。ハイごもっとも。こういうところでは、昔はお母ちゃんと相場が決まっていたが、世の中変わった。よろしいよろしい。


も ど る
■MEGW

着信:2011.09.21

写真拡大

■1.夜明けの釣り船
 大正寺川湖畔で、日曜日で釣り船多く、疾走してきた船、早く釣り場へと急いでいるようです。 
◆日の出前の琵琶湖。多分太陽が顔を出したところを撮っているはずなのに、これを送ってきたところを見ると、光が強くてアウトだったのか。雲の下が照らされて、見事に焼けている。日の出前の楽しみの一つ。ということで雲は見事。それに対して、せっかくの釣り船が雲に負けてすぐに目が行かないのがつらい。湖上の小船はなかなか大きく写らず、しんどいところ。そんな中ではまん中の船など適度な大きさでうまくいった。もうすこし強く出ていたらと惜しまれる。


写真拡大

■2.天高くハギ香る
 石山寺のハギが見頃と聞き及び行ってみました。秋空をバックに見上げて撮ってみました一枚です。 
◆萩がこんなに高く伸びるかな。よほど無理をして下から撮ったのか。いつかS.Tさんが撮っていた、皇帝ダリアかと思った。空の色も花の色も悪くはないが、どうも萩というイメージにはそぐわない。
 


写真拡大

■3.ひっそりと彼岸花
 石山寺で見つけた彼岸花、一輪静かに咲き誇っておりました。光弱くスポット測光で強調してみました。 
◆いつの間にか今年も彼岸花の季節。その彼岸花をしたから狙った。切り取り方も文句なし。結果としてうまくいっているので、とやかくいう必要はないのだが、「スポット測光で強調してみました」の意味が分からない。スポット測光をしてから、プラス補正で強調ということだろうか。
意味は理解しにくいが、花に当たる光がまん中付近で強く、左上などで暗い。うまくいった。
 1と3どちらにしようかと迷ったが、赤に対する色調のよさから、こちらを選んだ。


も ど る
■MO

着信:2011.09.21

 ■いずれも、台風12号が去った後に行きました。枝葉や石ころがあちこちに散らばり、どんどん狭くなる林道の中の光が、とてもありがたかったです。

写真拡大

■1.この先は?:(湖南市)
 正面の奥に続く道が細くなり、カーブの先は何が・・・と思いながら歩いた道。
◆上のコメントにあるように、林の中での光がMOさんにとってはとても有り難かったという。台風のあとでのすがすがしい光というところだろう。 ところが写真としては、この木の葉もれの光はしんどかった。やたらコントラストが強くて、写真ではいちばん嫌な光だった。

写真拡大

■2.里はもうすぐ:(湖南市)
 里が近づくにつれて、光の量が増えてホッとしたとたんに、足取りも軽くなりました。
◆これも結局上と同じ条件だった。太陽の光が強かっただけに余計にコントラストが上がる。こういう林の中の写真は、薄曇りから小雨ぐらいがいちばん露出がうまくいく。


写真拡大

■3.優しき流れ:(栗東市)
 帰りに立ち寄った壮厳な滝の姿に感動と満足感をいただきました。荒々しさと静けさを併せ持つ滝。この日は、優しさを感じることができました。
◆ウーン、これも肉眼で見るのとカメラが見るのとの違い。滝を前にして、撮る方の人間は一生懸命感心している。しかし、カメラは一切感情ナシ。感動もクソもない。ここがいちばんシンドイ。
 この場合なにがいちばんシンドイかというと、上からの強い光。岩のステップの上向きの面が全部白く飛んだ。親爺のハゲ頭が上からの光で光っているのと同じ理屈。ほんまに光がほしい側面(水が流れ落ちている面)には光が当たっていない。
 これを撮った時刻を調べておいて、それに対して、太陽がどう動いたら、自分がほしい条件になるか。それは何時ごろか。それを確かめて再挑戦だろう。滝の向きにもよるが、いちばんいいタイミングは、これの撮影時より前のような気がする。
 水に対するシャッタースピードはまずまず成功というところ。ただ滝というと、みな流さなければならないような強迫観念を持つようだが、それに逆らって、ビシッと止めるのも表現の一つだとも思う。


も ど る
■HND

着信:2011.06.24

■先日雨の中播州のお寺にお参りした時の写真で、空が灰色で残念でした。

写真拡大

■1.雨に濡れる
 本堂(姫路一乗寺)の大きな敷石が雨に濡れて光り、何か存在感を感じました。 
◆手前の茶色の、一見赤土に見えるのが岩だということだろうか。そうでなければこういう撮り方はしないだろうし。岩が濡れて反射したため余計に質感が乏しくなったのかも知れないが。ワイドで手前のものをアップしてという手法は分かる。あとはいかにして質感を出すかということか。空の明るさに、本堂が余計暗く見えるのもつらい。

写真拡大

■2.百日紅
 書写山の園教寺の本殿(摩尼殿)から見える百日紅の木が見事で、舞台の欄干と一緒に撮って見ました。
◆さあ皆さん、大きな声で読みましょう。「ショシャザンエンキョウジ」。・・・だれや「ショシャジャンエンコウジ」いうてんのは。
 冗談はともかくとして、サルスベリがもうちょっとこっちへ向いて咲いていてくれたらな。回廊の手すりもいいし、サルスベリの枝振りも見事なものだし。たった1つ気になるところ。回廊の角のの柱と、サルスベリの幹のカーブとが妙なくっつき方をしたこと。惜しかった。
 これはいわんとこ思てたけど、ついでやし小さな声でいうとこかな。回廊がやや右上がり・・・。 


写真拡大

■3.900年の歴史
 樹齢900年の神木としての老杉を見上げて、その威容を撮ってみました。
◆樹齢900年、これは撮りたくなるし、またそれに値する。見事なスギだ。根元は1つにまとまってるのかな。まあ見事なスギだけど、それとこれとは違う。ちょっと条件が悪かった。雨に濡れているのはそれはそれなりに写ると思うが、上を向いたときの空の明るさ、これは無理だ。いくらか無理をして露出をかけているようだが、その分空の明るさで、かなりかぶっている。まあ、条件には勝てんというとこか。


も ど る
■MRT

着信:2011.09.25

写真拡大

■1.進入者:(三千院)
 アメンボーが池の中を思うがままに泳いでいました。
◆そうか、わざわざ三千院まで行ってアメンボーを撮る御仁がおるか。世の中ますます難しくなってきた。
 しかしこの写真面白い。まず画面の約半分を占める波。この波に模様がある。単に輪を描くだけの波ではなく、波が太くなったり細くなったり、波全体に模様が見られる。これは波の源が2つ以上あったときに、それぞれの波が干渉して起こる現象(*)。撮るときのそれに気がついていたかどうかは分からないが、その干渉による模様が、絵に深みを持たせた。その上にとぼけたようなアメンボー。これが波のエリアと暗いホールのエリアとの境に見える。これはもうちょっとどちらかに寄ったほうが絵がすっきりしたかと思うが、とにかく印象の強い絵になった。はじめからモノクロームで撮ったのか、撮影してからの処置か分からないが、モノクロームの画面が効果を上げた。
*たとえば静かな水面に、小石を2つ投げ入れると、波が2つ出来る。これが重なるとこういう波になる。この場合は3個ぐらいかも知れない。

写真拡大

■2.新地求め:(上野城)
藤の木のつるが新地を求めて、伸びて行く強さとつるの変化の面白さを感じました。
◆藤棚の板の隙間から見える空と藤棚の板とのコントラストが主題。それだけでは単純になるところを、白線のスジが何本か、これがきいた。下に見える藤のツルは、むしろ邪魔をしているか。見せるなら、右上の葉っぱだけでよかったのだが、あったんだなー、つるが。


写真拡大

■3.幻影: (近江八幡)
◆これについてはコメントなし。事情は全く分からない。分かるのは手前で振れているのがススキらしいということだけ。でも何となく気なる写真である。賛否両論に分かれる写真だとは思うが、ぼくは一目見て面白いなーと思った。ただいえることは、このようにぶらしたり流したりした写真は、ぼけは仕方ないとは思うが、画面の中でどこか一箇所ビシッと決まったところがほしい。それがあってのぼけであって、1から10までぼけだけでは、ちょっとどうかなー。


も ど る
■S.T

着信:2011.07.04
■撮影場所:四日市港内

■地元笹川「ゆう歩の会」の奈良歩きに参加しました折のスナップを遅くなりましたが9月後半の提出とします。

写真拡大

■1.大極殿
 昨年の平城京遷都1400年祭の跡 
◆”昨年の”と強調されているところを見ると、1年たってのこの荒れ方という意味だろうか。「さざ波や志賀の都は荒れにしを・・・」という歌と同じ心境か。そこへ飛び込んできた近鉄電車。先頭車両か最後尾か分からないが、いずれにしても芸の細かい入れ方。ワイドで撮ってトリミングということも考えられるが、一発ノートリミングとしたら見事なものである。電車が近くでもともと図体がでかいものだから、これ以上大きく入ると絵をつぶしただろう。画面が少し暗いようだ。調整見本

写真拡大

■2.願い
 東大寺中門前
◆現場が分からないので何ともいえないが、この絵を見る限り、カメラの位置が逆だったような気がする。向こうが明るくて、人物がシルエットになってしまった。明るいところをバックにX字形に交わる2人の手を狙ったのかとも思うが、さほどの効果でもなっかったようだ。

写真拡大

■3.甍
 唐招提寺
◆天平の甍。見事な甍に松か何かの枝。 左上の枝がちょっとうるさいような気もする。それよりもいらか全体のトーンが何となく赤味がかっているのが、私には気にかかる。赤をぬいて明るさをアップしたらどうだろう。調整見本。空が飛ぶのがシンドイが。



このページのトップへ も ど る