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も ど る |
■ha.ra
着信:2011.08.28
初参加です、よろしくお願いします。 | |
■1.八朔A
◆八朔の日の全身像をトリミングしたものだという。
撮り尽くされた祇園もので、特別新鮮みがあるものではないが、自称カメラマンがワンサカ押しかける中での撮影は大変だろう。いつも自分一人の場所で撮影している私なんかは考えただけで逃げ出したくなる。
のれんが揺れているのを流したかったが、明るい場所らしいから、低速シャッターは無理かな。フィルム時代、明るい場所での低速シャッターは、NDフィルター(グレーのフィルター)で暗くするしか方法はなかった。素人考えでは、いまのデジカメなら低感度は簡単に出来そうな気がするが、無理なんだろうか。メーカーにお願い。高感度はもういいから、低感度に力を入れてほしい。
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■2.八朔B
◆子供のころ、この下駄のこのとを「おこぼ」と呼んでいたが、正しい名前なのか。”舞子 下駄”で検索してみた。「ぽっくり下駄」だという。
そういえばそんな名前もあったかな。
このぽっくり下駄では、ちょっと踏み外したら大変。慣れていることとはいえこの段差でもコワイだろう。
そこのところが表現できたら・・・。これをぶらすにはどれぐらいのシャッターになるのだろう。いずれにしても低速のはずだ。ぶっつけ本番では無理だろう。カメラ本体のブレもこわいし。いずれにしても最初からイメージを作って、あらかじめ予測したシャッター優先モードで。
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■3.八朔C
◆上2枚は全身像をトリミングした。やっぱり顔を見たいやろ、ということでさすがha.raさん。車に写った笑顔をサービス。それはいいのだが、舞妓さんの部分が露出オーバーになって。着物の黒も締まらないし、路面などが飛んでしまった。車の暗い部分が影響したとは思えないが、顔の部分が暗くなるのを押さえるために全体を明るく調整したのだろうか。昔だったら覆い焼きということになるが。
ということで調整してみた。見ていただければ分かるが黒は締まる。しかし道路の部分の飛んでしまった部分は修復不可能。車に写った舞妓さんの顔も、ピノキオの顔のように鼻だけが白く飛び出る。現物の顔では鼻だけに光が当たっていたのだろうか。
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も ど る |
■森川邦昭
着信:2011.09.01
■撮影場所:比良山系、イン谷から堂満岳の登山道
この夏は大気が不安定なため好天に恵まれず山での写真が撮れていませんでしたが、8月末の晴れの日に比良山系、堂満岳で挑戦してきました。
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■1.ノタノホリに映える
腐葉の堆積でグリーン色の池ですが落葉と上部の木が映りきれいな水面を作っていました。
◆「ノタノホリ」が分からないが、池の名前だろうか。池の面の光る斑点と、木の影とが微妙に交錯する、その状態を緑を主体としてまとめたものらしい。小さい画面では何が写っているのかわかりにくいが、大きくすると全体が生きてくる、そんなタイプの写真だ。上の木の反映がどーんと正面に来たのがちょっと気にかかる。どちらかへ少しずらしておいた方が安定するだろう。残った部分の水面は、それだけで結構持ちこたえられるはずだから。いい写真だ。
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■2.ガレ場を
正面谷コースのガレ場(青ガレ)です。斜め後方からの朝日を使い、低い位置から撮ってガレ場を荒々しく表現しました。岩の白飛びを避けるため露出調整もしました。
◆個人的な記憶だけど、穂高の飛騨側、白出沢の姿を思いだした。こんな岩がごろごろしていて、沢の奥は首が痛くなるほど高い。正面谷こんなでしたか。
全体が暗い沢で、手前の部分だけが陽が当たっている。沢の光の様子をうまく捕らえた。その光の部分にカメラを低くアップした。結果、沢が上りなのか、下りなのかわかりにくくなったが、それはいまの場合とやかくいってみても始まらない。沢の写真としては大成功。左上に入った木もOK。いや、「入った」ではなしに「入れた」のだろう。いい写真だ。
1か2かと考えたが、2は私の個人的な好みかとも考えられるので、寄り一般的な1をBEST5に。
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■3.覗く琵琶湖
晴天と云えども琵琶湖はモヤで薄く見えています。そこに霧が上ってきましたので、高いところからの景色として捉えました。
◆人間、風景を見るとき、固有名詞で見るとそれに負ける。いわゆるかつての歌枕。「田子の浦」、「和歌浦」、「松島」・・・、いまでいえば「富士山」、「上高地」、「梓川」、「霧ヶ峰」・・・。名前を見ただけで、りっぱな風景に見える。琵琶湖もその系列にはいる。雲の間から琵琶湖が見えると、まさか「あれが琵琶湖だ」と大騒ぎをするとは思わないが、少なくとも、「おッ!見えた」となる。人間の目は難儀なもので、そういうときは必要以上に大きくクリアーに見える。実際はぼけていてはっきりしない。こういうときは、そのはっきりしない山に目がいくような仕掛けが必要だろう。じゃ、どうしたらええねん、といわれても私にも分からない。
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も ど る |
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■1.キアゲハ蝶
◆先刻ご承知、HNさの花とチョウ。花が1つでちょっと淋しいのと、バックの白いボケがどたーっと大きいのとを除けば文句なし。ピントもいいし、チョウのスタイルも上品だし。
こういうとき、HNさんはチョウが来そうな花に狙いをつけて待っているのだろうか。もしそうだったら、バックの白は何とか処理できそう。チョウを追って、止まったところでシャッターというなら、これは待ったなしだから、バックまで気を遣うのはとても無理だろうけど。
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■2.密を求めて回る蝶
◆上のコメントに対して、それならこれはどうです?という感じだが・・・、花がちょっとごちゃごちゃしたか。ごめんね、あーいえばこーゆーで。
でもチョウの姿そのものは1より2の方がよく分かる。たとえば密を吸うパイプ(名前はなんだったか、以前一度調べたことがあったが、忘れてしまった)が、「く」の字形に曲がっているところや足の形など、ことらはよく分かる。昆虫図鑑などに使うのならこちらの方に軍配が上がる。
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■3.今期初めての川蝉
川蝉が気になり、毎朝いつも来る川蝉のコースを散歩していましたところ、川蝉が魚を狙っているところに出会いました。走って帰り、急いでカメラを持ってきました。隠れる場所がなくら、望遠400mm-F5.6に2倍のテレコンバータを取り付けたものだから、AFが効かずMFでの撮影でした。なんとか焦点が合いました。でもすぐに見つかり遠くに行かれました。残念ですがその後は1回飛んで行くのを見せてくれただけで、まだ姿を見せてくれません(ー_ー)!!
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◆テレコンバーターをつけると、オートフォーカスがアウトになりますか。それにしても待ちこがれたカワセミへの切々たる思い。いやいや頭が下がります。でもこの場所は初めて見せてもらう気がする。錆びたドラム缶のふちを切って橋にしたような。バックのボケもうまく整理できている。400×2で800mm。400の意味が35mm換算か、実数かはっきりしないが、いずれにしても長いレンズ。それでこれだけ撮れたのはさすが。カメラを取りに帰る間待っていてくれたことに感謝。
初物相場でBEST5。
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も ど る |
■MED
着信:2011.09.01
晴れた良い日には外へ出られなくて、曇天の日に撮った写真です。 | |
■1.ニコニコマーク
美崎なぎさ公園のひまわりが咲き終えた花にこのような顔を作ってあってとてもユニークで微笑ましいかった。花芯を取り除くと多分黒く顔に見える部分が種だと思います。
◆楽しい写真だ。ときどきこういう写真を見るけれど。最初自然にこういう傷が付くのかと思っていたが、MEDさんの説明では人工的なものらしい。顔の面に光が弱く、回りの・・・、これはなんだろう。花びらでもないし、花びらの散ったあとらしい。黄色いひらひらが太陽のフレアーのように見える。もう一つ横にサブの花があればよかったのにね。
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■2.ツユクサ
家の庭で曇天の朝の露がかかっている時に撮ったものです。
◆ふーん、いままできっちり見たことはなかったが、露草てこんな形しているのか。もうちょっと右へ回ったところから、見てみたかった気もするが。位置的に無理だったんだろう。ピントもきっちりしているし、バックのボケもいい。花の右上に見えるハイライトもこの場合は利いた。
曇りの日ということで、全体がやや暗い感じ。仕上げの段階で、明るく調整した方がいいだろう。
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■3.紫陽花
ちょっと時期外れですが、7月の末頃に撮ったものです。やはり曇天の朝で花芯を狙って撮っているのですが、光線がないので露が際立ちません。
◆これはかなりのアップらしい。ビシッと撮れている。
「光線がないので露が際立ちません」ということだけど、確かにこのままでははっきりしない。でももう少し画面を整理して明るく調整すると、かなりはっきりしてくる。
MEDさんからの写真を見てうれしかった。からだに気をつけて、無理しない範囲でまた送ってください。楽しみにしています。
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も ど る |
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■1.藤袴とマダラチョウ:(京都・高台寺)
京都では、藤袴を守るプロジェクトが結成されていますが、蝶が訴えているように感じつつ撮りました。
◆この白い花?、ごめんね、花かそうでないのかも分からない。これが藤袴?。
それにして凄い広角でのアップだ。これはかなり近づいているはず。その昔、NSKTさんという花や鳥の名手がいて、蝶やトンボは人間が身体は近寄せず、カメラだけをそーっともっていけば逃げないといっていたけど、その手を使ったのだろうか。広角の魅力を生かして、手前のる羽が鋭く伸びてくるが、チョウとしてみた場合、少し羽の面も見えた方が安定しただろう。この広角、何mmぐらいかとプロパティを見たら4mmとある。多分コンパクトカメラかと思うが、35mm換算で16mm。迫力のある写真だ。
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■2.どこまでも:(北海道)
タウシュベツの橋梁をめざして、ひたすら走る林道の途中で撮りました。砂煙もたっていず、車も止まっていますが、帰りには、砂埃で車のどの窓も、真っ白に・・・。
対向車を撮ればよかったか。
◆アー、ビックリした。アウシュビッツかと思ったぞ。
撮影者本人は、”ひたすら走る”体験があるから、この道はどこまでもということだろう。でも意地の悪い私からすれば、すぐそこの森の手前で行き止まりという感じ。ここのところが写真の難しいところ。自分の感情や体験で、自分の作品を見てしまう。”どこまでも”はちょっと無理だった。
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■3.蓮華のビーナスライン:(銅鐸博物館)
大賀ハスの華に優しい艶を感じたので、それを表現してみました。
◆タイトルがちょっと難しいが、それはそれとして、こちらは2と違って、自分の感じたことがうまく表現された。ビーナスラインというのは、放射状にでてくる何本もの伸びた線だろう。その明暗がうまく重なって、ハスの花の写真としては、新鮮な表現になった。
上下(とくに下)がいらないかなとも思うが、挑戦的な面白い作品になった。問題は、挑戦的であることまではいいとして、そのあとストーリーがとぎれてしまうのがしんどいところではあるが。
1の超広角での挑戦と、3の光の線での挑戦と、どちらかをBEST5にと考えたが、チョウの手前の羽が線になってしまったことと、フジバカマのごちゃごちゃが気になって3を選んだ。
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も ど る |
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■1.緑につつまれて
◆どこかのお寺らしい。門前に続くのか、だらだら坂を夫婦らしい二人連れが、大きな荷物を持って登っていく。
カメラを上に向けたので、道の手前部分は見えず、そういう意味の遠近感はなくなった。しかし、左の白壁が、高いところに続いていたため、これが手前に伸びてきて、遠近感を演出した。カメラを上へ向けた気持ちは分からなくもないが、木の部分がとくに魅力があるわけでもない。それより下へ向けた方が、道と壁の相乗効果が強く出たのではなかろうか。
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■2.くつろぎ
◆お寺でのくつろぎのひととき。こういうところへ座らされると、私なんかは、「いいお庭ですね」とか何とかいって、
わからないのに分かったような顔をせんならんのがつらい。
くつろいでいる人たちはマミーちゃんとは別のグループか、それともその中にいたマミーちゃんが一人抜け出してきてシャッターを押したのか。いずれにしても写真が第三者の目で見た絵になっている。庭を撮るでもなし、人物を撮るでもなし、どっちを撮ったのかよく分からない。大体こういう庭は見る方向があって、部屋の方から見るのがまとまってみるように造られている。部屋の中からくつろいでいる人をシルエットで入れて、庭を撮った方が絵がまとまっただろう。といっても、別のグループだとすると無理な話だし。
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■3.アップに耐える
◆ビックリした!。わからんなー、何でこんなところに藤田まことがおるねん。いっそのこと白木みのるもおれば、まだ話が分かるけど。
題はと思ってみると、「アップに耐える」。そらまあそうかもワカランけど・・・、光ってる鼻スジが狙い目やったんかな?。
マミーちゃんの独り言。つぎはもうちょっと藤田まことらしくウマく撮ります。
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も ど る |
■まさーき
着信:2011.09.04
久々の投稿です。8月の終わりに、京都北山へ出かけてきました。いつもの、スナップ写真です。 |
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■1.笑うおじさん
魚谷山への道中に、今西錦司さんのレリーフがありました。草むらの中で、笑っておられました。
◆へー、今西錦司さんのレリーフですか。ということでレリーフの主の名を知っているものには話題性があるが、それ以外の人になは、なに?このオッチャンということになる。まあ結局こういう写真は、「魚谷山への道中に、今西錦司さんのレリーフがありました」との個人のメモというところか。
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■2.鍾馗さま
京都今宮神社の参道にある、あぶりもち屋さんの屋根です。厄除けのショウキさま、格子窓、のれんの3点セットがシンプルで趣が感じれたのでパチリ。
◆撮影者自身が3点セットというだけあって、確かに京都の民家の特徴をうまく捉えている。普通は格子窓全体を入れたくなるが、それをぐっとこらえた。窓全体を入れるとショウキさんがさらに小さくなるし、うっかりすると2点セットに生りかねない。画面の要素が左にかたまっているので、カメラをあと少し左へ振ってもよかったか。いわゆる京都ものとしてはまとまったいい写真だ。
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■3.赤い橋
あぶりもちの店が、閉まっていましたので、ひっそりした境内には、朱塗りの橋が際立っていました。
◆店が休みで人影もなくというイメージを作りたかったのだろう。そういう見方からすれば、意味は分かるが、「赤い橋」をテーマにするにはちょっと対象が遠すぎた。山門の前の石畳、のれん(のれんとはいわないかも知れないが)あたりから奥でないと無理だろう。
というのは、この写真、色の締まりが悪いので調整してみた。見てもらって分かるように手前の白いコンクリートの部分が飛んでしまって、非常に目立つ。休みの店を入れようとして、結果的に邪魔なものを呼び込むことになってしまった。とにかく赤い橋をテーマにするには、最初からそれにポイントを定めて絵にする必要がある。 |
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も ど る |
■S.T
着信:2011.09.04
■撮影場所:ミホ・ミュージアム
ミホ・ミュージアムへ行きました、催事(月次祭)有り大勢の客に驚き、トンネルと逆斜張橋そして半地下の箱モノに感心しました。
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■1.撮る人 反する2人
トンネル出口でアプローチとミホ・ブリッジと正面の撮影者
◆ミホ・ミュージアムへは何回目か分からないが、誰でも最初に行ったときは、構造物に驚き感動する。しかし、ここはよほど根性を入れて撮らないと、誰が撮っても同じに写ってしまうという意地の悪いところだ。これもトンネル出口と橋のワイヤー。S.Tさんは撮る人にこだわったらしいが弱かった。それを除いて、突き当たりの入口の建物をセンターにおけば、ミュージアムの公式パンフレットと同じになる。
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■2.アプローチ 歩く入館者
◆これもトンネル出口からの光は自然光だとしても、トンネル内は人工光線。結果的に誰が撮ってもこういう構図になるし、表情も同じになる。壁のライトなり、参観者なりをアップするなど、とにかくあくの強い撮り方をしないと全部同じ写真になってしまう。
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■3.ミホ・ブリッジ 帰り道
◆山腹の木々が紅葉するなり、雪が降るなりしなければ同じになる。ワイヤーのアンカーボルトをアップしたのも見たことがあるが、とにかく普通に撮れば、必ず同じになる。いまの場合もたとえば赤い傘を画面の3分の1ぐらいの大きさにもってくるとか、あくどい手が必要。
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も ど る |
■marimari
着信:2011.09.07
■夏の思い出が色々…。美ヶ原で統一と思いましたが先生の花火レクチャーを拝見しましたので一枚ご批評頂きたく。久々の投稿よろしくお願いいたします。 | |
■1.夏の思い出A
美ヶ原王が頭にて。朝の散策時広がる雲海の手前の稜線とそこに連なる大小の木々の姿が楽譜のメロディーのようで面白く感じました。
◆美ヶ原、なつかしいなー。昭和30年、ビーナスラインなんてありませんから、下の三城牧場から歩いて登りました。しかし、そんなことはどうでもよろしい。
marimariさんがいうなだらかな稜線。「〜」、この形が不思議。これが明と暗を分けて点対称(紙の中心、対角線が交わったところを中心にして、くるっと180度回転さすと上下明暗が逆になって同じ線になる)。または紙に焼いて稜線をハサミで切ると上下が全く同じ形になる。これが直線だったらどうしようもない。その時点で退場になるところだけれど、いまの場合は結構行ける。写真というのは不思議なものだ。
とはいえこれは一つの冒険、安全運転を目指すなら、空の美しさには目をつむって、カメラを少し下に向け、手前の斜面を入れることだろう。そうして出来た写真は・・・安全第一ではやっぱり面白くもおかしくもないか。ウン、やっぱり冒険、冒険が面白いぞ。ファイトー! イッパーツ。
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■2.夏の思い出B
翌朝の散策時はダイナミックに雲海が広がる中、差し込み始めた朝日の中で霧をまとって浮かび上がったホテル辺りです。
◆左上のアンテナや建物が霧に巻かれるところがポイントらしい。山でガスに巻かれて視界がふさがれると、人間不思議に内省的なって、
ああオレは親不孝を重ねてきたな。このまま街へ帰れへんかったら、また親不孝やな・・、なんてしおらしいことを考え出す。まあ、要するにキリとかガスとかいうヤツはそんな力があるらしい。
ガスがかかった山頂あたりを見せるためにワイドでは小さくなるしということで、レンズを長くした。しかし、写真にするとmarimariさんが考えたほどガスは強くは表現されなかった、というところか。(撮影者自身は、誰でもそのときの印象が残っているから、それを重ねて作品を見てしまう。第三者はそれがないからイメージがつながらない)。ここではキリはあきらめて、雲海の下から抜けてくる稜線があんなに高いとことまで続いているという絵にしたほうが効果があったのではないか。そのためには空は捨てて、カメラを可能な限り下へ向ける。レンズも多少短くする。
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■3.夏の思い出C
びわ湖花火大会から。夏の一大イベントで意気込みましたが中々思うようにはならなかった結果の中、派手さに欠けますが背後の夜景を覆うような雰囲気がチョット気に入っています。
◆何度か書いたが、私は添付されたコメントを読む前に写真を先に見る。そのときに感じた印象は、「色は地味だけど、立体感が強い花火やな」ということだった。marimariさんがいう「派手さに欠けますが背後の夜景を覆うような雰囲気」は私が感じたのと同じ意味のことを言っているのだろう。明らかに花火の向こうに街がある。奥行き感がある。これは高所から撮った効果だろう。地上からでは花火を見上げる高さ感はでてもこの奥行き感はでない。左右に広がっていく光より、手前に落ちてくる光の方が強く見えることによるのだろう。周囲を少しずつ詰め、明るさを調整すると強くなる。花火の表現の1つの例としてBEST5。
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も ど る |
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■1.旭日A
◆日の出前、対岸の灯が消え残っている。写真で見ても、現場で肉眼で見てもけっこう明るく見える。しかし実際にはまだまだ暗い。こういう場合、長いレンズではピント調節があいまいになる。また三脚を使っていてもシャッタースピードによってはカメラブレも。
コンピュータで開いてもディスプレーに合わせて適当な大きさで表示される。最近はカメラの画素数が大きくなっているから、当然縮小された画面を見ることになる。たとえば上の作品の場合、何の違和感もない。クリックして拡大してもOK。ということでそのまま通り過ぎてしまう。これがコワイ。コンピュータで開いて、縮小率100%(原版の100%、要するにナマの大きさ)で見てほしい。三上山の右下に見える灯火とエリのようなものを100%の大きさで表示してみる。と、かくのごとし。JIJIさんゴメンネ、意地の悪いことをして。
かつてのフィルム時代、サービス版ぐらいの大きさではピントは確かめられない。四つ切り、半切、場合によっては全紙に伸ばして初めてその原版の力が分かるといわれた。金がないから全紙なんてとてもとても。引伸機をいっぱいに上げて、大きく拡大した中心部に四つ切りの紙をおいて焼き付けた。ボーとした絵が現れた。写真仲間で。「綿菓子」と呼んでいたやつだ。情けなかった。 「ワシら、そんなに大きく伸ばすことアリマヘンがな」。この台詞をはいたときその人の進歩は止まる。
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■2.旭日B
◆「旭日」という題で、太陽がテーマのはずだが、せっかく昇った太陽が、何でこんな左へ寄ってしまったのか。右にとくにポイントになりそうなものはないし、ちょっと分からない。この範囲で絵を作るとなると、こんなところか。もちろんこれは無理を承知のトリミングで、画質はぐんと落ちる。はじめから撮るとすればという見本である。
◆UP後JIJIさんからメールがきた。「画面右にあるホテルのガラス反射を入れたかった」とのこと。?・・・そんな反射あったの・・・?。あった、確かにありました(拡大すると見える)。でも糸電話で話をしている二人を、真横、遠くから撮ったようなものやった。
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■3.旭日C
◆Aと同じタイミングらしいが、上の青空に心をひかれたのだろう。対岸のポイントとして、三上山を持ってきたらしいが、雲と重なって用をなさない。もうちょっと左下の岬にウエートを置いて、こんなところでどうだろう。上に浮いた雲も生きてくる。
1以外いちいち詮索しなかったが、いずれにしても薄明、薄暮時望遠撮影については、100%画像でのピント確認は必須である。
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も ど る |
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■1.帽子:(近所)
雨上がりの日に蜘蛛の糸でUV帽子を見つけました。
◆クモの巣がただカーブを描いているだけでなしに、帽子のひさしのように立体的に見えるところが面白い。それはいいのだが左下の白い飛びはちょっと具合が悪い。トリミングということになるが、それをやるとほんのわずかだがピントが甘くなる。ぶれたかな?。
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■2.橋渡り:(希望が丘)
◆トンボのウルトラC。でもこいつは落ちても羽があるから絶対大丈夫。
ピントはOK。右の羽が妙な形になったのが惜しかった。止まっている細い草も、きれいな弧を描いて気持ちがいい。草の表面が飛びかげんなのがしんどいところ。
右端、緑のぼけた縦線、これが画面を窮屈にしている。これはカットしておきたい。空席が1枠あったので、現品限りのBEST5大バーゲン。
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■3.飾りつけ :
(希望が丘)
上手く木に紅葉の飾りつけをしているようでした。
◆絵としてはまあまあのところ。しかし、ピントがなんとなく頼りない。光がしっかりしないのが原因か。それともわずかなブレがあったのか。要するにこの「何となく」というヤツがいちばんの大敵。ビシット来たものと比較すると勉強になる。
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