デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.77

2011年04月・後半

BEST
確 定

m.m MEGW JIJITKS MRT marimari

■「前回のBEST5」  


HNHND森川S.Tm.mMEGWMEDJIJITKSmarimariMRYMMRTSKI布施


も ど る
■HN


■着信:2011.04.15
■1.お茶室のご案内:(彦根)
 お天気の良い日、彦根城の桜を見物に行ってきました。目的は桜に止まる目白でしたが今年はどうしたのでしょうか?、目白さん全く姿を見せてはくれませんでした。
◆そうですか。HNさんがいってもいうことをきかないこともありますか。ということで代わりに赤い傘。お茶室の案内らしいが、チョット大きすぎたかな。桜も石垣も傘に食われてしまった。左下へ小さく入れるだけでよかったのではないか。といっても傘はずいぶん高いところにあるようで。この下は柄が何処まで続いてどうなっているのか分からないけれど。
■2.水上観光:(八幡堀)
◆春の日中となると太陽が高い。船のほとんどが真上からの太陽で影になってしまった。全体の風景の中で船が大きく場所を取ってせっかくの風景が台無しという感じ。もう少し待って、船の前部が画面左端へ消えるぐらいのタイミングで後部だけを残した方がよかっただろう。その場合、別のタイトルになるが。
■3.信仰:(南桜)
 2日に掛けて撮りに行きました。最初の日、お天気が良くて桜の花が白くなりすぎるように感じましたので、翌朝14日6時に南桜に行き桜の花を撮って見ました。
◆朝の太陽。午前6時だとこのように赤い。南桜の駐車場横の地蔵さん。現場では灯籠と左のでかい地蔵さんが目につくが、2つ一緒だと広角でやっとというところ。絵を作るのには難しいところだ。場合によっては、どちらか一方で絵を作った方がいいのかも知れない。太陽が低くて花全体には光が当たっていないようだ。それはそれでいいのだろうが。






も ど る
■HND


■着信:2011.04.16
■1.水面と桜
 水面に浮かぶ樹木の影に垂れ下がった桜を重ねてみました。曇天の空模様でしたのでこのようになりました。
◆曇天の水面と言うことで、墨絵のような風景になった。単純な絵で、結局、木の影と桜の枝の組み合わせ形と言うことになる。いまの場合は、単純なのにごちゃごちゃした感じを受ける。影と枝との重なりによるのだろう。影を左上、それに枝の先が重なるか離れるか、ぐらいの方がよかったのではないか。やってみないと分からないが。
■2.水郷を行く
 桜の花(余り多く咲いてはいませんでしたが)を入れて屋形船が2艘並ぶのを待ってシャッターをきりました。
◆たしかにあまり咲いていない。この場合桜は大して意味はないだろう。要は屋形船。多少望遠気味のレンズかとは思うが、後の船が小さく写って遠近感が出た。全体としてはバランスのいい写真になった。
■3.白い蔵
 八幡堀に多い白い蔵を両方に、午後からの青い空と桜を入れて撮りました。
◆これも「桜を入れて」と言うことだが、2つの白壁に食われて、桜まで目がいかない。とくに右の方は木と木に挟まれて非常に目立つ。少し左へ寄って、木で白壁を押さえ、蔵の側面を見せるとその線の続きで桜に目がいったかも知れない。いまの場合だと、白壁で目がとまってしまう。






も ど る
■森川邦昭


■着信:2011.04.17
■撮影場所: 花緑公園、渡岸寺(滋賀、高月)
花緑公園は朝の陽の強い時間。渡岸寺は陽はありませんでした。
■1.桜の風景A
 桜の木の選択時枝の処理、扱いに困難を極めております。適当に太い枝を捜し、花の間から出ている木を選びました。また花の部分で横への動き(線)も変化として捉えました。
◆「太い枝」ということだが、こうしてみるとまだまだ弱い。木の全重量をワシが受けているというぐらいの、もっとたくましい幹、枝がほしい。といってもこの木も実際にはそこそこ太いのだろう。問題はそれを細く写すか太く写すかの違いだと思う。外から客観的に見るのではなしに、もっと木に肉迫する必要があろう。木の内側から幹に肉迫した方が強い写真になるのだろう。
■2. 桜の風景B
 写真集を見ていると、大きな木を一本取り上げた作品をよく見かけます。左右に手前に広がる堤を入れて絵をつくり、落ち着かせました。
◆左右の堤防と言うことだが、確かに桜のある場所から、ある角度をもって広がりがあるようにも見えるが、逆にそれが広がりを限定しているようにも見える。この場合はこういう人工構造物に頼らない方がいいだろう。私には妙な谷間に挟まったように感じられる。
■3.桜の風景C
 桜だけを撮るのは難しいので従として何かと組み合わせることも今年の課題としました。対象は寺の雰囲気と人物です。
◆確かに寺の雰囲気がメインになって桜はあくまで従。これはこれで一つの絵になっている。夕方かな。古い写真のような赤味が気にはなるが。







も ど る
■S.T



■着信:2011.04.18
■1.ハニワの祭り
■場所:高槻市郡家新町 今城塚古墳
 小学6年生の遠足に連れてこられた古墳。6世紀前半に築かれた継体大王(聖徳太子の直系の曽祖父)の前方後円墳の発掘調査で家・太刀・人物・盾・動物など200点の形象埴輪を確認された位置に復元配置された埴輪祭祀場。
◆解説を読むとその意味が分かって面白い。こういう写真は解説の補足説明としての意味があるわけで、そういう意味ではもう少し広く全体を見せた方が見る人の理解を助けることになっただろう。
■2.少ない櫻:(石山寺)
 山門くぐり前方や両袖のサクラ景色に見入りましたが振り返り小さな桜景色と瓦をぼかしてみました。F18とF22で比較した前者です。
◆レンズが長いらしく、桜と屋根との距離感がつかめないが、狙いとしては面白い。しかし、桜のエリアが上半分だけにとどまったことが、如何にもアンバランスで理解しにくい。桜と屋根の面白さに気がついて、あれやこれやと考えている間に肩に力が入ったのではないか。もう少し直感的に絵を作れば面白かっただろう。
■3.扇骨:(花緑公園)
 野洲デジカメ教室参加の午前中に立ち寄りました。絶好のお花見日和で桜の下はで多くの人で賑わっていましたがここは誰もいませんでした。シャクナゲも綺麗でした。
◆この下に集まる人はおらんだろう。人がおるところばかりが写真の材料ではない。面白い材料だけど、太陽の白抜けの大きさが気になる。レンズが長かったのか。広角で太陽をほんの少しだけ覗かせるとピシッと小さい点から絞りの光芒が出るはずだが。いずれにしてもこのぼこっとした白抜けはいただけない。





も ど る
■m.m



■着信:2011.04.19
■1.モニメント
 山科駅前にドツカリと鎮座していました。おかれている意味が解らないままに写しました。もう少し前に行くと写している自分が映るのですが車にとばされます。
◆コメントを読まずにこの写真を見ていて、撮影者の姿が見えないのが不思議だった。写った像だけ見ていると如何にもワイドで撮ったように見えるが、実際は望遠で撮っているわけだ。一杯食わされた感じ。右側に人か車がほしかった。
■2.散花の道:(皇子山運動公園)
 道の花びらを目的に写していたのですが、親子の歩調がおもしろく、こちらが主になりましたか・・。
◆お母ちゃんの服装がバックのとけ込んで、子供には目がいくが、お母ちゃんにまでは時間がかかるという状態になった。子供と並んで、バックの暗いところに帽子が来たらいい写真になっただろう。歩きなおしてくださいというわけにも行かないしね。
■3.風に揺れる:(皇子山運動公園)
 風にふかれる桜に初めての挑戦です。うまくいきませんでした。揺れる感じをだすために・・・(141の、画のようになつてしまいました)。
◆どのような風だったのか分からないが、まあそこそこの風が吹いているとして(「そこそこ」がまた分からないが、そこは適当に)、要するにシャッタースピードを長くすれば花は揺れる。「長く」がまた分からないが、そこそこ枝が揺れているとして(禅問答やね)、まあ10分の1秒ぐらいなら揺れるだろう。ところがそうなるとカメラブレのおそれが出てくるから、その気になってやろうとしたら、三脚が必要と言うことになる。
 要するにシャッターを遅くすれば花は揺れる。m.mさんはおそらくここまではおわかりだと思う。多分そのため(1/10や1/5のシャッタースピードを使うために)に「シャッター優先モード」を使っただろう。ところができた写真は露出オーバーになったという話。これが上の画像141
 シャッタースピードを1/10秒に設定すると、カメラはそれに合わせて絞りを絞る。ところがカメラの絞りには限度がある。コンパクトならF=8ぐらい。一眼レフでもF=22ぐらいが限界。そのときもっと絞りたいぐらいに明るかったら、どうしようもない。カメラは悲鳴を上げているはずだが、撮影者がそれに気づかなかったらカメラは泣く泣く露出オーバーで撮るしか仕方ない。以上カメラ残酷物語。
 花を振らそうとしたら、明るい昼間は駄目。スローシャッターに絞りが対応できるぐらいの暗さの時に狙う。このときうっかりするとお節介なカメラがフラッシュをとばすことがある。これをとばされたらすべての大作戦はパーになる。






も ど る
■MEGW


■着信:2011.04.19
■1.桜街道筋に
 姉川沿いの桜並木、昔懐かしいわだちの野道が桜を惹きたてているようです。
◆そうか、姉川沿いの桜も凄いね。長いレンズで右側など桜の壁ができた感じ。アルペンルートの雪の大谷。カメラから左の木までの距離はかなりあるはずだが、その間、木はなかったのだろうか。光りが乏しいので、陰影に乏しいのが気になるが、それはいいとして、この道を誰かに歩いてほしかった。
■2.陽春の棚田
 仰木の棚田の一本桜、ようやく春が来た感じのする暖かな午後の風景で、間もなく田植えを迎えるようです。
◆早春の棚田に小屋が一つ。黄色みがかった光線が郷愁を誘う。棚田の線、竹薮、森とうっかりすると二の字構図になるところを、左上の桜と、右上の森の切れ目が救った。とくに右上の森の切れ目は大きい。何かでその部分を抑えてみると分かるはず。小屋がもう少し右にあってもよかったが、桜と森との関係から、簡単にカメラを動かすことはできないから、(小屋がここにあることは)仕方のないことだろう。
■3.春爛漫
 三井寺にて屋根より高くびえ立つ桜が際立っているようです。
◆「屋根より高くびえ立つ桜」ということで、かなりの高さの桜らしいが、この画面で見るかぎり、その高さが感じられない。普通の家の軒先に咲いているくらいにしか感じられない。実際にその場で見た人の見え方と、カメラに写った像との感覚の違い。大きさの違いなどはカメラの操作で自由になることはチョットカメラをやった人ならよく分かるのだが、高さの感覚が難しい。高い山が寝ているように写るし、上り坂が下り坂に写る。おそらくこの場合もその感覚なのだろう。現場に行ってみなければ分からない話で、いまここでどうすればいいかは説明できないが。






も ど る
■MED


■着信:2011.04.19
■1.朝の漁
 日の出直前に見つけた随分と小さい舟なので趣味の漁師さんかな?砂浜の近くで魚網をはめている所です。
◆朝の強い光りがほしいところだが、それは仕方がない。格好の材料で、MEDさんが飛びついたのはよく分かる。漁師さんの動きがないのがさびしかった。こういう場合船の上でどういう作業をするのか分からないが、立ち上がって何かをすることはないのだろうか。そうすれば波もたって画面に動きが出てくるのだけれど。
■2.ハンキングバスケット
 水の森の水生植物園でとても空の綺麗な日でしたので、吊られているハンキングバスケットを下から撮ってみました。
◆バスケットを前にして、「これどうして撮ったらいいの?」と悩んでいる様子がよく分かる。相手はぶら下がっているもの。あれこれやってみたけれど、結局は屋根を大きく撮っただけで終わってしまった。バスケット?、そんなん何処に写ってた?。口の悪いことを書いたけど、ホントこれは難しいぞ。うんと近寄るしか手はないと思うけれど、相手は宙にぶら下がってるもんやからね。
■3.長閑な
 花緑公園の「里の家」が桜に囲まれて長閑な景色でした。
◆屋根の回りにこんなに桜があるんやね。しかしバスケットほどではないけれど、この家も撮りにくい。何故か。周囲が生け垣に囲まれているから。公園の説明によると民家を想定して作ったという。民家の回りに生け垣。当たり前のことだけれど、写真としてはこれが邪魔になる。現にこの写真にも何処まで入れようかと苦心したあとが見える。この生け垣さえなければ・・・。






も ど る
■JIJITKS

■着信:2011.04.21
■<年年歳歳花相似 歳歳年年人不同>
 花の季節がくると思い起こす詩です。”白頭を悲しむ翁に代わりて”の一節とか。
 今まで、櫻花をどれほど撮ったことか。歳歳年年腕相似の出来に肩を落とします。今年は8か所400枚以上・・・。
 来年から、櫻は撮らないことにしました。
◆ははー、そうですか。来年が楽しみですなー。死ぬ、死ぬというてるヤツでホンマに死んだヤツはおらんとか。来年JIJIさんがホンマにサクラの写真を撮らないかどうか。それを確かめるためには私もそれまで生きてる必要があるわけでして・・・。
■写真は三井寺近傍の櫻です。
■1.園城寺の山を疏水取り入れ口(北国街道)から
◆これは面白い写真だ。でかい主役のサクラはともかくとして、その周囲の遠景のサクラ。これが不動さんの光背のようにも、太陽のフレアーのようにも見える。そうして右の方へ大挙して星雲が渦を巻いているような・・・。こんな挑戦的なサクラが撮れるなら来年も撮った方がいいですよ。
■2.寺域内・観音堂
◆お堂のシルエットと。外がよほど明るかったのだろう。太陽が高いとき、地面の白さで堂内や(塔の屋根裏なども)が明るく照らされることがあるが、このときは無理だったのか。軒先にぶら下がっている釣鐘の親分のような金具、これが見えるとかたちがついたのに。この場合はなかったのかな。
■3.京へ続く疏水口
◆三井寺のサクラの定番写真。午後だったらしくトンネルの入口が影になっているが、やっぱりきっちり見えた方が・・・。





も ど る
■marimari


■着信:2011.04.21
■撮影場所:膳所本町相模川沿い
■1.桜の下で
 満開の桜が散り初める中小さな子供が花を惜しむかの様子にカメラを向けました。もう少し何か動きが欲しかった気もしますが。
◆「何か動きが・・・」、確かにね。子供が小さくてわかりにくい。しかし、このままでも子供に太陽光が当たっていたらずいぶん違ったはず。子供の動きよりも光りだろう。画面の上では、上部の陽が当たっている道路を段の影のあたりまでカットする。これで幾分変わるはず。しかしこれはすべて次善の策で、最初からやり直すとすれば、レンズをもう少し伸ばして、子供を大きく捉えること。これに尽きる。
■2.揃いのポーズ
 一本ずつの木の間隔がもう少し空いて撮れると良かったのですが、川向こうの家などうるさい感じもあってこの角度になりました。
◆何と立派なサクラ。木と木の間隔をもう少し広げてということだけれど、ネットがあるから無理だろう。それより、ギリギリまでカメラをネットに寄せて、左へ振って、ネットを画面に入れないことの方が先決だろう。いま半分だけ見えている木も全部入ってくるかも知れないが、全部見えるよりは、いまのような見え方の方がいいだろう。そのためにはネットにそって前へ進めばよい。川向こうの家が気になるとのことだが、この程度なら気にする必要はないだろう。いま、忘れないうちに撮り直しをして置いて、それを元に来年本番で決める。いい写真になる予感がする。こんな立派に揃ったサクラの木は滅多にないもん。
■撮影場所:膳所神社門前
■3.花を惜しむ
 狛犬も花見を楽しみ、散り染めた花を惜しむかのようで面白く感じて撮りましたが、狛犬の顔が見えないのが残念でした。
◆コメントを読んで初めて狛犬が写っているのに気がついた。「狛犬も花見を楽しみ」とするためには、カメラの方向が逆だった。門の方から狛犬に向かって。花をバックにする。サクラは来年も咲きますぞ。


 UPしたあとmarimariさんから、「2.揃いのポーズ」について、「ネットがぎりぎり隠せたものもありました(4)」と、もう一枚送られてきた。(2)と較べるとこちら(4)の方がいい。 力強い写真だ。幹の黒いところに散った花びらが流れていたらっよかったぞ。それと、それぞれの幹の右側に光が当たるタイミングならもっとよくなる。地図で道路の方向(並木の方向)を読んで、太陽の動きをイメージする。そういう時間帯があるかどうかを調べ、そのタイミングで下見に行く。日がずれるほど太陽もずれるから、下見をするとしたら今の時期、できるだけ早い方がよい。
 たまたま空席があったので、例外だけどBEST5に。






も ど る
■MRYM


■着信:2011.04.21
■暖かくなりますと体の調子も良く、いつか教えていただいた大きな樹に惹かれて桜を撮って見ました。
■1.鳥取・久松山の桜
 友達に「桜には青空」といわれて撮りました。
◆確かに気持ちのいい青空だし、花も満開。でも絵としては何となく落ちつかない。左の人形のお化けのような木も邪魔だし。木までの間の様子が分からないが、もし自由に動けるとしたら、前へ出て、木の下からカメラを上へ向けて、幹や枝で絵を作りながら、バックを青空にした方がよかっただろう。
■2.幼稚園の桜
 遊具をカットしたので細長くなりました。
◆力強い木だ。逆光の花もいい。どんな遊具があったのか分からないが、幼稚園ということが分かるためには、遊具が見えた方がよかっただろう。ひょっとして子供たちがいたらバンザイ。いい写真になった。これだけでは「幼稚園の桜」の意味が分かりにくい。木も光りもよかったのに惜しかった。
■3.我が家の桜
 40年毎年咲いてくれます。実物よりは大きく撮れていると思います。長い方のレンズで撮ったと思います。
◆これが「我が家」のサクラですか、すごいな。「実物よりは大きく」とのことだけれど、それでも立派な木だ。
とくに左の「V」、これが立派。右の「V」との関係がわかりにくいが、この画面を真半分にカットして、左だけを使ったら、ぴしゃりと決まる。
 写真としては、2・3ともに、場合によってはもう少し回りを入れてもよかったかと思われるが(とくに幼稚園など)、非常に強い写真になっている。もうちょっとやな。楽しみ、楽しみ。






も ど る
■MRT


■着信:2011.04.22
■高島市新旭の清水山城跡から春の足音ともに撮りました。前回のSKIさんといっしょに行ったものですから・・・でも、私の感じた春の足音です。
■1.Sロード:(清水山城跡)
◆前回のSKIさんのはタテ、これはヨコ。その違いはあるのだが、まあそっくりさん写真。同じところで同じアングルで狙っているにもかかわらず、ずいぶん画面の色調が違う。こちらの方が冷たい色に上がっている。カメラのセットの条件が違うのだろうか。SKIさんの作品はタテで整える意味もあったのかも知れないが、道のカーブがコブシの中へ入り込んでいる。S字を全部見せるより、一部を隠したほうがいいかも知れない。
■2.枯れ木に花を!:(清水山)
◆まさに枯れ木に花。花が一面でとらえどころがないから、この場合は木の幹で勝負したい。もし可能なら、もっと幹に近づいてぐんと太く入れる。これでだいぶ様子が変わるはず。
■3.春感:(オオギの里)
 桜と畑が春の訪れを告げているの感じました。前川さんと同じものになりました、でも、私が一番春の足音を感じて、告げたかった一枚なのです。
◆今度はMEGWさんのそっくりさんといいたいところだけれど、これはずいぶん違う。MEGWさんのは水平をきっちりとって、二の字・三の字構図になるところを森の切れ目で何とか逃げ切ったという絵になっている。こちらはそこのところを強引にカメラを傾けて知らぬ顔をして逃げてしまった。「几帳面」と「感覚」の勝負。これは面白いぞ。小屋の傾きなどは、S.Tさんあたりなら顔をしかめるところだけれど、きょう日のご時世、水平がちょっとぐらい傾いててそれが何ですねん。それより畑のカーブのほうが大事ですやん。ハイハイ分かりました。いつもその調子でシャチョウにやられてます。まいった、まいった。






も ど る
■SKI


■着信:2011.04.24
■1.幻想:(福井県今庄町)
 当日は、曇り空でした。山全体に残雪があり、時折、風が強くなったかと思うと、ガスがかかり幻想的な風景に出会えました。もう少し、人が小さくなった時点で撮りたかったのですが、団体行動なので次々と人が現れます。
◆山での写真はつらい。息が弾んでカメラが止まらない。息を止めてなんて考えていると命が危ない。構図なん二の次になる。昔、何人かで歩く場合は、止まると遅れるので、28mm(フィルム時代の28mm、いまのAPS一眼レフなら18mmぐらい)をつけて、前を行く人物のザックから上ぐらいを入れる見当で、歩きながらノーファインダー(ファインダーを覗かずに)で、撮っていた。構図はまぐれ当たりの出たとこ勝負。
 その点この写真はまじめに撮ろうとしている。まずそれに敬意を表する。人物の大きさ云々だが、この場合、私は余り気にならない。それより雪と木が半々になったことの方が気になる。もう撮り直しはきかないわけで、これをトリミングするしか手はない。上部に抜けたところがあるから、その部分をカットしたら何とかなりそう。
■2.海津港跡(滋賀県高島市マキノ町)
 旧海津港跡の石垣は、江戸時代に作られたものが現在まで残っています。北陸の物資(魚等)を大津・京都へ運ぶため、船でこの港まで運ばれたそうです。遠い昔の賑わいを想像し、現在の長閑な雰囲気を撮りたかった。曇り空でした。
◆有名な海津の石垣、重い歴史を担いでいる。若干長い目のレンズで切り取った。レンズが長くなると対象がしっかりしてないと、どうしても第三者的な眼になってしまう。この場合もバックの山腹を含めた風景の中の石垣ということになって、ポイントがあいまいになっている。レンズをもう少し短くしてカメラを下へ向ける。上半分は捨てて、手前の湖岸から対岸までで絵を作った方が石垣が生きただろう。それによって、ど真ん中に見える白い窓(壁?)も上へ避難さすことができる。
■3.花見(滋賀県甲賀市土山町)
 花は満開を少し過ぎていましたが、うぐい川の両岸に咲く桜並木は見事でした。天気は良く、昼下がりの撮影で、太陽が真上にあったので、マイナス補正で撮りました。     
◆土山町鮎河のうぐい川。ここも最近桜の名所になってきた。左の写真、結論からいうと画面が上下に2分されてしまった。下の花見の人物、広場に映った影、桜の枝。全部が気になった。それはそれでいいのだが、それをまとめようとして、カメラが川に対して直角方向を向いた。これがしんどかった。たとえばこの場合、この場所で、カメラを45度右へ向けたら、この上下2分は解決できた。もちろん、右に何があったかは分からないが。
 川、電車、道路、人の列etc、長いものは何でも蛇に至るまで、その長さ方向に対してカメラを直角に向けるといい結果は出ない。よほどの意図がある場合は別だけど。
 
 つけたし:そう考えると(2)の海津の石垣も結果として長いものであり、カメラはほぼそれに直角方向を向いている(実際には直角ではないのだろうが、写ったもの直角方向に見える)と言うことができる。それを避ける意味で、レンズを短くして手前から続く湖岸線を絵に入れたほうがよかろうと考えられる。







も ど る
■布施 誠

■着信:2011.04.26
■1.古木の春:(長野県富士見町乙事[おっこと])
  24日撮影。海抜1025メートルの地点で集落の北側で日当たりがよくないのかまだ蕾が膨らんでいる状態。西から見ると後ろにはいつもの甲斐駒が。ただ県道を横切る電線がやたら多いのが難点な場所。
◆文句なしの晴天なのに、サクラには陽が当たっていないのかな。それとも撮影が昼前後で、太陽が上から来ているからなのか。よく見ると光が当たっているところもあるような気もするが。花がしっかり開いたらまた様子が変わるのだろう。いずれにしてもせっかくの見事なサクラなのに惜しい。せめてもう少し明るく処理したら多少なりとも助かるが。
 甲斐駒がきらりと光って存在感抜群。誰や、こんなとこへ防災放送のスピーカーをつけたのは。それにしても電線が多いね。
■2.廃校の校庭:(富士見町信濃境)
  24日撮影。海抜910メートル。3月で廃校となった中学校の校庭。訪れる人も少なくゆっくり満開の桜が楽しめます。数年後このグランドに太陽光発電のパネルが設置されるようです。晴天率年間60から70%の地ですので。
◆何といい雰囲気の校舎。これが廃校?。もったいないな。赤い屋根の校舎に青い空、白雲もいいしね。映画の撮影にも利用できそうなところ。気持ちのいい写真だ。中央奥のサクラの影が真下にある。太陽がもうちょっと低くて、光りが斜めから来ていたらもっとよかった。                                         ■3.山里の春:(茅野市豊平)
  26日撮影。うす曇が幸いしたのかさくらの色が白くならず赤みが残りました。
◆縦横比から見て、上下どちらかを切ったのか。それは別にいいんだけど。曇り空が幸いした(さくらの色が白くならず)ということは、この3枚ともサクラのピンク色にこだわったと言うことか。分からないでもないが、やっぱりサクラにはもうちょっと光りがほしい。とくに1・2などサクラ以外は晴天の光が当たっているのに、あえてサクラの光りを避けて撮影したかのように感じられる。3は全体に曇っているが、やっぱりその傾向はある。そこのところがボクにはちょっと分かりかねる。





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