デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.76

2011年04月・前半

BEST
候 補

         

■「前回のBEST5」  


JIJITKSHNDHN森川MEGWMEDS.TMRTSSSKI

も ど る
■JIJITKS

■着信:2011.03.31
■毎々の上から目線の琵琶湖の早暁をGLまで下りて撮りました。まさに季節は”春はあけぼの・・・”です。
■1.シルエット
 木々の隙間から朝の光、近江富士。大津館イングリシュガーデンの朝です。
◆春はあけぼの、気持ちのいい晴天の朝。おそらく肉眼で見る公園の風景はすがすがしいものだったろう。「木々の隙間から朝の光、近江富士」というポイントは、絵になってしまうとどこかへ行ってしまい、シルエットの木だけが強く全面に出てくる。何処の公園でも同じようなものだが、やたら木が多い。木の多さに負けたというところ。
■2.朝の港
 陽に染まるヨットのマストと相変わらずのホテル。
◆湖面近くまで降りての撮影ということ。これも普通に肉眼で見る限りは気にも留めないことだが、ヨットと水平線との関係。これが難しい。今の場合ヨットの上面と水平線とが重なった。これを避けるためにはカメラを高くするか下げるかのどちらか。しかし、今の場合はどうしようもない。というところで、これを解決するには手前の水面を半分ぐらいカットすることだろう。いい変えたら画面下半分、水面に対するヨットの位置の問題。トリミング見本。上もいくらかカットして横長画面に再調節した。上のカットは帆柱1本が切れる範囲にとどめたい。2本までカットするとまたおかしくなる。
■3.連れだって
 連れだって蔭から陽に向かう鴨の朝。
◆陰から日向に向かう2羽の水鳥。手前にヨシはなかったかな。とすると向こうのブイか。これがあと少し余裕のある位置にあったら、ずいぶん絵が変わったことだろう。




も ど る
■HND


■着信:2011.03.31
■いずれも東山花灯路が中止になった翌日(3月15日)の夕方撮ったものです。
■1.八坂の塔
 東大路通りから見た八坂の塔です。ライトアップが中止になって所期の目的は果たせませんでしたが雰囲気は撮れたつもりです。
◆後2枚と撮影時間帯が違うのか、それとも他はホワイトバランスを変えたのか。とにかくがらっと色調が違う。しかし、他と比較しなければ、これはこれで成り立つのだろう。ほとんどの看板に日が入らず、ちょっと淋しい風景。和服姿の人物など、如何にも京都らしい雰囲気はあ出ている。通り過ぎたばかりの人物がうんと近くにいて、上半身それも片身だけ前ボケで入れたかった。今の場合だったら、画面の右端に。
■2.黄昏の二年坂
 イベントが中止になって閉めている店も多くあり、このような写真になりました。黄昏時の写真としては如何でしょうか。
◆黄昏時の雰囲気がいい。とくに青みがかった色調がきいた。ホワイトバランスを変えたのかな。手前の3人組が奥のグループと重なったのが苦しかった。カメラの位置を変えれば重なりは解決するが、今の場合は道路の中央線で1本筋を通しているからそれも動かせないし。結局3人組が動いてくれるのを待つしかない。左か右かによってくれたら、いい写真になった。
■3.コーヒーショップ
 同じく二年坂での写真で、三つ並んだ傘が面白く「二寧坂」の看板も目立たないように入れたつもりです。
◆ウーンこれは難しいぞ。三つ並んだ傘がポイント、これははっきりしている。「二寧坂」の看板が何処にあるのか探した。明かりが入ったものばかり探して、結局最後に立て札に気がついた。この写真の評価はこの立て札で変わるのかな。もし、昼間の明るいときだったら、これは邪魔になった。今はわかりにくいから、これでよしということにもなるが、しかし分かってしまうとまたこのでかさが気になる。妙なところへ妙なものを立てたものだ。これを如何に料理するか。今の場合はこれでしかたなしと言うことか。







も ど る
■HN


■着信:2011.03.31
■1.琵琶湖に飛ぶかもめA
◆かなり速いシャッターが切れているのだろう。寸分のブレもなく空中に静止したカモメ。これはこれでまた写真の一つの表現方法だろう。遠くの琵琶湖大橋、何本か見えるエリの杭。琵琶湖の風物をたくみに入れたバックもまとまっている。大橋が蜃気楼で凸レンズ状に見えたら、もっと見応えがあっただろう。
■2.琵琶湖に飛ぶかもめB
◆1とよく似たシーンだが、こちらは別のカモメが重なった。1が一羽で単純だとの解釈も成り立つわけで、そういう点では2も意味はあるのだが、妙に重なってしまったのがしんどかった。羽の一本一本の描写など捨てがたいが、この重なり形に負けた。
 写真をコンピュータで見るとき、部分的に拡大してみるのも、ピント確認などには意味があるが、逆に縮小してみるのも一つの勉強かと思う。たとえばこの写真の場合、ぐーんと小さくしてみると、何が写っているのかわかりにくくなる。ある程度大きくして鳥が2羽と分かるわけで、小さくして我kりに杭と言うことは、結局絵が難しいと言うことにつながるのだろう。
■3.川面を見つめる小鳥さん
◆このかわいらしい小鳥。名前が分からなくて申し訳ない。よっぽどリラックスしているのか、毛もふわっとして。画面の半分以上を川面のボケでまとめたのも、この場合は成功した。惜しかったのは右端の白ボケ。これはカットしておきたかった。






も ど る
■森川邦昭


■着信:2011.03.31
■撮影場所: 五個荘、陽のない午後です。 商家の雰囲気を撮りました。
■1.水屋A
 ベースのモノクロコントラストの上にうまく鯉が現れ、川に写った民家と二つが合わさり水屋と分かる構図になりました。鯉がもう少し上に寄ってくれれば落ち着いたのではと思います。
◆写真を見てからコメントを読んだ。鯉?、どこにいた?。よーく見ると確かにいる。しかし画面の不思議さを理解するのに時間がかかり、鯉には目がいかなかった。画面の理解しにくさは、壁面と正対したことによるのだろう。左右どちらか斜めから狙ったら分かりやすくなったのだろう。
■2.水屋B
保存された旧家、そして日本独特の趣を捉えました。
◆これは心配いらない。一目見てすぐに分かる。これはもっと挑戦的なアングルでもよかったか。といってどうするかは、すぐには思い浮かばないが。たとえば、竹が丸く見える方向(舟形の側面に正対する方向)から、ローアングルで、壺の上半分が見える場面とか。もちろん竹の丸いのを何本も入れて、・・・口から出まかせを言っただけで、まともな絵になる保証はない。
■3.蔵
 扉も分厚く、堅強に防御された城の一部のような蔵の部分に焦点を当てました。
◆五個荘へ行けば誰もが目にとめる蔵の窓。それを上下2段に。これはこれで1つの狙いかたではある。しかしここまでだと、「フーン立派な窓やねー」で終わってしまうところがシンドイ。

         

 余談・・・元京大教授西山卯三さんの『滋賀の民家』(かもがわ出版)という本に、この窓のスケッチが載っている。かなりの広角の絵だが、上すぼまりがない所など画の強みである。一方、朝日新聞に滋賀の風物のスケッチを連載している福山聖子さんがこの窓のスケッチを発表した。こんな苦しい角度で描く人はいないだろうと思っていた。その後、西山さんが同じ構図で書いていたのを知り驚いた。「知りませんでした、決してマネをする意図はなかったんです」と手紙を書いたという。






も ど る
■MEGW


■着信:2011.04.03
■皇子山公園で早咲き桜(ハツミヨサクラ)が見頃と聞き及び散策してきました。
■1.春の息吹
 池に写った景色に春の芽吹きの小枝を重ねてみました。
◆最初写真を見たときには、小枝がほとんど目に入らず、対岸の大木の影ばかりが目に入ってきた。説明文を読んで、「芽吹きの小枝?」と見直して、やっと目に入った。もし小枝をアピールするならば、大木の影は避けるべき(少なくとも半分以下にするべき)だった。天気も悪くなく、それで水面は十分に生かされたはずだから。
■2.春の訪れ
 早咲き桜「ハツミヨサクラ」を沿道から全体をと捉えて見ました。
◆なるほど、花の粒が小さいのだろうか。普通のソメイヨシノとは違った雰囲気がある。写真としては、左の緑の葉がチョットうるさいのと、もう少し強い幹がアピールできたらなと思う。
■3.木蓮の香
 春の訪れに白い花木が目立ちます。遠目では木蓮かコブシか見分けにくいようです。長めのレンズで切りとり、アップにトリミングしました。
◆白い花びらを大きくアップした。とくに花びらの先端部の光りなどはうまくいった。ただし、花の根っこの所に見える黒い枝(か?、正体不明)が、この場合は邪魔だった。
 花一輪は絵にしにくい。この場合はその難しさを避けてつぼみを配したのだろうが、左に3つはチョットうるさかった。






も ど る
■MED


■着信:2011.04.04
■1.キラリと光るA
 3月最終の雪が夜明け頃に降りました、9時近くにはよく晴れて雪が融け始め、梅にかかった雪が水滴になり、その中に木の枝が写って太陽の光でキラリと光っていました。
◆説明の通りだが、水滴の中の木は小さくてチョットしんどかった。写真としてはピントもしっかりし、水滴に光る所などもしっかり撮れている。朝の光としては、画面全体がやや暗すぎた。明るさ修正見本。
■2.キラリと光るB
 上を向いてキラリと光る水滴を撮影していたら、水滴なのか、雪の小さな固まりか解らないですが、レンズの上に落ちたのが写ってしまいました。
◆レンズの上に落ちてきたというのが、右下の6角形らしいが、おそらく水滴ではないだろう。雪が半分解けたのが、小さく残ったのだろう。レンズに落ちたのが写ったのではなくて、その雪によって乱された光線が像として写ったのだろう。いずれにしても意図的にやるには難しい、自然の瞬間の写真である。
 写真としては縦に並んだ水滴の光りが、オリオン星座の三つ星のよう。とくにまん中の水滴の光りがしっかりとして、決まったなと言う感じ。面白い写真である。1と同様、画面がチョット暗いのが気になる。
■3.光輝く
 この日の朝は黄砂か霞んでいるのか、太陽の光が鈍かったのですが、橋の欄干が光り、その先の道まで光輝いてました。空が白っぽい色をしていたのでトリミングしました。
◆太陽の光らしいが、できあがった写真を見ると、夜、オレンジ色のライト(高速道路などのトンネル内ナトリウムランプの光)下のように感じられる。この光りが印象的。ほとんど線だけでまとめたような絵になった。これがなかなか強い。
 画面が右上がりになっている。こういう幾何学的な構図の場合、これが意外と気になる。回転させて修正すればいいのだが、これをやることで肝心なところがカットされる場合もあるから、できれば撮影時にしっかり確認しておきたい。傾き修正見本。







も ど る
■S.T



■着信:2011.04.04
■新名神を走るたびに気になっていた亀山市坂本の棚田のに見に行きました。棚田は田起しも進み一部には水張りが進行形でした、状況から沢筋からの取水の水量が乏しいように感じました、平成11年7月に棚田百選に選ばれたと有りました。
■撮影場所:亀山市安坂山町(坂本の棚田)
■1.棚田A
 鈴鹿山脈の谷間に広がる棚田にて平成の新名神とのバランス。
◆「新名神を走るたびに…」というきっかけがあったことから、棚田から見た新名神にこだわったのだろうが、この場合はそれがどれだけ意味があったか。それよりも、まん中に見える電柱が気になるのと、棚田そのものに陰影が乏しくフラットな感じになってしまったのが苦しかった。
■2.棚田B
 法面の石積も見事ですが張られた水面に空の青さのみ映す。整備された農道と新名神の対比も。
◆この新名神はますます苦しい。曲がる道はすぐに目にはいるが、途中でストップしてしまうので、名神までは目がいかない。左の水田には水が引かれて、空を映しているとのことだが、これも説明がないと瞬間的には分からない。むしろ青いビニールをかぶせたように見える。
■3.シンボル
 部落に通じる棚田の中程に紅白のシンボル有り。紅色は”アンズ”、白色は”アオジク”だとか。白梅の枝振りが複雑で切り捨てと目通りの高いところなく残念でした。
◆「紅白」とあるが、何が紅でなにが白なのか、チョットわかりにくい。それはともかくとして、この木の形の見事なこと。青空の中に威厳をもつって立つという感じ。手前の棚田の線と奥の山稜とがほぼ並行になって、若干窮屈な感じがなくもないが、全体としては早春の爽やかさを感じさす佳作である。




も ど る
■MRT


■着信:2011.04.07
■夕日に照らされた河津桜がどのように写るのか・・また、陽が沈む直前には、どのように写るのかが知りたくて、日が沈む前に桜の木のところに行き、待ちました。足場が少し悪く、撮り辛かったです。
■場所:大津市木の岡町
■1.変わりゆく河津桜
◆「変わり行く」の意味が夕方の時間の変化という意味か、それとも年月の変化か。チョットわかりにくいが、いずれにしても写真はその一瞬を捉えるわけだ。
 構図としては画面上端に連なる葉っぱが画面を重たくした。それと、画面がやや暗い。もう少し明るく調整したらどうだろう。
■2.春のささやき
◆花、葉っぱ、枝、これらが重なって賑やかになった。バックもうまくぼけてはいるが、そのボケがまた実体と重なってよりやかましくなった。絵そのものもヤカマシイのだが、花に当たる光などを見ても、光りと影が交差して、これもまたヤカマシイ。
■3.桜の七変化
◆なんや!、これは?。桜の花(題名からすれば桜の花らしい)が火を噴いて…。何を撮ったのかな。2のやかましさにもまいったが、3はこれでギブアップ。
 といいながら、最後にホトケの一言を。写真は挑戦。その心意気やよし。シャッターを切らなきゃ写真は写らん。






も ど る
■SS


■着信:2011.04.10
■朝早く起きて、花緑公園の桜を撮ってきました。3枚とも、春霞が漂う朝、陽が差し込んできたところを写しました。
■1.春爛漫A
■2.春爛漫B
◆4月10日、滋賀県の日の出は午前5時32分。ただしこれは水平線上に太陽が顔を出す時刻で、花緑公園のように周囲を山に囲まれているところはそれよりかなり遅れる。場所にもよるが多分6時半ごろになろう。上がったばかりの太陽は赤い。当然地上に届く光りも赤みがかっている。白鳥がオレンジ色に見えるのもこの時刻。琵琶湖あたりで、日の出から1時間から1時間半で赤味が抜けて風景が白くなり出す。
 前書きが長くなったが、1・2は赤みがかった光りが白くなり出す時間帯の撮影かと思われる。プロパティを見ると1が6時54分、2が7時08分。時間にして10数分の差だが、桜の色は2の方が白くなっている。朝の桜はすがすがしくて気持ちがいいが、色づくことを計算に入れておかないと、肝心の清潔感がなくなってしまう、難儀なところである。
 ということで、1と2を較べると2の方に軍配が上がる。
■春霞
◆駐車場の入口の木かと思われる。サクラを捨てて直立する裸の木を望遠で狙った。春のこの時期としては異色の狙いだが、これはこれで面白い。直立の木とそれ以外とが半分半分になってしまった。左端の木を全部入れてもよかったかも知れない。
 この撮影が7辞19分とある。全体として、上の2点より、さらに赤味が消えていることが分かる。この場合、思い切ってホワイトバランスを変えて、タングステンあたりにセットして、青みをもたすのも一つの手か。






も ど る
■SKI


■着信:2011.04.12
■1.コブシ咲くスカイライン: (高島市新旭)
 新旭の清水山城跡主郭からの眺望です。コブシの花の向こうに見えるスカイラインが目にとまりました。航空自衛隊の駐屯地への道だそうです。途中、「山の駅」と言う小さな駐車場があって、駐車場から一歩足を踏み入れると、ミツバツツジの群生地で、山の中に居る雰囲気です。
◆清水山城跡へは一度行ってみたいと思いつつ、いまだに実現していない。もちろんボクの場合は三上山が目当てで、天気との相談だから、いつでもいいというわけにはいかないので。
 さっと一筆書きしたような道路。下半分の茶色の画面と、遠景の山・湖のブルーとの違和感。琵琶湖を入れたくなる気持ちは分かるが、この場合は手前だけで絵を作った方が落ち着いただろう。
■2.名残のマンサク:(高島市新旭)
 マンサクは、2/末〜3/初に花が咲きます。清水山城跡登山では、既に花は終わっていましたが、この一本だけが綺麗に残っていて、うれしかったです。
◆薄曇りだったのかな。上からの光りが穏やか。ピントもしっかりしている。絵としては右上の花の取り扱いがやや中途半端な感なきにしもあらずだが・・・。早春のイメージを出すのに、もう少しコントラストなどがしっかりした方がよかったか。調整見本
■3.春霞:(大津市坂本)
 西教寺から日吉大社への高台の道からの眺望です。肉眼で見たときは、景色をさえぎる物が無く、天気も良くて、この風景は絶対カメラに納めるべき・・・と思って撮りましたが、写真にしてみると、前景には建物が一杯で、ちょっとがっかりでした。撮影時には、「わぁーきれい・・・」で、全体が見えていなかったのかも。
◆自己分析の通り。何も付け加えることなし。だけれどもせっかくの機会だし次のステップのために。
 絵としては三上山の真下手前にあるでかい建物、これが気になる。道路状況が分からないが、可能ならもう少し右へ寄って建物と右の木との間に三上山をもってきて、絵を作り直す。木の下のこんもりとした森など魅力があるからほっておく手はない。







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