デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.69

2010年12月・後半

BEST
確 定

SKI MEGW SS KUC MED

■「前回のBEST5」
 


HN森川KUCMEDSKISSMEGWS.T


も ど る
■HN



■着信:2010.12.17
■撮影場所:守山市川田町
 野洲川に朝靄が出ると三上山等の山々が浮いて見える。なんとなく墨絵を見るようで美しいその姿を写真にしたいと、今年も3・4回、今朝は出るだろうそんな思いで早くから出かけました。ところが靄が出たのは一回だけ、それもほんの少しでした。残念ですが今年はダメでした。でも朝日が昇る処を場所を変えて撮って見ました。
■1.野洲川の朝A
◆「場所を変えて撮って見ました」とあるけれども、大きく位置を変えたわけではない。たぶん、その付近で「前景を変えて」という意味だろう。写真の見方としては、時間の経過による太陽の写りかたの変化の面白さというところか。
 1は太陽が僅かに顔を出したところ。左の手前の穂が赤く見えるだけで、ほかの場所は色の変化がほとんどない。風景としてはまだ撮りやすい状態だ。
■2.野洲川の朝B
◆少し昇って太陽の光芒が大きくなり、右下にゴーストらしい光も入ってくる。多分川原に広がるオギの穂に当たる光をポイントにしたと思うが、できればもっと大きく右へ移動して、太陽と三上山とを近づけた方がバランスがよくなった。
■3.野洲川の朝C
◆さらに時間がたった。といっても1分か2分ぐらいの時間だけれども。太陽の光芒がさらに強くなる。レンズを少し伸ばしたのか、太陽がさらに左へ寄った。やっぱりこの位置で、三上山と太陽をいっしょにということ自体が無理だった。この場合は、むしろ太陽はカットして、三上山を中心にした方が絵が落ち着いただろう。その場合、妙光寺山(三上山の左の山)に当たる光で、太陽を暗示できる。トリミング見本。カットしたあと無理して拡大したので、画面に若干の粗れがでた。悪しからず。







も ど る
■森川邦昭



■着信:2010.12.18
■撮影場所: 野洲川河川敷
 濃い霧が終りに近づくいた頃、カメラには実際の霧の状態よりも暗く、色も濃く記録されました。逆光であるのでマイナス補正したのがいけなかったと思います。霧は実際より濃く、暗く写るのは経験しておりましたが逆光の方が気になりました。従い作品は修正ソフトで明るくしております。工場は避けられないのですが、むしろ意識して入れました。
■1.霧の濃い早朝A
■2.霧の濃い早朝B
■3.霧の濃い早朝C
◆工場を意識して入れたという。
「野洲川河川敷」とあるが場所が分かるような分からないような。山の形などから、栗東市、旧甲西町あたりかとは思うが、この場合はそれはどっちでもいいこと。要するに霧が晴れかけて、明るくなってきたところへの挑戦。プロパティーを見ると、ISO=640,F=5.6,1/8000, 露出補正-1.3ステップという。
 ISOは100, 200, 400, 800, 1600とアップしていくのが普通だが、640というのもあるのか。そういえば昔ASA64というのがあったから同じ理屈か。1/8000なんてシャッターがあることも驚異。仮に-1ステップとして元のスピードは1/4000、-1.3だから±0で1/3000ぐらいか。いずれにしてもかなりアンダーなことは確か。元の画面はずいぶん暗かっただろう。逆光に惑わされたとのことだが、霧はとにかくプラス補正。
 工場を入れたこと、何かに挑戦という意味では分かるが、どちらかといえば1の方が意味が分かりやすい。







も ど る
■KUC



■着信:2010.12.20
■撮影場所:高島市マキノ町在原
 平安時代の歌人、在原業平が晩年を過ごしたと伝えられる高島市マキノ町の在原という、茅葺き屋根のある山間の集落を訪ねました。
■1.雪囲い
 十二月の初めでしたが既に雪囲がされていました。
     早々と萱の穂つけて雪囲(徹子)
◆久しぶりで徹子さんの五七五。なるほどね、題だけじゃなしに五七五がついていると写真が読みやすい。ということでズバリ雪囲いの写真だが、見事な青空、まさに初冬の好天というところ。せっかくの写真にけちをつけて申し訳ないが、残念なことに、太陽がカメラの背中に来てしまった。家の左に回って撮れば、屋根に陰影がついたし、それよりも何よりも雪囲いのカヤが半逆光でキラキラ光ったはず。惜しかった。
■2.蔵
 落ちかけた蔵の壁に柿の木の影が印象的でした。
◆白壁が朽ちかけ赤茶けているガ、それに柿の木が影を落とす。中央の草か木か、これが処理できていたらいい写真になっていた。というてもこれだけど真ん中にあれば手の打ちようがない。壁までの距離も判然としないが、カメラを木の向こう(壁側)へもっていくしか手はないか。誰やこんなところへ木を植えたヤツは。
■3.茅葺き屋根と芒
 既に人の住んでいない茅葺き屋根の家の周りに芒の白い穂が揺れていました。帰り際に食べた「業平そば」は素朴でとても美味でした。
     不揃いの業平そばや冬ぬくし(徹子)
◆茅葺き屋根の周囲に揺れるススキ。五七五は徹子さんの世界、写真は山頭火のイメージか。ただ青いだけでなしに左へ行くほどうすくなっていく青空が、はや太陽が西に傾いていることを暗示する。
 多少気になる点としては、屋根の先端が杉の姿に埋没してしまったこと。せめて左側の1本が対処できていたら。右後ろへ少し下がれば屋根に隠れたのではないか。そうすれば屋根の棟の線も少しは出ただろうし、右に見える背の高いススキが画面左側の空へ突き出て夕日にキラキラ輝いたのではないか。
 しかし、これは欲というものだろう。いい写真だ。
 三点とも、あと一歩のところでつまづいた。惜しかった。復帰記念ご祝儀相場でベスト5候補入り。







も ど る
■MED



■着信:2010.12.21
■1.朝日
 この日の朝は雲で朝日の出るのが遅くてちょっと光が強かったのですが、波が引いた後の砂浜に光が射しているところを撮ってみました。
◆MEDさん自身がいうように狙いは”砂浜の光”、しかし太陽が見えるとどうしてもそちらに気持ちが動いてしまう。結果として、両者が離れてバランスがとりにくくなった。とくにこの場合、両者の間に暗い湖面が入り込み、せっかくの迫力のある波が死んでしまった。難しいところだ。
■2.光る波
 波が弾け散ってるところをレンズを少し伸ばして撮りました。
◆太陽を捨てて波をアップした。1に較べて明らかに波が生きた。冬型気圧配置の日の琵琶湖の波だ。この風は寒いぞ。
 1は湖面が暗いが、こちらは明るい。撮影時間は1が7:10、2が7:20となっている。10分の違いで太陽が高くなっているのが分かる。1のように波の引き際が広く、そこを犬が走っていたら・・・。そんな都合よく犬がいますかいな。ゴモットモ。
■3.川霧
 三上山が霞そうなくらい霧が多日でした、太陽を避けて撮りましたが辺りが明るくなって高圧線が好く見えて気になります。
◆うーん、川霧もこうなるか。昨年までは樹木の先端が島のように浮かび上がっていたのだが、それが全部切り払われた。河川管理上仕方がないことだが、写真を撮る上からは残念。これだけフラットになるとしんどいなー。霧が晴れるまで待って、川面がみえたり見えなかったりで変化が現れるを狙うしか手はないか。







も ど る
■SKI



■着信:2010.12.21
■1.気球の演舞:(高島市安曇川町)
 昨日予定されていた琵琶湖横断飛行を撮ろうと、6時に現地に行きましたが、天候の加減で中止。きょう、「セラピーロードを歩く」でマキノ高原に向かう途中、この風景に。うれしかったです。この日も内容変更して町内飛行だったとか。
◆撮影場所が(気球の)発着場所から離れていたのだろう。全部が小さく散らばってしまった。気球だけ撮ったのでは形がつかなかった。道路標識を入れたのは正解だった。撮影場所の特定にもつながるし、これで決まった。しかし、手前のマークは「駐車禁止」と違うの?。車も走ってへんしまあエエか。
■2.寒椿:(花緑公園)
 花緑公園「里の家」のお花です。福原さんご夫妻が、ボランティアで毎週生けておられるとか・・・今後も、やさしい花に出会いに来たいと思いました。
◆類似作品が2010年1月後半にある。比較してみると面白い。花瓶も違うし花も違うが、写真としての大きな違いは、上の電球の取り扱い。前回のは傘まで全部を入れた。いってみれば平凡な入れ方。それに対してこちらはかなりの部分をカットした。こちらの方が面白い。バックも暗いながらも造作が見える。雰囲気描写という意味ではよかったかも知れない。
■3.頑張れ!お姉ちゃん:(希望ヶ丘公園)
 弟達は疲れたのか、一人はお母さんが、もう一人の弟をお姉ちゃんがおんぶして・・・温かい光景にシャッターをきりました。
◆なるほど、右がお姉ちゃんか。これはお姉ちゃんシンドイね。それにしても母ちゃんは立派な体格。最初父ちゃんかと思ったがそうではないらしい。
 この写真を見たとき、最初に感じたのは、なぜ縦位置なのかということ。しかし、手前の影や右の木などから、仕方がなかったかなと考え直した。次に気になりだしたのが、お母ちゃんの上半身と、お姉ちゃんの頭がバックの暗い部分に入ってしまったこと。これはこの状態では解決不可能。これが全身芝生をバックにしていたら・・・。残念。







も ど る
■SS



■着信:2010.12.21
■撮影場所:安土町 教林坊
■1.教林坊落葉
 紅葉の最盛期を過ぎていましたが、落葉の風情もいいものだと思いました。
◆1本の木についている葉っぱ何枚か。ヒマがあったら落ち葉の総数を勘定してみたい。ということで、この写真は落ち葉(地面)なのか、木の葉なのか。気持ちは向こうに見える門に縛られたらしい。それが中心に来た。結果、落ち葉の道と残った紅葉とが半々に。狙いが絞りきれなかった。目の前に現れた風景に思わずシャッターを切った結果だろう。気持ちは分かるけど。
■2.光をうけて
 雲の間から時おり陽がさして、もみじ葉とこけが輝きます。
◆これは要素が多すぎた。「光を受けて」ということで、最初に目がいくのが石のエッジの光。そのあとモミジの葉っぱ。そこまではいいとして、あと左端の木、中央の木、その間の2本の木、右下の三角形の光。ということで、右下をカット、左をカット、それで上下なりゆきとしてできたのがトリミング見本。これでもまだ落ち着かない。問題は石の大きさだろう。
■3.裾模様
 散り残ったもみじの葉が、きものの裾模様のようでした。
◆うん、まさに裾模様。圧倒されるような、あれだけの大量のモミジの中で、この静かな葉に心を通わせたこと自体が凄い。右上に若干重なりが乱れたところがあるが、現場での見極めは難しいだろう。
 ここまで考えて、やっぱり気になるのが下の2枚。上半分のグループから離れて、「ぽつんと1枚」といきたい。”ぽつんとぽつんと2枚”では文章としても歯切れが悪い。何も文章のために絵を作っているわけではないのだが。やっぱり気になる。で、消してみた。左を残した右を残した。さあ皆さんはどう考える?。ボクは残した左の葉をあと少し右へもっていきたい。残した右の対称な位置ぐらいまで。







も ど る
■MEGW



■着信:2010.12.25
■1.薄暮の14夜
 浮御堂南側公園の一角から14夜の月です。マニュアルで露出をシャッタースピードで調整してみました。
◆昇ったばかりの月と、暮れる直前の風景との組み合わせ。普段何気なく見て、いつでもありそうに思えるのだが、実際には簡単な話ではない。あらかじめ計算をして、そのときにそこへ行かなければ撮れない。
 この場合、絵の作り方としては、浮御堂を何処まで入れるか、これが最大の問題点だろう。直接目で見ると適当に撮れば絵になりそうに思えるのだが、実際には何処まで入れるか、結構難しいところだ。今の場合もう少し左まで(屋根と回廊がつながるところまで)入れた方が落ち着くような気がする。
■2.小さな船着場の朝
 三上山の左稜線に沿ってあがる朝陽を追い求めて北限は堅田のこの辺りになりそうです。たまたま小さな防波堤に釣り人がいて、日の出と左へ移動して欲しいタイミングがなかなか合いません・・・思い通りには撮れないものです。
◆場所は浮御堂の南の公園から続きの所にある港だろうか。以前は純然たる漁港だったが、今はヨット基地という方がふさわしい。もしそこだとすると太陽はこれ以上右へは寄らない。左稜線にはギリギリというところだろう。港からなぎさ苑を通り抜けたところの入江あたりではなかったか。
 何処の港でもそうだけど防波堤の扱いで勝負が決まる。太陽の扱い方は明るくもなく暗くもなく、うまくいった。
■3.捕まえた
 道路際で見つけた、カエデの葉が蜘蛛の糸に絡み、蜘蛛が獲物だと捕獲している様子です。実態は邪魔者を落とそうとしているかもしれません。
◆カエデの葉にクモがアタックしているのかと思ったが、クモの巣にカエデの葉がからんだらしい。葉の茎の部分やクモには上からの光がきれいだが、葉そのものには影が見られない、フラッシュ一発かとも思うが、クモを見るとそうではなさそうだし。ちょっと分からない。そうゆう詮索は別にしていい写真だ。葉そのものに多少の陰影が見えたら、もっとよくなった。







も ど る
■S.T



■着信:2010.12.26
■過日、新聞に「二見夫婦岩」の間から出る月食を見に集まった人々の残念な写真掲載有り。もしかして25日は?と欲をだし、伊勢カントリーでラウンド後に走りました。風強い寒い中5時前〜7時まで待ちましたが不発で諦めました。帰宅後調べると期間は21〜23日だったそうです。次回機会あれば挑戦したいと思います。
■夫婦岩からの月の出 (日の出ではありません)。
二見輿玉神社の鳥居の役目の二見浦、夫婦岩に10〜1月に夫婦円満のシンボルである夫婦岩の中央から月が昇るそうです。
■1.夫婦岩A
 肉眼では相当暗く見えましたが、写真では・・・。
◆10〜1月というと4ヶ月。12月を挟んで、2月までいけるはずだが、年によって違うのだろう。月はかなり動くはずだが、カメラも海岸を移動できるとすれば、宇治橋の鳥居と違ってかなり融通がきくのだろう。
 肉眼では暗く見えたとのこと。AUTOで撮るとカメラが気をきかして、薄暮時でも何とかして昼間の明るさにもっていこうとする。自分のイメージに合うよう露出補正の出番。
■2.夫婦岩B
 ライトアップ。手すり上での操作。
◆カエルくん久しぶりの登場。現場はどちらが明るかったのか分からないが、1よりこちらの方が暗く写っている。ライトアップだとか。これで日が暮れたらしめ縄が明るくなるのだろう。これぐらいの暗さだと、蛙のツラに弱いストロボをかますのも一つの手。強すぎると情緒を壊すが。
■3.満願蛙
 二見輿玉神社手水場
◆ここにもカエルが・・・。2匹が向かい合っている。このままだとヒシャクや看板が強くてカエルが目立たない。ヒシャク本体あたりまで近づいてカエルをアップといきたいところだが、2匹をまとめるとなると手前のカエルは後からということになる。難しいのー。







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