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も ど る |
■森川邦昭
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■着信:2010.09.29
■1.清楚 (伊吹山)
サラショウマです。淡い光と白の清楚な感じに撮れましたので選びました。
◆不思議な花ですな。自動車の洗浄機のブラシのような、試験管洗いのような。白と緑という組み合わせは、一番清楚な感じに写るのだが、今の場合は、緑がやや新鮮さを欠いて白だけが浮き立った。しかし、それはさておくとして、この花をずぼーんと持ってきたのが「何ともはや」というところ。後に小型もいるのだが、この場合は、むしろ数本のグループで絵を作った方がよかったのではないか。現場が分からない勝手なたわごとだが。
■2.合戦
(伊吹山)
リンドウです。花全部を捉えるのではなくてこの構図をつくりました。木陰で弱い光りでした。
◆普通、全体像を撮って、「はい,リンドウです」という撮り方になるのだが、それを部分的にアップした。花びらと、その外側の茶色(何というのか名前不明)のものがめらめらと燃え上がる不動明王の炎のような絵になった。バックも水平に近い明るい線がやや気になるが、それ以外は暗色に押さえられて問題なし。いい写真である。題の意味が分かりにくいが。
■3.くもの御殿
(花緑公園)
強い逆光でしたので設定をいろいろ試しましたがカメラ設定では薄い色になるか暗くなるだけで上手くいかず、ソフトで画像修正しました。
◆クモの巣が逆光に輝いて印象の強い写真になった。点在する水玉、それと左上の何かが移動したような平行線が面白い。これらが何が原因でこのように写ったのか、それが分からないから、よけい不思議な思いに駆られる。
クモが画面のど真ん中に来たことと左下の明るい葉っぱが目障り。といっても、この画面では処理のしようがなく、せめて、上の強い水玉あたりをカットするぐらいか。トリミング見本。ベスト5候補にリンドウとくらべて迷ったが、挑戦的な意欲という意味でこちらを選んだ。 |
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も ど る |
■HN
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■着信:2010.09.30
■天気が良くて風がすごく強い日でしたので波に乗っている人たちがいるかもしれないと湖岸に出かけました。波乗りの風景を撮りたいためでしただがなかなか近くには居ません。岸から離れたところでの波乗りでした。
■1.波に乗る若者A
■2.波に乗る若者B
◆日野川の河口のようだ。雨のあとだったのか。それともここはいつもこうなのか、濁水とそうでない部分がはっきりしていて、写真としてはしんどいところ。ウインドサーフィンをする若者たち。1と2は、手前の白波があるかないかで、絵としてはほぼ同じ。一見すると波がある方がアクセントがあっていいように感じる。しかし、よく見ると2は波に目を奪われ、肝心のサーフィンに目がいかない。
要するにこれは波のあるなしではなく、サーファーが遠くにいる問題のようだ。HNさんがいうように、もっと近くおれば、自ずとそれに目がいくわけで。ということで、1・2どちらかといわれたら、私は1をとる。色調も僅かに1の方がいいようだ。
■3.岩に砕け散る波頭
◆冬の撮影か思ったが、上と同じ日の撮影だとか。この日はよほど北寄りの風が強かったらしい。水面も荒れたスキー場の雪面のようで、冬、岩にたたきつけられた水が凍りつく、そんな雰囲気である。僅かに左下に見える草のみどりが今の季節を見せている。
跳ね上がった水しぶきもうまく止まって、シャッタースピードも適切だったようだ。欲をいえば、あと少し流れている部分があってもよかった気がしないでもないが。 |
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も ど る |
■MEGW
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■着信:2010.09.30
■1.出漁
ある日曜の朝、山ノ下入江から二艘の釣り船が飛び出していく様子。朝陽に湖面の変化を撮ってみました。
◆これはどうしたのだろう。全体に色がくすんで・・・。
朝日の湖面というのだから、多分、湖面は明るく輝いていたはずだ。それを長いレンズで撮ると、このように写る。画面内には木の葉など、暗い部分もあるが、全体としては一面が明るかった。それに対して、カメラは何とか露出を合わそうとする。白い紙を撮ると全体がグレーに写る。それと同じで、この場合は朝の光でやや黄味がかっていたはずだから、グレーがわずかに茶色味がかった。ワイドで撮れば別の露出で写っただろう。
■2.郷の朝
虎御前山より郷の秋、収穫時の朝の様子です。
◆朝の光で全体が黄色く見える。全体が多少くすんでいるようだが、これは上のケースとは違う。多分朝靄か何かによるのだろう。遠くの煙も情緒を添える。手前のすすきの穂と木が重なった部分、これが邪魔だった。山からの眺めは自由がきかないから、やむを得ないことだったとは想像できるが。
■3.見張番
小谷山山道で出会った蜘蛛。まるで行きかう人々を見下ろし見張っているようです。
◆不思議に写材は重なってくるもので、今回はクモがの投稿が2点重なった。クモにもいろいろと癖があるらしく、このクモは糸を適当に張っているようだ。それがランダムに光って、これはこれで面白い。右下白雲と重なってその線が隠れてしまったのがおしかった。まあしかし、それがまたクモの足を引き立たせることになったともいえ、功罪相半ばというところか。面白い写真だ。 |
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も ど る |
■MED
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■着信:2010
■1.里山の早朝A
虎御前山から見た向いの山並みに靄が掛っていてちょっと墨絵を思わせるようでした。手前に木が沢山あって木の間から撮ったので少しトリミングをしています。
◆遠景をよーく見ると山の重なりがあって、なかなか捨てがたい。しかし、それらに雲が重なったため、全部が団子になってしまった。そのときの自然の光景がそういう状態だったわけで、撮り方の問題ではないのだけれど、これがしんどかった。それともう一つ、「木の間から撮った」らしい。どんな木だったのか分からないが、左右どちらかに木の一部を入れると絵が締まったのではないか。このままでは広々としているだけで、つかみ所がない。
■2.里山の早朝B
野焼きの煙を入れようとしたのですが、やはり手前の木に邪魔されています。
◆山・平野を低く抑えて空を多く取り入れた。青空が気持ちいい。問題は雲の並び。これも自然現象でどうしようもない話だが、雲が横一線に並んだ。これが斜めとか、縦とかに並ぶと、ぐっと奥行きが出て、見応えのある空になっただろう。しかし、これはいっても仕方ないこと。あとは煙と手前の木の関係。煙が余りにも横へ行きすぎた。こうならざるを得ない事情はあったのだろうが。この煙と木をうまく組み合わせ、(煙をもう少し右へ、そして背の高い木があれば、それを煙と組み合わせ)ていたら、全体対として雲を含めていい絵になっただろう。
■3.秋の風
向いの山の稜線を境に山影を撮りたかったのですが、曇りで明暗が出ませんでした。
◆ススキの穂が適度に並び、右手前に黒い山、まん中にどーんと大きい山。右下の黒に対して、左上の明るい部分が、奥行き感を感じさす。上2枚は何となく絵に窮屈さが感じられ落ち着かないが、これはゆったりとした気分で見ることができる。もう一回り広く撮ってもよかったかも知れないが、このままでもいい写真だ。しっかりした光があればもっといい写真になっただろう。 |
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も ど る |
■SS
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■着信:2010.10.03
■場所:希望が丘
■1.ブル顔とんぼ
赤くてかわいらしいトンボですが、意外にも顔はブルドックのようにたくましくてびっくり!
◆ほんまブルドッグやね。詳しい名前は分からないが、体調3,4cmの小さなトンボだった。私もいっしょに撮影していたのだが、ほとんどピンぼけか、カメラぶれだった。これは正面からの驚異のアップ。体の向きに合わせて頭部を左へ持ってきて、トンボの左羽、(見る側からすれば右羽)を大きく伸ばした構図も成功。小さい花で鍛えたアップ術がものをいった。見事。
■2.カタバミ
ピンクの斑点のあるハート形の葉が3枚、花も葉も美しい。
◆大小取り混ぜた葉の間に黄色い花が。ピントは主役の大きい葉に来ている。カタバミの花と葉で絵を作ったというところらしい。ふつう花と葉を上から見て、このように平面的に並ぶことはまずない。それをうまくまとめた。かなりのアップらしく、浅いピントに対して左の花などはピントからはずれている。あと少し強い光だったらこの花にもピントを持ってこれただろう。いい写真だ。
ベスト5候補に1,2で迷ったが、動く物を相手ということで1を選んだ。
■3.ヨメナ
薄紫のヨメナの花が大好き。
◆薄紫と黄色、清楚な花だ。それを一輪右側へ持ってきて、左側を斜めのぼけで埋めた。花一輪はうっかりすると日の丸になりやすいが、そこはしっかり配慮した。ピントも花の手前だけに来て、奥はぼけている。この浅いピントをきっちり決めたところはにくい。いい写真だ。 |
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も ど る |
■S.T
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■着信:2010.10.04
■場 所:宍道湖夕日スポット(18時)
■1.沈む
夕日スポットが護岸をR付のスタンドに整備し嫁が島周辺からの入射角度が表示されていた。
◆有名な宍道湖の夕日。「夕日スポット」なるものが設定されているらしい。左の軍艦のような島が”嫁が島”らしい。これと夕日の組み合わせが定番だが、この島が見る角度によって姿を変えるようだ。この写真では背が高くずんぐりしていてあまり魅力がない。
観光写真などを見ると、この島がもっと背が低く、横長に小さく見える。背の高さは一定のはずだが、見る場所によって水平方向の長さが変わるため、結果的に背の高さが変わって見えるのだろう。多分、もっと離れた場所で、横に長く見える場所があるはず。島の姿がベストの位置を探す。その位置から見て、太陽が目的の位置に来る日を調べる。そこまでやってやっと写真になる。旅行写真では無理な話だ。
■場 所:宍道湖 しんじこ温泉街前面 (6時)
■2.昇る
雲に遮られ遅れた朝日と護岸清掃のボランテァ確保。
◆今度は朝日らしい。当然、夕日とは逆方向を向いている。太陽を入れようとすると、周囲の風景は選べない。結局なりゆき構図になる。人間誰しも旅先では風景が新しい。すべてが新鮮に見える。そこで写真を撮るのだが、結局はその場その場の「なりゆき写真」に終わってしまう。かく申す私も、写真をやり出して最初の20年間それをやってきた。対象物(この1・2でいえば嫁が島)と太陽との大きさの関係など、三上山を撮りだして初めて分かったことだった。遠征写真ほど難しいモノはない。
■3.水鳥
逆光の足元の波。
◆これは、上の太陽と違って、旅先写真とは言いきれない。そういう意味で違和感なく見られる。アオサギ(だと思うが?)は用心深い鳥で、少し近づくとすぐに逃げる。かなりの望遠写真かと思うが、首を伸ばしてすっくと立つ姿は素晴らしい。遠景のグレーゾーンの処理については一考が必要だろう。といってこのままでは簡単にカットというわけには行かないだろう。絵のバランスの関係もあるので。 |
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も ど る |
■HND
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■着信:2010.10.05
■いずれも先月伊吹山に行った時の写真です。
■1.初秋
駐車場からの写真でススキを中心に山の稜線を入れてみました。
◆遠くの山並みと手前のススキ。遠くの山並みもススキも、すべてが正直すぎた。「伊吹山に登りました。ススキがとってもきれいでした」という絵になってしまっている。
■2.日の出
ふもとのロッジから伊吹山から出る日の出を撮りました。朝日がススキの穂を照らしているのが印象的でした。
◆朝陽に輝くすすきの穂は確かに印象的だ。しかし、写真全体としては付け足しの感じ。ほかの木が威張っているし、日の出の太陽がもっと威張っている。さらにどーんと構える伊吹山も。結局「日の出かススキかどっちやねん」といいたくなる絵になった。
■3.夜明け前
日の出前の田んぼに霞がかかった風景を撮りました。
◆全2作とくらべて、ぐんと趣を変えた。これはいい。与謝蕪村が描きそうな墨絵である。いちばん手前の黒い森とグレーの中景の森とが二の字構図になりかけているのだが、その間にある2,3軒の家がそれを救った。蕪村の”五月雨や大河を前に家二軒”を思わす。この句はしばしば芭蕉の”五月雨を集めて早し最上川”と対比されるが、蕪村のほうが絵画的だといわれる。蕪村の家二軒は大河を前に本当に小さなものだったろう。その小さな家の存在感。そういう意味でも蕪村に近い。さてこの写真、蕪村にデジカメを持たしたら、あと少しカメラを下に向けて、手前の森をしっかり入れて、上の空を詰めただろう。 |
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も ど る |
■SKI
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■着信:2010.10.06
■1.清楚 (近江富士花緑公園)
淡い花の色と透ける感じが綺麗でした。白にピントを合わせるのは難しいです。プラス補正をした方が良いのですか?
◆右手の人差し指と親指を広げたような、清楚な花(サルスベリだとは思うが、断言する自信はない)。花のテッペンの黒いチョウのようなボケが気になるが、それ以外は文句なし。いい写真である。
白はピント合わせが難しい?、意味がちょっと分かりかねる。白一色の紙のような物ならそういうこともあるだろうけれど、これだけ像がしっかりしていれば苦労はないはず。花に近づきすぎての、カメラの最短撮影距離の問題ではなかったか。露出補正、この場合やるとしたら、ごく僅かのマイナス補正だろう。白が若干とび加減だから。ただし、これはピント合わせとは何の関係もない。
■2.シルエット (長浜市
山門水源の森)
一枚一枚の違った葉の色に、暗い枝のシルエットが目に付きました。
◆明るく輝いた葉っぱと黒い枝。魅力のある組み合わせだが、右下に伸びる枝を除いて、大部分が葉っぱの暗い部分と重なった。これがおしかった。もうちょっとねばって組み合わせをしっかり見極めていたら、いい写真になっていただろう。
■3.葉がいっぱい (長浜市
山門水源の森)
葉の重なりによって、光の透ける感じが違って、綺麗でした。空が見えないほどの葉っぱでした。 ◆2と同じ場所らしいが、太い幹が葉の後に隠れた。絵の構造からすれば、一見2に軍配が上がるように見えるが、よく見ると2は上で述べたような、明暗の組み合わせで苦しい部分が目についてくる。その点この絵は単純で明快だ。葉っぱがまばらになった左下に幹と枝を覗かせた。同時に左上に同じような暗部を置いた。そして右端に細いツルのような枝(つるかもしれないが)。単純なようで結構気を遣った構図だということが分かってくる。
左上の暗部。その昔の暗室時代、こういうような単純な絵の場合、画面の隅を焼き込んで、単調さをカバーした。今の場合は、そんな技法に頼るまでもなく、それがうまくいった例である。 |
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も ど る |
■MRT
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■着信:2010.10.08
■1.微生物 (伊吹山)
花は終わり子孫を残す時期になっていました。
◆海草のようにも見えるが、何かの実がタネになっていくところだろうか。大きさが分からないが、ところどころの空白(空黒?)があるのがよかった。特に右上の隅。全体が平面的で変化に乏しいから、もう少ししっかりした光で撮りたかった。
■2.光来 (小谷城跡)
蜘蛛の巣に光が現れ、私の足を止めました。
◆クモの巣大繁盛。今回これで3点目。他の2点はクモそのものがいたが、これは糸だけ。几帳面なクモらしい。楽譜のように見える。5本おきぐらいに点線に見える細い線がある。これらにルールを当てはめて、演奏したら、結構面白い現代音楽ができるかも知れない。
光が当たっている部分と当たってない部分とがあって、陰の部分では何かのボケも見られる。逆光の強い光をうまく利用したのだろう。全体としては、ゴースト状に入り込んだ光がきいている。一目見て印象の強い写真である。
■3.アクロバット (伊吹山のふもと)
◆トンボの何がアクロバットなのか、意味がつかみにくい。2つに分かれたつぼみにかけている足のことかとも思うが、トンボならそんなことは朝飯前だろうし。
珍しいことといえば、トンボの羽が上下に分かれて見えること。戦争中「赤トンボ」と呼ばれた練習機があった。予科練生が練習したヤツ。これが複葉機といって羽が上下に2枚ついていた。それを思い出した。練習機のほうは2枚の羽がもっと離れてはいたが。写真としてはピントもそこそこ来ているし、後がきれいにボケた。色のバランスもいい。 |
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も ど る |
■marimari
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■着信:2010.10.10
■場所:明日香の棚田 所用があって出かけた明日香で丁度棚田が一番美しい季節と気が付いて、帰路を回り道してもらました。
狭い道路に車が多くて落ち着かず、場所を選ぶこともできない束の間の撮影でしたが。
■1.秋日和A
◆3枚とも棚田の背後から斜めの光が射していて、いわゆる段々畑にはいちばんいい光だった。それと不思議なのは、棚田のところどころのい人がいること。道を横切っている人、この人など、こんなところで何をしているの。あぜ道を歩いている人も散歩だろうか。何の関係もないのだが、見ている間にそれが気になってくる。イベントでもあるのだろうか、これも棚田には不似合いな2車線の道路が通行規制されている。いつも人のいない田圃を見ている私などには、何とも賑やかなといいたくなる。不思議いっぱいの写真である。
■2.秋日和B
◆上と同じく矢張り人がいる。中段の道を日傘をさして歩いている女性など。そのアンバランスさが何ともいえない。棚田撮影の一つの手法を見せてもらったような気がする。クワを担いだおじいちゃんだけが田圃じゃないよというところ。そうか、こういう手があったか。これらの人物を探してしている間に、いつの間にかまん中にどーんと立つ電柱が気にならなくなるから不思議である。人物がもう少し大きく撮れるポジションがとれたらいうことなかった。
■3.秋日和C
◆上2つとくらべるとこれらはオーソドックスなスタイル。手前に見える枯れ木がいい。それと稲の色。最近はここまで行かずに、緑が残っているところで刈り取ってしまう。この黄色さが郷愁を感じさす。手前から丘の向こうまで、こうして積み重なったたんぼを見ると、先人の苦労が真っ先に感じられる。まとまったいい写真だが、型破りな1・2に魅力を感じるのは贅沢というものだろうか。 |
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