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も ど る |
■森川邦昭
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■着信:2010.07.29
■場所:三上山
■1.早朝の登山道1
樹林帯の薄暗い中に差す光の帯と、登山者の左側にも光が当るまで待ちました。
◆登山者は当然登っていくわけだし、次の人が来るまで待っていたということだろうか。私などは、来るか来ないかわからない人を待つ気力はない。
普通こういう光跡は霧やモヤで現れるが、これは枯れ枝に当たる光で表現された。だから枝がなくなると、とたんに光が消える。と同時に、登山者が唐突に光る。ちょっと不思議な光景である。その不思議さがこの写真の面白さである。
◆UP後森川さんから補足説明が来た。「光が当るところまで登って(移動して)行くのを待ってシャッターを切った」という意味だったとのこと。なるほどなるほど…。
■2.早朝の登山道2
太陽に向かって撮る。絞りを22に設定。ISO-100 露出をマイナス補正。その結果手前の樹木が暗くなったのでパソコンソフトで補正しました。
◆太陽全体が見えるのでなしに、前に障害物があるような場合、(たとえばMEGWさんの作品のように、黒い雲から、太陽の一部が見えるような場合でも)、ある程度レンズを絞っておけば、この光芒は現れる。この写真の場合は、手前に木が多すぎて手に負えなかったが、形のいい木をさがして(たとえば希望ヶ丘の芝生ランドの木など、葉を落とせば格好の材料になる)ねらえば、これは大して難しいものではない。
■3.光る神
梅雨時でした。山頂の祠に居りましたらこの景色が現れました。祠の前でもあり何か神が天から降りてきたような感じでした。もう少し強い光線(現場ではもう少し強かった)を期待したのですが、出来た写真はこれで精一杯でした。
◆わかるわかる、天孫降臨。これは冬がねらい目。今年は何日か梅雨のさなかに遠望がきく日があった。これはスゴイと出かけてみたが、所詮は冬の比ではなかった。冬に比べると透明度は格段に落ちている。冬に狙えばこの光芒はもっと強く写る。 |
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も ど る |
■HN
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■着信:2010.07.31
■場所:烏丸半島の対岸
■題名:早朝の烏丸半島
◆烏丸半島の対岸の湖岸道路から撮ったものらしい。1は望遠で、2は普通のレンズで。この場合はどちらも「アー、熱気球が上がっている」と第三者の目で見ているだけで、「いい景色や」、「わーこわい!」といった臨場感にかける。現地に行って、下から乗っている人が分かるぐらいにアップした写真がプラスされたら面白かった。新聞記事では、一般の人が乗れるようなことが書いてあった。そばまで行けたのではないか。ちょっと途中で止めてしまった物足りなさが残る。 |
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も ど る |
■S.T
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■着信:2010.008.01
■8月6日広島被爆後65年の原爆死没者慰霊祭を前に鎮魂のため
原爆ドーム説明文の通り「広島県産業奨励館」として市の中心地の建物だったが原爆投下により被災の実情を伝える代表的建造物、平成8年世界遺産に登録核廃絶、恒久平和を求める誓いのシンボル。
■場 所:平和記念公園
■1.原爆ドーム A (説明文付)
看板を無理して入れましたら背景にビル群が入りました。
◆説明文の看板を外して、バックを整理すると後のビルはかくせたらしいが、S.Tさんはあえてこのポイントを選んだという。なるほど看板の写真(多分被爆以前のもの)にはバックのビルはない。新旧両方を別々の写真にとって比較することはよく行われているが、それを1枚に収めたのはそう多くはない。面白い例である。
■2.原爆ドーム 内部
原形をたもつための補修跡と補強材が見られる。
◆ここまで近寄れるのですか。昭和40年ごろに平和公園までは何度か行ったが、原爆ドームにここまで近寄った経験はない。写真としては左側の補修跡?が目立つが、S.Tさんはそれを入れるのが目的だったのだろう。
◆追記
上の文章のままUPして、私自身何か物足りない気持ちが残った。いろいろ考えた結果、記録としてはこの写真でいいのだろうが、表現としてはもっと手があるのじゃないか。そんな気がしてきた。あれこれ操作してみた結果がこれである。65年前、この光と熱で焼かれた人たちの無念を思う。
そのとき私は国民学校6年生。新聞もラジオもない集団疎開の生活。それでも広島にとんでもない爆弾が落とされたという話は伝わってきた。
余談、日本語ではよく「爆弾が落ちた」という。爆弾が勝手に落ちるわけはない。必ず落としたヤツがいるはず。英語では「爆弾がXXによって落とされた」という表現になるのだとか。
■3.原爆死没者慰霊碑
「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」 と刻まれ、正面に原爆ドームが見える。
◆これも有名なアングルで、一般的にこうなるが、この場合、原爆ドームがテーマだとすれば、献花台まで近づいて、碑文をアップ(碑文の解釈にはいろいろあるが、それは別にして)、その向こうにドームが見えるという手が考えられる。そこまで近づくことが可能かどうかが問題にはなるが。とりあえずトリミングしてみた。しかし、碑文を読むためにはトリミングでは駄目で、横の手すり状の棒などを処理した、新たなアングルが必要になる。
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も ど る |
■MEGW
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■着信:2010.08.03
■伊吹山より夜明の写真です。お聞きしておりました西に沈む満月は雲隠れ、うまく撮れませんでした。頂上よりご来光の様子をおとどけします。
■1.ご来光
横たわる雲海の上朝日が出たところ、荘厳な趣に感動しました。
◆山からの日の出は、何度見ても初めて見るような感動をおぼえる。その昔、モノクロームでやっていたときは、こればかりはどうにもならなかった。カラーになってよかった。森川さんの項で書いたが、太陽が半分ぐらい昇ったところでシャッターを切ると、絞りによる光芒がきれいに出る。上へも出ているが、上半分は明るく出見えないだけ。手前の黒い山影、その向こうの少し薄いところ。遠近感もうまく表現できた。いい写真だ。
■2.光芒の影に
陽射しが雲海を染め、山並みの影が浮かび繋がる様子。
◆1に比べると、太陽がない分、ちょっと物足りない。空も取り立てていうほどの魅力もないから、下の山の重なりを狙った方がよかっただろう。
■3.優雅に
例によって花名不詳、山間に優雅にたたずむ花、山並みをバックにしてみました。
◆2の山の重なりをアップしたのがこれになるが、日の出から時間がたったのだろう、赤みがなくなってブルーの世界になった。これはこれで落ち着く。2の時点で、この部分をアップしても褐色になるだけで、どこまでこの雰囲気が出たかどうか。
手前の花(シシウドだったかな)の取り扱いが平凡すぎた。左上の山の面が空いているから、そこへ持っていきたかった。しかしトータルとしては、山の雰囲気が出たいい写真である。 |
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も ど る |
■SKI
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■着信:2010.08.04
■場所:伊吹山山頂
雄琴デジカメ同好会のメンバー7名が、Am2:00におごと温泉駅に集合して、車にて伊吹山に向かいました。
Am4:00頃に駐車場に着き、山頂まで登り、撮影を開始したのは、5:00前でした。
初めて目にする光景でした。雲海に浮かぶ山並み、そして、赤く染まる雲と山、朝日に照らされ輝く山野草、感無量でした。写真撮影には、「光が命」・・・頂上からの風景を見て、実感しました。適当に雲もあり、ご来光も見られて、天候に恵まれた朝でした。
■1.伊吹山からの眺望@
◆3枚ともほぼ同じ場所から同じ方向を向いて撮影しているらしい。1は日の出直前と言うところだろうか。強い光がないため意外と遠望がきく。1,2ともにいえることだが、もう少し後退して、撮影している人の姿などを入れてもよかった。現実にはどうだったか分からないが、三脚などを使っている人がいればなおよし。
■2.伊吹山からの眺望A
◆太陽が昇ってきたところらしい。あえて太陽を画面に入れなかったのは何か意味があったのだろうか。SKIさんがいうように、適当に雲もあり、状況としてはいうことなし。北アルプス辺りだと、手前にケルン(石を小高く積んだやつ)を入れたりするのが定番だが、伊吹山にあったかどうか。
■3.伊吹山からの眺望B
◆日の出から時間がたって、山が日常の光を取り戻した。ケルンの代わりに高山植物。こびとの行進よろしくカメラの前に整列した。上空の白雲と、このこびとたちとをどう振り分けるか。結局、白雲に寄り切られた感じ。せっかくの高山植物がちょっとかわいそうだった。アイレベルのファインダーではこれが限界かも知れないが、バリアングルのファインダーなら、カメラを下げてシシウドの下へ。前後関係のはっきりしたのを探して、そのうちの1本を白雲にかかるぐらいまで大きく取り入れる。
ローアングルで覗くのが無理なら、ワイドにしてノーファインダーで。フィルム時代と違って、今はその場で結果が見られる。数枚撮ればそのうちの1枚ぐらいはOKが出るはず。
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も ど る |
■MRT
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■着信:2010.08.09
■竹をとりあげました。
■場所:貴船神社
■1.願い
七夕に願いを込めて…。
◆「笹の葉さらさら」の飾りをどーんと大きく持ってきた。右端のバックにお堂の一端が見えるし、そのしたに絵馬がつるされている様子も見える。なかなかうまい場面設定だ。どこかに短冊の下半分ぐらいをアップして、願い事の字が読めるぐらいに取り込むともっと迫力が出ただろう。
■場所:八幡離宮
■2.竹
朝の食事の時、窓越しに見た竹がとても美しく見えました。
◆窓越しだというのだから、庭の片隅に植えられたものだろう。建物と建物の間で、光は上からきているらしい。その光を受けた葉っぱの光具合がいい。同系色のバックもこの場合はうまくいって、穏やかな写真になった。一つ難点を上げれば左端の竹が画面の縦の線と平行になってしまったこと。斜めの竹を残して左をカットしてもいいのかなとも思うが、悩むところである。しかし、いい写真である。
■場所:安曇川
■3.光
新竹取り物語に安曇川河川敷きに行った時に竹を積まれていた竹に光が射して、楽しませてくれました。
◆最初小さい画面で見たときには、水玉の写真かと思った。よく見ると竹の内部にさす光。竹の内部がこんなに金属的に光るのは初めて見た気がする。それもそのはず竹の中を通ってくる光そのものを見た経験がない、節で詰まっているのだから。節はくりぬかれているのか、それとも節を切り落とされた竹だけが積まれているのか。細かく見ると1本1本、光かたが微妙に違う。節がくりぬかれた位置によって、光の入りかたが微妙に違うのかも知れない。面白い写真である。 |
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も ど る |
■HND
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■着信:2010.08.10
■1.辻まわし
ご存知祇園祭で長刀鉾の辻回しを撮りました。昨年うしろから撮ったため肝心な所がなくご指摘をを受けた反省から、今回は前から頑張ってみました。
◆昨年の反省にたっての写真だという。早速昨年の写真を見てみた。こういうとき検索システムが役に立つ。「HND」、「祭」で一発で出る。昨年は後輪だった。やっぱり前は迫力がある。しかし辻回しの竹と水がない?と、思ってよく見ると、地面に敷かれたのと、差し込もうとしているのが見える。しかし望遠の難しさ、よほど注意してみないと気がつかない。近寄って撮ると何とかなるのだが、一般見物席からではこれ以上無理なようだ。アーケードの屋根が白く光るのが気になるが、これも仕方ないことだろう。
■2.日陰の蓮
植物園の蓮池で撮ったのですが、咲いていた花が少なく日陰に咲いたこの花が目立っていました。花をアップにして後をぼかそうかと思いましたが、葉っぱを入れてやや斜めから撮って見ました。
◆蓮の花はバックの処理に尽きる。普通に撮れば結局こういうことになるのだろう。できるだけ葉の実体を目立たないようにおさえること。とくに葉と葉の重なりの線。これも花からその線が放射状に出てしまった。
■3.雨の伊吹山
生憎の雨に見舞われ、また霧で視界が悪く遠景どころではありませんでしたが、頑張ってみました。西遊歩道コースの頂上近くの写真です。
◆一見したところ、霧に霞む木が遠景の山の稜線に見える。しかもそれが結構強い。中央の背の高い白い花(シシウドかな)がポイントらしいが、木にくらべると何とも弱い。思い切って木を主役にしたらどうだろう。左3分の1ぐらいをカットして、上下なりゆきで空もカットする。トリミング見本。本当はシシウドの所まで近寄って絵を作りたいのだが、規制があるからそれはできない相談だし。 |
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も ど る |
■布施 誠
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■着信:2010.08.12
■場所:長野県下諏訪町
県内で「お船まつり」と称する祭りは他に有名な所で安曇野穂高神社があります。諏訪でも下諏訪の諏訪大社下社の8月1日の遷座祭が、船の形をした山車を曳行するところからお船祭りとよばれ、諏訪地域の集落を10箇所にわけ、10年毎に1回曳行の奉仕当番が巡ってきます。本年が当地区の年となった為、熱中症を気にしながら曳行に参加しました。
■1.力をだしきってA
■2.力をだしきってB
下社秋宮境内、曳行最後に建物を周回するところで撮影。
◆祭の写真は先ずポジションだという。人が多いため自由に動けない。結局なりゆき次第の位置で撮らざるをえない。この2枚もよく似た場所からレンズの長さを変えた。船形の山車が何とか分かるのがB、何本もの綱が見えて、迫力があるのがA。山車を大きく捉える場所が確保できれば別だけれど、現状の位置からなら、結局はBはできるだけ長く、Aはできるだけワイドで(許される範囲で、可能な限り人物に近づいて)狙うしか手はないのだろう。
それにしてもこれだけの人数が集まること自体、地区の熱意に敬意を表する次第。
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