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■支える幹
SKI

■逆光の中で、桜の花を支える幹がとても強そうに見えました。
◆直線的な幹がくくっと稲妻型に折れ曲がるさまにリズム感がある。そう思ってみると細い枝に至るまですべて直線で画面全体の統一感が感じられる。この木の特徴なのだろう。青空と白雲のバランスもいい。あえて言えば幹の右側の淡い白雲が邪魔だったか。しかし、いい写真だ。
 と書いて、ここで話が止まってしまう。問題はここからである。 これに何をプラスするか。たとえばこの中の2,3本の枝が揺れていると「ああ、風があったんだな」と、次へのイメージがつながっていく。そのためにはスローシャッターになるし、三脚も準備しなければならない。その場での行き当たりばったりでは無理で、事前の準備(心づもり、写真へのイメージ)がものをいうことになる。写真の勝負は前の晩にあり。