デジカメわいわい村
とれとれ作品集 NO.48

2010年02月・前半
も ど る


森川 HNMEGWS.T布施papurMEDMRTSKISSMYSTHND

も ど る
■森川邦昭

■着信:2009.01.30
■撮影場所: 西浅井町(滋賀県)
■撮影時の状況: 冬の湖北特有のどんよりした午前8時です。
■題名:西浅井町の冬景色(共通)
■1.旧伊香郡の冬は毎日が殆どがこのような天気です。
◆画面の下を道路(だと思うが)の黒い線が横切っていく。2本立っている電柱にも、ほとんど遠近感はない。道路とも、正面の山ともカメラはほぼ正対に近い(カメラの線と対象物の線とがほぼ直角に交わっている)。その結果画面の奥行き感は損なわれたが、その分、山の斜面の樹木と霧との混ざり合い、これに十分な面積が得られた。この写真のよさは、日本画を思わす霧と山との表情の豊かさだろう。
 「湖北特有のどんよりした」ということだが、空の明るさや雪の飛びかげんは、そのイメージと合わないものを感じるが。もう少しくらい方がよかっただろう。 
■2.元は国道に近いところに作った雪対策の車庫ですが今は雪が少なくて使われていません。
◆モノクロームの世界に忽然と現れたブルーの倉庫。これを主役にして絵を作った。面白い。ほおかぶりをしたお婆ちゃんが歩いていると決まりだった。それが無理なら、犬という手もあるが。犬もいないのだろうな。       
■3.これでも昔に比べれば少ない田んぼに積もった雪です。日差しのない雪国を、その地の特徴を取り上げて表現しました。
◆辺り一面の白の世界に、雪の溶けた黒い模様。抽象的な書道作品を見る思いがする。奥に見える家々との遠近感もOK。遠方の山はもう少し詰めてもよかったか。
 上2枚、雪が飛びかげんなのが若干気になる。いちばん下は絵の性格上白と黒とのコントラストが生命だから、飛ぶのは仕方ないことだともいえる。


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■HN

■着信:2010.02.01
■題名:琵琶湖に白鳥飛ぶ
■場所:草津志那浜
◆さー、ハクチョウのシーズンだ。しかし、今年の南湖は飛来数が少ないとか。水位が高くて、エサが撮りにくいのが原因だとか。
 ファミリーの飛行練習か。まだピッチが合っていない。最後尾あたりは、おっかなびっくりといった感じ。エリが見えて、琵琶湖大橋の一部と観覧車。如何にも琵琶湖という感じが強い。鳥の写真だから、どこで撮っても同じだ共いえるが、やはり周囲の状況がこのように見えるのも、見ていてたのしい。
◆2枚目は、多分上を追ってのショットだろう。カメラは対岸に対して正対する形になった。山賀近くなった分、高く写り空はカットされた。前の鳥が後の市街地を重なってしまったのがおしかった。
◆上の琵琶湖大橋の線が、絵のアクセントになるのだが、上へ詰まりすぎたのがおしかった。鳥のアップとバックの画面構成と、相容れない条件を瞬時に決定しなければならないわけで、波やたいていの苦労でないことはよく分かるが、この場合は、残念ながら窮屈すぎた。
 撮影の要領だが、画面の範囲はあらかじめ狙って待っているのだろうか。それとも鳥が入ってきたところで、ズームを動かすのだろうか。私は自分で鳥を撮ったことがないから、そこらのところがもう一つぴんと来ない。無責任なことで申し訳ない。




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■MEGW

■着信:2010.02.02
■@ ユリカモメ浮御堂に舞う
 浮御堂をバックにユリカモメを撮ってみました。        逆光でうす曇の寒い冬・・・の感じがする景色でした。
◆餌を与えているところらしい。普通の飛び方じゃないので、むしろエサを投げた手なり、人物なりが写っている方が面白いと思う。浮御堂は場所の説明ぐらいに考えて、できるだけ小さくした方が絵になるだろう。
■A1.25の朝
 昨年カシミールで案内頂きました同日の場所で、        今年は黄金色に染まる雲や湖面が綺麗でした。湖面の輝きを意識した1枚です。
◆「1.25の朝」て何かなと思ったら、去年、この絵を出していたのだった。すっかり忘れていた。それをちゃんと実行されたとは。恐れ入りました。手前にもう少し大きな木があってもよかったとは思うが、これはこれでOKだろう。太陽の周囲に、淡い縁取りが出るのは、デジカメのしんどいところで、フィルムのころはここまではっきりとは出なかった。CCDの小さいコンパクトカメラは特にしんどいようだ。
■B14夜の月 浮御堂南側公園から、浮御堂をバックに14夜の月を撮ってみました。同場所で15夜を、周囲が暗くうまく撮れませんでした。
◆これも絶えず月齢を意識していなければ撮れない写真。太陽太陰暦(旧暦)のころは、その日の日付で月の様子が見なくても分かったのだが、いまの暦は、月に関しては難儀なところ。
 夕方の月としては、これで文句なしだが、公園からだったら、松の枝を入れることも選択肢の一つとして考えられる。
 翌日は、月の出が遅くなるから暗くなってしまう。こうして風景の中の月を狙うとすれば、1ヶ月に一回。一年で12回しかないということ。天気が左右するから、そのチャンスはもっと少なくなる。




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■S.T

■着信:2010
■場所:岐阜市川原町
■題名:町並み
 長良川の水運を利用した川港として栄え多くの商店で賑わっていた。昔ながらの格子の有る家屋が軒を連ねる町並が残っている。今回は横縦比3:2を4:3に変更統一しました、何故なら格子の町並みは続きますが屋根上にビル等写りますので残念ながら短くしました。
■1.郵便局と休憩する人
◆地域ぐるみで町並み活性化運動をやっているらしい。昔のポストが懐かしい。軒下の提灯か、ぼんぼりか、これも風情がある。
 写真としてみると、休んでいる男性も、ポストも、両方とも左を向いており、町並みの消失点も画面の左端にある。写真の材料がすべて画面の左半分にあるため、右半分が手持ちぶさた。これはまん中のポールから左で、縦位置に切れば、案外まとまったのではないか。
■2.民家の黒塀の一角に有った丸飾窓。
◆丸窓を真正面からぴしゃりと決めた。S.Tさん得意の手である。天気はときどき小雪がぱらつく日だったとか。ときどきはさっと日が射したかも知れないが、おそらく曇り空だっただろう。それが幸いした。極端な影を作らず素直な表情をキャッチした。これは成功。
■3.一見着物風のギャラリーの暖簾 
◆これも真正面もの。着物のスタイルを形取っているのだから、こう撮るしか手はなかっただろう。ランプのカバーが、てるてる坊主の頭にも見える。天気にならずにゴメンナサイと首をうなだれているところか。このランプは妙に隠したりせず、これはこれでよかっただろう。面白い写真である。




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■布施 誠

■着信:2010
■1.2 長野県茅野市、共に同じ場所からです。昨年同じような写真を送りましたが、今回は高度を下げ   て写してみました。左から八ヶ岳、富士山。
■1は甲斐駒までを、大地溝帯から富士火山帯、そして糸魚川、静岡構造線と地学の教科書のような風景写真。
◆せめて星の1つでも、2つでも残っていないかと探すと、何と飛行機雲が。一番機は結構早いんだな。右奥の甲斐駒かな、手前の暗いところと一段明るさが違うところ。これが夜明け前の雰囲気を強く出している。手前の町並みに何かポイントがあればよかった。
■2は高度を下げたことにより、目覚め始めた市街地がの灯りが、ただ2はコンパクトカメラで1のカメラの画素数の半分です。
◆この画面程度の扱いでは、画素数は全く気にならない。それより、上の甲斐駒のような立場の山がなくなった分、絵が単純になった。市街地の明かりは確かに見えるのだが、絵の単純さを助ける力はない。
■余分に1枚、前号の愛宕山鉄道にちなんで、その遺構が写っているものを探しました。子供のころは、いつも目の前にあり、登山鉄道の線路跡であることは教えられていました。そんな事情で知ってはいましたが、蒸気機関車を写す際いつも邪魔になりいかにして画面からはずすか苦心したものです。これをうつしている人も非常に少ないようです。
 偶然画面に残った1枚、C51の高さが3.8mですのでそこから推定しておおよそ4.5から5メートルの高さのコンクリートの台形状の構造物でした。今思えば、もう少し好奇心をもっていればと。
◆隠すのに苦労したものが、あとになってみると実は・・・。よくある話で。しかし、まさーきさんの写真から、こんなところで愛宕山鉄道の遺構に出会うとは思ってもみなかった。
 地図で見ると嵯峨駅の西方で登山鉄道が国鉄線を越えるところの橋脚らしい。国鉄さん相手に平面交差はなかっただろうから。それにしても、左のハエたたき凄いね。いまの携帯電話用のアンテナ顔負けやね。




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■papur

■着信:2010.02.04
■1.霧の朝(芦刈園の前から)
 深い霧の朝。明るいと電線電柱が目立ち過ぎます。 
◆深かった霧がやっと上がりだしたというところだろう。太陽の位置が時間的なことを教えてくれる。確かに、もっと電柱があったように記憶するが、うまく電柱は消せた。この位置ではガードレールはどうしようもない。もう少し右へ動いて、家と森の間に山を持ってきたら、ある程度は逃げられるのじゃなかったか。記憶が怪しいが。               
■池の光(水の森公園のハス池)
 水面の光が綺麗でしたから画になるかなと思い          バックを暗くしたら光が写り込んでいました。
◆茎と水面の接点が点々と光るのが面白い。太陽の反射はもう少し弱い方がよかっただろう。しかし、これでも雲の中かな。このような雲があるときは、少し待つと隠れてくれることがある。
■飛来(草津の湖岸)
 草津の湖岸でコハク鳥の飛来シーンを流してみました。今期はじめてです。(85%は上手く行き残りの15%はピントかなあと思つてます)。         ※流し撮りについては個々人の好みが違うので・・・・?でもデジカメ時代に育った私は動く物には挑戦して行きます。 
◆水面を見ると大して流れていないように見えるのだが、手前の動かないハクチョウ?を見ると流れている。「85%は…」との自己評価の通りかな。右の鳥の脚とその下の水面の影がきっちり黒く出ているから、全体をハイキーに仕上げるのも1つの手だ。
 ハイキー仕上げ見本。画面全体は明るいイメージで、どこかに黒いポイントがほしい。この場合、脚と影がそれに当たる。




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■MED

■着信:2010.02.04
■場所:草津水生植物園みずの森
■1.スイレン
 水面に天井の枠が写らないように、光線が強いので飛ばないように、と思い撮りました。 
◆花自体はきっちり撮れている。光がもう少し斜めからほしいところだけれど、館内だし与えられた光だけではどうしようもないだろう。それは仕方ないとして、難しいのは水面の処理。花の下で何か浮いているものと、水面に映ったものが何となく煩雑。
 しかし、MEDさんは「水面に天井の枠が写らないように」と意識して撮ったという。その意識があれば大丈夫。無意識に撮ってうまくいくより、意識して撮ってうまく行かない方が価値がある。いつか必ずうまくいく時が来るのだから。
■2.輝き
 温室から出てすぐ傍の水路の水面がきらきらとひかり輝いているところを撮ってみました。
◆キラキラ光っているのはきれいだが、絵がちょっと単純すぎたか。左下の草がもう少し大きいとか・・・。曇り空だったのかな。こういう水面は空の状態を映すから、曇り空だと必ず濁ったように写る。
■3.筋雲
 同じ園内ですが、雲が強調されるように広角で撮りました。
◆きれいな空だ。空だけいえば文句なし。雲の筋が放射状に広がって、それをワイドで撮った。狙いどうりの効果が出た。問題は下に見える黒い線。出すか出さないかだいぶ迷ったのだろう。この場所からでは出さないわけには行かないし、出せば横一線で邪魔になるしというところで、ギリギリに押さえた。気持ちは分かるのだが、この場合は、やっぱり無理だった。これが何かよく分からないが、この前まで進んで、これを入れなければどんな絵になったのだろう。


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■MRT

■着信:2010.02.07
■2月1日に雪が降り、2日に朝早く起きて、撮りにーーーと、思っていたのですが、仕事が休みで気が揺るんだのか雪の良いチャンスを逃がし、雪解けの写真になりました。
■1.雪解け(我が家)
 雪が解けて、形がなくならないうちにと気を使いました。
◆雪がぐにゃっと曲がった形の面白さなのだろう。光線が手前からきているとよかったのだが、それは仕方ないとして奥の樋?かな、これをカットしておくと、ぐにゃぐにゃが生きてくる。トリミング見本
■2.雫(我が家)
 雫が落ちないうちにと、その事だけが気になりながら撮りました。
◆小さなしずく、これだけに集中して撮ったのがよくわかる。黄土色の瓦には意識がなかったな。最初見たときはどうしても瓦に目が行く。そのあとで、「ああしずくが落ちそう」ということになる。しずくに一念集中、それが何より証拠には、画面のど真ん中。
■3.氷(喫茶店)
 喫茶店でお茶をしている時に、出された氷水を見て無重力の面白さを感じ、撮りました。
◆「無重力」か。哲学の世界やな。これを狙っていたときは、ひととき喫茶店が静かになる。
 しかし、エエ写真やな。全体が雪の結晶に見える。左上で机が光っているのも、喫茶店らしい雰囲気を伝えているし。これにあと一つ、浮いている氷のどこかが、きらりと光っていたら、文句なしやった。カメラをちょっと動かすと氷が光る点が見つかる。このままだとコップの光の輪のほうが強い。氷のどこかにこれに負けないぐらいの光がほしい。 




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■SKI

■着信:2010.02.07
今朝は、積雪10cmでした。自宅裏の緑地帯を、8時から11時30分迄撮って歩きました。撮影に出た時は、陽が差していましたが、1時間も経たない内に曇ってしまいました。日曜日とあって、家族ずれや友達同士の子供帯が、そり滑り、雪合戦、雪だるま作りを楽しんでいました。自宅に戻り、PCに取り込んでみると、203枚撮っていました。整理するのがちょっと大変でした。
◆200枚か。昔のことをいうわけじゃないが、といいながらいうてるわけだが、36枚撮り5本半。山南下へ行くときは、大体1日1本のペースで撮っていた。デジタルになってシャッターが増えた。有り難いことだ。
■1.兄妹
◆女の子は雪遊びをする服装じゃないが、どこかよそから来たのかな。写真としては、何をしているのがわかりにくいのがしんどいところ。冷たくなった手を暖めているのかな。それがはっきりすると写真が生きてくるのだが。
■2.休日の雪景色
◆黒の上下に黒の犬。バックだけが赤。なかなか憎い組み合わせ。上の方の2人が木の両側へ分かれてしまったのがおしかった。左へ動けば何とかなったのだろうが、そうすると木のV字形が崩れる。難しいところだ。
■3.もう1回滑ろうね!
◆雪の斜面を登っていく親子連れ。斜面に対する光がうまくいった。雪の質感が気持ちよい。ちょっと気になるのが手前の生け垣。これがカメラと親子の間のつながりを邪魔している。これはカットした方が、より被写体が身近に感じられるはず。トリミング見本。トリミングると共に、コントラストを若干上げた。雪の光と影など、こちらの方がいいだろう。




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■SS

■着信:2010.02.07
■撮影場所:希望が丘
 待ちにまった雪景色です。
■1・2.雪景色
 プラス補正して写しました。
◆雪景色、特にこのように黒の少ない画面では、普通に撮るとどうしてもドーンと重たく、グレーに写ってしまう。プラス補正は考え方としては正解。しかし、この場合はちょっと補正オーバーだった。雪が飛んでしまった。補正の量が分からないが、もう少し補正量が少ないのも撮っているのじゃないだろうか(無補正もふくめて)。もしそれがあれば、若干グレー気味のヤツを使って、コントラストを上げたらどうだろう。左の2枚とも木の色がおそらく肉眼で見たのと同じように見えているだろう。雪の中の木は、もっと黒い方が存在感が出る。とにかく明るさより先にコントラストを調整し、その後で明るさを微調整。そんな感じでやってみては。コントラスト調整見本。(ちょっとやりすぎの感もあるが)。
■冷たいよう
 雪だるまと女の子がそっくりで愛らしかったので、お母さんの許可を頂いて写しました。
◆単純なことだけど、人物がまん中に来てしまった。子供も雪だるまも右向きなので、基本的には左を詰めたい。しかし、うっかりやると、今度は雪だるまがまん中に来る。だから子供と雪だるまの二次方程式を解く勘定になるが、両者のまん中ぐらいを画面の中央に持ってくるのが一番無難だろう。定石通りでは面白くないと、逆手を使うこともあるが、この場合はちょっと無理だろう。 トリミング見本
 雪に対する露出はうまくいっている。雪の質感も見事だ。




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■MYST

■着信:2010.02.09
■題名:節分。
◆節分の行事。豪華な衣装で、かなり動きのある舞台のようだ。近くで撮ったのか、レンズを伸ばしたのかよく分からないが、衣装が流れて、動感が見事に出た。意欲的な作品である。初めからこの動きを狙ってシャッタースピードを設定したのなら見事。何かわからんがオートで撮ったらこう写ったというのなら、データからシャッタースピードがいくらぐらいか、復習しておくとよい。
 こういうブレを使った表現は、画面の中のどこか一箇所はしっかり止まっているところがほしい。1枚目でいえば、腹から腰の辺りがほぼ止まっている(完全ではないが)。顔が止まっておればいうことなしだった。腰が止まったのも、多分偶然だろうが、たとえば顔を意識してそれを追いながらシャッターを切ると、何枚かのうち1枚ぐらいはうまくいく場合がある。
 そこへいくと2枚目は顔がほとんど止まっている。それに比べて手は僅かな動き。これはうまくいった。バックを天井でまとめたのもよかった。会場の雰囲気がうまく伝わってくる。
 3枚目は髪の毛の流れがポイント。顔が半分毛に隠れたのが残念だが、ある意味では仕方ないだろう。顔の前の散らばった毛にピントが来ている。あとわずかピシャッと止まっていたら、いうことなしだった。全体を見た印象では、迫力のあるいい写真である。
 手動ズームが使えるレンズの場合は、遅めのシャッターを切りながら、ズームアップする手もある。カメラのブレとズームの像のずれが合うと、思いも寄らない効果が出る場合がある。フィルムの場合で、1本撮って1枚あればいいぐらいの確率だったが、気楽にシャッターを切れるデジタルは枚数を気にする必要がないから、気軽な手法である。




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■HND

■着信:2010.02.11
■雪の下鴨神社三題
 先日京都では珍しく雪が降り、僅かですが積雪もありました。この冬初めてのことなので急いで近くの下鴨神社に撮影に出かけました。本格的な雪景色にはなっていませんが冬の雰囲気だけは撮れたと思います。
■1.白い森
 普段「糺の森」と呼ばれている所の枯れた樹々が雪が積もり白い霧氷のようでした。
◆いい写真だ。巨木の並木だが、その中で中央に捉えられている左へ曲がっていく木がきいている。これを意識して捉えたのなら大成功。それにクロスして右上から左下向き対角線上に見える白い細かい枝群がいい。あと少し人物が大きかってもよかっただろう。右上から雪が吹き下ろしていたらもっとよかった。
■2.赤と白
 梅ノ木に積もる白い雪が鳥居の赤い色と対照的でした。(多少枝が多いのが気になりますが)
◆雪をのせた梅の木と赤い鳥居。鳥居というヤツはやっかいなもので、全体を入れるとどうにもならなくなる。そいう意味で部分を収めたのはOKだった。しかし、おもわず遠慮したというところか。説明せずとも鳥居は分かるのだから、思い切ってアップしてもよかっただろう。トリミング見本。ただし、これはあくまでトリミングだから、枝のごちゃごちゃ感も強調されてしまう。これについては撮影の時点で整理したい。次の雪はいつか分からないが、花が咲いたときの課題。
■3.雪のち晴れ
 泉川の白い川沿いに朝日が当たり印象的でした。  ◆きれいな風景だが、とらえどころがあいまいだった。川を捉えるとしたら下半分だったし、太陽の光とすれば上半分になるが、それもポイントがはっきりしない。これはきれいさに負けた。「わー、きれい」でいってしまった。あえていえばトリミング見本のようになるが、これでもごちゃごちゃ感は残る。





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