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も ど る |
■森川邦昭 |
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■着信:2009.11.12
■撮影場所:
塩津港(滋賀県西浅井町)
■撮影時の状況:11月初の塩津港の早朝です。大変寒い朝で湖面は立ち昇るモヤで美しく、また天気もよくて日の出を待ちました。
■早朝の塩津港・1
日の出をファインダー越しに見えたゴーストをそのまま利用してみました。ただ、これで写真としていいのか邪魔なのかは分からないまま提出させて戴きました。またファインダーにこれだけ赤や緑が鮮明に見えていたかは定かではないのですが、光線となにか丸いものははっきりと見えました。
◆天気がよくて、太陽光も強かったのだろう。強いゴーストが出た。中央の赤い像などは、ゴーストというよりは実在の球体という感じ。ゴーストをいやがる人もいるが、私はどちらかというとゴーストも表現材料だと思っている。上から差し込む光芒など、これもゴーストだが、太陽の存在を示す材料だと思う。そこまで考えた上で、この中央の赤い球をどう考えるか難しいところだ。しかし滅多に出ない珍しいゴーストだから、積極的に日の出を表現する材料と考えればどうだろう。
この写真を見てあえて気になるところを上げれば、ゴーストが水平線より上に集まってしまったこと。むしろ水面上まで入り込んでいた方が面白かっただろうと私は考える。
■早朝の塩津港・2
■早朝の塩津港・3
日の出前、蒸気の立ち昇る湖面を餌を求めて泳ぐカモと組み合わせました。
◆2.3ともにカモがポイントになっている。とくに3など、非常に小さいにもかかわらず、結構力強い。うまく使えば、こういう小さいものでも画面をしめる効果があるということだ。3で左端から伸びてくる山陰の像が、もう少し伸びていたら、もっとよかったかも知れない。2は鳥がいる水面はよしとして、白く光るところが飛びかげんなのがしんどかった。鳥とのバランスもあるが、太陽をもう少し斜めに見る方向の方が落ち着いた画面が作れただろう。
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も ど る |
■MEGW |
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■着信:2009.11.14
■最初の2点は知人の紹介で永源寺ダム奥、御池川渓流の紅葉を撮りに行きましたが渓流の紅葉は夏の水不足か葉さきが黒く焼けて、落葉多く、やけに黄色が目立ちました。
■1.渓流にかかる
御池川渓流の流れを意識してみました。
◆渓流と黄葉。いいバランスだ。肝心の渓流と葉の先が重なった感はあるが、まあ辛抱できるところだろう。水が白く飛んだところも見られるが、面積が小さいので、これもなんとか辛抱できる。いい写真だ。
■2.渓流に映える
御池川渓流沿いに流れるような紅葉に挑戦
◆上に比べるとややパンチ力不足。光が乏しかったんだろうか。黄葉も平面的で、盛り上がりに欠ける。渓流の画面に占める面積も小さく、”渓流に映える”にはちょっとしんどかった。
■3.紅葉の宴
京都植物園で、池にせり出す紅葉を東屋をバックに撮る。
◆2に比べると紅葉の葉にメリハリがある。イメージとして、快晴とまでは行かないものの、そこそこの天気だったのだろう。太陽光のありがたさである。ここで考えたいのが、バックの東屋。池に張り出したこの種の建物はよく写真の材料に使われるが、この場合は邪魔をしているように思われる。バックは木立の方がはるかにすかっとするだろう。実際にこういう建物を見るとバックに入れたい気持ちは分かるが、入れるなら入れるで、きっちりとした組み合わせを考えた上で入れるべきだ。残念ながら、この場合はマイナスに作用してしまった。 |
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も ど る |
■HN |
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■着信:2009.11.16
■1.朝日を受けた山々
◆カワセミ博士朝霧に挑戦。
題名は”朝日を受けた山々”、三上山を初めとして、遠景に並ぶ山々が水平方向の光を受けて、頂上部を赤く輝かせている。その太陽は画面の左端で今山の端を離れたばかり。太陽も気になるし、川霧も気になる。その向こうの三上山も気になった。この場合、太陽は捨てたらどうだろう。中央付近にある鉄塔から右で絵を作る。水平に走る朝の光は見えるのだから、頂上付近の光を見るだけで、昇ったばかりの太陽は暗示される。トリミング見本。川霧がポイントだから、おそらくトリミングしたのと類似の絵は撮っているのではないか。
■2.靄の中の林
◆河床の林が靄に包まれている。手前の林と奥の林。靄がなければ、この遠近感を見せることは難しい。靄があって初めて湖の遠近感が表現できた。そういう意味では成功。問題は手前中央にちょろっと見えている草の先。これがもうちょっとしっかりした木の幹だとかで、左右どちらかにあれば、いい絵になったのになー。
■3.朝日のさす河原
◆霧が上がったのか、光が強くなってきた。すすきの穂に当たる朝日がいい。左手前の草のかたまり、これは避けたかった。カメラの位置を少しずらせば何とかなったのではないか。草の代わりに裸の木があればいうことなしだが、思うような木はおいそれとは見つからないか。 |
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も ど る |
■S.T |
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■着信:2009
■1.西教寺:石垣と紅葉
◆作品の題をみると石垣がメインのように感じられるが、この場合は紅葉が主で石垣はバックだろう。しかし、もう一度見直してみると、石垣も強く、両者がお互いを主張して張り合っている。結果、写真としてはシンドイ構図になった。この場合は、両者を組み合わそうとしたことに無理があったようだ。
■2.木立ダリア
18号に耐えた1本が昨年とほぼ同じに開花しました
(皇帝)。自然の力に感心しています。花の大きさは径15cm大です。
◆以前見せてもらったときには、放射状に広がるつぼみの茎が3つか4つにわかれて面白い絵を作っていたのがあったが、今回はこれが送られてきた。花を取り入れたかったのかも知れないが、放射状のつぼみに対して、花の位置が若干バランスを欠いた。画面左上に薄く三日月があって、それを意識しての結果かも知れないが。
■3.背丈を表す記録写真です。
◆背の高さがよく分かる。かなり背がある作業脚立がおいてある。後にBSかCSかのアンテナもあったりして、花の高さがよく分かる。高さを表すのに、根元から先端までを見せ、大きさの比較を出来るものをそばに置いたのは正解だった。 |
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も ど る |
■MRT |
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■着信:2009.11.18
■安曇川の新竹取物語に行った時のです。
■1.願いをのせ
昔の美しい自然をーーーと皆の願いを書いた手紙をつけて放された風船です。私も書いて飛ばしたものですから、それからカメラを手にし撮りましたから、少し小さく(風船)なり、残念です。
◆へそ曲がりのボクなどは、この風船がまた自然を破壊するのじゃないかと心配になるのだが、主催者はどこかで対処されているのだろう。
まあ、それはいいとして、青空・太陽・ゴーストが面白い。しかしMRTさんがいうように風船が如何にも小さい。手紙がつけられていることなど、いわれなければわからい。
次回、こういうチャンスがあれば、時間差手放しを提案したらどうだろう。まず、全体の半分ぐらいを放す。ちょっと時間をおいて、残りの半分を放す。そして残り。自分は左手に風船を持って、カメラを構えて手放した直後にシャッターを切る。そうすると遠近感がある写真が出来る。友達2.3人で行けば、タイミングを合わせてあと放しをやるのも面白い。(ピントを無限大にセットしておく必要があろう。)
主催者としては、「全員同時」に意味があるのだろうな。
■2.竹林
足が奥へおくへと誘われて行く気になりました。
◆これはいいね。影の向きからすると、カメラの真後ろに太陽があるのだが、手前の太い竹は。右から光を受けているように見える。カメラの左後ろに影を作るもの(別の竹かな)があったとことがその理由。面白いポイントだった。奥で真正面からの光を受けた竹が3本ほど見えるが、手前の竹がこの光を受けていたらアウトだった。
■3.水鉄砲
水鉄砲で遊んでいる女の子が、とても気になり撮りました。
◆会場のスナップで、可もなく不可もなくというところ。濡れるのを覚悟で、自分に向かって飛んでくる水を狙うと面白かったぞ。カメラにかかればオオゴトだが。
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も ど る |
■m.m |
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■着信:2009.11.20
■1.風にながれるススキを何枚か写しました。
◆風に揺れるといわないで、「風にながれる」としたところが、いかにもm.mさんらしい青空と雲がいい。晴れてはいるのだろうが、一時的に薄曇りになったのだろう、穂に当たる光がやや弱い。穂と茎の交わりなど気になる所が若干ある。もう少ししっかりしたば場所選びが必要だった。
■2.雲が山からもりあがつてきたのか、
前後にも写しているのですが流れてきた様子はありません。
◆雲はどこからか移動してくるものと思いこんでいるが、気象条件、地形などによって、その場で発生することもある。たとえば、その雲が邪魔だと思うようなとき、雲が動いていくので、雲が移動する上流方向が青空の場合、雲が動くと当然そこには雲がなくなるはずだが、その場所にまた新たな雲が出来る。こんな経験はいくらでもある。この場合も、山から盛り上がったというよりは、山の上で雲が新たに発生したのだろう。
写真としては、左のヨシ?がやや込み入っているのが気になる。ただし、下に僅かに入れた山影は正解。雲の高さが表現された。
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3.湖南アルプスと暮れゆく里の風景です。
◆これも太陽が半分雲に隠れた状態か。右下から左上へ濃さを増していくブルーがいい。太陽を右端一杯いっぱいの所において、出来るだけワイドにして、青空を広くとる方が力強い絵になっただろう。ということで、もう少しカメラを右へ振った方がよかっただろう。 |
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も ど る |
■SKI |
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■着信:2009.11.21
■安曇川扇骨の里を巡る桜街道とふるさとの川辺整備事業記念イベント「新竹取物語」に参加しての報告です。
■1.かぐや姫ご膳
竹の節を利用して、洗った米を切り取った口から入れて炊きます。炊きあがったご飯は、ノミ等で竹の上部を割って出します。かすかに竹の香りが残っていて、美味しかったです。炊きあがって、蓋を開けた状態の写真も撮っておけば良かったのでは・・・と思っています。
◆とにかく、まず食い気やな。
私など知らないものからすると、何で竹が並んでいるのやろうと思う。解説があるのでよく分かるが、SKIさんがいうように、米を入れるところ、炊きあがったご飯を取り出す人の顔などを、雑誌記者になったつもりで撮るともっと面白かっただろう。出来るだけ少ない解説で、読者にいかに自分のいいたいことを伝えるか、これで勝負が決まる。
■竹林整備
竹をのこぎりで伐採して、機械に入れチップにする。地面は、この竹チップが敷いてある状態なので、フワフワとした感触です。
◆作業を真横から見せた。分かりやすいということでは正解。しかし写真としては正直すぎた。作業をしている人側に立って機械を見る。チップ側から人を見る。このどちらかの方が迫力が出るだろう。作業を解説するか、迫力を見せるか、撮る人の立場によって変わることだけど。
■エコ風船に思いを込めて
短冊にメッセージを書いて、一斉に飛ばしました。飛ばした風船は、自然のゴムで造ってあるので、年月をかけて自然に帰ります。又、メッセージを書いた短冊も、扇骨を削る時に出る屑を紙に加工しているので、これも又、自然に帰ります。・・・とのことでした。
◆懇切な解説で、MRTさんのところで書いた疑問は解消した。写真としては左に木の枝を入れたのは正解。高さ感が出た。風船がどこに上がるか、事前に読めないから、とっさのフレーミングになる。太陽との関係もあるし、これは撮っていて面白いだろうな。
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も ど る |
■marimari |
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■着信:2009.11.22
■題名:秋陽好日
■1.琵琶湖一周ウオークで菅浦を訪れた時、傾きかけた陽に郷愁感じる情景に出会いました。上と下それぞれを撮ったものありますがいずれが良いのか分からず最初に惹きつけられたものを。
◆最初は家の形に引きつけられての撮影かと思ったが、「上と下」とあるのだから、つるし柿が目玉だったのだろう。確かに上と下別々にという考え方も出来る。しかしこの場合は上下一緒の方が面白いだろう。というのは、別々だと「つるし柿が干してありました」ということで終わってしまう。ところが上下に分かれていると、いろんなことを考えさせてくれる。たとえば2回のサオはまだ余裕があるのに、なぜそれを使わなかったのだろうとか、何かそこに生活のドラマをを感じさせる。
じゃ、上下一緒にとすればこれでいいか。この場合、家の形は問題ではないのだろうから、つるし柿を主体にもう少し詰めたらどうだろう。トリミング見本
■2.3. 石山寺で紅葉を満喫した折の2枚です。
◆2.木の幹と逆光に輝くモミジの葉っぱとの組み合わせだが、木が向こうにあるためにその部分が影になった。カメラを木の陰に入れて太陽の光を避けたのかとも考えられる。それはそれでいいのだが、この木をここまで大きく入れる必要はあったのか。ちょっと疑問が残るところ。左のモミジと塀の瓦だけで絵は作れたのではないか。トリミング見本
◆3.モミジをバックに屋根の先端を持ってきた。ちょっと珍しい構図。軒下に下がっている風鈴ふうのもの…申し訳なし名称を知らない…などをシルエットにして前景にするなどはよく見るが、このように実体として瓦を持ってきたのはあまり記憶がない。それはいいのだが、残念ながら、この時は曇ってしまっていた。2のようにしっかりした光だと、瓦が自己主張して、意味がはっきりしたのだが、今の場合は結果的に邪魔をしただけになってしまった。 |
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