デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.42

2009年11月・前半

も ど る



S.T m.m森川 SS HN布施MRYM

も ど る
■S.T

■着信:2009.10.28
■とのみねススキ祭り挑戦、高槻11時出発現地は13〜15時の陽の高いときでした(曽爾高原に比べれば背丈、密度がさびしいのでお聞きしたら今年の出来はあまり良くないとの事)。
■場所:砥峰高原  兵庫県神河町、銀の馬車道
■1.やや左側
◆「全景の中央部分」というのがあって、それの「やや左側」という意味だろう。 光が斜めから差して地形が立体的に見える。いい光線だ。ただし山肌にススキが咲き誇っている状態は何となく分かるという程度。手前横一線の光っているので分かるのだが、その手前にもっと背の高いのを3,4本配するとよかった。
■2.遊歩道
◆ススキが原のまん中にS字の遊歩道。それも地道。人物が2人いて・・・。人物の右下から出ている小さな木と人物とが重なっていなかったらよかったのになー。とにかくこの木と道とを分離させたい。そういう場所がとれるかとれないか。現場を知らない私は何とも判断できないが。 
■3.題名不明。
◆送られてきたデータには「9」とあるのだが?。データの数と題名の数が合わない。題名の番号とJPG画像番号を合わせてください。
 太陽による明るい部分から、反対側の暗めの部分まで、快晴の空の明るさが変化していく。そこにススキの穂が伸びて、気持ちのいい写真である。




も ど る
■m.m

■着信:2009.11.01
■題名 箱庭の水流
■撮影場所:京都市梅小路公園の庭園
  光のとりかたが勉強不足で1枚1枚に変化がないのですが 水の流れを追つてみました 。
◆1.水辺の花壇が稲妻状に並んで見える。なかなかいいバランスだ。これで手前の花壇が画面左まで全面につながっていたら、二の字構図になってしんどかった。水に映った花影もいい。それを考えると左下の白い反映が目立つ。これははカットした方がよかっただろう。
◆2.滝というより落差構か。水に対してシャッタースピードも適切だった。これで一つの作品になっているが、水の白が飛びかげんなのが気になる。普通に撮れば、白が飛ぶような状態ではないと思うので、画像処理の時点で、コントラストを上げすぎたのではないか。それと小さいことだが、右端に見える白い石。これが目立つ。もし可能なら、もう少し左へ寄って、画面から外しておきたい。
◆3.静かな水面に青空か雲かは判然としないが、とにかく暗色の空が映っている。詩的な写真である。
上の白い雲の反映と、右下の白三角が不要かなとも思うが、実際にカットしてみると、絵が単純になりすぎて、このままの方がいいようにも思う。この判断は難しいところである。2種類を大きく焼いて比較してみるのがいちばん分かりやすいだろう。


 その後、m.mさんから「2.右の石をいれてないのが1枚ありました」と送られてきた。左上の裸の土面?が多少気になるが、それ以外は色調も絵もこちらの方がいい。




も ど る
■森川邦昭

■着信:2009.11.01
■撮影場所: 希望が丘公園
■撮影時の状況: 天気もよく自然が美しい公園の午前11時頃でした。紅葉にはまだ早いのか、秋の風景を探しての撮影となりました。その日は何かのイベントでヘリが遊覧飛行繰り返しておりました。             ■表現: 目立たない樹木の一部分で、秋ではの風景を三上山、ヘリと、一目見て分かる対象を後ボケで組み合わせて捉えました。
■1.赤い葉っぱ残りの一枚
◆遠景の山を望遠で狙っているから、空は白くなる。その白と山のグレーがうまくマッチしていいコントラストになった。赤い葉っぱをポイントにしたようだが、やや下過ぎた。せめて下から3分の1ぐらいの所に置きたかった。
■2.高い、たかい
◆同じ山だが、1に比べて淡く写ってしまった。写真としてのコクが足りなくなったような。山の色は1の方が好ましい。はねつきの羽根が並んだような先端部は面白い。左下の実はこの場合あった方がいいのか、ない方がいいのか。判断に苦しむ。
■3.誰が乗っているのかな
 やってみて分かったことだが、風景の中に適当な大きさでヘリコプターを取り込むことは結構難しい。遊覧飛行中で、同じコースを何回も往復するのだが、大きくなったり小さくなったり、結構難しい。ススキかな、何かの穂とヘリコプターをうまく捉えた。


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■SS

■着信:2009.11.01
■撮影場所:希望が丘芝生ランド。
◆1.木と人の足を組み合わせて、その影で絵を作った。適当に枯れ葉が散っていて、うまく秋の気配をを感じさせてくれる。いい写真である。
◆2.あービックリした。巨大なニワトリの足かと思ったぞ。1より少し太陽を右へ回して、木の暗部が大きくなった分だけ地面の明るくなった。木の向こうに見える落ち葉が美しい。上に比べると、絵が単純になった分、ストーリー性がなくなったのが惜しまれる。
◆3.三上山の上にビックリするようなヘリコプター。遊覧飛行の着地地点である。ここまで近くなると、背景との組み合わせを考えている間に通り過ぎてしまう。
 上の森川さんの作品と比べて、プロペラの写りが違う。勉強のため、データの公表をお許しあれ。
 SSさん作品  F11 1/200秒  ISO100
 森川さん作品 F18 1/1250秒 ISO800

 SSさんのプロペラは流れている。森川さんのはほぼ止まっている。もちろんシャッタースピードの差。飛行状況によるプロペラの回転数の差もあるかも知れないが、とりあえずそれは無視するとして、1/200秒で流れ、1/1250秒で止まったということである。
実は私もこの時、SSさんと同じ写真を撮った。プロペラが止まって墜落瞬前のようなイメージになった。
 八田作品 F8  1/900秒 ISO400

 1/900秒でも止まっている。1/1250秒と大差なしである。たとえば、1/100秒、1/50秒ではどうか。もっと流れるだろうが、今度は写るか写らないかの問題になる。流れすぎて写らないのである。
 なおISOの系列は、100,200,400,800で100に」対して800は3段の差である。




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■HN

■着信:2009.11.02
■題名・・・川蝉の姿場所・・・。
■撮影場所:野洲市永原
◆おなじみのカワセミくん。
1.鳴いているのか、口を開けて何かを待っているのか。多分これも特設舞台だと思うが、ほとんどそれを感じさせないぐらい、うまくできている。カワセミくんもシアワセだ。それを狙うHNさんも。

2。羽を動かしているのだろうが、何の動作なのか私たち素人がわかりにくい。羽を広げて飛び立つところだろうか。よくは分からない。

3.お尻(らしいところ)からすーと白い棒状のものが出ている。これもわれわれ素人は悩む。鳥とは別に後に何か白いものがあったのかと思ったら、HNさんは「そうじゃない。フンがこのように棒状に飛び出す」のだという。最先端が丸くなっていて、そこだけ太くなっているから、白い棒は丸いものが移動したあとではないらしい。疑うわけじゃないが、フンなんてそんなに堅いものではないはずだから、下に向いてたれると思うのだが。いずれにしてもHNさんのカワセミシリーズではいろいろと勉強させてもらえる。どうか長く続けてください。もっともっと新しいことが見えてくるはず。




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■布施 誠




■着信:2008.11.07
■1.錦秋:茅野市奥蓼科
 テレビCMで人気がでた撮影場所です。ここも春から通いましたがむつかしい場所です。テレビCMでは広く大きく見えるようになっています。液晶テレビの宣伝ですから。
◆横長フレームは3枚とも縦横比が僅かに違うから、規格品ではなく、撮影後のカットだと思うが。何かの意図があってのことだろう。1,2はピタリとはまっている感じ。この池など、普通は水面をもっと入れたくなるところだが、思い切ったカットで、上の黄葉が生きた。とくに中央の黄色の木がきいた。この木など、水面上に像があり、全部見せられるとまたかということになる。
 太陽がもう少し横からの方がよかっただろう。
■2.冬に向かい:茅野市
◆八が岳(だと思うが)をバックに広大な風景だ。稲束に当たる光が、右側は真横からだが、左側はほとんど順光線に近く、立体感が乏しくなった。1つの画面内の左右で、対象物への光線状態が異なる。広角写真のシンド所だ。左が真横、右は半逆光の時間帯を選びたかった。もう1時間ないしは2時間前か。構図的には1,2本をもっと近くにおいた方がよかっただろう。
■3.高原の花:茅野市
 県花で市花のリンドウですから茅野市街地も写し込みましたが、花の色が濃いため市街地の露出がオーバー気味になりました。
◆市街地がむちゃくちゃオーバーだとは思わないが、それよりリンドウということがわかりにくかった。分かっている者が見れば分かるのだろうが、知らない者にはわかりにくい。小さいものだからべらぼうなアップも出来ないだろうし。たとえば縦位置で、手前の花をうんとアップできないか。今後の課題やな。
 いずれにしても3枚とも大きな風景を見せてもらった。










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■MRYM

■着信:2009.11.10
■撮影場所:植物園にいったときのものです。
■バラ園ですがだいぶ散っていました。天に向かって凛と咲いている感じ、と思ったのですが。
◆”天に向かって凛と・・・”。表現の第1段階はクリアーというところ。少なくとも漠然と撮るのでなく、ある意図も持って撮ろうとしている。この場合、狙い方はOK。ただ、花1輪というのは結構難しい。もう一つサブになる花を探して、それの組み合わせで絵を作る方が写真になりやすい。散りかけている時期で難しかったかも知れないが。左下に見えている木かな?、これはないほうがよかっただろう。カメラを少し左へ移動すれば解決する。
■植物園北門の大きな木です。
◆撮影意図が分からないので、何ともいえないが、この町並みをどう解釈するか。人や車が行き交う町の中でのこの木の存在を心にとめたのか、木だけを撮ったのだが、町並みが入ってきたのかで考え方が変わる。これは木に当たる夕方の光が美しかったということで、町並みのことはあまり意識しなかったのではないか。斜めの光がいいから、広角でローアングルで、木だけを写し取ったら、いい写真になっただろう。
■写生をしている人。
◆これも斜めの光が美しい。これはこれで1つの写真ではあるが、”写生をしている人”とするには、ちょっと小さすぎる。この画面を見て最初に目が行くのが池の幾何学模様。次にバックのはヤナギに射す光。中央の像の台の光、そして右端に誰かいるぞ。とにかく一言でいって、写生をしている人を意識するには余りにも小さすぎる。この画像でそれを救済するには、とりあえずトリミングしてみる
 しかしそれは結果処理であって、写生をする人を主題にするなら、別のアングルで絵を作り直さなければならないだろう。写生する人は別にして、幾何学模様に当たる光がしっかりしておれば、左下で絵を作ることも考えられる。



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