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デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.35

2009年07月・後半

も ど る



高宮 森川 JITKS HN S.T MEGW HND marimari 布施 MRT

も ど る
■高宮 弘

■着信:2009.07.14
■ナスとカエル:昨日のラフォーレのデジカメ学習会はありがとうございました。フラッシュを殺した写真もありました。このほうが良かったのでしょうか。確かに落ち着きがあります。
◆ラフォーレデジカメ教室で、同じ構図で、フラッシュをたいた写真が出てきた。フラッシュOFFの方がいいだろうとの話に対して、この写真が送られてきた。
 こちらの方がいい。ただし、小さい画像を見たとき、目につくのはナスで、カエルにはほとんど目がいかない。これは一つには、カエルの色と、バックの葉の色との関係だが、色を変えることは出来ないから、バックの暗いところへカエルを置くようセットを考えてみることだ。トリミングすることも考えられるが、暗い中にカエルを置くことの方が成功する率は高いだろう。
 見本のようにトリミング見本


も ど る
■森川邦昭

■着信:2009.07.15
■撮影場所: 屋久島 屋久杉
■撮影時の状況:残念ながら天候に恵まれず写真には重要な光による遠近感やメリハリは出せませんでした。そこで、樹齢を重ね本州ではあまり見たことがない姿の杉、太さからくる迫力のある杉を表現してみました。
■題名: 樹齢の証(三枚共通)
■露出: 薄暗い登山道での撮影につき、露出はおおよそプラス補正して撮り、更に帰宅後写真によってはソフトによる補正もしております。
(3)のガスの中での写真も、後で私の好みで若干のソフト補正しました。(霧の中はそれほど暗くはないとのご指導を以前に戴いていましたので生かせました)
■雨の中での撮影:予め手製のビニールカバーを持参しましたが、返ってカメラが湿気で濡れてしまいます。撮るときにタオルをカメラの上に乗せました。それ以外は雨具の中で、それもタオルに巻いて持ち歩きました。何本もの乾いたタオルが間に合いました。
◆森川さんからは5枚送られてきて、「樹齢の証」という題が三枚共通だという。いちばん下のガスの写真は、3枚の中に入っていないのかも知れないが、「若干のソフト補正をした」とのコメントがあるから、まあエエか。
 1.2に共通して言えることは、仕上げがもっと暗くても言いということだろう。私は屋久島の杉を直接見た経験はないが、たとえば立山の杉などは林の中はもっと暗らかった記憶がある。(1)では多少のイメージが出ているようだが、暗いところはつぶれてしまうくらいに暗くして、僅かにハイライトがきいているぐらいにしてもよかったのではないか。だから(2)のように、暗部でも色調が出ているのは、どうもイメージに合わない。プラス補正のせいじゃないだろうか。暗いところで無理にプラス補正すると、妙に明るく写ってしまうのだろう。もう1枚よく似た写真があったが、これも明るすぎる感じがする。
 (3)の「若干のソフト補正」は、暗かったのを明るく補正したと言うことだろうか。それなら正解だと思う。山のガスの雰囲気は出ている。    


◆本編UP後、森川さんからオリジナルデータが送られて来た。掲載写真は「暗い、くらいばかりが頭にありソフトでさらにプラス補正しました」とある。この場合はオリジナルに軍配を上げる。




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■JITKS

■着信:2009.07.16
■撮影場所:大津市
■光と影
◆最初見たとき、この続きすなわち太陽がまだ上にあるのだと思った。写真を引き下げようとして、上がないことに気がついた。そういう意味で意表をついた写真である。見るものにとっては、多少はぐらかされた思いは残るが。写真としては、これに何かプラスワンだろう。手すりに寄る人か、ベランダに置いた花か、それとも湖面を行く船か。これは沖が写っていないから、船は無理かも知れないが。沖を通る船は結構あるのだが。
■大橋
◆題からして目玉は遠くに見える琵琶湖大橋。多分時刻は朝だろう。上の「光と影」にも言えることだが、朝の湖は目が開けていられないぐらいのまぶしさである。カメラはそのまぶしさに幻惑されて、必要以上に速いシャッターを切ってしまう。撮影の段階で、プラス補正しておくのがベストだが、実際には難しい。仕上げの段階で、少しでもその明るさを表現したい。
明るさ調整見本
■朝
◆こんな瞬間があるのか。太陽の光がマンションを突き抜けてやってくる。何月何日何時何分何秒から何秒間かのあいだ。それでアリバイが崩れる。推理小説のネタになりそうだ。
 昔「裏窓」という映画があった。西部劇俳優のジェイムス・スチュアートだったかが、足を怪我したカメラマンに扮して、自分の部屋で退屈まぎれに一眼レフに望遠をつけて・・・。一眼レフも望遠も珍しいころだったから、そのスチル写真を見て感心した。
 何かドラマが起こりそうな気配はあるのだが、どうしたら表現できるのかな、そのドラマが。




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■HN

■着信:2009.07.18
■撮影場所:栗東市金勝
■題名:キセキレイ
◆HNさんキセキレイ相手に栗東まで遠征。やる気やな。普通のセキレイはうちの近所でもよく見るが、キセキレイというのは珍しいのだろうな。動きはカワセミに比べるとどうなのだろう。いずれにしてもカワセミで鍛えた腕がものをいう。今後が楽しみ。エエの待ってます。
 ということでまず手始めに、一目見たときにキセキレイが目につくのを選んでみた。結論は(2)。皆さんはどうだろう。鳥の姿としては、(3)がはっきりしているのだが、枯れた葭の茎か何かが近くにあって、それに先に目がいってしまう。ヨシの茎などは、決して大きなものじゃないのだが、これがけっこう強い。、難しいものだ。(1)は、真横からの姿がきっちり捉えられているのだが、これがなぜか目に入ってこない。身体の色と岩の色が似ているからだろうか。(2)は真正面、それも上からの方向で、必ずしもわかりやすいとは言えないのだが、身体にしっかりと陽が当たっていて、横に大きな岩がありはするものの、わかりやすさから言えば、これがトップだった。
 まあ今回は小手調べと言うところ。だんだん親しくなってくると、相手の動きが読めてくる。HNさんはカワセミでそんなことは百も承知。キセキレイの方が撮りやすいだろうと、素人の私は想像するのだが、これからが楽しみだ。




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■S.T

■着信:2009.07.18
■撮影場所:三重県熊野市紀和町丸山千枚田、約1平方`、1600年代2240枚、現在は1300枚弱。
■1.千枚田:県道40見晴台から。
◆これはまたすごい棚田だ。昔の人はどんな思いでこの田を開いたのか。この斜面に絶対水平の田を開いていくわけだから大変だった。これら3枚はS.Tさんが選んだ順番に並べたのだが、この1が、いちばん写真になる要素が多い。さすが見晴台、いい場所に設定してある。
 まず、上端、空の白抜けをカットする。ついでに左端の小さな三角形もカットすると、見本1になる。これだけでずいぶん絵が変わる。
 これだけでもいいのだが、ついでだから棚田を横切る道路のS字カーブのところに着目する。杉の並木があって、いい雰囲気である。手前左端の杉の森とセットにして絵が出来る。これが見本2。無理にトリミングしているので、画像が荒れているがご辛抱を。
 もうちょっと向こうを見ると、棚田の向こうの森に何か建物がある。これもけっこう雰囲気がいい。ということでそれを含めて狙えばどうなるか。これが見本3である。見晴台から、ここまでレンズが伸ばせるかどうか。これは現場に立って自分のカメラとの相談ではあるが。
■2.ドッカリ大石(大岩):棚田に安定感を。
◆この大岩は風景の中の一つとしてドーンと取り入れるには、ちょっとしんどい。逆に岩に近づいて、部分を全景として、バックに棚田を持ってきたらどうだろう。丁度光っている屋根の上の道路上から、画面3分の1ほど岩を入れて、その右に見える棚田を撮るのである。
■3.風走る:撫でるを感じたが?
◆風が走ってイネが揺れる。目で見るとその動きが気持ちいい。ところが見えているのは「動き」であって、それが止まってみると、田圃の表面のまだらにしか見えない。いやなところである。これを表現するにはどうすればいいのか。私にも分からない。カメラを向けてはいつも失敗している。




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■MEGW

■着信:2009.
■花三景
■1.「貴婦人??」
■京都植物園。清楚な感じに魅せられ、右前の一輪を強調してみました。
◆いい写真だ。例によって花の名前は分からないが、大きな画面で見ると生きてくる。右の花のポイントにきっちりピントが来ている。自然の場所では、これ以上どうしようもないが、たとえば、薄紫の花と同系色のバックで整理されていたら、見事な作品になっただろう。それをやるにはスタジオで人工的なバックを作るしか方法はないだろうが。
■2.「二人蓮」
■烏丸半島蓮の群生地。紅白の蓮の趣が面白いかな???。
◆「…面白いかな???」、?の3連譜がこの写真の問題点を表している。白と赤。この組み合わせを面白いと感じる人と、そうでない人と、おそらく半々ぐらいに分かれるのではないか。白が大きく強いのだが、赤もけっこう強い。喧嘩するとはいわないが、この場合は白だけの方が無難ではないか。
■3.「つぼみ」
■烏丸半島蓮の群生地。蓮の中に隠れていたつぼみを接写する。
◆葉陰のつぼみ。この前見せてもらったときには、もう少し別のがあったような気がするが、面白い狙いだ。とくに花に対して、葉や茎が露出オーバーになるために、ハスの葉独特の重いいやな緑が解消される。この写真の緑は軽くて明るくて気持ちがいい。右上に白抜けがあってちょっとシンドイ部分もあるが、蓮の花の狙い方の、一つの方法として面白い。




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■HND

■着信:2009.00.00
■撮影場所:京都祇園祭
■1.提灯に月模様。長刀鉾の中から面白いので多少アンダー気味で撮りました。
◆私は、最初コメントヲ読まずに写真を見ることにしている。初めに目がいくのが、左にぶら下がっている黒いふさ。そして提灯に目がいって、その後でやっと月模様に気がついた。この月模様は何や。まさか日蝕でもあるまいし。そうか上下の提灯の間から差し込んでいる光か。コメントを読むとそれがポイントとのこと。そうか、そういう意味やったんか。
 ということで、見る人に「月形」を意識させるには、もう少し工夫が必要だったろう。少なくとも、左の黒いふさは不要だ。とりあえずトリミングしてみたが。
■2.縄でくくられた鉾の車軸。巡行前の展示で格子で囲ってある車軸を上から撮ってみました。
◆今回のHNDさんの写真には悩まされる。コメントを読まずに写真だけ見たとき、この手前の横棒は何やろう。車止めかな?。格子の向こうの黒い線は?。土蔵の塀か何かかな?。ん?、横断歩道か。ということは…。格子の外でいいから、人物を入れると、写真の方向が分かりやすいのだが。
■3.函谷鉾の辻回し。辻回しの動きを何とか写真から感じられるようにと、車輪プラス人で頑張ってみました。
◆祇園祭の有名なシーンだから欲が出る。これは右下のちらっと見えているような、竹を並べて、水をかけて、グイとまわす前輪の部分に迫力がある。タイミングのこともあるし、位置的なこともある。人が多くて無理はよく分かるが、肝心な部分が抜けてしまったことが悔やまれる。。
 




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■marimari

■着信:2009.07.25
■撮影場所:醒が井宿
■1.地蔵川辺り
■2.3.梅花藻
■一眼の扱いに四苦八苦しながらの撮影で失敗ばかり、清楚な梅花藻が水に揺れるやさしい雰囲気が出ませんでした。明るさコントラスト補正しています。
 皆様のお写真を拝見していると基本が理解できていない状態での投稿がためらわれますが、恥も勉強のうちと思い切って送らせていただきました。よろしくお願いいたします。
◆1.地蔵川辺りを散歩していたら、オニユリが3輪。つぼみも1つ。花は2対1に分かれて、バランスも文句なし。そこで花だけに気をとられてシャッターを切ったというところ。残念ながら、バックが明る過ぎた。多分手前がちょっと曇っていて、奥はカンカン照りだったのだろう。この明るさのバランスを見極めていたらいい写真になっていた。シャッターを押すのをちょっと辛抱して雲の動きを待てばいい。
◆2.3.醒ヶ井へ行けば誰でもカメラを向ける。ところがこれがなかなかの曲者。簡単にはいかない。初めていくと花ばかりに気を取られる。しかし、花は小さいものだから誰が撮っても大差ない。問題は水面の表情。2.3ともに空が反射して水面が汚く見える。これを押さえるのがいちばん大事なこと。カメラ位置を動かしながら(ということは、自分の目を動かしながらということだが)、水面が家の影などに入って、このようにてかてか光らないアングルを探せばよい。ただし、そうして水面全体を陰に入れてしまうと水面が見えなくなって、水がないように見える。「どないせえいうねん」といいたくなるところだが、水面の余り目立たないところに、ちょっとだけ空の反射を入れる。ここがミソ。それが青空だったら文句なし。
 8月になると、サルスベリの花が散って、藻の上に散る。これもいい。




も ど る
■布施 誠

■着信:2009.07.25
■撮影場所:
■1.山小屋:霧が峰高原車山
 昨年の八月前期投稿時に指摘されたところをふまえて今年も行ってきました。
■2.高原の花:霧が峰高原車山
 梅雨明け発表翌日(現在は逆戻り状態)で高原から南側はきれいに晴れていますが、北から西は厚い雲が、もう一段絞れば青空がしっかりしたかも。
◆布施さん久しぶり、元気そうで何より。昨年の8月前期、何書いたかな。忘れてしまったが、この写真だけを見ての感じは、「花もよかったけど、空もよかった」というところ。気持ちは分かるけど、ここのところは心を鬼にして、どちらかに決めてかからんと三角関係になる。ボクも現場へ行けばこのようなことになると思うが、いま第三者の目で見るとそれが気になる。
 上の写真はうんとカメラを下げて、花を空に持っていきたいところだが、それをやると小屋が見えなくなる。「山小屋」という題で小屋に思い入れがあるらしいので、これ以上は無理か。
■3.玉虫色:近江八幡市八幡堀
 堀を市立図書館から歩きました。風もないのに波立っていました。それがなければただバスクリーンを入れた汚い堀です。
◆近江八幡まで、遠いところをわざわざ。なるほどさざ波がきいている。どこかに一箇所白壁の反映があったらもっときいたぞ。



ブログの宣伝。ひょんなことから、ウインザーという古いカメラが我が家にやってきた。それをブログに書いたら布施さんから、情報が送られてきた。気になる方はブログをどうぞ。
■ブログのカメラ。昭和31年製、当時の定価12500円。10数年後の関西の私大の授業料四万〜八万 今の価格からするとフルサイズデジタルぐらいですか。レンズは日本光学の硝子を使用しているようです。




も ど る
■MRT

■着信:2009.07.26
■撮影場所:希望ヶ丘
■1.苔をまとう木:うろうろして上を見上げると”お〜い、こら、何をしとる”と声をかけられた思いでした。
◆これは木の幹か、それとも根っこか。上は空らしいから、幹にへばりついて上を向いて撮っているのかな。もうちょっと状況が分かる方がいいのじゃないか。写真は撮る人と見る人との対話だから。
■2.団子:何かないかな〜と探しながら歩いている目の前に美味しい団子がありました。昔話だと本当に味が付いているのですがーーー! 近くに行けば落ちそうでしたので触れませんでした。
◆幾つになっても”食い気”か。ボクなんかはうちの社長の体形に見える。一番下がケツ。オットッと、こんな失礼、お尻。…といっても、夏目漱石センセイも「馬尻」なんて書いている。・・・これ分かる?。…「バケツ」。その上が腹、その上が・・もうエエ。実物はこんなくびれはない。もうやめた。
 どんな大きさかわからんが不思議な木もあったもんだ。バックも林の中の雰囲気がよく出ている。光もうまくお尻、背中に当たってOK。
■3.蝉が?:見れば見る程、蝉なんです。
◆いろんなものを見つけてくるんだなあ、この人は。これは一目見て蝉が見えるかどうかが問題。題を見て、セミを探さなければならないようではちょっとシンドイ。HNDさんの月模様と同じことがいえる。ということで、ちょっとトリミングすると見え方が変わってくる。
 トリミング見本。右側の木立は、撮影環境を説明するために少しだけ残した。写真としては地面の白飛びが気になるが、この場合は仕方ないだろう。
 





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