デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.26

2009年03月・前半

も ど る



S.T HN 森川 MEGW HND MRT MYST F,K SKI

も ど る
■S.T

■着信:2009.02.25
■撮影場所:淀川右岸(五領〜道鵜)
■淀川の葦焼きに出かけました、以前は葦立ち枯れに火を付け、火勢も音も勢い有り煙は天空に届くように見えるほどでしたが、近年は降灰が問題となり刈り倒してからの点火です、今年は前々日の雨もあり迫力に欠け見物には期待外れで残念でした。
■1.煙る対岸のマンション群
◆この写真だけが白いフレームがついていた。元の写真が若干暗かったことへの対応だったのかも知れないが、勝手だったが、こちらで明度をアップした。
 着火直後の状況かと思う。バックのマンション群との対比が目的なのだろう。淀川の地理的状況を説明するものとしては面白い。写真としてはレンズを長くして、煙と建物を接近させた方が面白いが、報道の客観性を考えると、無茶なことも出来ないだろうから、ここらが妥当なところだろう。 
■2.火勢 モット燃えろ・・
◆この種の写真としては、こんなところかなと思う。画面のどこかに係りの人物が入っていると効果的だったのに。火に対してどこまで近づくことが許されるのか、状況がわからないので何ともいえないが。
■3.見物人「今年はナンヤー」
◆一番難しいのがこれだろう。見物人が「なーんや」としらけているところらしいが、ちょっとこの写真では、その感じが把握できない。誰か適当な人物を狙って、表情までキャッチできないと無理だろう。まわり全員が赤の他人ではちょっとしんどいところ。サクラを連れて行くしか手はないだろう。




も ど る
■MEGW

■着信:2009.
■撮影場所:大津市雄琴
■2/15雄琴グランドホテル駐車場から日の出を。
◆全体に薄雲がかかっていたのか。太陽がきっちり捉えられている。太陽はともすると大きく飛びがちになるのだが、この場合はうまくいった。が、逆に見ると、空に変化がなく、絵が単調にになった。ここらのところが痛し痒し。手前のヨシの刈り取ったあとが、なかなか風情がある。もし可能ならば、カメラをもう少し下げると、このヨシが空の単調さを救ってくれたかも知れない。

■2/26雄琴港から雲に隠れる光の様が湖面に映える。
◆これは上に比べると、空がドラマチックだ。繋留されているヨットのロープを前景に持ってきた。面白いアイディアだ。これで画面に変化がついた。湖面の反映にもう少し細かい波があったらよかったのにね。

■2/17かざみ公園から雪景色、からすま半島沖辺りに日差しがさしかかって風車が浮かび上がり、沖には船が雪の中を通っていった。
◆細かい雪降っているらしい。ちょっと不思議な階調だが、画像処理でなぶっているのだろうか。特に遠景の部分で、画像が不安定なのが気になる。こういう状況では遠景は無理だ。拡大すれば、なるほど烏丸半島の風車も見えるが、これにこだわることはないだろう。それより前景(左の木)をきっちり入れて、入江の向こうの岬のあたりまでをしっかり捉えた方がよかった。




も ど る
■森川邦昭

■着信:2009.03.04
スキー場の風景ー1
◆よく見かける風景だが、このままでは「かわいい子供が一人で歩いていました」と、話しがここのところで止まってしまう。たとえばこの後から、大人がおっかなびっくりで手を伸ばしてついていくとか、があると絵になるのだが。
 と思いつつ写真を見ると、右側から影が伸びている。もし手をさしのべる人がいたして、その人を影で表現することもアイディアの一つとして面白いのではないか。もちろんそれをやろうとすれば、子供の向きも、カメラの位置も逆にならなければならないが。
スキー場の風景ー2
◆山に霧がかかっている。もちろん天気を悪くするいやなガスではなしに、気持ちのいい霧だ。手前に入れた雪の木もいい。光線状態もいい。すべての好条件に恵まれた。これで十分な写真だと思うが、あえていえば、レンズをあと少し短くするか、それが不可能なら、カメラを若干下げるなりして、手前をもう少し大きく取り入れてもよかった。特にちらっと見えるスロープが欲求不満になる。


も ど る
■HN

■着信:2009.0304
■題名:夜明け
■撮影場所:新庄大橋
■一度野洲川に朝霧がかかったころに日の出を写したいと思っていました。逆光を撮る難しさがありました。
◆3枚送られてきたが、あとの1枚は、下の写真と略同一だったので、2枚だけ取り上げた。
(上)カメラの位置からは、太陽はまだ見えず、下からの光線が三上山の頂上付近だけをピンク色に照らしている。いい光だ。空が川面に映って、夢幻的な雰囲気。三上山の頂上を捉えようとすると、レンズは長くしなければならない。それをやると手前の高圧線が目立ってくる。何ともいやなところだ。
(下)太陽が昇った。三上山の頂上はもう魅力がない。レンズを短くして広い風景。左の川原周辺の霧が赤くなる。うまくいくと木の影など、光の走りが霧に写ることがあるのだが、この場合は、空の雲も入れて、絵としてはいいバランスになった。


も ど る
■HND

■着信:2009.03.08
■撮影場所:淡路島洲本港
■早朝、洲本港の日の出の写真を撮りました。何もポイントになるものがなく、どうしようかと思いましたが…。3枚に共通して言えることは船と半島及び突堤をどのように入れるかといううことと水面に浮かぶ色の選択でした。
◆水蒸気が多い天気だったのかな。たとえば2枚目の写真など、これぐらい太陽を大きくすると(長いレンズを使うと)、太陽の外側まで飛んでしまうものだが、このように、くっきり捉えられているということは、モヤがあって、空気がかすんでいたのだろう。
 そういうことを念頭に置いて、作品を見てみると、(1)は太陽が半分顔を出したところ。レンズが短く太陽の存在は弱い。ここでレンズを短くしたのは、手前の海岸や、右の山かげを意識してのことだろうが、このときこそ、レンズを長くして、右下の船とセットで、切り取ったらよかった。
(2)は、日の出から少し後、船と組み合わしたのだが、(1)のときに、この組み合わせがほしかった。この写真は、太陽、船友に、もう少し右へ置きたかった。
(3)少し場所を変えて、防波堤を入れたのだが。この種の風景写真に直線的な防波堤はなじまない。HNDさん自身がいうように、「何もポイントになるものがなく・・・」ということで、仕方なしに入れたのだろうが、絵が単純すぎてしんどかった。
 




も ど る
■MRT

■着信:2009.03.09
■1.のぞき
■撮影場所:大津市石山寺
◆びっくりするような題やな。驚く方の意識がけしからんのかな。普通「覗く」というのは、外から内側を覗くわけだが、これは木のフレームから外を覗いている。まあそんなことはどうでもエエ。この下が分からないから何ともいえないが、外は梅の花が満開だ。やっぱり額縁構図にするならするで、下をきっちちいれるべきだったろう。
■2.熊川宿
 観光用街道筋の神社の前。雪が残っていて風情がある。神社の石標を手前に入れて、ワイドで絵を作った。これ自体の発想は悪くない。遠近感もあるし、宿場町の風情も生きている。しかし石柱自体がボーンと建っているだけで、もう一つ生きてこない。これはもう少し前に出て、石灯籠を一番手前に持ってきたほうがよかっただろう。レンズの使い方は間違ってはいない。問題は何を一番手前に持ってくるかだ。 


も ど る
■MYST

■着信:2009.03.09
■1.雪どけ
◆いい写真である。白と黒が半分ずつ。コントラスコがしっかりした。雪の白も飛ぶか飛ばないか、ぎりぎりのところで持ちこたえている。もう少し濃く焼いて、雪の表面のニュアンスが表現できたら、もう一段アップできただろう。
■2.座禅草
◆座禅草だけをアップした。雪の中で色が暗い花だから、露出が難しいのだが、オートフラッシュに助けられたか。うっかりすると花に露出を合わせて、雪が飛んでしまうのだが、これもぎりぎりのところで持ちこたえた。もう少し濃く焼いて雪の面の表情が出るともっと、さらによくなっただろう。ストロボが飛んでいるので、ニュアンスを出すのが難しいかも知れないが。


も ど る
■F,K

■着信:2009.03.11
■西湖の夕日。
■撮影場所:堅田、東洋紡研究所裏。
■西向きの湖に映える夕日を見つけ、葦の間を掻き分けやっと身体を入れることが出来るスペースから撮影した写真です。思い切って対岸の山をトリミングしましたが、何か画像に安定感がなく、露出調整に苦労しました。
◆安土の西の湖かと思ったが、そうではないらしい。琵琶湖の西岸からの夕日。岬の先からの撮影だろう。湖面が明るいから、対岸は黒くつぶれてしまう。これを無理して写し込もうとすると2のように湖面が明るくなりすぎる。1でヨシの穂先が2のように写っていれば、黒を残しておく意味もあるが、今の場合、完全につぶれてしまっているから、むしろこれはカットして、湖面だけで勝負した方がよかっただろう。そういう意味で、2は苦労したけれども失敗作だった。
 トリミング画像はこちら


も ど る
■SKI

■着信:2009.03.13
■撮影場所:大津市下阪本緑地公園
■風邪をひき、しばらくカメラから遠ざかっていました。「わいわい村月例会」を数日後に控え、少し頑張らなくてはと思い、撮りに行ってきました。天気が良かったからか、釣り人が多かったです。
■踏ん張る
◆面白い木だ。どないしたらこんな木ができるのか。今できあがったこの写真だけを見れば、気になるのは右端の遠くに見える岬。撮影の時はおそらく気づかなかっただろう。しかし画面で見れば、幹と重なってうっとうしい。ほんの少しカメラが右へ動けば排除できる。
 さあ、問題はそこから。岬を排除したことで、水平線が物足りなくなることも考えられる。また、右へ動いたことで、この木の曲がり方がどう変わるかも注意しなければならない。大して変わらなければ、それでいいのだが、意外と様子が変わってしまうこともある。そのときにはカメラの場所は変えられない。となると岬がかすんで見えるとき、少なくとも木の幹と岬が区別できるときが撮影チャンスということになる。
 この木は画面より上はどうなっているのだろう。それを知りたい気もする。ということでもう少し広く撮ってみることも出来る。
 面白い木だから、天気を変え、時間を変えてこだわって見てほしい。
■主と従
 これは手前に大きな木を入れて、1の木との対比を試みた。これもまた面白い。ゴーストがもう少ししゃれた形に入ればよかったのだが。こればかりは写ってみなければ分からないしね。
■釣り人
◆上2枚に比べると、これはどこかのおじさんが魚釣りをしていました、ということで終わりそう。





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