デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.18

2008年11月・前半

も ど る



S.T 森川 TNK TN HND SKI HN NSKT m.m MEGW

も ど る
■S.T

■着信:2008.10.30
■撮影場所:三河湾内 日間賀島
■目的:名鉄ハイキングの記録
■1 歩く見る(穴子の天日干し沿いを歩く人達)
■2 揺れる看板(店先に干蛸がずらり)
■3 バックシャン(船影) (漁期?燃油高?小型船満杯係留)
◆ S.Tさんがいうように、これはまあ確かにハイキングの記録。旅のスナップとしてこれらの写真を見てみると、1は天日干しを見て歩く人。人から見て、向こうが低くなるように干してあるのが意地悪るやね。反対向きだと撮りやすいのに。しかしものは考えよう。手元を高く近くして、広角で撮りやすいようにしてあるのでっせ、とも考えられる。手元の近いところを広角でアップして・・・。
 2.こんなコトされたら、タコもたまらんな。といいながら、みんなこのタコを食べている。人間とは何と積み深い・・・。ソフトクリームとどんな関係があるのか分からんが、これと組み合わせたら意外性のおもしろさが出たかも知れない。プラスチックのケースでは当たり前すぎた。
 3.S.Tさんから来たメールに題が2つついていた。なるほどみな後ろ向きだ。なんでやろ。船は車みたいにバックでの車庫入れが難しいのかな。そういう不思議さはあるのだが、これはいわれてみて初めて分かること。一般的には、「船影」のほうがわかりやすい。船本体もさることながら、この絵は船の影が情緒を強めている。遠近感のバランスもうまく撮れている、いい写真である。




も ど る
■森川邦昭

■着信:2008.11.01
■撮影場所:奥伊吹スキー場、ブンゲン山
■表現したい事:ススキの風情と少し違った角度(接写含む)から撮った表情。
■1.輝き:昨年はピント、まとまりを指摘いただきました。再挑戦です。
◆これは面白い。太陽をバックにススキの穂をアップした。ススキの穂が太陽を中心として、円形に並んだように光る。葉っぱを落としたサクラの木が、雨に濡れれて太陽光を受けると、一定方向の枝だけが光るのをよく見るが、ススキの穂のこのような光りかたは初めて見た。アイディアの勝利。お見事。
■2.里山の秋:<ススキの原っぱを表現したく。
◆これもなかなかいい写真。しかしこれは1に比べると類型的。写真としては、下部の葉っぱが少しうるさいのと、私のイメージとしては、山は低い方が「山遙かなり」という雰囲気が出るような気がする。山に強い思いがないのなら、山はもう少し低い方が広さが出る。左上の黒いごちゃごちゃはカットしておきたい。
■3.並んで:向こうの山すそが影に見え撮ってみました。
◆山陰をバックにして、ススキの穂が光る。光の扱いに馴れてきたことが感じられる。これはOK。それと事情はよく分からないか、手前に緑の葉っぱが入ってきた。季節感その他、雰囲気としてはこれどうなってるの?と首を傾げたくもなるが、色彩的にはこれがススキの白とよくマッチして、清楚な感じに仕上がった。
 最後に構図。結果的には黒、白、緑の3分割、「二の字」構図になった。ススキ群に対するカメラの位置かな。


も ど る
■TNK

■着信:2008.10.xx
■菌がいっぱい
◆シイタケの原木か何かに木漏れ日が当たっているらしい。画面からは周囲の状況がよく分からないが、山影の原木置き場の雰囲気が漂ってくる。画面を拡大してみると、油絵の大作を見るような感じがする。人によって評価が分かれるところだが、私はいい写真だと思う。大きく伸ばすと力の出る写真である。上端の2つの明点はカットしておきたい。


も ど る
■TN

■着信:2008.10.03
■雨上がり
◆紅葉の葉っぱについた水滴で、雨上がりを表現しようとしたらしいが、それにしてはちょっと力が弱かった。バックの庭園のほうが強くて、その一部に見えてしまう。
 題名にこだわらずに写真を見ると、横に伸びてくる枝があと少し上へ移動した方がよかったか。


も ど る
■HND

■着信:2008.11.03
■白神山地(ブナ原生林)
 世界自然遺産として認められたブナの樹木を撮ってみました。黄色くなった葉っぱとのコントラストがなんとも言えない風情でした。
◆上部の空が抜けていることを除けば、穏やかな落ち着いた絵になった。どれか一本の道に近づいて、それを柱にすると、もっと強い絵になる。
■八甲田山
 白樺(正式には似た樹木)が乱立し赤色と重なり、近くの沼にそれが写って非常に神秘的でした。
◆これはHNDさんがいうように白樺じゃなしに岳樺(ダケカンバ)だろうな。白樺よりも標高の高いところに生息する。
 左下の池が目玉だったらしいが、画面の上ではそれが思ったほどの効果を上げていない。何となく中途半端だった。水面から蒸気が上がっているのかな。色も灰色で、HNDさんがいうほどの神秘性も感じられない。これはむしろ岳樺だけで絵を作った方がよかっただろう。
■奥入瀬渓流
 水の流れを強調しました。シャッタースピードを遅くしましたが、周囲の景色も暗くならず、上手く調和がとれたつもりです。
◆多分風景全体が暗かったんだろう。HNDさんがいうようにシャッタースピードが遅くなって、水流がうまく流れた。そういう意味では成功した。しかし、周囲の暗さに対して水の流れが明るいため、飛び加減になってしまったのが残念だった。
 現場では白飛びの確認は不可能だろう。これは経験で「ここは飛ぶだろうと」予測して、もしそういう状態なら、マイナス補正を一枚撮っておくのが解決の近道。


も ど る
■SKI

■着信:2008.11.04
■透:桜の紅葉。陽を浴びて、桜の葉が透けて見え、綺麗だと思いました。裏向いた葉が白く見え、邪魔に感じたので、手の届く高さなら取り除きたいと思いましたが、届きませんでした。
◆NSKTさんの写真と雰囲気がそっくりだ。同じ発想だったのかな。桜の紅葉が透けて見える。誰しも狙ってみたい気持ちになる。ところがこの画面だけ見ていると透けて見えているのか、直札当たった光を見ているのか、もう一つよく分からない。たとえば左の葉っぱは、枝の影が写っているから透けて見えているのだろうなと考えられるが、その判断が直感的にできない。写真の難しいところ。バックが明るすぎたのが原因の一つかな。
 ひょっとしたら、全部透き通って見えているのかも知れないが、その判断にとまどうところに難しさがある。

■重い:たわわに実りすぎて、どこにカメラを向けても多数の柿がカメラに入り込んで来るので・・・房になって重そうにぶら下がっているのを見つけ面白いと思った。
◆これは見たとおり、判断に迷うことはない。その重そうな房を画面の下へ持ってきた。そのものズバリ。はっきりしている。

■友達:子供達が無邪気に遊ぶ風景は、いつ見てもいいものです。
◆これもそのものズバリ。飛び降りかけている上の子供の仕草。握手されかかっている真ん中の子供の表情がいいね。将来ハンサムになるぞ、この子は。何となくピントが甘い。目に見えないわずかなブレがあるのではないか。


も ど る
■HN

■着信:2008.11.04
■何見ているの?
◆これはどうコメントしたらいいのかな。下から友達が呼びかけてくれると、いきいきとし出すのだが、これはそういうお呼びがない退屈の瞬間を狙ったのか。たまたまそのときに撮っただけなのか。
■ショーが終わって・1
■ショーが終わって・2
◆ショーが終わって舞台から下りてきた。もうちょっと開放感か、盛り上がりがあればと思うのだが、割にみんなおとなしい。2枚目の赤いドレスはこれからかな。写真としてみれば、室内の照明と女性の頭につけている白い飾りとが同じように見えて、結構気になる。この光は現場でも見えるはずだから、目立たないように注意が必要だろう。
 相手と親しい関係だと、もっと近寄って、盛り上がった表情を狙えばいいのだが。


も ど る
■NSKT(根体チャ)

■着信:2008.11.05
■黄葉
◆NSKTさん、白鳥までのワンポイントか。紅葉を狙ったが、天気がもう一つだったのか。色に力がない。特に、白飛びした広いバックがしんどい。類家的だが、暗色バックの逆光で葉っぱを光らすことかな。

■秋近し
◆古代住居遺跡の秋景色。せっかくの竹と木の策が、ガードレールに見えるから難儀なもんやね。こんなところにこんな策がいるのかなー。細かいことだが、入口の上の白抜けは工夫をすれば隠せたのではないか。

■夕焼け
◆野っぱらにススキが揺れて秋の暮れ。空を斜めに横切る夕焼け雲がいい。こういう雲は、日没後10分ほどしてから、思い出したように下面が輝き出すことがある。ちょっとした粘りでいい写真になることがある。これも根体チャやね。


も ど る
■m.m

■着信:2008.11.11
 深坂古道を歩きました、時間に追われて写す場所を選択する余裕がありませんでした。
■下りの道
◆じっと見ていると葉っぱが左上から舞い下りてきて、右端へ突き当たり、左下へ下ってくる線が見えてくるのだが、ちょっと見ただけでは奥の木立に目がいって、それが奥行きをふさいでいるようにも見える。見方のよって見え方が変わる。そういう意味であいまいな絵だったともいえる。
■紅葉に立ち止まる
◆光がしっかりしていたらいい紅葉だっただろう。特に、人物の上のあたりがいい。しかし、残念ながら光が乏しい。これは時を選べないから仕方なし。トリミングしたらしくて、ほど正方形の構図になっているが、左右はカットできる余地があるから、タテにすればよかっただろう。

■落ち葉:長浜の公園にて
◆イチョウかな。地面に落ちた葉っぱがきれいだ。上の木もきれいだ。ということで両方に意識がいった。気持ちが振れるとろくなことはない。両方入れようとしたから、画面が上下(地面と木)に分かれてしまった。この場合も気持ちをどちらかに決める。
 地面の葉っぱなら、広角でカメラをしたに向けて、せいぜい灯籠まで。木の葉っぱなら、カメラを下げて上へ向ける。このときは白い空に注意すること。
 要するに、気持ちが分かれているなと感じたら、1枚で収めようとせず、それぞれに分けて2枚撮ればいい。
 問題は、「気持ちが分かれているな」ということに気がつくかどうかなのだけれど。これはあとでいわれてみて、そうだったかなと思うことで、現場ではねー、なかなか…。それができれば苦労はない。だから、うまくいったときはうれしいんだわ。
 


も ど る
■MEGW

■着信:2008.11.12
■「人工滝」
 撮るときには面白いかたちと思っていましたがご指摘の通り、横から見るとまたそれなりに見える不思議さを感じました。
◆普段は水が出ているのだろうな。この日はたまたま休園日で、水が出ていなかった。プロジェクターで映写したら、横位置で出てきた。水が出ていたらおかしな風景だが、水がなかったので、側面の石積みが石畳に見えた。不思議な風景だった。MEGWさんの「横から見るとまたそれなりに見える不思議さを感じました」という文章はその意味。身体をひねってみてください。ひねるのが面倒くさい人は、こりらをクリック。→「横位置拡大」

 次の2点、水の森での撮影会でクローズアップレンズで撮りました。ソフトに撮れました。
■「乙女の恥じらい」(三分咲き)
■「乙女の笑顔」(満開)
◆曇り空で光が柔らかかったのか。確かにソフトに撮れている。
 三分咲きはピントの位置がわかりにくい。あえていえば左の葉っぱの縁かなと思うがもう一つはっきりしない。ひょっとしたらわずかな振れがあったのかも知れない。左と右を花の外周まで詰めるとさらに花が生きて見える。
 満開は、これを淡い光で助かった。白い部分のしっとりとした描写がうまくいった。直射日光が当たると、飛んでいただろう。左から3分の1くらいのところ、上のボケのところ、白い斑点が2つと、下からちょろっと出ている葉っぱが目障り、といってもファインダーを覗いているときはそこまで見えないしね。現場で注意するにこしたことないのだけれど、なかなかねー。
 



このページのトップへ も ど る