デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.15

2008年09月・後半

も ど る



S.T 布施 森川 TN HN m.m MKM NSKT MYST SKI





も ど る
■S.T

■着信:2008.09.11
■愛知県常滑市 やきもの散歩道
■(1)非調和 像も(考る人・狸・急須)大きさも
◆「何や!、これは」というところ。でかい急須から注がれる水を考える人が凝視している。・・・のかと思ったが、よく見るとそうではないらしい。考える人が見つめているのは間違いないのだが、水の出口が急須の注ぎ口ではないらしい。S.Tさんにまんまと担がれたのか、それとも見る人を惑わすように作ってあるのか。考える人より急須がでかくて、びっくりするのだが、急須を手前(カメラが急須側に回って)に、考える人を奥に置くと、そのアンバランス感がもっと強調されるのではないか。そうすれば、右側のコカコーラその他ごちゃごちゃしたものが整理できる。ただしそうすると、注ぎ口の一件は難しくなるなー。
■飾窓 河・豚・蛸・亀など
◆いわゆる額縁構図、うまく収まっている。露出をアンダー側へシフトしていって、ぶら下がっているひもが消えるまで頑張ってみたらもっと面白かっただろう。はじめから黒いひもを使っていてくれたら、もっと楽なのにね。
■煙突 登り窯1基に9本有り
◆豪快な10連煙突、(S.Tさんは9本といっているがよく勘定すると10本ある。奥の2本、大・中が1本に見える)、これだけで立派な文化財。写真としては、手前が暗く、向こうへ行くほど明るくなっている。この変化がいい。残念なのは、直射日光が当たっているところが飛び加減なこと。これは気象条件によるわけで、行ったとこ勝負ではしんどいところ。近くなら条件を見定めて、最後の仕上げの一枚がねらえるのだが。




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■布施 誠

■着信:2008.09.15
実り豊かな里
■撮影場所:長野県茅野市
■霧が峰から流れる豊かな地下水を元に今年も実りの秋を迎えています。米の作付けを減らした後にそばを植えています。そばの花が満開となりました。相変わらず休日になると天気がいまいちで午前中に限られるため、逆光気味に撮影したため、そばの花の色がくすんでしまいました。
  11月になれば新そばとして出回ると思いますので、新そばを携えて例会に出席できればと考えています。
◆(1)、ソバを撮れば必ずこうなるという定番写真。気持ちよく写った。撮影者自身の文章に逆光気味云々とあるが、うまく写っていると思う。
 いわゆる群像写真の一種といえる。このとき、群像の中のどれか一つに、思わず目を引く役者がいるとそれがきいてくる。それを引き出すかどうかが勝負の分かれ目になる。
 上端の花の向こうの黒い線はカットした方が、畑の広さが出るのではないかな。一度試してください。
 (2)、これは逆光らしい。でも太陽が高いらしいから、あまり影響はないのじゃないかな。遠くの集落の屋根が光っているのがいいね。その集落よりこの畑の方が高く、いかにも高原のソバ畑という感じがする。と、ここまではよかったんだが、目的からすれば、イネとソバが逆の方がよかったのではないか。
(3)、これも逆光。しかしソバ畑についてはこれでよかった。しんどいのは飛んでしまった空。これはできるだけ小さくすることで辛抱するしかないかな。
 (2)、(3)ともに、左上の黒い木がきいている。
11月期待してます。


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■森川邦昭

■着信:2008.09.17
■光(陽光)を題材にして撮りました。露出調整との戦いでした。
■幼き日の遊具:西浅井町。狛犬に当たる光と更にバックの明るさを取り入れてみました。背景も明るいので何段階かの調整で撮りました。
◆多分夏の午前中の撮影だと思うが、夏の光は、ほとんど真上から来るので、こういう塑像類を狙うこと自体が無理だろう。上を向いた面は飛んでしまうし、飛ばないようにしようとすると、陰の部分がつぶれてしまう。撮るとすれば、太陽の高いときは避ける。または薄曇りの日。
■陽光:三上山。登山口から10分の所で木に降り注ぐ朝日が綺麗でした。葉っぱと前の木に当たる光を狙いました。
◆これは光が横から来ている。光がきれいだという気持ちが先走ってしまって、分かりにくい写真になった。右の幹を主役にした方がわかりやすかったのではないか。
■黄金色の河:野洲川。夕日に映える野洲川。水面の反射がきつく、その分水際の砂の露出が十分得られません。この当時は露出調節などの方法は知りませんでした。今回ソフトで調整して提出しました。
◆普通こういう写真を撮ると、手前の岸は黒くつぶれてしまう。それでいいのではないか。この場合、テーマが黄金色の野洲川だから、砂の質感は必要ないと思う。それよりも目も開けられないぐらいの明るさを表現する方が大事。ソフトでどのようにコントロールしたのは分からないが、結果として、その明るさを押さえてしまったのはないか。


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■TN


■着信:2008.09.18
■秋を感じる
■撮影場所:草津市志那中
■日早朝見上げた秋空が気持ちよくて撮りました。
◆きれいな秋空だ。そういう意味で所期の目的はクリアーしている。あとは空に何を持ってくるかということになる。この場合は、夏の常緑樹、黒い木でちょっと重かった。本当は葉を半分落としたような木がほしいのだが、この時期は無理。となると木以外のものでもよかったのではないか。たとえば公園のしゃれた電柱とか。


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■HN

■着信:2008.09.18
■翡翠
■撮影場所:野洲市永原
■翡翠の色を美しく撮るのに苦労しています。
◆ カワセミの色に苦労しているとか。(1)と(3)が、画面全体がやや暗いようだけど、鳥の色を出すためにあえて暗くしたのかな。(1)は左下のコンクリート面が明るすぎて、それを抑えるためかと思うが、(3)は、もう少し明るくしてもよかったのではないかな。調整してみようかとも思ったが、何か意図があってのことかと思い、そのままUPすることにした。そういう見方をすれば、(1)も、コンクリート部分を除けば、(3)よりも暗い感じで、暗いバックを意識したのかなー。
 (2)は、背中のライトブルーの筋が細くきれいに出ている。目のキャッチライトが見事。これがあるなしで、鳥の表情が大きく変わる。
 (3)の下に見える水面のボケもいいね。いい雰囲気が出ている。
 毎回毎回の努力に敬意を表します。




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■m.m

■着信:2008.09.18
■撮影場所:愛知県常滑市
■写す技術はさておいて・・・、地場産業の崩壊、観光に活路をもとめる丘の上の町。様子が伝わりましたでしようか。
◆いいですね。雰囲気が出ている。(1)と(2)、詩情があるなー。とくに(1)の煉瓦の面。カメラの後に明るいものがあって、それが反射して、半日陰という状況になって、それが成功した。右側の縦の線2本と飛びかげんの草が処理されていたら、いい写真だった。
 (2)も、m.mさんがいう「地場産業の崩壊、観光に活路をもとめる丘の上の町」の雰囲気が出ている。煙突の手前の面に光が真正面に当たっているのが気になる。地元なら、時間を見計らって撮り直しがきくのだが、それができないのが旅写真のしんどいところ。出たとこ勝負で撮るしか仕方ないのだから。
 ということで、光はさておいて、絵としては、ぐんと煙突に近づいて、根元から上向きに狙ったら、煉瓦やツタの遠近感が出て面白かった。空ももっと深い青が出ただろう。このような晴れた日は、カメラを上に向けるほど、空は青くなる。
 (3)、坂の町の様子が的確に捉えられている。坂をうっかりとると、上りだか下りだか分からなくなるのだが、これは側面の三角形をうまく入れることで、勾配感をうまく表現した。右側の塀は、一番下の面だけにしてもよかっただろう。
 下から誰か汗をふきふき上ってくるとよかったんだけどなー。


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■MKM


■着信:2008.09.18
■ミシガンと三上山
■撮影場所:大津市柳が崎
■2年前に大津柳が崎から撮ったものです。全くの素人のものですが・・・・。
◆夏の遅い午後の雰囲気がよく出ている。この後さらに時間がたつと、雲がオレンジ色に染まっていくのだろうが、そのときにはミシガンがどこかへ行ってしまうのだから難儀やねー。手前に草か木か、杭などがあればもっとよかった。


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■NSKT(根体チャ)

■着信:2008.09.21
■川の宝石と名の付く程の鳥と言えばやはり翡翠でしょう。今回も翡翠。
■(1)飛翔
■(2)突入
■(3)食事中
■滋賀県野洲市  
◆「ぎおう」の教室のNさんが、NSKTさんの撮影現場へ連れて行ってもらった。「そこにおるやろ」といわれても、始めから終わりまで一回も見えなかったという。見つけるだけでもそう簡単ではないのに、飛んでいるのをどのようにして狙うのか。動かない山を撮っている私などには想像もつかない。(1)にしろ(2)にしろ、望遠レンズのファインダーに入ってくるのは一瞬だろう。NSKTさんは手持ちで、鳥を追いかけるというけれども、葉っぱなどを見るとカメラが鳥をおっているようにも見えないし。ただただ脱帽するばかり。
 (2)の「突入」、鳥の後に伸びた葉っぱ。まさか演出だとは思えないが、うまいこと突入経路を示したものである。左の空の反映も面白い。
 (3)は静止中で、上2枚ほどの緊張感はないが、淡い前ボケも手伝ってほっとする。
 (1)の石の横、ミルクを垂らしたようなものはなにかな。枯れた葉っぱかな。右上にトンボがいるのもご愛嬌。




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■MYST

■着信:2008.09.24 MYSTさん初参加、よろしく。 
■(1)苔
◆灯籠か何かの石像物の屋根に苔がむしている。思い切ってそこだけをアップしたわけで、切り取りに勇気のいるところである。ピントもなかなかしっかり来ているし、写真そのものはしっかり撮れている。手前川と左側の明暗の日がもう少し大きかったら、もっと立体感が出ただろう。
■(2)瓦:近江八幡
◆瓦をひねって積んだオブジェ。途中で瓦の種類が変わって変化がついている。それを上から広角で肉迫した。真横から見ると瓦をひねって積み上げただけの柱なのだが、それをこうして上から広角で見たところが成功した。竜が舞い上がってくるようにも見える。普通のレンズで普通に撮った(1)よりも数段面白い。
■(3)かやぶき屋根:美山
◆ご存じ美山町のメインストリート。かやぶき屋根がきれいに並んでいるのは魅力だが、撮り尽くされている風景で、見慣れたものには新鮮さにかける。観光地写真の難しさである。
 観光地といえば、(2)も観光地だが、ワイドを使って、瓦の柱をデフォルムしたところに新鮮さがある。人に知られた観光地では、自分自身の目でアングルを探し出す必要がある。たとえばこの写真などは、ぐーんと遠くまで離れて、(県道の反対側の田圃あたりまで離れて)望遠で狙うと、この屋根がぐんと詰まって、別の風景になるだろう。・・・いま私は頭の中で考えているだけで、実際にそういうポイントがあるかどうかは分からないが。・・・・




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■SKI

■着信:2008.09.27  
■湖北・浅井文化スポーツの森
■(1)天高く:子供って、何にでも挑戦出来るんだなあーと感心、感動。子供二人が重なってしまった。
◆普通、左右対称の構図はいやがられるのだが、この場合は面白いな。青空が気持ちいい。人間勝手なもので、白雲が浮いていたらなー。子どもは結構高いところにいるように見える。実際は大した高さではないのだとすれば撮影者の勝ち。いや、もっと高かったんだとすれば、それをどう表現するか。
■(2)伸びる:空の青さがあまりにも綺麗だったので撮りました。ツタと塔の間は距離がありました。こんなにツタが長かったかな?・・よく覚えていません。
◆ツタを手前に、モニュメントの塔。ツタの形が面白い。塔だけでは単純になるから、ツルを入れたのはよかった。塔を少し右にもっていくと、ツタと塔とのバランスがよくなる。自分が前後左右上下に動きながら、ツルと塔の位置関係を調節すればいい。
■(3)稲刈り:コンバインから出ている煙が写るかな?と気になって撮りました。写っていました。もう少し早く撮っていたら、コンバインも大きく写ったのに残念です。
◆コンバインの煙にこだわったらしいが、これは大した意味はないのじゃないかな。それよりも気になるのは、イネとススキの穂の関係。イネが明るいため、せっかくのススキが生きなかった。あえてこの場所にこだわるなら、あともう少しカメラを下げると、ススキが緑の部分と重なる。イネと重ねるよりは増しだっただろう。
 位置的に可能かどうかは分からないが、さらにカメラを下げて、バックの暗い森とススキを重ね、そのすきまにコンバインを持ってくる手もあった。





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