デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.13

2008年08月・後半

も ど る



森川邦昭 ゆーさん MRT MEGW SS 布施 誠 HN NSKT m.m S.T TN KUC SKI


も ど る
■森川邦昭

■着信:2008.08.14
■北海道
 聞いてはいたが北海道の風景は、とにかく自然が雄大で広い耕地、丘陵が延々と続いており日本にもこんな世界があったのかと感激しました。 そんな風景を北海道の特徴(ラベンダー、ジャガイモ畑、遠くに見える山々など)と組み合わせて表現してみました。
■風景ー1:ラベンダと向こうに続く広い畑の間の国道を隠して撮りました。
■風景ー2:レンズを伸ばし遠くの山を大きく入れてみました。
■風景ー3:−2と同じ場所で山は風景の一部分として捉えました。
■風景ー4:一面のジャガイモ畑を強調しました。
◆富良野かな。前田真三さんの写真で有名になった北海道の田園風景。風景ができあがっていて、どこを切り取っても絵になる。とはいいつつ、そこに立つと、「これはどう撮ったらいいの」ということになる。何日も滞在するならともかく、移動しながらの旅行写真は、時間と場所を選べない。結局は、行ったときに行った場所で最善だと思える写真を撮るしかしかたがない。これが旅行写真のしんどいところ。
◆この4枚、光だけを見てみると、写真1は、右前方に太陽があって、いわゆる半逆光。ラベンダーに陰影があって、そういう意味では成功。ただし、こういう場合(太陽が自分の前に来ると)、空がどうしても白っぽくなる。写真1はその典型的な例。その白い空が、この4枚の中でいちばん広かった。これはしんどい。
◆写真2,3は反対に、太陽が自分の斜め後ろにある。風景写真としては、いちばん安定した光で、安心してみられる。空もよほどの曇り空でない限り、青く写る。しかし、写真2,3は、天気がよほど安定していたと見えて、空に変化がなくなってしまった。特に2の望遠撮影では、結果的には曇り空と大差なくなってしまう。これが望遠撮影の難しいところ。(順光線だと電柱が目立つ。逆光ではそれが消える)。
 ほぼ水平方向の空で、これだけ青いのだから、上空は紺に近かったはず。ワイドで、上空まで入れたら、魅力のある空が撮れたかも知れない。
◆写真4は、光はやはり斜め後ろに太陽があるが、空が元気だから、そういう意味ではこれがいちばん表情が豊か。カメラの方向を畝沿いに合わせたら、気持ちのいい遠近感が表現できただろう。




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■ゆーさん

■着信:2008.08.17
■ハス2題
■滋賀県県草津市  
■いつかは近江富士と共にハスの群生地の写真をモノにしようと思っているのですが、きれいに咲いている時は逆光で写真にならず、順光になる夕方に
ハスの咲き具合見に行きたかったのですが、行けずじまいでハスのシーズン終わってしまいました。
 結局、ハス群生地というより、ハスの見本写真みたいな写真しか撮ることはできませんでした。
◆たしかに見本写真やな。上の写真は、花の下で葉っぱに当たっている光が邪魔だった。ハスのアップは、花そのものは似たり寄ったりに写るのだから、結局は、バックをどう処理するかにかかってくる。葉っぱがいやというほどあるのだから、よってたかって邪魔をする。それをいかに整理するかが勝負の分かれ目。面倒なだけで、大して面白い話しではない。
 下は、そういう意味では手前に大きな葉っぱを持ってきて、まあまあ整理できている。そういういみではOKだが、今度は陽が陰ったのかな。光に乏しく生気がないな。ハイキーに(思い切って明度を上げる)仕上げたらどうだろう。撮影の時点で、+2ぐらいに露出補正をしておくのがベストだが、いまのデータを画像処理ソフトで、明度を上げても何とかなる。




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■MRT

■着信:2008.08.17
■伊吹山
■(1)咲き出したシモツケソウ
◆この花は、群生しているので、どうしてもワーきれいで、風景の一部として撮ってしまうが、MRTさんは、それをアップでねらった。
 山を歩きながら、花のアップは難しい。まず息が切れる。風が吹く。なかなかカメラが止まらない。そういう点で、この写真はしっかり撮れている。花の上部が中途半端に切れているのが惜しいが、それさえ除けば、花そのものはこれでOK。問題はバック。ピンク色の明るい花に、明るい緑の大きな葉っぱがバックになった。これがしんどかった。もう少し暗いバックを探せば、もっとよくなった。来年の課題。
■(2) わが心のすきま 霧の中の伊吹山
◆難しい題やな。霧の山は、晴天の時とは別の雰囲気がある。遠望がきかないから、どうしても視点が近くなる。結果として、近くの風物で、自分の心に問いかける。私自身も、若いときの山歩きを思い出すとよく分かる。一つの心象風景。なかなかいいぞ。全体に、あと少し明るくてもよかったか。霧の風景は適正露出では、どうしてもどーんと重たく写ってしまう(白い雪が灰色に写るのと同じ理屈)。「+1」ぐらいの露出補正をしておくとよい。次に霧を撮るときに思い出してヤ。
■(3)いってきます
◆これも難しい題だ。ピントが浅く、肝心のいちばん大きな花からピントが逃げてしまったのがつらいな。ピントが合っている部分もあるのだから、あと何枚かトライしておけば、きっちりしたのが撮れたのではないか。


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■MEGW

■着信:2008.08.18
■滋賀県大津市
■カラスウリ---生け花風に
■頂きましたカラスウリが見事に咲き、感激しながら撮りました。撮り方に悩みながら生花風に、バックは液晶画面を使いました。何とか撮れた4点をご報告いたします。           
◆「バックは液晶画面」とあるのが、よく分からないが、消えている大型テレビの画面という意味だろうか。
 いちばん下(4枚目)が、説明的でわかりやすいが、カラスウリの花と実を生け花風にあしらった。
 4枚目は、ひょっとしたら、ストロボ一発かも知れないが、上の2枚は右からの光が生きている。外部ストロボか、補助光を使っているらしいが、色のバランスも崩れずにうまく撮れた。3枚目も、光は上2枚と同じ手法かな。2枚目の実が飛んだのが多少気になるが、全体の生け花風の雰囲気がいい。成功。

◆MEGWさんは、夕方5時前に、我が家(八田)の庭から、今夜咲くつぼみの付いたツルを切ってお持ち帰り。その後の様子は分からないが、多分6時半過ぎから咲き始めたはず。一晩だけの花で、朝には枯れてしまう。咲いていく過程を連続撮影するのも一興。咲き始めから開き終わりまで30分ぐらい。
 興味のある方は、つぼみを取りに来てください。夕方、4時から5時頃でしたら、当たりはずれはありません。間違いなく咲きます。事前に電話でご連絡ください。





               




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■SS


■着信:2008.08.18
■(1)朝露 野洲市自宅の庭
 出かかった穂と葉の付け根に水玉が載っていて、朝日があたって宝石のようでした。
◆SSさん得意のアップもの。何の穂か分からないが、朝露がついている。茎に当たる光から判断して、光は斜め右前から着ている。その光を受けて、露がきらりと光っている。茎が絵の中心に来てしまって、屋や単純になってしまったということはあるが、習作としては成功。
 以下、次への課題。茎は軸状だから、軸の周りを180度回れば、光の変化はすべてカバーできる。しかし露は球状。だから、露の周りを180度回っただけでは、地球の赤道上を一周しただけになる。露に対しては、子午線上を回ることも必要。要するに、露に対しては360度、全方向からにらみを利かす必要がある。以前誰かの作品で、露に周囲の風景が写っているのを見たとことがある。下から狙うと、太陽がきらりと光るということも考えられる。
■(2)黄花 君の名は 伊吹山
 シモツケソウの赤やシシウドの白い花が満開でした。その中でひっそりと黄色い花が可憐でした。
◆ロケット花火が飛び出していく感じ。放物線状に曲がった茎がよけいにそれを感じさせる。バックのぼけもうまく処理されている。花全体をもう少し上へ持っていった方がよかったか。
■(3)バッタ
 なんという名のバッタでしょうか。羽がない(?)のでどうして トブ のか。飛ぶのではなくきっと跳ぶのでしょう。
◆ほんまに羽がないバッタがいるのかな。もともとこういう種類なのか、これからまだ伸びるのか。
 これだけ近づいても逃げないのも不思議。バッタの場所だけが明るいのは天の助けか。細かいことだけれども、左側の触角が、明るい葉に重なって見えにくくなったのが惜しい。
 






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■布施 誠

■着信:2008.08.18
■大阪ドーム 
■こんな写真「なめとんのか」と怒られそうですが、虎とゆうことでお許しください。
■(1)開演前
 容姿に反して一人静かに携帯を操作しているところを。 ◆写真が送られてきたら、コメントを読まずに、まず写真を見ることにしている。8月、阪神は調子が悪いから、試合後、一人閑かに反省しとるところやろう・・・。
 コメントを読んでみると、トラのニイチャンがメールをしているところだという。なに?、どこで誰が?。左手が、バックのマンションと重なって、拡大してみてもわかりにくい。ニイチャンに「もうちょっとわかりやすいところでやれ」というといて。
■(2)舞ってました
  いつもの七回の風船とばし。今のカメラの優秀さをあらためて知りました。右手にカメラ、左手に風船。手振れ防止が作動してカメラぶれなし。ピント、露出もOK。
 ◆カメラのテストに、わざわざ大阪ドームまで?、ヒマやのう。なんぼピントがくるかも分からんけど、真ん中の風船、もうちょっとどちらかへ振っとかなアカンで。


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■HN

■着信:2008.08.20
■花に蝶
■野洲市自宅の庭
■なかなか遠くに行くことができませんので、近くの自分の畑に花を咲かせています。そこに色々な蝶が来ていたのを撮りました。
◆カワセミも面白いけど、蝶も面白いよというところか。遠くへ行くばかりが写真じゃないというところ。
 3枚ともピントがぴしゃりと来ていて、バックがうまくぼけていて、見事。
 2枚目の写真は、光が上から来ているところで、羽が影になったのかな。花に比べると光が足りない感じ。羽の方向と光の方向が一致してしまったのだろう。
 3枚目のモンシロチョウの宙返りがエエな。蝶が床運動ヲしている。これからくるくると3回転ほどして、着地成功、そんな感じがする。私は、3枚の中ではこれがいちばん気に入った。




も ど る
■NSKT(根体チャ)

■着信:2008.08.21
■(1)一休み
 (2)散歩
 (3)飛び立つ
■滋賀県栗東市  
■今年は昨年より翡翠に出会うが困難です。
◆自慢じゃないが、私などは飛んでいるカワセミを2,3度見ただけ。止まっているところなど見た記憶がない。だから、その写真を云々する資格はないのだが、わいわい村の立場上何か書かなければならない、ということで臆面もなく・・・。
 (1)、暗い桜の幹をバックにカワセミが右上からの光を受けている。細かく見ると、目にキャッチライトが入って文句なし。左の明るい部分と右の暗い部分が画面を二分しているのが気になる。鳥の向きから考えて、やむを得ないともいえるが、明るい部分の左から3分の1ぐらいをカットしたらどうだろう。
 (2)、河床がずいぶん傾いているように見えるが、川底ものがこのように傾いているのだろうか。それともカメラを傾けたのだろうか。意図的に傾けたとしたのなら、その意図は何だったのか。その点がわかりにくい。鳥そのものは、キャッチライトがきっちり入って、精悍な面構えが印象的。
 (3)、画面左上が暗く、右下が明るい。その対角線上を暗い部分に向かって突き進むカワセミ。映画で、山深い谷間を縫うように飛ぶ戦闘機を見ることがあるが、そんなイメージすらわいてくる。私など、戦中派小学生はグラマンを思い出す。こんなものがファインダーに入ることすら神業に見える。




も ど る
■m.m

■着信:2008.08.21
■夏雲
■滋賀県大津市
■夜明け三題  
◆構図は上2枚が略同一。下1枚は若干アップした。琵琶湖の夜明け、特に朝焼け雲を狙っているのだろう。
 (1)は東の方に横雲があって、その中に太陽がある。その光芒が下に向かって放射状に出ているのだが、その下にもう1本細い横雲があって、それに遮られてしまった。これが湖面まで達していたら、ドラマチックな絵ができていただろう。こういう風景には、その部分を望遠でアップした方がいい。
 秋から冬にかけて、このような風景は何度も見られる。しかし同じ風景は二度と見られない。それがカメラを向ける楽しみでもある。
 (2)、m.mさんのコメントに、「上空が重たく感じています。再度挑戦とかまえているのですが 光景に恵まれません」とある。そのものずばり、朝焼けを狙ったのだろう。見た経験のある人にしか分からないが、夜明けの朝雲は驚くほどきれいに見える。「わー、きれい」でカメラを向けるのだが、できあがったものはさほどでない。m.mさんは上空の青い部分を気にしているらしいが、この場合、青い部分はなくてもいいが、あってもいっこうにかまわないと思う。結局は絵の作り方で、空は成り行きでいいではないか。たとえば、手前に大きなヨットを持ってきて、水平線を下げたら、自然に上空が写るし、(2)の状態で、水平線を上げたら、上空は写らなくなる。要はどんな絵を作るかである。
 (3)は、絵が単純すぎたし、色もさえなかった。と、一見すればこういうことになるのだが、よく見ると宝が隠れている。三上山の上空に黒い横雲が層をなして横たわっている。そして、湖面には右からそれと対応するように黒い影が伸びてくる。レンズを伸ばしてその部分をアップすればいい写真になった。ただし、レンズを伸ばす場合は、三脚を使って、ブレには万全の注意を。




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■S.T

■着信:2008.08.25
■四日市港 霞埠頭
■毎年8月17日は熊野海上花火大会です。ご存知ですが出し物は打ち上げるのでなく水上から直径600bに広がる花火です。(今年の貰い物写真添付)
下手な長い説明の要る写真でも風景写真でしょうか?
■(1)離岸
 (2)微速前進
 (3)海上花火 半径300b
◆写真と「説明」の問題。写真雑誌は別にして、週刊誌や新聞など、写真にはかならず、簡単な説明が付く。説明なしで、十分に分かる写真もあれば、説明があって生きてくる写真もある。普通の展覧会などでは、題名のみの場合が多いが、簡単な説明が付く場合もある。いずれにしても、長い説明はしんどい。
 ということで、ここでは説明は省略して、それぞれの単品として見てみよう。
 上、船を真正面からとらえた。白い横線の上半身と暗い下半身。それが帽子をかぶった人間の顔にも見えるおもしろさ。
 中、いざ航海に。斜め後ろから見ているが、船の行く手前方を大きく明けた。これは成功。Y字型の飛行機雲も面白い。
 下、説明からすると、S.Tさんの撮影ではないのかも知れないが、面白い写真なので・・・、もし、撮影者が別にあるのなら、ご連絡ください。説明によれば、「打ち上げるのでなく、水上から直径600bに広がる花火」とあるが、何がどう写っているのか、とにかくいままで見たこともない花火である。




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■TN


■着信:2008.08.24
■静思
■撮影場所:不詳  
■山間の川の横で見かけたオハグロトンボ。ファインダー覗き狙っていると静かに何を考えているのかと、そんなことを考えました。
◆撮った人の視点から見ると、オハグロトンボがひらひらとやってきて、葉っぱに止まって・・・という段取りで、きっちり意識がトンボに行っているのだが、見る立場からすると、トンボ左下の黄緑色の葉っぱの方が目に止まる。何らかの方法で、トンボを目立たす必要があった。


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■KUC

■着信:2008.08.26
■撮影場所:野洲市弥生の森公園
■弥生土器づくり
■弥生時代の土器の製作実演にたまたま出会いました。当時の弥生人は、土を練り手で形を作り草原に並べて、草木を燃やして土器を焼きあげたのだろうと想像します。炎天下で二、三度に分けて焼いていく様子を見ていると、当時の人々の苦労がうかがえました。この工程を二、三度繰り返すようです。
 ◆弥生人の土器づくり。3枚組み写真として考えてみる。火の強さその他から、上から1,2,3の順で、時間を追って撮影したことが分かる。「なるほど、こうして焼いたのか」、ということは一応分かる。そういう意味で、それなりの目的は果たしたということはいえる。
 さて、次の段階である。時間的経過はこの3枚で見られるが、できれば、空間の視点を変化させたい。一つはアップ。いちばんいいのは広角でのアップだが、熱があるから、これは簡単にはいかない。ということで、望遠でのアップ。たとえば、1枚目の写真の右半分に見える土器をアップする。逆に後退して、野焼きをしている場所を広く撮る。できれば、そこで作業をしている人の姿もほしい。弥生人の土器づくりに、Gパンをはいた現代人では絵にならないということもあろうが、たとえば火を使っている手先だけでも。そういったことを考えてみるとまだまだバリエーションが考えられる。




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■SKI

■着信:2008.08.27
■(1)秘境、(2)眺望、(3)株杉
■撮影場所:岐阜県関市
◆(1)、「秘境」という題で、何をテーマにしたのかわかりにくいが、きれいな川の流れが狙いだとしたら、狙う方向がおとなしすぎた。これは川の上流から下流を見ているのだが、われわれが動くものを見て、いちばん速さを感じるのは、視線を横切る方向である。そういう意味で、流れに対して直角方向から、狙った方が迫力が出ただろう。右手前の方の底まで見える水の透明感は捨てがたい。
◆(2)、昼下がりの公園に誰も人がいない。時間が止まったような不思議さ。太陽がほとんど真上にあって、バスの影が真下にあるだけ。この光が、よけいに静けさを助長している。夢を見ているような不思議な写真である。
◆(3)、巨大な株杉の根っこ。左側の暗い幹と右側の明るい幹とが対比されている。左側奥に、もう1本黒いのがあるが、この場合はあまり目立たないから、手前の2本だけで考えてみる。
 この場合、左右2本はほぼ同じ大きさにとらえられている。ところが画面で目立つのはどちらかかと言うと、右の明るい方が圧倒的に強い。その主役の1本が、明るすぎて、飛んでしまったのがこの写真の苦しいところ。
 現場で可能かどうかは別にして、もう少し左へ回ってみる。黒い方が手前に回って、2本の幹が近寄って来る。手前の黒い方を前景として、部分的に端に寄せる。右の大きな幹はできるだけ大きく入るようにレンズの長さを調節する。黒を少なくして、白を大きくすれば、飛ぶことは防げる。





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