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デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.12

2008年08月・前半

も ど る

NSKT HND HN m.m S.T TN ゆーさん 布施 SS SKI 森川


も ど る
■NSKT

■NSKT(根体チャ)   ■着信:2008.08.06
■(1)一休み
 (2)浮上
 (3)獲物を狙う
■滋賀県栗東市  
■今年は昨年より翡翠に出会うが困難です。
◆(1)いいですね。バックの整理という観点からすると、いままでの中でピカ一。水面が空を反射しているのだろうが、ややオーバー気味なのが気にはなる。しかしカワセミの後ろ、画面の左端あたりの水面の動きが何ともいえない。カワセミのくちばしの本当の長さを見せてもらった。こんなに長いものだとは、いまのいままで分からなかった。絵のバランス、カワセミの位置、絶妙。
(2)いままさに止まり木にとまろうとするところ。この後、さらに羽を広げてブレーキをかけるのだろう。しっぽのコバルトブルーがきれいに見える。止まり木が水面とヨシとの境目に来てしまったのが残念だが、カメラポジションに自由がきかなかったのだろう。
(3)これぐらいの長さが、カワセミのくちばしだと思っていたのだが、これは実物より短く見えているのだということが(1)を見るとよく分かる。カメラポジションは(2)と大差なしだが、カワセミをやや右側に置いたのは成功。撮影後のトリミングだろうか。




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■HND

■HND     ■着信:2008.08.06
■(1)立山連峰の朝焼け
 ご来光を撮りに行ったのですが、雲の関係で残念ながらこのような写真になりました。
◆山の高さは出したいし、空の色も気になるし、結局こういう絵になるのだろうな。山の黒くつぶれた部分に、何かアクセントになるものがあれば、空をもう少し詰めて、稜線を上へ持っていく手もあるのだが。
■(2)みどりが池
 立山室堂のみどりが池です。予想以上に残雪が多くて、白い景色が多く苦労しました。この池は山の景色が水面に映って素敵だったので思わずシャッターをきりました。でも結果はイマイチです。
◆水面に山が映って、「わーきれい」。思わずシャッターを切った。このとき、人間誰しもそうなのだが、何も考えない。ただ無心でカメラを向ける。このときできあがるのが、上下対称の構図。これはHNDさんだけではない。誰が撮ってもこうなる。手前に岩があって、まだ助かっているといえる。
(3)睡蓮の花
 ご存知水生植物園の温室で写しました。バックを暗くして花が目立つように配慮しましたが、残念ながら全体に暗くなってしまいました。
◆中央の花だけを見ると、なかなかしっかり写っている。真上からの光が気にはなるが、それも個性の一つだと考えれば、これはこれでOKといえる。問題はバックの処理だった。しかし、これは誰が撮っても雑然としたものになる。とりあえずは、花をできるだけバックの暗いところへ持っていくことだろう。




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■HN

■HN     ■着信:2008.08.06
■水郷で見る花火
■滋賀県安土町
■花火をとるのは面白いと思いますが?。次の花火が何が上がってくるのか判らないのが難しいところです。
◆HNさんのいうように、普通に撮るならば、あなた任せで、ただシャッターを開けているだけだから、結果は写ったヤツを見て頂戴ということになる。
 この場合は、安土町だから西の湖だろう。湖面の反映が景が写っているから、まだ救われる。これ以上は何か演出をするしか仕方ないだろう。一番簡単なのは、手前に浴衣姿をシルエットで入れるとか。それに弱いストロボを当てるとか。
 3枚のうちでいえば、(1)が面白いと思う。水面近くまで下りてきた大輪。湖上のバックに対岸の灯りが見えると臨場感が出るのだが。
 (2)も(3)も、建物が見えているのに、灯りがほとんど見えない。照明を消しているのだろうか。(2)の光の中に船がシルエットであれば、だいぶ様子は変わる。しかしこれも注文どうりに止まってくれるわけでもないし・・・。
 




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■m.m

■m.m      ■着信:2008.08.05
■夏雲
■滋賀県大津市
■(1)落日の雲  夏雲を写してみました、何を、何処に目がいつたと、問われれば,困つたことに写す目的がいまだにわかりません。印象だけで写しました 。
 (2)ムクノ木と雲 花の色がでませんでした。
 (3)無題
◆夏雲に夕日が映えて、どこかで夕立があったのかも知れない。これは多分何枚かのうちの1枚なのだろうが、こういう状況のときは、変化が激しい。少し辛抱して観察していると、思いがけない光景が現れる場合がある。普通はそのときに、あっと思うのだが、カメラの準備ができたときにはもう消えてしまっている。何かが起こりそうだと思ったら、そこで待っていると、何かが起こることもあるし、起こらないこともある。起こらなくても腹は立てない。
 (2)この場合、花の色はでないだろうな。カメラの露出は空の明るさで決まるので、花に対してはどうしても
アンダーになる。プラス補正をすれば、花のいろは出るかも知れないが、多分白雲は飛ぶだろう。こうかがるかどうかは分からないが、日中ストロボ(強制発光)を試してみてはどうだろう。
 (3)左の木の葉と白雲が重なったのがしんどかった。ちょっとカメラを動かせば、雲は自由に動くから、もう少し広いところへ持っていきたかった。




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■S.T

■S.T   ■着信:2008.08.03
■青山高原・笠取山標高約840m
■R165〜青山高原(風力発電施設と自衛隊ナイキ基地)〜榊原温泉を車で縦走しました。
■(1)山の頂きに配列された西向きの風車
 (2)ストレートに
 (3)地球環境(風と鹿)
◆S.Tさんの意図からは離れたかも知れないが、遠くから風車に近づいていくという並びにした。
(1) 「おっ!スゴイ風車だ」という驚き。気持ちは分かるのだが、写真としては雲のほうが強かった。この中に1本、画面の半分ぐらいの高さのものがほしかった。
(2)風車に近づいてそれを1本アップした。これは光線状態もいいし、S.Tさんのいうようにストレートに。これはこれでよし。
(3)これは一見したとき、意図が分からなかった。光線状態もあまりよくないし、風車の後ろからだし。なんでこんな写真撮ったのかなと思って、もう一度見直して、?、何かおるぞ。ということで、S.Tさんからのメールを読むと、「風と鹿」だという。
 鹿が急に現れて、おもわずシャッターを切ったのだが、結果として鹿と風車を足して2で割留ことになった。やっぱり無理だった。
 たとえばこの場面、TVカメラならまず望遠で、鹿をアップ。・・・この場合、風車全体は写らない・・・。そのあとワイドに画面を広げて風車を入れる(当然この逆もあり得る、ワイド→望遠)。・・・風車が写ったときには、鹿は小さくなってどこにいるのか分からない・・・。このように2つのシーンをつないで見せている。画面は連続しているから、見ている方は鹿と風車の両方を1シーンで見たつもりになる。
 これを1枚の画面に収めようとすると、ワイドで、鹿から1mぐらいのところに近づいて、バックに風車を入れることになる。奈良の鹿ならともかく、野生の鹿ではそこまでは近づけない。この両方を写そうとすること自体無理な相談である。




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■TN


■TN  ■着信:2008.08.03
■あおばな
■草津市  
■3センチ程の小さい花なのでクローズアップレンズを装着です。自分流にトリミングして仕上げました。黒い枯れた部分、これをどうしょうか迷いました。
◆小さい花のアップで、難しい写真である。バックのやや暗いところに同じ花が写っている。その色を見ると、明るい場所のこの花は若干オーバー気味か。上の枯れた部分を入れるか入れないか。これは写真の目的によって決まる。 トリミングするにも、写真の大前提がなければならない。私の判断としては、花の写真だとすれば、枯れた部分は要らないように思う。


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■ゆーさん


■ゆーさん ■着信:2008.08.02
■(1)シシウド
 (2)シモツケソウ群生 
■滋賀県県マキノ町  
■シシウドのアップ写真、過去に何枚か撮りましたが、    まあ一番よくとれたのではと思っています。
◆(1)自信作だけあって、なかなかいい。手前半分の影、邪魔だといえば邪魔だし、面白いといえば面白い。影のあるのとないのと、2種類並べて比べてみたい。私としては影のない方がよかったのじゃないかと思う。右の花の向こう、薄い茶色の葉っぱかな?これが結構邪魔になる。この処理ができていたら、よかっただろう。
 (2)、これは結果として、「ワーきれい」写真になった。規制があって自由に動けないのだろうが、手前に何か一つポイントがほしかった。右下にちょっと大きな葉っぱが見えている。せめてこれをアップする(ワイドで、これに接近する)とか。 どうしても近づけないというのなら、逆手を使って、杭とロープを入れるなり、人物を入れるなり、何らかの手が必要。




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■布施

■布施 誠  ■着信:2008.08.02
■長野県霧が峰高原 
■(1)草原の山小屋。(2)青空。
■7月休日のたび訪れていましたがいずれの日も雲がかかり写真としては全く見るものがなかったのですが、8月に入りようやく青空が高原を覆ってくれました。 ひさしぶりに霧が峰から北アルプスも眺めることができました。山小屋の向こうの山は美ヶ原高原、ただニッコウキスゲは最後の花になりあちらこちらにしか咲いていないので、黄色の絨毯はあきらめ一輪のアップにしました。
 ◆(1)、草原の山小屋ということだが、ちょっと遠くて、これを主役にするには無理だったな。現地で目で見ると結構しっかり見えるのだろうが、こうして絵の中で見ると、小さすぎた。この場所で生かすとすれば、白い花だろうな。これの背の高いのを選んで、それに近づく。(自由に歩けての話しだが)。
◆(2)、ニッコウキスゲにこだわってこうなったのだろうが、結果的に日の丸構図の単純なものになった。空は十分に青いのだから、もう少しカメラを下げて、周囲の草原を入れたらよかっただろう。 黄色の絨毯をイメージして行ったが、それがダメだった。人間こだわり出すと、それから逃げられない。何とかしてと食らいつくと、こういう写真になる。何も黄色の絨毯だけがニッコウキスゲじゃない。開き直って一歩下がってみると、別の絵が見えてくる。
◆(3)、ということで、これは私が、(1)と(2)を使って合成してみた。こんなイメージでどうだろう。題して「名残のニッコウキスゲ」。また、来年の仕事ができた。




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■SS

■SS    ■着信:2008.08.02
■野洲市自宅の庭
■かぼちゃの花の蕾(ひげ)に朝の光があたって輝いていました。
◆自宅の庭に、こんなスゴイ材題がある。朝の横からの光だからこそ、このヒゲの美しさがとらえられた。これを旅先で見ても、時間が昼間だから、ヒゲの美しさまでは見えない。身近なものをしっかりとらえて成功した。
 さて、この2枚、上か下か?皆さんはどちらに軍配を挙げる?
 2枚ともしっかり撮れているので、甲乙つけがたい。細かいことの比較になっていくが、上は画面上端の白い斑点と、つぼみの先端部の白いバック、これが気になる。下は、この2点は解決されているが、つぼみの茎が、バックの薄いボケと重なった。
 画面下端の小さなつぼみ2つの描写は、上の方がしっかりしていていい。
 以上細かいことを書き連ねたが、書かなければならないから書いたまで。こんなことはファインダーを覗いているときには、まず気がつかないこと。できあがったものを見て、ああやこうやといっているだけ。2点とも文句なし、立派な作品である。続編を見せてください。




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■SKI

■SKI   ■着信:2008.07.31
■(1)快適空間
■大津市 びわ湖バレイ 
■ロープウェイの中から撮影しました。下降するロープウェイをもっと大きく撮りたかったのですが、スピードが速く、撮影が追いつきませんでした。
◆この写真を見て、私も、相手のゴンドラがもっと大きかったらと思った。写真というのは、一発では決まらない。自分が下りだと、相手がはじめから見えているから、タイミングがとりやすい。絶えず研究。

■(2)涼空間
■高島市 川島地区 安曇川河川敷
■真夏日の暑さの日でしたが、竹林の中は日陰で、すぐそばを安曇川が流れていたからか、涼しく、蚊やハエなども全くいなくて、避暑地の気分でした。その涼しさを表現したかった。
◆なるほど、「涼しさ」の表現か。日本文化の「涼しさ」は「隙間」にあると思う。風鈴がチリリン・・・となって、・・・しばらくして・・チリン・・・と鳴る。これに風を感じ、涼を感じる。これがのべつまくなしにチリリンチリリンと鳴られた日にはやかましくてしかたがない。この場所では難しいことだとは思うが、できるだけ竹の密度が小さいところ、隙間のあるところを探して狙う。いずれにしても、撮影の時点で表現したいことをしっかり把握しておくことは大事なこと。これを続ければ、かならずどこかでヒットする。

■(3)手作りポンプ?
■高島市 道の駅 新旭風車村
■何の為に水しぶきを上げているのか分かりませんが、手作り機のようで面白いと思いました。
◆以前は、真珠養殖池などでよく見かけた。水を動かして、酸素を取り入れているのかな?よくは分からないが。
 これも、旅行写真の一種で、そこへ行ったときにとるわけで、これ以上どうしようもないのだが、作業ををしている人だとか、船だとかがあると別の写真になっただろう。




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■森川

■森川邦昭  ■着信:2008.07.29
■北海道:利尻島
■(1)姫沼から             
 (2)ペシ岬から            
 (3)麓の小ポン山から
◆利尻岳四景というところ。上部がしっかりとつめられて、山の写真の基本はきっちりできている。

(1)姫沼から見た利尻岳。池、湖、その他水面の風景。初めて見た風景を、「わーきれい」で撮るとかならずこのような「上下対称」になる。地元なら、もう一度改訂版撮影となるが、旅行写真となるとそうはいかない。しんどいところ。

(2)岬の上から、入り江を前景として。
 防波堤かな、物差しをおいたような不思議なも。これが山の前に目につく。しかし、これはそこにあるのだからどうしようもない。これも地元の目で見たら、別のアングルがあるのだろう。旅行写真となると、そこで撮るしかしかたがないから、どうしても限界がある。も追う少し、右へ回れたら、船を前景に絵を作れるような気もするのだが。

(3)山そのものは小さくなったが、前景があるために、絵としてはこの4枚の中ではいちばん安定している。
 山をテーマとする場合は、前景によって山の大事な部分がカバーされてしまって、しまったーということもよくあるから注意は必要だが。                

おまけ。 ちょっと見て!これどちらがいい?

■麓の大ポン山から
◆利尻岳山頂部のアップ。左前に陽があって山の立体感がしっかりととらえられている。緑の山肌はハイマツだろうか。日陰の谷に雪渓も見える。これが陰の部分のポイントになるところ。そういう意味で、一番下の残雪が全部しっかり見たかった。レンズを少し短くすればできた話だから惜しかった。

■残雪は見えておりましたが、頂上付近を強調することに頭が行っておりました。今日(8.2)添付の写真は、もう少し被写体の広い写真から残雪の部分が入るように切り取って作成しました。例えばこのような構図になれば少しはいいのでしょか?
◆いいですね。雪渓が入ることで、谷筋の奥行き感が出た。右側の残雪で、そこの谷筋も見えてきた。OK。



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