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デジカメ わいわい村
とれとれ作品集 NO.7

2008年05月・後半

も ど る

HND HNDM NSKT HN まさーき m.m TN S.T 森川


も ど る
■HND

■水田(上)、水車(下) 
■HNDT 
■着信:2008.05.29
■滋賀県高月町
■----上----
 田植えが終わったばかりの水田、ゆらゆらと揺れる風波が面白い。送られてきた画像は暗めだったので、明るくして、コントラストを上げた。風波の感覚が向こうへ行くほど狭くなっていく。これが奥行き感をうまく表現している。
■----下----
 道ばたの水車と古い民家。これがわらぶき屋根だったらと思うが、これはいっても仕方ないこと。
 その水車を、道の反対側から手前に大きく木を入れてまとめた。空が白く飛んでしまうところに木を持ってきたのがよかった。ストロボが飛んでいるが、これが成功した。もし意識してとばしたのなら見事。勝手に飛んだのなら、カメラの手柄。もしこの場合ストロボが飛ばなかったら、木の部分は真っ黒になって、重たくなった。




も ど る
■HNDM

■花(上)、石庭(下) 
■HNDM 
■着信:2008.05.26
■滋賀県高月町
■----上----
 送られてきた画像に題名がついていなかったので、作者のねらいがどこにあったのかわかりにくいが、多分花の列と水車だろう。それを一直線にまとめるのがねらいだったのかとも読めるが、いずれにしても、右の白い道路が目立ちすぎた。水車が縦に移ってしまったのもしんどかった。
■----下----
 どこかの石庭らしい。多分曇天の日だったのだろう。送られてきたデータが、やや暗めだったので、明るく調節した。明るさは解決したが、それ以上は無理だった。というのは、左の石を中心として、小石に円形の目がついているのだが、それが浮き上がってこない。これが晴天の日で影がしっかりでていたら、きれいな写真になっただろう。条件が悪かった。




も ど る
■NSKT

■ケリの飛来    ■NSKT(根体チャ)
■着信:2008.05.24
■滋賀県野洲市  
■ケリは今の時期子育ての最中のためカメラを向けると攻撃する様に向ってきます。このチャンスをとらえるのが大変ですが何とか写真に収めることができました。
◆ケリは田圃にいるときはぱっとしない鳥だが、こうして羽を広げると、見栄えのする鳥に変身する。非常に攻撃的な鳥で、カラスなどが近寄ると、とことんケリがつくまで追いかける。まさかそれで名前がついたのではないと思うけれども・・・。そうですか、カメラを構えただけで攻撃してきますか。
 私は、この種の写真を撮影した経験がないので、細かいことをコメントできないが、上の2枚を見ていると無限遠の固定焦点かとも思う。しかし、下の写真を見るとそうではないらしい。鳥の前後にわずかの間だけだけピントが合って、手前と遠方はぼけている。無限遠ではなしに、明らかにピント調節が必要な範囲らしい。
 NSKTさんによると、スポーツモード(カメラによって呼び方は異なると思うが、要するに動体追尾焦点調節)による連写だという。
 トンビやカラスとの空中戦も見せてほしい。
 




も ど る
■HN

■よしきり啼いて ■HN 
■着信:2008.05.22 
■東近江市 能登川
■ヨシキリと思われる鳥の鳴き声が大きく聞こえている。近くに居るのは分かるのだが姿が見えない。
葦の中で探すのが大変でした。
◆その昔、「葦の葉陰にヨシキリ鳴いて、・・・」という歌がありましたね。誰の歌やったかね。竹山逸郎か?、違がったかな。そんなことどうでもエエ。そうか、ヨシキリてこんな鳥か。しかし、鳴き声は聞こえても、姿を見たことはない。それを探し出したのはHNさんの執念。
 上2枚は、どちらかといえばヨシの上部に止まっている。上下に伸びたアシに、下の方の足にぐっと力を入れて体を支えている。生態写真としても面白いと思う。
 この2枚はよく似た写真で、使うとすればどちらか1枚ということになろう。2枚目の写真はアシの補とくちばしが重なっているから、使うとすれば1枚目だろう。
 下はヨシ原の中らしい。バックがぼけて鳥だけにきっちりピントが来ている。見事。縦のヨシに対して、鳥がとまっている茎だけが横になっているのもいい。手前の緑のヨシは、賛否が分かれるところだが、私は自然の雰囲気という意味で、また季節を表す意味でも、これでいいと思う。 



も ど る
■まさーき


■旧琵琶湖ホテルから  ■まさーき 
■着信:2008.05.21
■滋賀県大津市 
■英国式庭園を撮りました。なんとなく、楽しそうな雰囲気がありました。
◆「何となく楽しそうな」ということだが、たしかに何となく撮ってしまったというところだろう。手前の公園について、何を撮りたかったのかはっきり分からない。あえていえば中央の丸い池か。
 それよりも、撮影のポイントは船かも知れない。ところがこの場合、船を真横から見ることになり、風景の奥行きを止めてしまっている。前半分ぐらいが入ってきたところでシャッターを切ればよかっただろう。


も ど る
■m.m

■法明院の庭園  ■m.m ■着信:2008.05.18
■滋賀県大津市 
■昨日大津京の道を歩きましたこれは法明院の庭園です。現像して先生の言われたことに気づきました、12時太陽は真上でした。
◆---上---
 池の水に向こうの斜面が反射しているのだが、手前の木がその面に影を落として、その明暗と反射した風景とが重なって、複雑な見え方をしている。
 気のシルエットが魅力的だから、思い切ってもっと大きく取り入れて、池の面の右端を捨ててもよかった。
◆---中---
 手前下から放射状に出ている細い枝がきいている。その後ろ、左から出てくる枝の葉っぱに太陽が当たっててほしかった。そしたら手前の枝がもっと生きただろう。
◆---下---
 竜を思わす枯松が強い。これをどーんと大きく入れたのは成功だった。ただ、一番下がもう少し下までほしかった。
 m.mさんがいうように、太陽が真上だったのがこの木の魅力を損なっている。斜めの光だったら、もっと生きただろう。
 




も ど る
■TN


北国脇往環水路 ■TN  ■着信:2008.05.17
■滋賀県高月町   ■TNさんホームページ
■カメラウォークで訪れた街道筋の家並みで、道路と平行に清流がある風景はすばらしいものでした。その小川にかかる橋は各家で花あり、飾りつけありで「きれい」の一言でした。
◆---上---
 使われなくなった大きな水車。その一部分をアップして、遠景にウォークする人たちを入れた。
 やっぱりきゅうくつかな。この場合、水平に画面を横切る水車の軸が非常に強い。これが錆びていて、動かなくなって時間がたったことを伝いたいのなら、それはそれで意味があるのだが、どうもそうではないらしい。もう少し余裕のあるフレーミングにしてもよかったのではないか。
◆---下---
 上と同じことがいえる。「小川にかかる橋は各家で花あり、飾りつけあり」を狙ったのだから、この飾り付けが、橋の上だよということを見せた方がいいだろう。橋そのものに魅力がなくて、あえてカットしたのかも知れないが・・・。




も ど る
■S.T

■何処か変? 何処が変?
■木の本地蔵で昼食後石段を下りて何気なく正面の道を見てチョット違うなと感じました。皆さんはこの写真をご覧になって直ぐにお判りになるでしょうが、私は少し時間がかかりました。・・・・
 お判りになりましたか?電柱に腕木が有りませんでした。
■S.T 
■着信:2008.05.15 
◆なーるほど、気がつかなかったなー。現場は何度も通っているのに、気がつかなかった。写真を見ても「何これ、何処が変ってるの?」。説明書きを読んで初めて気がついた。これは景観対策か?、雪害対策か?、どちらだろう。それにしても現場でこれに気がついたS.Tさん。さすが元××家。
 ということで、これは3枚組写真としてみてみよう。
 この作成意図が、クイズ番組の問題なら、これでOK。回答者が頭を絞って考えればいいのだから。
 ところが、木之本町役場かどこかが、わたしの町の電柱はこんな特徴がありますよ、とPRを目的とするならば、これではしんどい。
 まず、一目見て、「ああなるほど」と思わす1枚がいる。といって、電柱1本を部分的にアップしたのでは、意味がわかりにくい。上の写真の真ん中辺の5本ぐらいの上半分をアップしたらどうだろう。これを1枚目とする。これが主旨説明。
 そして、2枚目にぐっと広げた上の写真で全体の風景を見せる。
 3枚目は、中の写真。景観としてもこのほうが優れていますよ。腕木があるよりはすかっとするでしょう。
 そう考えてみると、下の写真は説明力が弱い。これはなくてもいいだろう。
 1枚目の写真を作るには、かなり長いレンズが必要になる。レンズがいうことをきかなかれば、トリミングするしか方法はない。




も ど る
■森川

■ガスと残雪の風景 (上) 恵那山。 
 登山開始から2時間は濃いガスに覆われました。残雪も加わり幻想的な世界になりました。
■枯れてなお生きる(中) 恵那山。
 風雪に枯れたのかこれから芽が出るのか、恐竜の骨のような快晴の空に突き出る奇妙な一本の木を表現する撮影ポイントに思案しました。
■湖岸で遊ぶ親子(下) 琵琶湖子供の国(高島市)
 キャンプでの早朝、湖岸に出ました。湾曲の琵琶湖の砂浜で親子の微笑ましい光景に、親子の最もいい並びを待ちました。
■森川邦昭 
■着信:2008.05.10
◆---上---
 ガス、残雪、登山者。山の雰囲気がよく出ている。この場合手前の曲がった大木が主役。そう考えると上と右は不要だろう。もしレンズに余裕があれば、もう少し伸ばしてもよかったか。もっとも山の場合、調子に乗って伸ばすとカメラ振れのおそれがあるが・・・。
◆---中---
 見事な木。恐竜の脊椎と肋骨。木のスケールを表す何かがほしかったが、おそらくそれは無理な注文だろうから、これ以上、撮りようはないだろう。
◆---下---
 まず第1に、湾曲した湖岸線が見事。2次方程式のグラフのよう。そういう意味ではこれで一つの作品になっている。
 もう少し別の目で見ると、右半分が空も湖面も手持ちぶさた。ということで、右3分の1ぐらいまでカットして絵を作り直す手もあった。黒い松の部分は空のいちばん低いところまでカット。緑の木の部分から空を出す。それでも2次曲線は十分生きてくる。





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