三上山日乗・2017年10月上 旬 ・ 中 旬 ・ 下 旬 |
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01 | ||
■2017年10月01日 |
■鳥が一羽 |
守山市十二里町 |
![]() 守山市十二里町、守山市民ホールあたりから、琵琶湖寄りに進んだところにある小さな集落である。もう少し南の方へ行くと栗東町に十里などという地名がある。一方、旧中主町には五条・六条など。どちらも条里制の名残りかと思うが、基本的な知識がないからなんとも・・・。 | ||
02 | ||
■2017年10月02日 |
■山が重なる |
東近江市平尾町 |
![]() あまり深い思いはなかった。あの光っているのは何だろう。ビニールハウスか、それともいまはやりのソーラーパネルかと思ってシャッターを切った。それ以外には、あえて言えば前山が低くなって三上山が大きく見えるぐらいだったろうか。『近江富士遊々』の取材で夕日のポイントを探していてこの道(県道508号)に気がついた。最近もみじで有名になった東光寺の名前も知らなかったころである。 | ||
03 | ||
■2017年10月03日 |
■なくなってこそ |
野洲市小篠原 |
![]() 野洲駅前から正面通り、一つ目の信号・滋賀銀行の角が朝鮮人街道である。そこを右折して数10m進んだ左側。クラシックな門柱があって、「駅前サウルス公園」とある。XXサウルスなどと、恐竜に使われる言葉のはずだが、なんでこの公園が”サウルス”なのかよくわからない。以前はここに重厚な2階建ての木造建築が建っていて、幼稚園の園舎として使われていた記憶がある。それ以前は郡役所だったというが、その時代のことは私は知らない。由緒ある建物、残してほしい気もするし、なくなってこそ見える三上山でもある。 HPトップへ戻る | ||
04 | ||
■2017年10月04日 |
■電線地中化工事中 |
野洲市小篠原 |
![]() 「野洲市役所前」交差点。野洲駅前から国道8号へ向かう正面道路が野洲中央道と交わる。右手前の角は駐車場になっていたが、奥半分に圧縮されて空き地になっている。今、この正面通りで電線地中化工事が行われている。駅前広場や文化ホール付近ではすでに終わっている。それはわかるけど電線いっぱいの正面通りを撮っても仕方がないじゃないか。イヤイヤどういたしまして、地中化が完成した時に、電線があった時はこうだったと示すために、記録としてこれがないと困るのです。 | ||
05 | ||
■2017年10月05日 |
■小さい山 |
野洲市大篠原 |
![]() 国道8号を三上山山麓から北上すると、市街地を外れたあたりに大篠原西池前という信号がある。あまり目立たない交差点で、今、地図を見てこんな名称だったのかと改めて認識したような次第である。そこを折れると新幹線までの間は両側に工場が並ぶ。最近道路が整備されて走りやすくなった。30数年前、工場が歯抜けだっただったころ、この道路から三上山が見えた。もちろん今はダメ。 | ||
06 | ||
■2017年10月06日 |
■ふさがれる風景 |
野洲市市三宅 |
![]() 野洲川堤防上の道路から見た市三宅の集落である。この道路は旧野洲川堤防の名残で両側に樹木が多く、見通しは利かなかったが、道路が改修されると同時に集落側が切り開かれ見通しがよくなった。最終的に最後の1本が切り倒されたのが今年の3月末。そんな立派な木は残しておけよと思ったが、とにかく眺望はよくなった。 | ||
07 | ||
■2017年10月07日 |
■木は伸びる |
守山市川田町 |
![]() 守山市川田町、野洲川放水路左岸。河川敷のオギが見ごろだろう。去年は気がついたときにはもう枯れてしまっていた。今年はまだ10月初旬、まさかそんなことはないだろう。行ってみて驚いた。?・・・・、風景が狭い、対岸が見えないのである。こちら岸に木が増えて風景を塞いでいる。こんな大きな木がいっぺんに伸びるはずはないが。 | ||
08 | ||
■2017年10月08日 |
■木は伸びる2 |
守山市新庄町 |
![]() 川田大橋上流の樹木の成長に驚いて、それなら新庄大橋あたりはどうなっているかと、改めて確かめてみたい思いがわいた。日没までまだ余裕があったからその足で。このあたりは晩秋から初冬にかけて川霧が発生する。写真は『あいあい滋賀』に連載したものの一つで、撮影は2008年10月。樹木の上半分が霧の上に出ている。 | ||
09 | ||
■2017年10月09日 |
■隙間から |
湖南市夏見 |
![]() 最近、野洲川分水嶺探訪で湖南市の三雲へ通うことが多い。その往復にバイパスのイオンタウン付近の混雑を避けて、旧国道(県道4号を)使う。これはその帰り、夏見交差点での信号待ち中の1枚。角度にして何度ぐらいだろう。非常に狭い隙間から三上山が見えた。ずーっと向こう三上山の手前に見える白い盾を伏せたような屋根は甲西高校の体育館。そこまでの直線距離は約1Km。両側の建物を思うとき、1Kmの間何の障害物もなしに見通せることが奇跡に近い。 | ||
10 | ||
■2017年10月10日 |
■近暗遠明 |
甲賀市水口町宇田 |
![]() 山と山の合間から三上山が見える。左が三雲の烏が岳、右が朝国のTOTOの丘である。この山合いを国道1号、JR草津線、旧東海道など、そして野洲川が通る。平地といえる幅が330m、そのほとんどが野洲川の川幅で、1号バイパスなどは旧道の上を高架で通過する。三上山からの視線もそこを通過してくるわけだが、その方向が川の向きとわずかにずれる。平地が完全に見通せないのはこのわずかなねじれのせいである。 | ||
上 旬 ・ 中 旬 ・ 下 旬 | ||
11 | ||
■2017年10月11日 |
■秋の夕光 |
湖南市菩提寺 |
![]() あれは8月下旬だったか。1号バイパスと高田砂川が交差するところ。よく通るところだが、色づいたイネの美しさに魅かれて引き返した。ところがそれまで晴れていた空が曇りだし、中途半端な写真に終わったことがあった。あれからひと月余り、稲刈りはとっくに終わり、ひこばえの緑がきれいだった。天気も大丈夫だ。もう一度同じ場所へ行ってみた。ときどき千切れ雲が太陽を隠したが、待つほどのこともなく秋の夕日が広がった。 | ||
12 | ||
■2017年10月12日 |
■上下の効果 |
湖南市正福寺 |
![]() きのうの高田砂川堤防より200mほどバックした。山より遠ざかったことになる。ちょっと山の見え方にこだわってみよう。ということで、念のために昨日の場所(高田砂川堤防)で撮った写真を1枚。山の重なりはきょうの標題写真とほぼ同じである。さて、ここからである。細かく言うと三上山がほんの少し右に移動している(三上山と菩提寺山が少し離れた)が、それはともかくとして、菩提寺山に対する三上山の存在感というのかな、別のいいかたをすれば鋭さといえばいいのか。きょうの標題写真がおっとりしているのを感じてもらえるだろうか。 | ||
13 | ||
■2017年10月13日 |
■右へ傾く |
湖南市正福寺 |
![]() 基本的な構図が変わらないから、昨日の写真と同じだと思われるはず。今度はきのうの位置からまた200mほど、右前へ前進した。前方は丸種滋賀研究農場。素人には何が植わっているのかわからないが、50cmぐらいの白い棒が夕日に映え、何とも言えず強い印象を受けた。 | ||
14 | ||
■2017年10月14日 |
■水郷遊覧 |
近江八幡市北之庄 |
![]() 手持ちの写真がなくなった。ここのところ天候が悪く撮影のタイミングが合わない。仕方がないので、去年、一昨年のいまごろの写真を見直してみた。面白いもので同じ場所の写真が2,3か所、両年ともに残っていた。2年続けて同じ時期に同じ場所へ行っていたことになる。この水郷の遊覧船もその中の一つ。ひょっとしたら一度使っているかもしれない。 | ||
15 | ||
■2017年10月15日 |
■田んぼだった |
湖南市岩根 |
![]() 天気がパッとしない。JA近江富士の写真教室。予定していた野外撮影の場所を雨が降っても大丈夫なように、日野町旧鎌掛小学校に変更。その帰りの1号バイパス。岩根のイオンタウン入り口。十字に交差する県道13号も交通量が多く、最近は日常的に渋滞するようになった。それに輪をかけたような屋外広告、これ見よがしのオレンジ系統の色。何とも落ち着かない場所になってしまった。いまのところはイオンタウン以外、周囲はすべてまだ農地。一軒何かが建ったらバタバタと広がっていくのだろう。 | ||
16 | ||
■2017年10月16日 |
■厄介な問題 |
湖南市岩根 |
![]() イオンタウンを過ぎて田舎の風景に戻る。しかし、以前よりも信号が増えた。これは小さな交差点が2つ続くところ。手前の信号などは農道との交差点だが、信号がなければトラクターも渡ることができないというところだろう。 | ||
17 | ||
■2017年10月17日 |
■傾く山 |
湖南市岩根 |
![]() ずーっと雨。よく似た写真でご勘弁を。正面は正福寺東という信号。右へとれば十二坊の山を抜けて下田の工業団地へつながる道である。右のでかい建物が、甲西北中学の体育館。ここのところ右側から十二坊が迫り野洲川との間に余裕がない。ためにこのバイパスも川の堤防上を走る。左の空き地は4車線化のための予備地だと思われる。 | ||
18 | ||
■2017年10月18日 |
■1mのずれ |
湖南市正福寺 |
![]() 湖南市正福寺、甲西北中学を右に見て広域農道をオーバークロスしてカーブを描きながら広い農地へ向かって下っていくところ。田植え直後水田が夕日に光る風景は秀逸である。朝国から石部まで距離にして7Km余りの間で、このようにして三上山に向かって勾配を下る場所がもう1箇所ある。甲賀市泉から上り始めて湖南市岩根へ下るところ。完成した道路を初めて走った時には、これはすごいと感動した。 | ||
19 | ||
■2017年10月19日 |
■トンビとお遊び |
守山市琵琶湖大橋 |
![]() 好天に引かれて琵琶湖大橋へ出えかけたが、思ったほど見通しがよくなく冴えない写真。ずっと並んでいる照明灯が橋の外から見る場合はアクセントになるが、橋の上から何かを撮ろうとすると結構邪魔になる。難しいところ。 | ||
20 | ||
■2017年10月20日 |
■まいったなー長雨 |
野洲市三上 |
![]() まいったなー、この長雨には。もうどないしようもない。天気予報では来週後半までのぞみ薄。ただ晴れただけではどないしようもない、もこちらの都合と合わなければ意味がないわけで。いやいや参った。 | ||
上 旬 ・ 中 旬 ・ 下 旬 | ||
21 | ||
■2017年10月21日 |
■困ったもんだ |
湖南市正福寺 |
![]() 困ったもんだ、いよいよネタがなくなってきた。しつこいのでここらで打ち切りと考えていた18日の続き、1号パイパス。これはバイパス沿いを歩いて撮った写真(今月12日の標題写真)。クルマはちょうどそのあたりにさしかかってきた。高田砂川の堤防の向かって上りだすところ。道の右側にネットが張られており、上端の線が細く見える。これが道路方向の水平線。道路が上りにかかっていることが分かる。丸種滋賀研究農場のビニールハウスが近づいてくる。やっぱり走りながら撮るのとしっかり見るのとは違う。 | ||
22 | ||
■2017年10月22日 |
■真正面富士 |
野洲市南桜 |
![]() 15日から1号バイパスを三上山に向かって走ってきた。その間ずーっと菩提寺山が左側に並んでいた。そのあと菩提寺山の手前でバイパスは左へカーブ、石部頭首工を越えて栗東市の山間へ去る。道はそのあと県道27号へ戻り菩提寺山を半周、名神の下をくぐって野洲市側へ出てきたところである。地形的に言うと、名神をくぐったところで田んぼより数m高く、そこから南桜の信号へ向かってなだらかな勾配を下る。真正面に三上山の主峰が立ち、初めての人はあっと息をのむところである。 | ||
23 | ||
■2017年10月23日 |
■雨中に見る |
野洲市三上 |
![]() 台風は23日7時半現在、茨城県を北上中だとか。標題写真はプロパティに22日午前10時12分とあるから台風はまだ南方海上にあったときのこと。横風の中で結構強い雨が降っていた。普通、雨の中では山は白く隠れてしまうのが普通だが、このときはその雨の中で山全体が姿を見せていた。災害が起こるぐらいの大雨になると視界全体が白くかすんでしまうらしいが、このときの雨はそんな雨ではない。普段より少し強めの雨だったが、それでも白雲がわかないのが不思議だった。 | ||
24 | ||
■2017年10月24日 |
■よく頑張った |
野洲市三上 |
![]() 台風21号、超大型。今回の台風の進路が伊勢湾台風に似ているといわれていた。当時住んでいた京都伏見のボロ家で真夜中に1.5m四方ほどの壁が抜けた。どうして朝を待ったかいまとなっては記憶もないが、近鉄名古屋線が甚大な浸水被害を受けた。当時狭軌だったのを、復旧作業と同時に標準軌間に取り換えるという歴史に残る離れ業をやったいわくつきの台風である。今回の台風も、湖西線のコンクリート製の架線柱が根元から折れたり、マキノのメタセコイヤの何本かが倒れたという。 | ||
25 | ||
■2017年10月25日 |
■イネも頑張る |
野洲市行畑2丁目 |
![]() きのうの木を撮っての帰り道、ふと気が変わって新幹線沿いの道を野洲高校のグランドの方へ歩てみた。別に変わったものがあるわけではない。新しくできるバイパスと新幹線に挟まれた間で、将来は工業団地になるとかで、今のところは雑草が伸び放題になっているエリアである。 | ||
26 | ||
■2017年10月26日 |
■バイパス工事中 |
野洲市三上 |
![]() 野洲高校の校舎は三上山から見て新幹線の向こう側にあり、グランドは三上山側にある。いまカメラが立つ場所はグランドの周りを流れる小川のふち。グランドは農業高校だったころは農園だったところで、桃の花が咲いてなんとなく懐かしさを感じさせるところだった。そこで撮影できなくなったのは画面右半分に見える大きな倉庫が建ってから。当時は日通の倉庫だったが、いまは別の業者のはず。 | ||
27 | ||
■2017年10月27日 |
■曙光 |
野洲市三上 |
![]() 朝、霧が深い。もうそんな季節なんだ。どうなるかわからないがカメラを持って飛び出した。その間1分もないはずだが様子は変わっている。霧は絶えず動いているのだろう。とにかく現場へ行ってみる。東の方に赤みが指しだした。山の姿は肉眼でははっきりしないのだが、モニターで見ると何とか山頂付近が見える。朝の散歩の人がはっきりしてくる。 | ||
28 | ||
■2017年10月28日 |
■現場証明 |
野洲市三上 |
![]() 野洲市行畑から国道8号・三上へ向かう旧県道504号を対称軸として、三上山に向いて左側が一昨日標題写真の撮影場所、右側がきょうの写真(10月23日撮影)の撮影場所。パワーショベルの奥に見えている電柱の列が旧県道、左に例の倉庫が見えている。目の前の堀では発掘調査が行われていたのだろうか。前回の台風21号でたまった水が残っている。右に見える高圧線鉄塔が、いつも定点から撮るときには、山の左斜面に重なって立っている。それを見てもおよそのこの場所が想像してもらえるだろう。 | ||
29 | ||
■2017年10月29日 |
■県民花の森から |
湖南市三雲 |
![]() 2012年秋から始めた「野洲川流域峠道探訪」。国道8号の野洲川大橋畔からスタートして、北周りで武平峠に達したのが昨年秋。もう一度野洲川大橋に戻って南周りでいま、三雲の荒川流域を終わったところ。このあと甲賀・伊賀の県境を尋ね歩いて鈴鹿峠へたどり着けばとりあえずの完結ということになる。最後は石部から鈴鹿峠まで旧東海道歩きを考えているが、いよいよ時間(足腰)の問題が立ちはだかってきた。 | ||
30 | ||
■2017年10月30日 |
■天保義民碑 |
湖南市三雲 |
![]() きのう見てもらった「新海道」の碑、天保義民碑広場への登り口に建っている。そのまま解釈するとその道が旧街道かと理解してしまう。実はこの碑はもう少し上流の旧横田橋左岸(今はない)にあったものが、ここへ移されたのだという。土に埋められた碑が動くはずはないと考えがちだが、このような例はいくらでもある。注意してかからないととんでもない失敗に結びつく。 | ||
31 | ||
■2017年10月31日 |
■ポプラ逝く |
草津市下物町 |
![]() 昨日の台風もこともなく過ぎた。被害地の方々のことを考えると喜んでばかりもおれないが。写真が品切れになったのでとりあえずのものをと、ふと思いついて烏丸半島へ出かけた。つい先日、新聞だったかTVだったかで例の”ぐーたら風車”が撤去されることに決まったと報じていた。目的はそっちだったのだが、ついついハス畑の方へ足が向いて、何の気もなく対岸のポプラにカメラを向けた。・・・と、おいちょっと待てよ。歯ぬけになっているし、右の2本は傾いている。こんなのではなかったよなー。 |
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