■皆既月食
撮影場所: 野洲市三上
撮 影 日:2014.10.08
10月8日のの皆既月食。80年も人間をやってくると月食の1回や2回は見ているはずだが、写真に撮るのは初めて。野洲市三上の農地、県道504号沿いに多分オリベストのものだと思うが、ライトをつけた駐車場がある。そのそばの農道にカメラをセット。月の出前後はちょうど東の方にに雲が出てくる。日食と違ってかけ始めがはっきりしているわけではないから、まあ適当でいいだろうと薄暮の状態で何枚か。どうせ学術写真を撮るわけではないから、初めから合成を前提の上で長いレンズに替えて2分おきで連続撮影。標題の写真は4分間隔のデータ(2分おきでは串団子のように並ぶので)をKikuchiMagickで合成したもの。
当然ながら部分食で欠けていく途中の月は暗くなっていく。月を同じ明るさに撮るためには適当に露出を増していかなければならないが、インターバルタイマーで2分ごとにシャッターを切っている間を見て、さらに調整することは可能かどうか自信もなかったので、部分食の間は一定の露出(ISO=400,F=8.0,1/50秒)で行くことにした。部分食の最初ではオーバーになり、最後の方ではアンダーになるという値である。結果部分食の間は月の暗い面は一切写らないということになった。
皆既に入ると月は赤黒い気球が天空に浮くようなイメージで、今回の場合は上面が明るく照らされているように見えた。露出はISO=400,F=4.0, 2秒。部分食の間にこの値ぐらいまで露出を順次増していけばこの不連続感はなかったわけだが、今回の場合はそれはできていない。皆既の1つ目と2つ目の間が狭い。テストのため手動で切ったデータが迷い込んだらしい。プロパティの撮影時刻が「秒」まで記録されると判断できるのだが。私のカメラの場合は、「分」までしか残らない。
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