三上山物語・U

毎月1日、11日、21日発行
 

2014 年 03 月/011121


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■073  発行:20140301


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■旧川田町竹藪
 撮影場所:守山市川田町 (地図)
 撮 影 日:2014.03.03

 守山市川田町川田大橋畔、左の堤防が現在の野洲川放水路。ポールが立っている奥に見える2本の木、その右に見える堤防が旧南流の堤防跡。いまグランドのように見えるところは竹藪が荒れ放題、その中に竹やぶに負けじと伸びた巨木が混じり、その上部はアオサギの天国になっていた。
 この写真は県道151号川田大橋畔から上流方向を見たところである。クルマが走っているのが放水路の堤防。左の河川敷にグランドゴルフ場が見える。木が茂っているところが、現在公園化の工事中の場所である。アオサギはこうして竹の上へ伸びた巨木の上部に巣を作っていた。旧南流堤防上から見た三上山をどうぞ




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■074  発行:20140311


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■地球の森最北部
 撮影場所:守山市今浜町 (地図)
 撮 影 日:2014.03.11

 いわゆる浜街道、国道477号「JAおうみんち」のところを起点として、北西へ約3Km、ここ今浜町がその最北端になる。地球の森案内パンフレットには「ふるさとゾーン(現況保全のエリア)」として、”かつての野洲川の河畔林が残されたエリア”との説明がついている。当HPで旧野洲川南北両流探訪をやった時、まだ手づかず状態だったから、額面通りに受け取ってここはこのまま放置されるのかと勝手に判断したりしていた。
 それがいつの間にか工事が始まっていたのである。写真の場所は地球の森でいちばん北に位置する駐車場、それが眼下に見える旧右岸堤防跡。右奥には旧南流の跡も見える。そんな場所である。古い写真を探してみると2011年9月2012年7月の撮影の2点が見つかった。どちらも駐車場の背の高い照明塔がポイントだが、駐車場には1台も車は止まっていない。夜この照明塔が点灯されたことはあったのだろうか。そんなことを考えてしまうような場所である。とはいえ近所で住宅開発も進んでいる。いつまでも昔の堤防のままで放置しておくこともできないだろう、安全管理の面からも、衛生管理の面からも、問題になることは目に見えている状態だったから。
 水保町側の住宅地に近い左岸跡などはかなり工事が進んでいる。遊歩道も姿を見せだし、きれいに整備された竹藪が見事である。いずれにしてもここのところ目が離せない状況が続いている。




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■075  発行:20140321


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■地球の森最北部2
 撮影場所:守山市今浜町 (地図)
 撮 影 日:2014.03.03

 前回の続編、左岸水保町側である。国道477号水保町中野のほうから住宅地が北上してきて、旧北流左岸まで道1本を隔てるところまでになっている。地名は旧北流跡を境としているのかと思っておたが、実際にはそうではなくて、GoogleMapによると、住宅地内を流れる細い川によって分けられているようである。で、ここは南流の南側だけれども地名は今浜町。いま、カメラは前回見てもらった旧河川敷内の竹林の外側に見える住宅地側にいる。
 実は三上山の写真を取り出して2,3年目のころ、この旧北流左岸堤防へ来たことがある。夏の暑い日で入道雲が高かった。高い雲を撮ろうと山に近づくと雲は低くなっていった。当り前のことだけれどもそれがわからなかった。入道雲を高く撮るには雲から離れる。やっとそれがわかってやってきたのがここだった。旧北流はまだ現役だった。やっとの思いで堤防へ上がりそこでの1枚。この文を書くにあたって昔のフィルムを探してみたが、見つからなかった。ボツの部には残っているはずだが、それを探すには困難を極める。おぼろげな記憶を頼りにいまのデジタルの中からイメージに近いものを探してみた。雲のイメージではこれ(2012.07.09)。堤防上からのイメージではこの1枚か(写真A・2013.10.31)。いずれもさして古いものではなく、つい最近まで昔の風景を残していたということができる。
 その後地球の森の工事が急ピッチで進み、様相が一変した。昨年(2013年)12月、工事が始まったばかりのところである。そして今年(2014年)3月、気がついて行ってみた時には標題の写真のように風景が生まれ変わっていた。同じ日に撮った堤防上からの写真である。工事は未完成であるが、すでに写真Aとお互いの位置関係がわかりにくくなっている。農地内の柿の木と奥の倉庫風建物の並びを見比べると分かりやすい。




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