■海津浜から遠望
撮影場所:高島市マキノ町海津浜 (地図)
撮 影 日:2013.12.12
前回は高島市新金丸橋から見たところで、カメラが湖岸道路を北(画面上で左)へ動くと三上山が左へ動き沖島の後ろへ隠れることを確認した。要するに三上山が沖島の陰に隠れて見えなくなるわけだが、当然どこかで再び顔を出すはずである。それがどのあたりか。海津浜から見えることはわかっていた。しかしそこへ行くまでにどこかから見えているはずでそれがどこなのか。
以前、新保川のあたりで見た記憶がある。南からいえばそのあとマキノ・サニービーチなど。だから現時点で確認できているのは新保川あたりということになる。それで間違いはないのか。たとえば今津浜あたり(新保川よりさらに南)からは見えないのか、それを確かめようと思った。で、とにかく今津の石田川河口へ行ってみた。琵琶湖ウォークの時にこのあたりから見えたような淡い記憶がある。しかしそれがどこだったのかはっきりした場所を確かめるには至っていない。それを確かめようと思ったのである。
理屈は立派だが動機が不純だった。じつは所用で今津へ行ったついでに風が強く空気が澄んでいたから、余った時間でちょっとやってみようかというわけである。時はまさに正午近く南の湖面は明るく輝き、まぶしくて対岸がはっきり見えない。ここらあたりまで来ると、漠然と眺めていて見えるという話ではない。だいたい見えるとしたらどのあたりか、それを見極めてはじめてみえるのである。いつもいつも行っているわけではないから一目でそれを見極めるほど詳しくはない。これは無理だ。ということでとにかく見えることがはっきりしている海津浜まで行きそこで見える位置を確かめようと思った。
海津浜から見たとき、三上山は沖島の右に見えることはわかっている。新金丸橋で左へ隠れた三上山が再び右に見えるという不思議。七不思議の一つだが、その間、どのように動いてここへ至るのか、それが今日のテーマだった。その第1段階としての海津浜である。夏の時期には喫茶店のテラスにでもなるのだろうか。その柵越しに三上山が見える。
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